JPH0582331A - 相対磁石を埋設した吸着ボード - Google Patents
相対磁石を埋設した吸着ボードInfo
- Publication number
- JPH0582331A JPH0582331A JP12845291A JP12845291A JPH0582331A JP H0582331 A JPH0582331 A JP H0582331A JP 12845291 A JP12845291 A JP 12845291A JP 12845291 A JP12845291 A JP 12845291A JP H0582331 A JPH0582331 A JP H0582331A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- board
- ring magnet
- outer ring
- adsorption
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋内の好みの高さ位置に、強力な吸着力で重
量のある器具類でも容易に取付け、及び取外しができ、
位置変えも簡単、且つ、迅速に行なえる。 【構成】 外輪磁石1の内側に、外輪磁石と表裏の極性
が相反する円板形磁石3を隙間2を有して一体に基板4
に固着して固定側吸着ボードAを形成する。吸着ボード
Aと極性のみが逆で、構造は同一の器具取付ボードBを
形成し、該器具取付ボードBには希望器具Cを適宜取付
けて、前記吸着ボードAと一対で、相対磁石を埋設した
吸着ボードを形成する。
量のある器具類でも容易に取付け、及び取外しができ、
位置変えも簡単、且つ、迅速に行なえる。 【構成】 外輪磁石1の内側に、外輪磁石と表裏の極性
が相反する円板形磁石3を隙間2を有して一体に基板4
に固着して固定側吸着ボードAを形成する。吸着ボード
Aと極性のみが逆で、構造は同一の器具取付ボードBを
形成し、該器具取付ボードBには希望器具Cを適宜取付
けて、前記吸着ボードAと一対で、相対磁石を埋設した
吸着ボードを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重量物でも吊下げするこ
とができる吸着ボードに関するものである。
とができる吸着ボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁石の吸引力を利用して吸着させ
るものとしては、例えば家具の扉やメモ等を止めるのに
多く利用されているフェライト磁石片とか或は事務室の
スチール板、又はゴム磁石等が存在する。
るものとしては、例えば家具の扉やメモ等を止めるのに
多く利用されているフェライト磁石片とか或は事務室の
スチール板、又はゴム磁石等が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、メモ等を止める
のに多く利用されているフェライト磁石片や、また事務
室のスチール板、ゴム磁石等、全てのものに共通して言
えることは吸着力が弱いために、軽いメモ用紙を吸着し
ておいたり、家具や冷蔵庫の扉の閉止力を高める程度の
使用目的には利用されても、これらより強い吸着力を要
求される場合、例えば事務室や部屋の中ではノート、や
筆記具を希望場所に吊下げたい場合とか或は、キッチン
や浴槽では石鹸や洗剤類、手拭掛け、玄関回りでは幅子
掛け等に利用しようとしても従来品では到底これらの重
量物を吊下げたり、支持するだけの吸引力を有しておら
ずこれらの重量物への利用ができない問題点を有してい
た。
のに多く利用されているフェライト磁石片や、また事務
室のスチール板、ゴム磁石等、全てのものに共通して言
えることは吸着力が弱いために、軽いメモ用紙を吸着し
ておいたり、家具や冷蔵庫の扉の閉止力を高める程度の
使用目的には利用されても、これらより強い吸着力を要
求される場合、例えば事務室や部屋の中ではノート、や
筆記具を希望場所に吊下げたい場合とか或は、キッチン
や浴槽では石鹸や洗剤類、手拭掛け、玄関回りでは幅子
掛け等に利用しようとしても従来品では到底これらの重
量物を吊下げたり、支持するだけの吸引力を有しておら
ずこれらの重量物への利用ができない問題点を有してい
た。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、事務室や部屋で利用する場合は例えばノート、
筆記具等、キッチン、浴場等では石鹸、洗剤類、玄関口
では帽子や、外出用の身の回り品等、かなりの重量物で
も吊下げたり、支持することのできる吸着ボードを提供
しようとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、事務室や部屋で利用する場合は例えばノート、
筆記具等、キッチン、浴場等では石鹸、洗剤類、玄関口
では帽子や、外出用の身の回り品等、かなりの重量物で
も吊下げたり、支持することのできる吸着ボードを提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における相対磁石を埋設した吸着ボードは、
輪形の外輪磁石とその内側に、円形状に隙間を設けて、
外輪磁石1と逆極性の円板形磁石を基板に一体に固着し
た固定側吸着ボードAと、別に設けた前記固定側吸着ボ
ードAと構成は同一で極性のみ異なる器具取付ボードB
と、器具取付ボードBに希望器具Cを固着せしめてなる
ものである。
に、本発明における相対磁石を埋設した吸着ボードは、
輪形の外輪磁石とその内側に、円形状に隙間を設けて、
外輪磁石1と逆極性の円板形磁石を基板に一体に固着し
た固定側吸着ボードAと、別に設けた前記固定側吸着ボ
