JPH058220Y2 - - Google Patents

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JPH058220Y2
JPH058220Y2 JP3729387U JP3729387U JPH058220Y2 JP H058220 Y2 JPH058220 Y2 JP H058220Y2 JP 3729387 U JP3729387 U JP 3729387U JP 3729387 U JP3729387 U JP 3729387U JP H058220 Y2 JPH058220 Y2 JP H058220Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば病院向けの高速搬送システム
のように、病院内におけるレンドゲン・フイル
ム、カルテ、検体、薬ビン、伝票等の搬送を行う
如きシステムに用いるコンテナ装置に関する。
(従来技術) コンテナに上記した如きレントゲン・フイルム
等の物品を収めて病院内の所定部所間にわたり移
送する高速搬送システムは、通常、所定部所間に
敷設したレール等の搬送路と、この搬送路に着装
された台車としての走行ユニツト、および該走行
ユニツトに搭載された上記コンテナとを含んでい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記走行ユニツトに対するコンテナ
の搭載方法には、コンテナを取外し不可状態で搭
載するもの(固定式)と、取外し可能に搭載する
もの(脱着式)とが存し、いずれの場合でも、
夫々、次のような欠点があつた。
即ち、コンテナが固定的に走行ユニツトに搭載
するものでは、どのような物品でも高速搬送シス
テムにおけるステーシヨンまで運び、これをコン
テナ内に収める必要があるから、物品がレントゲ
ン・フイルム、カルテ、検体、薬ビン、伝票等の
ようにバラ物品であると、上記ステーシヨンまで
の物品の一括運送に適さず、場合によつては何回
も往復して運ばねばならない不便さ、煩雑な労力
の提供に甘んじなければならず、物品の処理能力
の低下をきたす。
脱着式の場合は、走行ユニツトから取外したコ
ンテナに物品を収め、これをステーシヨンまで運
べば良いので、一括運送ができ、上記のような問
題はない。しかし、この脱着式の場合は、脱着式
というシステムの構成上、およびシステムの完結
性のために、コンテナがステーシヨンでは走行ユ
ニツトから取外されて使用されることが原則とし
て完成されており、またそのように事務的に取扱
われることになるから、コンテナに収める物品が
たとえ伝票一枚であつても、これをコンテナに収
め、そのコンテナをステーシヨンまで運ばねばな
らないという不合理が生じる。
本考案は、以上の点に鑑み、上記固定式と脱着
式のそれぞれの欠点を一挙に解消するコンテナ装
置の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、搬送路に着装された走行ユニツト
と、この走行ユニツト上に搭載、固定された固定
用コンテナと、走行ユニツトと固定ユニツトとの
少なくともいずれか一方に対して脱着可能に、か
つ固定用コンテナと開口部を並べて搭載された脱
着用コンテナとを含み、両コンテナの両開口部を
覆う蓋体が固定用コンテナに蝶着され、この蓋体
のうち脱着用コンテナ開口部を覆う部分が該脱着
用コンテナを取外した状態で、固定用コンテナの
側面に折れ曲がり可能とした高速搬送システムに
おけるコンテナ装置を特徴とする。
(考案の作用) 本考案によれば、物品がバラ物品で、数多くあ
る場合は、走行ユニツトから取外している脱着用
コンテナにこれら物品を収め、一括してシステム
のステーシヨンに運び、走行ユニツトに取付ける
ことによつて目的地たる所定部所に搬送すること
ができる。
又、配送すべき物品が伝票一枚のように数知れ
たものであり軽量である時は手元の脱着用コンテ
ナを使用することなく、システムのステーシヨン
におもむいて、固定式コンテナに収めることによ
り目的地たる所定部所に搬送することができる。
(考案の実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図において、コンテナ装置1は不図示の搬
送路(レール)に着装される走行ユニツト2、固
定用コンテナ3、脱着用コンテナ4、およびコン
テナの蓋体5を主たる構成要素としている。
走行ユニツト2は走行方式に種々のタイプがあ
り、また、いずれのタイプにも本考案は適用でき
るものであるから、言及しない。
固定用コンテナ3は、走行ユニツト2の外部フ
レーム6上に取外し不可状態で搭載され、脱着用
コンテナ4が、その側部に並んで取外し可能に搭
載される。図の場合、固定用コンテナ3は比較的
小型のコンテナから、脱着用コンテナ4は大型の
コンテナから製作されている。
蓋体5は、固定用コンテナ3にヒンジ(どのよ
