JP3030831U - マグネット式吊り下げ具 - Google Patents
マグネット式吊り下げ具Info
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- JP3030831U JP3030831U JP1996003741U JP374196U JP3030831U JP 3030831 U JP3030831 U JP 3030831U JP 1996003741 U JP1996003741 U JP 1996003741U JP 374196 U JP374196 U JP 374196U JP 3030831 U JP3030831 U JP 3030831U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吊り下げた物とフック等の吊り下げ具がマグ
ネットから分離して脱落することを防止する。 【解決手段】 マグネット部7と、吊り下げ具3とから
なり、吊り下げ具3の基部4をマグネット部7に設けた
貫通穴8に抜け止め可能に挿通した。
ネットから分離して脱落することを防止する。 【解決手段】 マグネット部7と、吊り下げ具3とから
なり、吊り下げ具3の基部4をマグネット部7に設けた
貫通穴8に抜け止め可能に挿通した。
Description
【0001】
本考案は、冷蔵庫やスチ−ル製の机やキャビネット等の壁面に取り付けて使用 するマグネット式吊り下げ具に関するものである。
【0002】
マグネット式吊り下げ具の代表例として、マグネット式フックが知られている 。マグネット式フックは、フック、マグネット及びマグネットを覆う合成樹脂製 のカバ−から構成されているが、従来のマグネット式フックは、フックをインサ −ト成形して合成樹脂製のカバ−とフックを一体化し、カバ−の裏面に両面テ− プや接着剤等でマグネットを張り付けている。
【0003】
マグネット式フックに物を吊り下げると、フックに下向きの荷重が長時間かか ることになる。従来のマグネット式フックは上述したとおり壁面に吸着している マグネットとフックの間に合成樹脂製のカバ−と両面テ−プ等が介在している。 合成樹脂等は時間の経過とともに、劣化・老化しやすく、吊り下げた物とフック がマグネットを残して脱落する危険性がある。本考案のマグネット式吊り下げ具 は、吊り下げた物とフック等の吊り下げ具がマグネットから分離して脱落するこ とを防止する。
【0004】
上記課題を解決するために、本考案のマグネット式吊り下げ具においては、マ グネット部と、吊り下げ具とからなり、該吊り下げ具の基部をマグネット部に設 けた貫通穴に抜け止め可能に挿通した。
【0005】 とくに、マグネット部をマグネットとヨ−クを交互に組み合わせて磁気回路を 構成し、外部を断面コ字形部材で保持するとよい。
【0006】 そして、マグネット部にカバ−を固着することが望ましい。
【0007】
図1〜図3に基づいて本考案の実施例について説明する。図1はマグネット式 吊り下げ具の正面図である。図2は図1のII−II断面図であり、図3は図1 のIII−III断面図を用いてマグネットの動きを説明する図である。
【0008】 図1に示すように、マグネット式吊り下げ具は、マグネット部7と、吊り下げ 具3とから構成されている。
【0009】 マグネット部7は、3枚のマグネット1と4枚のヨ−ク2を交互に組み合わせ てなり、その外部を断面コ字形部材6で保持している。断面コ字形部材6はマグ ネットとヨ−クを組み合わせたものの正面、上面及び下面の3面を覆い、その材 料は非磁性材とするのがよい。マグネット部7の壁面に対する吸引力の損失を少 なくするためである。
【0010】 壁面Wに吸着させるのは、断面コ字形部材に覆われていないマグネット部7の 裏面とする。マグネット1の材料は、一般的には焼結品が使用されるが、プラス チック製のマグネットやゴム製のマグネットを使用してもよい。ヨ−ク2の材質 は、磁性材を使用し、マグネット1と組み合わせて磁気回路を構成し、磁力を増 大させる。
【0011】 マグネット1とヨ−ク2の組み合わせ方は図6に示すように、隣り合うマグネ ット同志が相反発するような磁極の向きにして、ヨ−ク2を挟むようにするのが 好ましい。各ヨ−ク間に磁気回路が形成され、各ヨ−クに磁力が発生するので、 壁面に対する吸引力が増すからである。図7に示すように、隣り合うマグネット 同志が引き合うような磁極の向きにしてヨ−クを挟むと、両端のヨ−クのみに磁 気回路が形成され、両端のヨ−クだけに磁力が発生するので、同じようにマグネ ット3枚とヨ−ク4枚を組み合わせたとしても、図6の場合に比べて壁面に対す る吸引力は弱くなるからである。
