JPH0582211A - コネクタの構造 - Google Patents

コネクタの構造

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JPH0582211A
JPH0582211A JP3239033A JP23903391A JPH0582211A JP H0582211 A JPH0582211 A JP H0582211A JP 3239033 A JP3239033 A JP 3239033A JP 23903391 A JP23903391 A JP 23903391A JP H0582211 A JPH0582211 A JP H0582211A
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JP
Japan
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connector
flange
metal plate
connection
cable
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JP3239033A
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English (en)
Inventor
Hirohito Kadoya
浩仁 門矢
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置間の接続ケーブル用のコネクタの構造に
関し、外部接続ケーブル間でのEMI雑音の誘導発生を
防止するコネクタの構造を提供することを目的とする。 【構成】 接続ケーブル9の最外側の遮蔽層91に導通し
たコネクタハウジング2を有するコネクタ1において、
前記遮蔽層91を通しての雑音電流を抑圧するために、信
号回路接地(SG)と筐体フレーム接地(FG)との間
に接続されるコンデンサ機能を有する構造を備えるよう
に構成するもので、具体的には、コネクタハウジング2
に周設した固定用のフランジ3を備え、フランジ3の両
面又は片面に、誘電体板5と、その上に金属板6とを密
着重置させて、フランジ3を絶縁して信号回路接地(S
G)に接続させ、金属板6を筐体フレーム接地(FG)
に固定し、接地させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装置間の接続ケーブル用
のコネクタの構造に関する。近年、国内外では、電子機
器から放出される電磁波障害(以下EMIと略記)の放
射雑音に対する規制が明確化されている。
【0002】このEMI雑音は、機器内部の発振器や高
レベルの配線パターン等を放射源として放射される。
又、機器間を接続するケーブルも重要な放射源或いは被
誘導源となるので、この影響にも十分な注意が必要であ
る。
【0003】
【従来の技術】図4に従来の一例の機器間のケーブル接
続図を示す。高速又は高周波の回路間の接続には、一般
に同軸ケーブルが使用される。しかし、それより周波数
は低いが比較的に高速、高周波な回路の接続は、低イン
ピーダンスの不平衡回路とし、装置内部の回路接続には
同軸型コネクタを使用せず、装置外部とのケーブル接続
には、同軸ケーブルを用い同軸コネクタで接続する方法
が良くとられている。
【0004】かような従来の一例の機器間のケーブル接
続は、図4に示す如くである。2個の装置に実装された
接続回路81,82 間を、同軸ケーブル95を用い同軸型のコ
ネクタ15によりコネクタ接続している。
【0005】夫々の接続回路81,82 は回路構成内部にて
信号回路接地(以下SGと略記)に接続してあり、この
SGは構造的な筐体やフレーム等のフレーム接地(以下
FGと略記)とは装置内部では電気的に絶縁しており、
室内の低インピーダンスの接地配線と装置筐体の上部又
は下部の接続端子部にて一箇所で接続している。
【0006】コネクタ15は、同軸の外部導体96側がコネ
クタハウジングを構成し、コネクタ15の取付固定部(例
えば、フランジ等)もこのコネクタハウジングに一体に
形成されており、接続回路81,82 を遮蔽する筐体等に固
着させるので、この箇所で必然的にFGに外部導体96が
接地されてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 同軸ケーブル95の両端のコネクタ15にて、外部導体
96がFGに接地されてしまうので、同装置間を同様に接
続した別のシステム又は回路の同軸ケーブル95が、外部
導体96同志をFGを介してマルチ接続された状態とな
る。 このFGは、構造物であるので一般に配線より低イ
ンピーダンスとなる。 従って、1個の同軸ケーブル95に伝送した高レベル
の信号電流は、マルチ接続された外部導体96を分流し、
別のシステム又は回路の同軸ケーブル95にEMI雑音を
誘導発生させることになる。 と言う問題点があった。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みて、外部接
