JP2007290284A - 射出装置及びシールリング - Google Patents

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Abstract

【課題】成形材料の混練性を高くし、射出装置のコストを低くすることができるようにする。
【解決手段】加熱シリンダ11と、スクリュー12とを有する。該スクリュー12は、スクリュー本体13、スクリューヘッド31、逆止リング40、及びシールリング45を備えるとともに、該シールリング45の外周面に、軸方向に互いに平行に延びる複数の溝54が、円周方向に形成される。この場合、溶融させられた成形材料は、スクリュー本体13の溝49を通り、前記シールリング45に至り、シールリング45の各溝54を通って前方に送られ、偏向させられた後、前記各溝54内に進入し、各溝54を通って前方に送られるので、この間、十分に混練される。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出装置及びシールリングに関するものである。
従来、射出成形機においては、加熱シリンダ内で加熱され、溶融させられた成形材料としての樹脂を射出ノズルから射出し、金型装置のキャビティ空間に充填するようになっている。そのために、射出装置の加熱シリンダ内において、スクリューが、回転自在に、かつ、進退自在に配設され、計量工程において前記スクリューを回転させると、ホッパから供給された樹脂が、スクリューの溝に沿って前進させられ、その間に溶融させられ、混練されてスクリューの前方に蓄えられ、このとき、スクリューは後退させられる。
続いて、射出工程において、前記スクリューを前進させると、スクリューの前方に蓄えられた樹脂が射出ノズルから射出され、金型装置のキャビティ空間に充填される。その後、金型装置を冷却して樹脂を固化させ、型開きを行うことによって成形品を取り出すことができるようになっている。
ところで、前記加熱シリンダ内において、樹脂は溶融させられるとともに混練されるが、良好に混練された状態の樹脂を得るために、混練性の高い射出ノズルとしてスリットノズル、ミキシングノズル等を使用することが考えられる。
ところが、スリットノズル、ミキシングノズル等は、射出工程においてキャビティ空間に充填される際の樹脂を分配し、混練するので、充填抵抗が大きくなり、充填圧力が高くなってしまう。
そこで、スクリューの前端に配設される逆流防止装置のシールリングに菊座状の凹凸を形成し、計量工程において樹脂を混練するようにした射出装置が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3105417号公報
しかしながら、前記従来の射出装置においては、計量工程において樹脂が混練されるので、充填圧力が高くなることはないが、シールリングに菊座状の凹凸を形成する必要があるので、加工が困難であり、コストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来の射出装置の問題点を解決して、成形材料の混練性を高くし、射出装置のコストを低くすることができる射出装置及びシールリングを提供することを目的とする。
そのために、本発明の射出装置においては、加熱シリンダと、該加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューとを有する。
そして、該スクリューは、フライトに沿って溝が形成されたスクリュー本体、該スクリュー本体の前端に取り付けられたスクリューヘッド、該スクリューヘッドの径方向外方において軸方向に移動自在に配設された逆止リング、及び前記スクリュー本体とスクリューヘッドとの間に固定されたシールリングを備える。
また、該シールリングの外周面に、軸方向に互いに平行に延びる複数の溝が、円周方向に形成される。
本発明によれば、射出装置においては、加熱シリンダと、該加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューとを有する。
そして、該スクリューは、フライトに沿って溝が形成されたスクリュー本体、該スクリュー本体の前端に取り付けられたスクリューヘッド、該スクリューヘッドの径方向外方において軸方向に移動自在に配設された逆止リング、及び前記スクリュー本体とスクリューヘッドとの間に固定されたシールリングを備える。
また、該シールリングの外周面に、軸方向に互いに平行に延びる複数の溝が、円周方向に形成される。
