JPH0582295U - 春 巻 - Google Patents
春 巻Info
- Publication number
- JPH0582295U JPH0582295U JP024312U JP2431292U JPH0582295U JP H0582295 U JPH0582295 U JP H0582295U JP 024312 U JP024312 U JP 024312U JP 2431292 U JP2431292 U JP 2431292U JP H0582295 U JPH0582295 U JP H0582295U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- texture
- spring
- skin
- skins
- spring roll
- Prior art date
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- Granted
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Landscapes
- Noodles (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】春巻の皮の食感についてパリパリ感が増大さ
れ、かつそれが持続された春巻を提供する。 【構成】可食性固形物を春巻皮に適量散布することによ
り、皮と皮の間に空隙を生じせしめて、皮と皮の接着を
防止する。 【効果】チルドあるいは冷凍で長期保存した春巻の皮の
食感にパリパリ感を付与する。油ちょう後4〜5時間経
てもパリパリ感を持続させることができる。
れ、かつそれが持続された春巻を提供する。 【構成】可食性固形物を春巻皮に適量散布することによ
り、皮と皮の間に空隙を生じせしめて、皮と皮の接着を
防止する。 【効果】チルドあるいは冷凍で長期保存した春巻の皮の
食感にパリパリ感を付与する。油ちょう後4〜5時間経
てもパリパリ感を持続させることができる。
Description
【0001】
本考案はパリパリ感のある食感を有する春巻に関する。
【0002】
従来の春巻は成型時に皮が何重にも重なりあう構造を有する。このため、油ち ょう前長時間保存後に皮が厚い一枚皮の様になり、あるいは油ちょう後長時間保 存後に皮が空気中の水分及び具からの水分を吸い込むため皮がしなっとなり、皮 の食感にパリパリ感が無くなるという欠点があった。
【0003】
本考案が解決しようとする課題は、春巻の皮の食感について、油ちょう前長時 間保存後に、あるいは油ちょう後長時間保存後に、皮の食感のうちパリパリ感が 従来品に比べ増大した春巻を提供することである。
【0004】
本願考案者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、重なりあう春巻の皮 と皮の間に、可食性固形物を挟み空隙を設けることにより、皮と皮の付着を防止 すると共に、調理時の油ちょうで速やかに水蒸気および揚げ油が往き来できるよ うにすることが可能であることを見いだし本考案を完成させた。
【0005】 すなわち、本願考案は、粒径0.1〜2.0mmの可食性固形物が表面に0. 1〜0.6g/100cm2の量で散布された春巻皮を用いることを特徴とする 春巻である。
【0006】 本考案に用いる春巻皮は特に限定されるものでなく、通常の春巻皮でかまわな い。
【0007】 本考案に用いる可食性固形物は、粒径0.1〜2.0mmの範囲の大きさのも のであり、好ましくは0.8〜1.5mmの範囲の大きさのものである。例えば ドライパン粉、クラッカーパン粉、植物性タンパク質、春雨の粉末、木ノ実の粉 末、豆類の粉末、穀類の粉末があげられる。
【0008】 皮表面に散布される可食性固形物の量は、0.1〜0.6g/100cm2で あり、好ましくは0.15〜0.35g/100cm2である。可食性固形物は 皮の片面だけに散布されても良いが、両面に散布されても良い。また、皮と皮が 重なりあう面だけに散布されても良い。
【0009】 春巻の製造方法は通常の製造方法でかまわない。通常の春巻の製造フローを図 1に、成型(ローリング)の仕方を図2に示す。図3には特に本願考案の春巻の 成型(ローリング)の仕方の一例を示す。可食性固形物を皮に散布する工程は図 1の皮の切断工程の後でも良いし、成型(ローリング)と同時に行なっても良い 。また、具を乗せた後に行なっても良い。
【0010】 可食性固形物を皮に散布する方法は、特に限定されるものではなく、皮に均一 に散布されればいずれの方法も用いることができる。例えば、篩を用いた散布方 法などがあげられる。
【0011】 本考案は、従来の作り方では、重なり合っている皮が密着或は接着していたも のを、皮に可食性固形物を散布することにより、皮の密着・接着を防止すること にある。本発明品の一例と従来品の断面比較を図4に示す。
【0012】
以下、実施例に従い本考案を、更に詳しく説明する。
【0013】 (実施例1 チルド保存) 常法で焼いた大きさ18cm×18cmの春巻の皮に、18meshに揃えた ドライパン粉(可食性固形物)を、1枚当り0.8g散布してから具(36g/ 本)をのせ成型した。成形品重量は50g/本であった。これをチルド(5℃) で2日保存したものをサンプルとした。喫食時の油ちょう条件は175℃×4分 とした。従来品のコントロールと、皮の食感の比較を官能検査(n=8)により 評価した。コントロールも同条件でチルド保存し、油ちょうした。結果を表1に 示す。表1より明らかなようにサンプルの方が、優位に好まれた。
【0014】
【表1】 * 8名の官能評価パネルにより、コントロールを3点とす る5段階評価を行った結果の平均値 ( 5点:良い 〜 3点:普通 〜 1点:悪い )
【0015】 (実施例2 冷凍保存) 実施例1と同様に作ったものを、冷凍条件の−18℃で30日間保存し175 ℃×5分の条件で油ちょうしたものをサンプルとして評価した。コントロールも 同条件で保存、油ちょうした。その結果を表2に示す。(評価方法は例1と同じ ) 表2から明らかなように、例1同様サンプルの方が優位に好まれた。
【0016】
【表2】 * 8名の官能評価パネルにより、コントロールを3点とす る5段階評価を行った結果の平均値 ( 5点:良い 〜 3点:普通 〜 1点:悪い )
【0017】 (実施例3 油ちょう後の食感の経時変化) 例2で用いた試料について、油ちょう後喫食時の皮の食感(パリパリ感)につ いて経時変化を評価した。結果を表3に示す。表3から明らかなように、テスト サンプルは油ちょう後5時間経過しても皮のパリパリ感が持続し、従来品(コン トロール)の揚げたてとほぼ同様であった。
【0018】
【表3】 * コントロールの揚げたて(0時間)を3点(普通)とした。
【0019】
本考案を実施することにより、チルドあるいは冷凍で長期保存した春巻の皮の 食感にパリパリ感を付与することができる。さらに、油ちょう後4〜5時間経て もパリパリ感を持続させることができる。
【図1】春巻の一般的な作り方の流れ図(フローシー
ト)である。
ト)である。
【図2】従来の春巻の成型(ローリング)概念図であ
る。
る。
【図3】本考案に基づいた成型(ローリング)の概念図
である。
である。
【図4】従来品とテスト品の断面概念図である。
1.切断された焼き皮 2.具 3.可食性固形物 4.空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 久保田 由夫 群馬県邑楽郡大泉町大字吉田1222番地 味 の素冷凍食品株式会社冷凍食品開発研究所 内
Claims (1)
- 【請求項1】粒径0.1〜2.0mmの可食性固形物が
表面に0.1〜0.6g/100cm2の量で散布され
た春巻皮を用いることを特徴とする春巻
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992024312U JP2588711Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 春 巻 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992024312U JP2588711Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 春 巻 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582295U true JPH0582295U (ja) | 1993-11-09 |
JP2588711Y2 JP2588711Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=12134666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992024312U Expired - Lifetime JP2588711Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 春 巻 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588711Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012213371A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Maruha Nichiro Foods Inc | 包み揚げ食品 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP1992024312U patent/JP2588711Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012213371A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Maruha Nichiro Foods Inc | 包み揚げ食品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588711Y2 (ja) | 1999-01-13 |
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