続ケーブル間でのEMI雑音の誘導発生を防止するコネ
クタの構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、図1の原理
説明図に示す如く、 [1] 接続ケーブル9の最外側の遮蔽層91に導通したコネ
クタハウジング2を有するコネクタ1において、前記遮
蔽層91を通しての雑音電流を抑圧するために、SGとF
Gとの間に接続されるコンデンサ機能を有する構造を備
える、本発明のコネクタの構造により達成される。 [2] 上記のコネクタハウジング2に周設した固定用のフ
ランジ3を備え、フランジ3の両面又は片面に、誘電体
板5と、その上に金属板6とを密着重置させて、フラン
ジ3を絶縁してSGに接続させ、金属板6をFGに固定
し、接地させる、本発明のコネクタの構造によっても適
えられる。
【0010】
【作用】即ち、接続ケーブル9の遮蔽層91は、コネクタ
1にてFGには接地接続されないようにすれば、接続ケ
ーブル9の遮蔽層91はFGを介してのマルチ接続が成さ
れず、従って、この遮蔽層91を流れるEMI雑音源があ
っても、同布線の他の接続ケーブル9には分流すること
は無いので、EMI雑音は生じない。
【0011】更に、EMI雑音の発生源側で、SGとF
G間に生じたEMI雑音が、接続ケーブル9の遮蔽層91
に流出しないように、両者間にコンデンサCを有する構
造のコネクタ1とすることにより、このコンデンサCに
て十分に抑圧され、外部の接続ケーブル9には放射され
なくしている。
【0012】このコンデンサCは、例えば、遮蔽層91に
導通しているコネクタハウジング2に周設した固定用の
フランジ3に、両面に誘電体板5と金属板6とを密着重
畳して、金属板6とフランジ3との間にコンデンサCを
構成させ、金属板6で筐体等に直接固定してFGと導通
させ、フランジ3をSGに接地接続すればよい。
【0013】かくして、本発明により装置内部及び接続
ケーブル側に特別な構成を用いずに効果的に接続ケーブ
ルからの放射雑音を低減でき、外部接続ケーブル間での
EMI雑音の誘導発生を防止するコネクタの構造を提供
することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下図面に示す実施例によって本発明を具体
的に説明する。全図を通し同一符号は同一対象物を示
す。図2は本発明の一実施例の構成図、図3は本発明の
他の実施例の構成図を示す。を示す。
【0015】本実施例は、多重マルチプレクサ装置にお
ける低次群装置と高次群装置間とを接続する45Mb/s の
信号回路の接続に適用したものである。外部接続には、
ケーブルは同軸ケーブル、コネクタはBNC型の同軸コ
ネクタを使用することが条件であり、同軸コネクタの固
定は、回路筐体の場合とプリント配線板の場合とが要求
された。
【0016】回路筐体に固定の場合を図2の一実施例に
示す。このBNC型の同軸コネクタ11は、固定用に角形
のフランジ3をコネクタハウジング2の片側に周設し一
体成形してあり、回路筐体7のパネル表面にフランジ3
をねじで締着固定させる形式であり、内側の回路とは細
い同軸ケーブル97にて接続され、この端末のコネクタで
の接続構造は図示省略し外観のみを示す。
【0017】このフランジ3には、図示のように、両面
に高誘電率を有する誘電体、例えばチタン酸バリウム磁
器材の厚 0.5mmの誘電体板5と、厚1.2 mmの鋼板の金属
板6とを重ねて、固定ねじ13を各四角形板の対角の2箇
所に貫通させ回路筐体7の表面所定位置に螺入させて、
密着締着固定させる。
【0018】この際、フランジ3の貫通孔には絶縁ブッ
シュが嵌入してあり、固定ねじ13とは導通せずに絶縁さ
れる。かくの如き固定により、金属板6が回路筐体7に
導通し、即ち、フレーム接地のFGに接続され、フラン
ジ3はFGより絶縁されたまま同軸ケーブル97を経て回
路側にて外部導体が信号回路接地のSGに接続される。
【0019】又、誘電体板5によりFGとSGとの間に
所定のコンデンサが形成される。又、プリント配線板固
定の場合を図3の他の実施例に示す。このBNC型の同
軸コネクタ12は、上記と同様なフランジ3を片側に設け
てあり、中心導体端子14が中心に突出して設けられ、フ
ランジ3の縁端対向位置に2個のリード線が溶接されて
外部導体端子16を成している。
【0020】このフランジ3には、図示のように、上記
と同じに2個の誘電体板5と2個の金属板6,61とを両面
に重ねて、下側の金属板61のL字形に二度曲げした対向
縁曲部62を、上側の金属板6の上面を押圧するようにク
ランプ曲げして密着固定させ、この金属板61の他の対向
辺に一体に突設した接続端子63が折曲してある。
【0021】この際、誘電体板5がフランジ3の縁より
少しはみ出ており、金属板61の縁曲部62をクランプ曲げ
してもフランジ3には接触導通しないようにしてある。
この同軸コネクタ12をプリント配線板71に各端子14,16,
63を挿入固着させて立設固定させる。
【0022】接続はプリント配線板71のFGパターンに
金属板61の接続端子63を半田付け接続し、中心導体端子