ードAと構成は同一で極性のみ異なる器具取付ボードB
と、器具取付ボードBに希望器具Cを固着せしめてなる
ものである。
【0006】また、前記構造の各々の外輪磁石に並列さ
せて補助磁石を設けてもよく、さらに各々の外輪磁石の
裏面側に略同径の鉄板を固着するとさらに吸着力が増大
する。
せて補助磁石を設けてもよく、さらに各々の外輪磁石の
裏面側に略同径の鉄板を固着するとさらに吸着力が増大
する。
【0007】
【作用】外輪磁石とその内側の円板形磁石に各々磁石が
集力する強力な磁極が形成されこれらが互いに吸引する
のでより強力な吸着力が得られる。また外輪磁石と並列
位置に補助磁石を設けると希望器具の重心が不安定でも
希望器具の回転モーメントで回転することを防止でき
る。また、さらに鉄板を裏側に固着すると一層吸引力が
増大する。
集力する強力な磁極が形成されこれらが互いに吸引する
のでより強力な吸着力が得られる。また外輪磁石と並列
位置に補助磁石を設けると希望器具の重心が不安定でも
希望器具の回転モーメントで回転することを防止でき
る。また、さらに鉄板を裏側に固着すると一層吸引力が
増大する。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1及び図2において、外輪磁石1は、永久磁石材を輪形
に形成する。円板形磁石3は、永久磁石材を円板形に形
成し、前記外輪磁石1の中空部内周面と円形状に隙間2
を設けて、外輪磁石1の中心部に外輪磁石1の表裏の磁
極と極性を逆向きにして基板4に一体に取付けて固定側
吸着ボードAを形成する。器具取付ボードBは、前記、
固定側吸着ボードAの構成と同一の外輪磁石11、円板
形磁石13、基板14とで形成されており、外輪磁石1
1、及び円板形磁石13の表裏の磁極のみを各々逆極性
に取付ける。
1及び図2において、外輪磁石1は、永久磁石材を輪形
に形成する。円板形磁石3は、永久磁石材を円板形に形
成し、前記外輪磁石1の中空部内周面と円形状に隙間2
を設けて、外輪磁石1の中心部に外輪磁石1の表裏の磁
極と極性を逆向きにして基板4に一体に取付けて固定側
吸着ボードAを形成する。器具取付ボードBは、前記、
固定側吸着ボードAの構成と同一の外輪磁石11、円板
形磁石13、基板14とで形成されており、外輪磁石1
1、及び円板形磁石13の表裏の磁極のみを各々逆極性
に取付ける。
【0009】希望器具Cは、例えば鈎形の掛金具等で直
接、基板14に取付けてもよく、また基板14の外側に
希望の形に成形した例えば洗剤入れ等の合成樹脂成形品
等を全体的に被着させてもよい。
接、基板14に取付けてもよく、また基板14の外側に
希望の形に成形した例えば洗剤入れ等の合成樹脂成形品
等を全体的に被着させてもよい。
【0010】図3において、固定側吸着ボードAと器具
取付ボードBの各々の基板4、及び基板14を充分に大
きくして(図3の場合は縦方向に大きくした場合を示
す)それぞれの外輪磁石1、11と並列させた位置に逆
極性の補助磁石5、及び15を設けるとよい。
取付ボードBの各々の基板4、及び基板14を充分に大
きくして(図3の場合は縦方向に大きくした場合を示
す)それぞれの外輪磁石1、11と並列させた位置に逆
極性の補助磁石5、及び15を設けるとよい。
【0011】図4において、鉄板6は外輪磁石1と同径
に形成して外輪磁石1の裏側の端面に固着する。
に形成して外輪磁石1の裏側の端面に固着する。
【0012】次に本発明の試料による実験結果を図5の
イ、ロに基づいて説明する。 輪形磁石直径 26mm、厚さ10mm 円板形磁石直径 20mm、厚さ10mm 上記試料で形成される片方を図5のロに示す如く固定
し、他の一方をプラスチック板(厚さ3mm)を介して吸
着後、下記の表1に示す如く、X方向(横方向、以下引
張抵抗値という)とY方向(鉛直方向、以下すべり抵抗
値という)についての実験を行なった。
イ、ロに基づいて説明する。 輪形磁石直径 26mm、厚さ10mm 円板形磁石直径 20mm、厚さ10mm 上記試料で形成される片方を図5のロに示す如く固定
し、他の一方をプラスチック板(厚さ3mm)を介して吸
着後、下記の表1に示す如く、X方向(横方向、以下引
張抵抗値という)とY方向(鉛直方向、以下すべり抵抗
値という)についての実験を行なった。
【表1】 付記、の鉄板は磁石と同径で厚さ2mmのものを付加し
た。
た。
【0013】上表の値から明らかな如く輪形、円板形磁
石が異極の場合と、同極の場合との 引張抵抗値の増加比率/は2,480/1,500=1,653倍 すべり抵抗値の増加比率/は1,500/890=1,685倍 また、さらにの裏面側に鉄板を付加した場合の引張抵
抗値の増加比率/は2,750/2,480=1,109倍 すべり抵抗値の増加比率/は1,700/1,500=1,133
倍 上記実験結果より輪形磁石と円板形磁石を異極に配置す
ることにより吸引力は1.6倍にも達し、60%の増加
を得ることを見出した。又、更に鉄板を付加する事によ
り10%吸引力が増加することも判明した。
石が異極の場合と、同極の場合との 引張抵抗値の増加比率/は2,480/1,500=1,653倍 すべり抵抗値の増加比率/は1,500/890=1,685倍 また、さらにの裏面側に鉄板を付加した場合の引張抵
抗値の増加比率/は2,750/2,480=1,109倍 すべり抵抗値の増加比率/は1,700/1,500=1,133
倍 上記実験結果より輪形磁石と円板形磁石を異極に配置す
ることにより吸引力は1.6倍にも達し、60%の増加
を得ることを見出した。又、更に鉄板を付加する事によ