うなものでも良い)7を用いて取付けられ、固定
用コンテナ3と脱着用コンテナ4の両開口部を同
時に開閉できる大きさとされる。また、蓋体5は
固定用コンテナ3の開口部を覆う蓋体部5aと、
脱着用コンテナ4の開口部を覆う蓋体部5bとに
2分割され、両部がヒンジ8で連結されて、脱着
用コンテナ4を取外している状態では該脱着用コ
ンテナ4に対応する蓋体部5bが固定用コンテナ
3および走行ユニツト2の側面に添うように折れ
曲がる。従つて、脱着用コンテナ4に対応する蓋
体部5bは固定用コンテナ3に対応する蓋体部5
aよりも第2図平面図に示すように幅広となつて
いる。
蓋体5を閉止位置でロツクするために、第3図
のロツク機構9が採用されている。この機構9は
脱着用コンテナ4に対応する蓋体部5bに取付け
られた掛け金10と、脱着用コンテナ4に開口し
た係止孔11とを含み、掛け金10はその基部1
0aを支軸12に支持された状態で通孔13を通
り外方へ露出しており、この掛け金10を上記係
止孔11に係止させることでロツクを行う。上記
支軸12と掛け金基部10aとの間には周知のつ
る巻バネ14が装備されることで、掛け金10に
は上記ロツクを維持する方向の回動力が付与され
る。
掛け金10を係止孔11から脱去してロツクを
外すため、掛け金10に破線のような指掛け部1
0bが設けられる。しかし、ロツク機構9に第3
図のものに限定されることはない。
さらに、補助ロツクとして第4図のものを併用
しても良い。
これは、脱着用コンテナ4側に円弧状の摺接面
15aを有する突台部15を突設し、一方、蓋体
部5bに上記摺接面に対応合致する形状に成形さ
れた指金16を取付けて、蓋体部5bを閉じた際
に、図のように突台部15と指金16とが係合
し、補助的なロツク力が現出するようにしたもの
である。
しかし、補助ロツクはこの機構にのみ限定され
るものではない。
第5図は脱着用コンテナ4の脱着機構の一例を
示す。
この機構では、走行ユニツト2の側面部に左右
2本のガイドレール17が対向して固定される。
このガイドレール17は互いに向き合う側が開口
されている。一方、脱着用コンテナ4の背面部に
略逆U字状の挿しこみ板18が取付けられる。こ
の板18は上端部がコンテナに固定され、下端部
が固定されていない板体であつて、その下端部の
両外側部に抜止め突起19が突設され、上端部の
両外側部に挿しこみ量制限用のストツパー20が
形成されている。さらに、両下端部にそれぞれ索
体21が連結され、この索体21が脱着用コンテ
ナ4の内部に入つてハンドル22に結びつけられ
ている。
脱着用コンテナ4は、その挿しこみ板18を左
右のガイドレール17の間に挿入した状態で走行
ユニツト2に取付けられる。これが第6図のAで
あるが、この状態ではストツパー20がガイドレ
ール17の上端に接当し、抜止め突起19がガイ
ドレール17の下端に係合する。しかして、コン
テナ装置1の移動中に脱着用コンテナ4が振動し
たり、ガイドレール17から抜け出さない。
脱着用コンテナ4を取外す時は、第6図のBの
ように閉まつている蓋体5を開け、脱着用コンテ
ナ内部のハンドル22を握つて上へ引く。これに
より索体21が挿しこみ板18を弾性的に撓ませ
て抜止め突起19をガイドレール17から外す。
そのまま脱着用コンテナ4を第6図Cのように
上方へスライドさせることにより取外しが完了す
る。
そこで蓋体5の脱着用コンテナ4に対応する部
分5bを下方へ折り曲げ、蓋体ロツク機構9にお
ける掛け金10を走行ユニツト2に設けた係止孔
23に係止させる。このようにすれば、蓋体5は
固定用コンテナ3の開口部を閉じた状態にロツク
される(第6図のD,E)。
第7図は他の脱着機構の例を示している。この
機構では、走行ユニツト2の下部に棒体24が取
付けられると共に、上部にフツク金具用の受金2
5が固定されている。
そして、脱着用ユニツト4の下部に設けた掛け
金26が上記棒体24に係合し、上部に設けたフ
ツク金具27が受金25に係止され、しかして脱
着用コンテナ4が走行ユニツト2に支持される。
上記フツク金具27は、第8図に拡大して示す
ように、支軸28より脱着用コンテナ4に取付け
られている。この支軸28には前述のロツク機構
9と同様につる巻きバネが仕込まれており、その
力で上記受金25との係止状態が維持されてい
る。
このように脱着用コンテナ4が走行ユニツト2
に取付けられている状態を第9図のAとする時、
その取外しのためには、まずBのように閉じてい
る蓋体5を開き、フツク金具27に指掛け部27
aを用いて回動し、受金25から外したのち、棒
体24と掛け金26との係合部分を支点としてC
のように脱着用コンテナ4を外側へ回動させ、次
に、棒体24と掛け金26との係合を解いて行
う。
第10図は第7図脱着機構の変形例で、脱着用
コンテナ4と固定用コンテナ3とを直接連結する
ようにしている。
即ち、固定用コンテナ3に支軸29とつる巻き