この場合、シールリングの外周面に、軸方向に互いに平行に延びる複数の溝が、円周方向に形成されるので、溶融させられた成形材料は、スクリュー本体の溝を通り、前記シールリングに至り、シールリングの各溝を通って前方に送られ、また、シールリングの端面に衝突した成形材料は、偏向させられた後、前記各溝内に進入し、各溝を通って前方に送られるので、この間、十分に混練される。したがって、成形材料の混練性を高くすることができる。
また、各溝をシールリングの軸方向に形成するだけでよいので、シールリングを容易に加工することができ、射出装置のコストを低くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるシールリングの配設状態を示す断面図、図2は本発明の第1の実施の形態における射出装置の要部を示す断面図である。
図において、11は図示されないホッパから供給された成形材料としての図示されない樹脂を加熱して溶融させるシリンダ部材としての加熱シリンダ、12は該加熱シリンダ11内に進退自在に、かつ、回転自在に配設された射出部材としてのスクリューである。該スクリュー12は、径方向外方に突出させて、かつ、螺旋状に形成されたフライト48に沿って、螺旋状の溝49が形成されたスクリュー本体13、該スクリュー本体13の前端に取り付けられたスクリューヘッド31、該スクリューヘッド31の径方向において軸方向に移動自在に配設された逆止リング40、及び前記スクリュー本体13とスクリューヘッド31との間に固定されたシールリング45を備える。なお、加熱シリンダ11、スクリュー12、前記加熱シリンダ11の前端に配設された射出ノズル等によって射出装置が構成される。
計量工程において、前記スクリュー12を、計量用の駆動部としての図示されない計量用モータを駆動して回転させると、樹脂の計量が行われ、前記ホッパから供給された樹脂が、前記溝49内を前進させられ、その間に溶融させられ、混練されてスクリューヘッド31の前方に蓄えられる。このとき、スクリュー12は樹脂の圧力によって後退させられる。また、射出工程において、射出用の駆動部としての図示されない射出用モータを駆動して回転させると、回転運動が直進運動に変換され、スクリュー12が前進させられる。それに伴って、スクリューヘッド31の前方に蓄えられた樹脂が、射出ノズルから射出され、図示されない金型装置のキャビティ空間に充填され、該キャビティ空間において冷却されて成形品になる。
なお、前記金型装置は、第1の金型としての固定金型、及び第2の金型としての可動金型を備え、図示されない型締装置を作動させ、前記可動金型を進退させると、型閉じ、型締め及び型開きが行われる。
前記スクリューヘッド31は、先端の円錐部32、該円錐部32の後方に形成された円柱状の大径部33、該大径部33の後方に形成された円柱状の小径部34、該小径部34の後方に形成された拡径部35、及び該拡径部35の後方に形成された図示されないねじ部を備える。そして、該ねじ部をスクリュー本体13の前端に形成された図示されないねじ穴内にねじ込むことによって、前記スクリューヘッド31をスクリュー本体13に取り付けることができる。
ところで、射出工程において、スクリュー12を前進させ、射出ノズルから樹脂を射出すると、スクリューヘッド31より前方に蓄えられた樹脂の一部が後方に逆流しようとする。
そこで、前記樹脂の逆流を防止するために、前記スクリュー本体13の前端に、円筒状の形状を有するシールリング45が取り付けられる。該シールリング45は、前記ねじ部をねじ穴にねじ込むことによって、スクリューヘッド31をスクリュー本体13に取り付けたときに、拡径部35の後端面によってスクリュー本体13に押し付けられて固定される。また、前記逆止リング40は円筒状の形状を有し、スクリューヘッド31の径方向外方に、前記小径部34及び拡径部35を包囲するように、軸方向に移動自在に、かつ、シールリング45に対して接離自在に配設される。そして、前記逆止リング40と小径部34及び拡径部35との間に、筒状の成形材料流路としての樹脂流路41が形成される。なお、前記スクリューヘッド31、逆止リング40及びシールリング45によって逆流防止ユニットが構成される。
