JPS6119695Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、皿下げ用ワゴンに関するものであ
る。

従来は食事終了後に皿，その他の食器等を下げ
る場合は、人が手に持つて洗場まで運んで行き、
残飯や残料理が皿内にある場合には洗場で残飯や
残料理をゴミ入れに投棄していた。

そのために、多人数の人が同時に食事するレス
トラン，パーテイ会場での後かたづけには時間と
労力がかゝつていた。また手に持つて運ぶため皿
等を床に落すなど危険が伴い、かたづけが不便で
あつた。

本考案は上述の不便を解消するためになされた
もので、皿その他の食器を下げる場合に皿受台と
ビニール袋等のゴミ袋を併せて有するワゴンを使
用することにより、後かたづけを迅速にかつ安全
に、また多くの皿等を一度に洗場まで運んで行く
ことができることを目的としてなされたものであ
る。

本考案は両支持枠１，２を連結材３で連結して
ワゴンを形成し、支持枠１の上方に袋４の上口縁
５を着脱自在に係止する袋支持杆６を設け、支持
枠１の一側上部に袋４の上口縁５を押止めする孔
あき蓋７を開閉自在に設け、支持枠１の外方に開
閉自在の扉８を設け、対向する連結材３に渡杆９
を設けて皿受け用の容器１０を着脱自在に載置
し、他方の支持枠２には孔１１と渡杆１２を設け
て小型の容器１３を着脱自在に設け、両支持枠
１，２の下端に自在車１４，１５を設けてワゴン
を円滑に移動できるようにしてあり、又孔あき蓋
７及び扉８は蝶番等により開閉自在に取付けてあ
り、１７はパツキング１８は把手である。

本考案は上述のように支持枠１の上方に袋支持
杆６を設けたからビニール等残飯や残料理を入れ
る袋４の上口縁５を袋支持杆６に係止し、孔あき
蓋７を上口縁５に押しつけると上口縁５は袋支持
杆６と孔あき蓋７とに挾まれて押し止められるた
め袋４は袋支持杆６に止着せられる。

従つて食事の終つた皿に残されている残飯や料
理品を孔あき蓋７の孔１６から袋４へ直ちに投入
し、皿には残飯や残料理を残さないで皿と残飯，
残料理とを別々にした状態で運搬し、皿を洗滌場
に運搬し皿洗いを行なうことがでかきると共に、
袋４に投入された残飯，残料理は扉８を開いて袋
４を持ち、孔あき蓋７を開くと袋４の上口縁５は
押止めを解放されるので袋４は扉８を開いた方向
から簡単に取出し、残飯や残料理を袋４に入れた
ままで捨てることができるので残飯や残料理の処
理を簡便に処理することができる。

しかも、対向する連結材３，３間に設けた渡杆
９に皿受け用の容器１０を着脱自在に設ける共
に、支持枠２に設けた渡杆１２に設けた小型の容
器１３を着脱自在に設けたから、残り物を袋４に
移した皿を皿受け用の容器１０にまとめて収納す
ると共に、スプーン、コツプ等の小さな容器を区
別して収納し、まとめて洗い易いようにして運搬
出来る。

従つて本考案によれば皿の洗滌と残飯や残料理
の運搬から処理に至るまで円滑に行ない得られ残
飯や残料理による汚染も極めて少なくなり皿下げ
時における作業を衛生的に行ない得られる等の効
果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は本考案の平面図、第２図は同上の一部切欠正面
図、第３図は同上の孔あき蓋及び扉の開放状態を
示す斜視図、第４図は同上の左側面図である。 １，２は支持枠、３は連結材、４は袋、５は上
口縁、６は袋支持杆、７は孔あき蓋、８は扉、
９，１２は渡杆、１０は皿受け用の容器、１１は
孔、１３は小型の容器、１４，１５は自在車、１
６は投入孔、１７はパツキング、１８は把手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下端に自在車を設けた支持枠を対向させた連結
   材で連結し、対向する連結材間に設けて渡杆に皿
   受け用の容器を着脱自在に設け、一方の支持枠の
   上端に設けた袋支持杆に袋の上口縁を着脱自在に
   係止すると共に、支持枠に開閉自在に設けた孔あ
   き蓋で上口縁を押出し、他方の支持枠に設けた渡
   杆に小型の容器を着脱自在に設けたことを特徴と
   する皿下げ用ワゴン。