バネ30′を有したフツク金具30を取付け、第
10図のようにこのフツク金具30により密接し
ている脱着用コンテナ4と固定用コンテナ3との
両壁部4a,3aを挟みつける状態に固定するも
のである。下側の棒体24と掛け金26との構造
は、第7図と同様である。
以上のように構成によるコンテナ装置では、搬
送すべき物品がバラ物品で、数多くある場合は、
コンテナ装置1から取外されている手元の脱着用
コンテナ4に収め、これを一括してシステムのス
テーシヨンに運び、コンテナ装置1に取付けて、
所定の搬送を司ることができる。
また、物品を送られてきた側では、コンテナ装
置1から物品が収められている脱着用コンテナ4
を取外すことによつて一括して運ぶことができ
る。
そのような物品を脱着用コンテナ4に収めた状
態を第11図以降の図面に示す。第11図はカル
テ31、フイルム32の類いを収めた状態、第1
2図は検体容器ケース33、試験管立34を収め
た状態を示す。尚、第11図のように、物品がフ
イルム32のように脱着用コンテナ4を逸脱する
大きさである場合は、そのフイルムの一部を固定
用コンテナ3側に折り曲げるようにすることによ
つて収納と搬送を可能にできる。これは、固定用
コンテナ3と脱着用コンテナ4を閉じる蓋体5が
一個のものであることにより可能である。
また、搬送すべき物品が伝票一枚である時のよ
うにわざわざ脱着用コンテナ4を使用するほどの
ものでない時は、これのみをステーシヨンに運び
固定用コンテナ3に収めることによつてその搬送
ができる。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案によれば、従来から
の固定式コンテナ装置と脱着式コンテナ装置との
利点を共に生かし、欠点を共に排除でき、従つて
物品の処理扱いを能率的、かつ簡便なものとする
ことができるに至つた。
また、2個のコンテナを併用するものでありな
がら、これらを開閉する蓋体を1個としたので、
収納物品の取り忘れがないと共に、蓋体の開閉を
検知するセンサを取付ける場合、その取付け構造
および回路構成が簡略化される。
上記蓋体は、脱着用コンテナを取外した状態で
は、該脱着用コンテナに対応する蓋体部分を折り
曲げることができるので、固定用コンテナのみの
使用時には蓋体を折り曲げることによつて適確に
止めつけを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はコン
テナ装置の正面図、第2図は蓋体の平面図、第3
図は蓋体ロツク機構の断面図、第4図は補助ロツ
ク機構の斜視図、第5図は脱着機構の一例を示す
斜視図、第6図は第5図機構の使用手順を説明す
る図、第7図は脱着機構の概略構成図、第8図は
第7図におけるフツク金具の拡大斜視図、第9図
は第7図機構の使用手順を説明する図、第10図
は第7図脱着機構の変形例を示す図、第11図お
よび第12図は脱着用コンテナの使用状態を示す
それぞれ透視図である。 1……コンテナ装置、2……走行ユニツト、3
……固定用コンテナ、4……脱着用コンテナ、5
……蓋体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の部所間に敷設された搬送路に従つて物品
    を移送するコンテナ装置であつて、搬送路に着装
    された走行ユニツトと、この走行ユニツト上に搭
    載、固定された固定用コンテナと、走行ユニツト
    と固定ユニツトとの少なくともいずれか一方に対
    し脱着可能に、かつ固定用コンテナと開口部を並
    べて搭載された脱着用コンテナとを含み、両コン
    テナの両開口部を覆う蓋体が固定用コンテナに蝶
    着され、この蓋体のうち脱着用コンテナ開口部を
    覆う部分が該脱着用コンテナを取外した状態で、
    固定用コンテナの側面に折れ曲がり可能とした高
    速搬送システムにおけるコンテナ装置。
JP3729387U 1987-03-14 1987-03-14 Expired - Lifetime JPH058220Y2 (ja)

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JP3729387U JPH058220Y2 (ja) 1987-03-14 1987-03-14

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JP3729387U JPH058220Y2 (ja) 1987-03-14 1987-03-14

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JPS6414464U JPS6414464U (ja) 1989-01-25
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