前記シールリング45は、円筒状の形状を有する混練部51、該混練部51と一体に、かつ、混練部51より前側に形成され、円筒状の形状を有するシール部52、及び前記混練部51と一体に、かつ、混練部51より後側に形成され、円筒状の形状を有する当接部53を備える。前記混練部51、シール部52及び当接部53は、いずれも、スクリュー12の軸に平行な外周面を備える。そして、前記混練部51の外周面に、軸方向に互いに平行に延びる複数の「U」字状の形状を有する溝54が、径方向外方に向けて開口して、かつ、シールリング45の円周方向において等ピッチで形成され、各溝54間に、外周面が弧状の形状を有し、軸方向に延びる突起55が形成される。
また、前記各溝54の底部が、溝49の底部、並びにシール部52及び当接部53の外周面より径方向外方に位置するように形成される。
前記加熱シリンダ11の内径をd1とし、スクリュー本体13の外径(溝49の底部の部分における外径)をd2としたとき、前記シールリング45の外径、すなわち、混練部51の外径d3は、
d2<d3<d1
にされる。また、シール部52及び当接部53の外径d4は、外径d2と等しくされる。そして、逆止リング40の内径をd5としたとき、前記外径d4は、
d5<d4
にされる。
前記シールリング45は、前記ねじ部を貫通させるために貫通孔56を有し、前記逆止リング40が後退したときに、該逆止リング40の後方の端面s1と前記シール部52の前方の端面s2とが当接し、当接部位より前方側と当接部位より後方側とを密閉する。また、スクリューヘッド31をスクリュー本体13に取り付けたときに、当接部53の後方の端面s3と前記スクリュー本体13の前方の端面s4とが当接する。
前記射出工程において、スクリュー12を前進させるときに、スクリューヘッド31より前方に蓄えられた樹脂の一部が、後方に逆流しようとすると、樹脂の圧力で逆止リング40が後方に移動し、端面s1、s2が当接し、当接部位より前方側と当接部位より後方側とを密閉するので、樹脂が後方に逆流することがない。一方、前記計量工程において、スクリュー12が後退させられると、溝49内の樹脂の圧力で逆止リング40が前方に移動し、端面s1、s2が離れる。したがって、溝49内の樹脂は、端面s1、s2間を抜け、樹脂流路41を通過した後、スクリューヘッド31の所定の箇所に形成された切欠部37を介して、スクリューヘッド31の前方に流れ、蓄えられる。
なお、スクリュー12が後退させられる間に、逆止リング40がスクリュー12から抜けないように、逆止リング40の内径d5は円錐部32の外径より小さくされる。
ところで、前述されたように、混練部51の外周面に、溝54及び突起55が交互に形成されるので、前記スクリュー12を後退させ、それに伴って回転させると、溶融させられた樹脂は、溝49を通り、前記シールリング45に至り、各溝54を通って前方に送られる。また、突起55の端面に衝突した樹脂は、偏向させられた後、前記溝54内に進入し、各溝54を通って前方に送られるので、この間、十分に混練される。したがって、樹脂の混練性を高くすることができる。
本実施の形態においては、樹脂を十分に混練することができるように、以下のようにシールリング45を形成するのが好ましい。すなわち、前記スクリュー本体13において、スクリュー本体13の軸方向に対して垂直の方向に延びる平面を想定したとき、該平面への、前記溝49又はフライト48の投影面積をA1(図2においてハッチングで示される。)とし、溝54の投影面積の合計をA2とすると、溝54による流路絞り率ηを、
η=A2/A1
で表すことができ、該流路絞り率ηは、0.2以上で、かつ、0.8以下にされ、好ましくは、0.3以上で、かつ、0.7以下にされる。また、混練部51の外周縁における溝54の幅、すなわち、溝幅wsは、0.3〔mm〕以上で、かつ、2.5〔mm〕以下にされる。この場合、樹脂は、溝幅wsが小さいほど剪断応力が加わるので、混ざりやすくなり、混練性を向上させることができる。また、シールリング45を通過した樹脂の密度の分布を均一化することができるので、成形品の重量にばらつきが生じるのを防止することができる。
そして、軸方向における溝54の長さ、すなわち、溝長さをtsとしたとき、該溝長さtsに対する溝幅wsの比ρ
ρ=ws/ts
は、0.01以上で、かつ、0.25以下にされ、好ましくは、0.05にされる。なお、前記比ρを0.01より小さくすると、大きい剪断力によって樹脂に焼けが発生してしまう可能性がある。さらに、加熱シリンダ11の内径d1と混練部51の外径d3との差、すなわち、加熱シリンダ11の内周面とシールリング45の外周面との隙間δsは、該隙間δsを通ってペレット状の樹脂が前方に送られないように、0.15〔mm〕以上で、かつ、0.8〔mm〕以下にされ、好ましくは、0.5〔mm〕にされる。