【0012】 マグネット部7にはその上下面の中央を貫く貫通穴8が設けられている。この 貫通穴8に吊り下げ具3の基部4が抜け止め可能に挿通される。図2のマグネッ ト部は、マグネット1とヨ−ク2が上下方向に交互に組み合わせてなり、その外 部を断面コ字形部材6で保持したものであるから、吊り下げ具3の基部4を挿通 すると、断面コ字形部材6、ヨ−ク2及びマグネット1の各々を貫通し、串刺し した状態になる。
【0013】 挿通された基部4の頂部には抜け止め部5が設けられている。これにより、吊 り下げ具3に物を吊り下げても基部4がマグネット部の貫通孔8から抜け落ちな いようにしてある。貫通穴8に基部4を挿通した後に、その頂部を打撃するなど して径大部をつくり出して抜け止め部とする。抜け止め部はこれに限定されず、 基部4の頂部にねじを切って、ナットでねじ止めするようにしてもよい。
【0014】 吊り下げ具3は、フック形状に線材を曲げ加工して形成したものである。基部 4はマグネット部7の中央部に挿通されるため、基部4が壁面Wから離れて位置 しているので、基部4の下端を距離dだけ壁側に偏心するように湾曲させた壁面 近接部3bを備えている。これにより、吊り下げ部3aに物を吊り下げた時に、 マグネット部が壁面Wからはずれにくくなり安定した吊り下げが可能となる。
【0015】 吊り下げ具3は、貫通穴8にその基部4が挿通されるので、材質は非磁性材で あることが望しい。非磁性材であればマグネット部7の吸引力の損失が少なくな る。これは、図8の説明図に示すように、基部が磁性材であると、磁性材がマグ ネット1の中を挿通されることになり、その部分に磁気の流れが発生し、この分 が壁面に吸着する吸引力(磁力)とならずに損失となるからである。
【0016】 壁面Wの鉄板にマグネット部7を吸着させるとき、組み立て等の都合でマグネ ットまたはヨ−クが鉄板に密着せず浮いてしまうことがある。図3に示すように マグネット部7の貫通穴8の内径を基部4の外径よりやや大きくしてあるので、 マグネット1またはヨ−ク2を回転方向に動かすことができる。このようにして マグネット1またはヨ−ク2を微調整し、壁面Wの鉄板にマグネット部7を十分 に密着させてから吸着することができるようにしてある。マグネットの外周と貫 通穴8との最短寸法A(図3参照)を小さくして、マグネット部のコンパクト化 を図るには、プラスチック製のマグネットまたはゴム製のマグネットを使用する とよい。焼結品のマグネットでは、寸法Aを大きくとらないと、穴あけ時に破断 しやすいからである。
【0017】 図4に示す実施例では、マグネット部17が単体のマグネット11のみで構成 され、マグネット11に設けた貫通穴18に吊り下げ具3の基部4を挿通させ、 抜け止め部5を設けて抜け止め可能としている。図示しないが、単体のマグネッ ト11の外部を断面コ字形部材で保持するようにしたものをマグネット部として もよい。
【0018】 図5に示す実施例は、カバ−9を正面からマグネット部17に嵌め込み、両面 テ−プ又は接着剤で固着したものである。カバ−9は、マグネット部17と嵌合 する形状に成形された合成樹脂成形品であり、マグネット部17を保護及び装飾 するものである。なお、カバ−9は、マグネット部17に嵌合する形状に加工さ れた木製のものでもよい。
【0019】 図9及び図10に示す実施例は、吊り下げ具23を、略L字形に線材を曲げ加 工して形成したものであり、マグネット部7にあけられた貫通穴8に挿通された 基部4の下部には壁側に偏心するように湾曲させた壁面近接部23bが設けられ ている。23aは壁面近接部23bから略水平に延びる吊り下げ部である。この 吊り下げ部23aにふきんやタオルを掛けて「ふきん掛け」として使用する。
【0020】 図11及び図12に示す実施例は、吊り下げ具33を、上記の吊り下げ部23 と同様に略L字形に線材を曲げ加工して、基部4、壁面近接部33b、吊り下げ 部33aを形成し、吊り下げ部33aの上にラック台33cを取り付けたもので ある。このラック台33cの上に小物を載せて「ラック」として使用する。
【0021】 図13及び図14に示す実施例は、吊り下げ具43を略C字形に線材を曲げ加 工して基部4、腕部43b、吊り下げ部43aを形成している。この実施例では マグネット部7を横に倒して使用しているので、マグネット1とヨ−ク2は図1 4に示すように水平方向に交互に組み合わされている。従って、吊り下げ具43 の基部4も貫通穴8に水平方向に挿通されている。基部4の左端から腕部43b につながり、吊り下げ部43aが水平に延びている。この吊り下げ部43aにタ オル等を掛けて「タオル掛け」として使用する。
【0022】
請求項1の考案によれば、吊り下げた物と吊り下げ具だけが脱落して落下する 危険性はなくなる。 また、マグネット部にあけられた貫通穴に吊り下げ具の基部が挿通されるので 、吊り下げ具が回転可能となり、物を吊り下げないときには、必要であれば吊り 下げ具を回転して収納することができる。