り10%吸引力が増加することも判明した。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明を実施すると強力な吸着保持力が得られるため、例
えば事務室や部屋の中ではノートや筆記具、キッチンや
浴槽では石鹸や洗剤類、手拭掛け等も充分に保持でき、
玄関回りでは帽子掛けや、外出用手回り品等その利用範
囲は広く、固定側吸着ボードを好みの位置に数ケ所、埋
設しておくと、器具取付ボードは何時でも手軽に幼児等
の手の届く場所等に必要に応じて即、位置変えすること
もでき誠に便利である。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明を実施すると強力な吸着保持力が得られるため、例
えば事務室や部屋の中ではノートや筆記具、キッチンや
浴槽では石鹸や洗剤類、手拭掛け等も充分に保持でき、
玄関回りでは帽子掛けや、外出用手回り品等その利用範
囲は広く、固定側吸着ボードを好みの位置に数ケ所、埋
設しておくと、器具取付ボードは何時でも手軽に幼児等
の手の届く場所等に必要に応じて即、位置変えすること
もでき誠に便利である。
【図1】相対磁石を埋設した吸着ボードの斜視図。
【図2】相対磁石を埋設した吸着ボードを壁面に取付け
た一例を示す縦断面図。
た一例を示す縦断面図。
【図3】補助磁石を設けた相対磁石を埋設した吸着ボー
ドの斜視図。
ドの斜視図。
【図4】外輪磁石の裏面に鉄板を固着した縦断面図。
【図5】本発明の試料による実験状態を示す図。
1 外輪磁石 2 隙間 3 円板形磁石 4 基板 5 補助磁石 6 鉄板 11 外輪磁石 12 隙間 13 円板形磁石 14 基板 15 補助磁石 A 固定側吸着ボード B 器具取付ボード C 希望器具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図3】
【図5】
Claims (3)
- 【請求項1】 輪形に形成した外輪磁石の内側中心位置
に円形状に隙間2を設けて前記外輪磁石と逆極性に円板
形磁石を配置し、前記、外輪磁石と円板形磁石とを基板
に嵌着一体に形成した固定側吸着ボードAと、別に設け
た前記固定側吸着ボードAと構成は同一で極性のみ異な
る外輪磁石、円板形磁石、基板とからなる器具取付ボー
ドBと、該器具取付ボードBに希望器具Cを固着せしめ
てなる相対磁石を埋設した吸着ボード。 - 【請求項2】 請求項1の基板4、及び基板14を広く
大きく形成し、各々の外輪磁石1、及び外輪磁石11と
並列させて補助磁石5、及び補助磁石15を各々嵌着せ
しめてなる相対磁石を埋設した吸着ボード。 - 【請求項3】 請求項1、又は請求項2の外輪磁石1、
又は外輪磁石11の裏面側に略同径の鉄板を固着せしめ
てなる相対磁石を埋設した吸着ボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12845291A JPH0582331A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 相対磁石を埋設した吸着ボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12845291A JPH0582331A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 相対磁石を埋設した吸着ボード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582331A true JPH0582331A (ja) | 1993-04-02 |
JPH0584044B2 JPH0584044B2 (ja) | 1993-11-30 |
Family
ID=14985062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12845291A Granted JPH0582331A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 相対磁石を埋設した吸着ボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0582331A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002516478A (ja) * | 1998-05-20 | 2002-06-04 | ビセンテリ,クラウディオ | 磁気固定アセンブリおよび関連アセンブリを形成するモジュール |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP12845291A patent/JPH0582331A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002516478A (ja) * | 1998-05-20 | 2002-06-04 | ビセンテリ,クラウディオ | 磁気固定アセンブリおよび関連アセンブリを形成するモジュール |
JP4707833B2 (ja) * | 1998-05-20 | 2011-06-22 | ビセンテリ,クラウディオ | 磁気固定アセンブリおよび関連アセンブリを形成するモジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0584044B2 (ja) | 1993-11-30 |
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