このように、本実施の形態においては、溝54がシールリング45の円周方向に等ピッチで、かつ、互いに平行に形成され、しかも、軸方向において直線状に延びるので、樹脂を均一に混練することができる。
また、各溝54の底部が、溝49の底部、並びにシール部52及び当接部53の外周面より径方向外方に位置するように形成されるので、溝54内の樹脂は、新たに溝54内に進入する樹脂によって滞留することなく押し出される。したがって、樹脂に焼けが発生するのを防止することができるので、成形品の品質を向上させることができる。
そして、各溝49をシールリング45の軸方向に形成するだけでよいので、シールリング45を容易に加工することができ、射出装置のコストを低くすることができる。
さらに、シールリング45に溝54が形成されるので、各種のスクリュー12に対して適用することができるだけでなく、計量工程において混練を行うことができるので、充填圧力を高くする必要がなくなる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
図3は本発明の第2の実施の形態におけるシールリングの断面図、図4は本発明の第2の実施の形態におけるシールリングの側面図である。
図において、65はシールリングであり、該シールリング65は、円筒状の形状を有する混練部71、該混練部71と一体に、かつ、混練部71より前側に形成され、円筒状の形状を有するシール部72、及び前記混練部71と一体に、かつ、混練部71より後側に形成され、円筒状の形状を有する当接部73を備える。前記混練部71及びシール部72は、いずれも、スクリュー12(図2)の軸に平行な外周面を備える。また、当接部73は、スクリュー12の軸に対して傾斜した外周面を備え、前端において混練部71の外径と同じ外径を有し、後方になるほど外径が小さくされ、テーパ面を形成する。
そして、前記混練部71及び当接部73の外周面に、軸方向に延びる複数の「U」字状の形状を有する溝74が、径方向外方に向けて開口して、かつ、シールリング65の円周方向において等ピッチで形成され、各溝74間に、外周面が弧状の形状を有し、軸方向に延びる突起75が形成される。
また、前記各溝74の底部が、溝49の底部、及び当接部73の外周面の後端側のエッジeg1より径方向外方に位置するように、シール部72の外周面と径方向において同じ位置になるように形成される。
シリンダ部材としての加熱シリンダ11の内径をd1とし、スクリュー本体13の外径をd2としたとき、前記シールリング65の外径、すなわち、混練部71の外径d3は、
d2<d3<d1
にされる。また、シール部72の外径d4は、外径d2より大きくされる。そして、逆止リング40の内径をd5としたとき、前記外径d4は、
d5<d4
にされる。
前記シールリング65は、前記ねじ部を貫通させるために貫通孔56を有し、前記逆止リング40が後退したときに、該逆止リング40の後方の端面s1と前記シール部72の前方の端面s2とが当接し、当接部位より前方側と当接部位より後方側とを密閉する。また、スクリューヘッド31をスクリュー本体13に取り付けたときに、当接部73の後方の端面s3と前記スクリュー本体13の前方の端面s4とが当接する。
本実施の形態においては、成形材料としての樹脂を十分に混練することができるように、以下のようにシールリング65を形成するのが好ましい。すなわち、前記スクリュー本体13において、スクリュー本体13の軸方向に対して垂直の方向に延びる平面を想定したとき、該平面への、前記溝49又はフライト48の投影面積をA1とし、溝74の投影面積の合計をA2とすると、溝74による流路絞り率ηを、
η=A2/A1
で表すことができ、該流路絞り率ηは、0.2以上で、かつ、0.8以下にされ、好ましくは、0.3以上で、かつ、0.7以下にされる。また、混練部71の外周縁における溝74の幅、すなわち、溝幅wsは、0.3〔mm〕以上で、かつ、2.5〔mm〕以下にされる。そして、軸方向における溝74の長さ、すなわち、溝長さをtsとしたとき、溝長さtsに対する溝幅wsの比ρ
ρ=ws/ts
は、0.01以上で、かつ、0.25以下にされ、好ましくは、0.05にされる。なお、前記比ρを0.01より小さくすると、樹脂に焼けが発生してしまう。さらに、加熱シリンダ11の内径d1と混練部71の外径d3の差、すなわち、加熱シリンダ11の内周面とシールリング65の外周面との隙間δsは、該隙間δsを通ってペレット状の樹脂が前方に送られないように、0.15〔mm〕以上で、かつ、0.8〔mm〕以下にされ、好ましくは、0.5〔mm〕にされる。