【0023】 さらに、請求項2の考案によれば、マグネットとヨ−クを組み合わせて磁気回 路を構成したので、マグネット部の吸引力が増し、比較的重い物であっても吊り 下げることができる。
【0024】 そして、請求項3の考案によれば、合成樹脂製のカバ−は後付けできるため、 吊り下げ具の基部をインサ−ト成形してカバ−と一体化する従来のものに比べ、 高価なインサ−ト金型を作る必要もなく、カバ−は通常のプラスチック成形によ り成形されるので安価に製造することができる。また、カバ−を木製とすること も可能である。これにより多種多様な装飾をカバ−に施すことができ、バラエテ ィ−に富んだマグネット式吊り下げ具を提供することができる。
【図1】マグネット式吊り下げ具の正面図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図1のIII−III断面図を用いてマグネッ
トの動きを説明する図。
トの動きを説明する図。
【図4】マグネット式吊り下げ具の他の実施例を示す断
面図。
面図。
【図5】合成樹脂製カバ−を固着したマグネット式吊り
下げ具の断面図。
下げ具の断面図。
【図6】マグネットとヨ−クの組み合わせ方を示す説明
図。
図。
【図7】マグネットとヨ−クの組み合わせ方を示す説明
図。
図。
【図8】基部が磁性材の場合、磁気の損失を説明する
図。
図。
【図9】マグネット式吊り下げ具をふきん掛けとした実
施例を示す正面図。
施例を示す正面図。
【図10】図9のX−X断面図。
【図11】マグネット式吊り下げ具をラックとした実施
例を示す正面図。
例を示す正面図。
【図12】図11のXII−XII断面図。
【図13】マグネット式吊り下げ具をタオル掛けとした
実施例を示す正面図。
実施例を示す正面図。
【図14】図13のXIV−XIV断面図。
1,11 マグネット 2 ヨ−ク 3,23,33,43 吊り下げ具 4 基部 5 抜け止め部 6 断面コ字形部材 7,17 マグネット部 8,18 貫通穴 9 カバ−
Claims (3)
- 【請求項1】 マグネット部と、吊り下げ具とからな
り、該吊り下げ具の基部をマグネット部に設けた貫通穴
に抜け止め可能に挿通したことを特徴とするマグネット
式吊り下げ具。 - 【請求項2】 マグネット部がマグネットとヨ−クを交
互に組み合わせてなり、外部を断面コ字形部材で保持し
たことを特徴とする請求項1記載のマグネット式吊り下
げ具。 - 【請求項3】 マグネット部にカバ−を固着したことを
特徴とする請求項1記載のマグネット式吊り下げ具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003741U JP3030831U (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | マグネット式吊り下げ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003741U JP3030831U (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | マグネット式吊り下げ具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3030831U true JP3030831U (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=43165809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996003741U Expired - Lifetime JP3030831U (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | マグネット式吊り下げ具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030831U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684319U (ja) * | 1993-05-20 | 1994-12-02 | 株式会社エー・アンド・デイ | 電子秤 |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP1996003741U patent/JP3030831U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684319U (ja) * | 1993-05-20 | 1994-12-02 | 株式会社エー・アンド・デイ | 電子秤 |
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