14と外部導体端子16は信号回路の信号パターンとSGの
パターンに夫々半田付け接続させる。
【0023】上記各実施例は一例を示したもので、各部
の形状、寸法、材料は上記のものに限定するものではな
い。図2の一実施例では、誘電体板5と金属板6との密
着重置が、同軸コネクタ11を回路筐体7にねじ固定させ
て成されるが、必要によっては、図3の同軸コネクタ12
のようにコネクタ完成で密着重置させることも容易に可
能である。
【0024】同軸コネクタ11,12 はBNC型としたが、
他の型でも同様に適用できることは記すまでもない。更
に、同軸コネクタに限らず、接続ケーブルの最外側の遮
蔽層に導通するコネクタハウジングを有するものであれ
ば、同様にフランジを設け、これにコンデンサを形成さ
せてFGに接続固定させることができ、EMI雑音の放
射を抑圧することができる。
【0025】又、上記実施例は誘電体板5と金属板6,61
の重畳をフランジ3の両面に実施したが、片面のみの場
合には、一実施例では図2の右側部品が削減され、他の
例では、該一実施例と同じ固定構造としてプリント配線
板71にねじ締着させればよい。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明のコネクタの構造に
より、装置内部及び接続ケーブル側に特別な構成を用い
ずに、効果的に接続ケーブルからの放射雑音を低減で
き、外部接続ケーブル間でのEMI雑音の誘導発生を防
止することができ、その実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の一実施例の構成図
【図3】 本発明の他の実施例の構成図
【図4】 従来の一例の機器間のケーブル接続図
【符号の説明】
1,15 コネクタ 2 コネクタハウジング 3
フランジ 5 誘電体板 6,61 金属板 7
回路筐体 8,81,82 接続回路 9 接続ケーブル 1
1,12同軸コネクタ 13 固定ねじ 14 中心導体端子 16
外部導体端子 62 縁曲部 63 接続端子 71
プリント配線板 91 遮蔽層 95,97 同軸ケーブル 96
外部導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続ケーブル(9) の最外側の遮蔽層(91)
    に導通したコネクタハウジング(2) を有するコネクタ
    (1) において、 前記遮蔽層(91)を通しての雑音電流を抑圧するために、
    信号回路接地(SG)と筐体フレーム接地(FG)との
    間に接続されるコンデンサ機能を有する構造を備えるこ
    とを特徴とするコネクタの構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタハウジング(2)
    に周設した固定用のフランジ(3) を備え、該フランジ
    (3) の両面又は片面に、誘電体板(5) と、その上に金属
    板(6) とを密着重置させて、 該フランジ(3) を絶縁して信号回路接地(SG)に接続
    させ、 該金属板(6) を筐体フレーム接地(FG)に固定し、接
    地させることを特徴とするコネクタの構造。
JP3239033A 1991-09-19 1991-09-19 コネクタの構造 Withdrawn JPH0582211A (ja)

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JP3239033A Withdrawn JPH0582211A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 コネクタの構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016208380A1 (ja) * 2015-06-25 2016-12-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 ケーブル装置及び通信システム
WO2017038150A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 オリンパス株式会社 内視鏡用コネクタ

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016208380A1 (ja) * 2015-06-25 2016-12-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 ケーブル装置及び通信システム
WO2017038150A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 オリンパス株式会社 内視鏡用コネクタ
JP6153691B1 (ja) * 2015-08-31 2017-06-28 オリンパス株式会社 内視鏡用コネクタ

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Effective date: 19981203