前記第1、第2の実施の形態においては、各溝54、74の溝幅wsが一定になるように形成されるが、局部的に溝幅が変化するように形成することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図5は本発明の第3の実施の形態におけるシールリングの例を示す図、図6は本発明の第3の実施の形態におけるシールリングの他の例を示す図である。
図において、54は溝、55は突起であり、該各突起55の両縁に、所定の形状を有する切欠81が所定の数、本実施の形態においては、2個形成され、切欠81が形成された部分において、溝54の溝幅が大きくされる。
この場合、溝幅が変化するので、樹脂が混ざりやすくなり、混練性を一層向上させることができる。また、シールリング45を通過した樹脂の密度の分布を均一化することができるので、成形品の重量にばらつきが生じるのを一層防止することができる。
本実施の形態においては、各突起55の両縁に切欠81が形成されるようになっているが、突起の両縁に突部を形成することができる。その場合、突部が形成された部分において、溝の溝幅が小さくされる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるシールリングの配設状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における射出装置の要部を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシールリングの断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシールリングの側面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシールリングの例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシールリングの他の例を示す図である。
符号の説明
11 加熱シリンダ
12 スクリュー
13 スクリュー本体
31 スクリューヘッド
40 逆止リング
45、65 シールリング
48 フライト
49、54、74 溝

Claims (6)

  1. (a)加熱シリンダと、
    (b)該加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューとを有するとともに、
    (c)該スクリューは、フライトに沿って溝が形成されたスクリュー本体、該スクリュー本体の前端に取り付けられたスクリューヘッド、該スクリューヘッドの径方向外方において軸方向に移動自在に配設された逆止リング、及び前記スクリュー本体とスクリューヘッドとの間に固定されたシールリングを備え、
    (d)該シールリングの外周面に、軸方向に互いに平行に延びる複数の溝が、円周方向に形成されることを特徴とする射出装置。
  2. 前記シールリングの溝の底部は、スクリュー本体の溝の底部より径方向外方に位置するように形成される請求項1に記載の射出装置。
  3. 前記シールリングの溝による流路絞り率は、0.2以上で、かつ、0.8以下にされる請求項1に記載の射出装置。
  4. 前記逆止リングより径方向内方に樹脂流路が形成される請求項1に記載の射出装置。
  5. 前記シールリングの溝長さに対する溝幅の比は、0.01以上で、かつ、0.25以下にされる請求項1に記載の射出装置。
  6. 加熱シリンダ、及び該加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューを有し、該スクリューは、フライトに沿って溝が形成されたスクリュー本体、該スクリュー本体の前端に取り付けられたスクリューヘッド、該スクリューヘッドの径方向外方において軸方向に移動自在に配設された逆止リング、及び前記スクリュー本体とスクリューヘッドとの間に固定されたシールリングを備える射出装置のシールリングにおいて、
    外周面に、軸方向に互いに平行に延びる複数の溝が、円周方向に形成されることを特徴とするシールリング。
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