JPH0582062U - 発光素子 - Google Patents

発光素子

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Publication number
JPH0582062U
JPH0582062U JP3549592U JP3549592U JPH0582062U JP H0582062 U JPH0582062 U JP H0582062U JP 3549592 U JP3549592 U JP 3549592U JP 3549592 U JP3549592 U JP 3549592U JP H0582062 U JPH0582062 U JP H0582062U
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JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
light
zone plate
emitting diode
diode element
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Pending
Application number
JP3549592U
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English (en)
Inventor
耕一 似鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、発光出力を集光させる。 【構成】 発光ダイオード素子21は、p型基板28上
にp型クラッド層23、活性層24、n型クラッド層2
5を順次形成した後、電極22,26をその上下に蒸着
したものである。また、発光面側の電極26には同心円
状のスリット27が形成されており、このスリット27
はゾーンプレートを形成している。このため、活性層2
4にて発光された光は、このゾーンプレートであるスリ
ット27を通過する際に回折され、ゾーンプレートの焦
点近傍に集光される。そして、この焦点位置に光ファイ
バの入射端面を設置することにより、発光ダイオード素
子21の出力光を効率良く光ファイバ内に導くことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ファイバなどで光通信を行う際に光源として使用するのに好適な 発光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光通信に使用される発光ダイオード素子(LED)は、結晶内部に発生した光 を効率良く外部に取り出し、少ない損失で光ファイバと結合できることを考慮し た構造でなければならない。しかし、一般に面発光型の発光ダイオード素子の発 光面から出力される光は、指向性が大きく広がっているため、光通信システムの 光源として使用する場合、光ファイバの入射端面を単純に突合わせても光ファイ バ内にはほんの僅かな光しか導くことができず、そのままの構造では実用になら なかった。そこで、光通信システムの光源としては、例えば、図2,3に示すよ うな特別な構造の面発光型の発光ダイオード素子を使用していた。
【0003】 図2に示す発光ダイオード素子1は、発光面側に設けたウェル3に球状レンズ 4をエポキシ樹脂5にて取り付けたものであり、活性層2にて発光した光をこの 球状レンズ4にて図示せぬ光ファイバの入射端面に集光させるものである。 また、図3に示す発光ダイオード素子11は、発光面側に設けた基板12の中 央表面をレンズ13状にし、先球ファイバ14をその焦点位置に置くようにした ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図2に示す発光ダイオード素子1は、別個に製造した球状レンズ4 を使用するため、部品点数が多くなり、しかもこの球状レンズ4を発光ダイオー ド素子1の発光面側に設けたウェル3上に載置しなければならず、手間のかかる ものであった。 また、図3に示す発光ダイオード素子11は、レンズ13を設けた特殊な基板 12上に半導体を結晶成長させなければならず、製造が困難であった。 そこで本考案は、簡単な構成で、発光出力を集光させることのできる発光素子 を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段として、一対の電極間に少なくともp型クラッ ド層、活性層及びn型クラッド層が接合され、前記活性層で発光した光の大部分 を一方の前記電極側から出力する面発光型の発光素子において、発光面側の前記 電極にゾーンプレートのパターンで形成された同心円状のスリットを備えたこと を特徴とする発光素子を提供しようとするものである。
【0006】
【実施例】
本考案の発光素子の第1の実施例を図1(A),(B)と共に説明する。 同図(A)は本実施例の発光ダイオード素子21の上面図、同図(B)は側面 図である。そして、この発光ダイオード素子21は、p型基板28上にp型クラ ッド層23、活性層24、n型クラッド層25を順次形成した後、電極22,2 6をその上下に蒸着したものである。また、発光面側の電極26には同心円状の スリット27が形成されており、このスリット27はゾーンプレートを形成して いる。このため、活性層24にて発光された光は、このゾーンプレートであるス リット27を通過する際に回折され、ゾーンプレートの焦点近傍に集光される。 そして、この焦点位置に光ファイバの入射端面を設置することにより、発光ダイ オード素子21の出力光を効率良く光ファイバ内に導くことができる。
【0007】 また、この発光ダイオード素子21の電極26に設けるスリット27は、次の ようにして形成することができる。 まず、n型クラッド層25上に電極26を製造するための電極材料を蒸着し、 その上に感光材を塗布する。 次に、光ファイバの入射端面を設置する位置に微小光源を置き、球面波となる 光を照射すると同時に別の位置から平行光を照射すると、それらの光の干渉効果 によって明暗が生じ、同心円状に電極材料上の感光材を感光させることができる 。これは、通常のゾーンプレートを形成する方法と同じである。 その後、感光した感光材を現像液で処理して同心円状に電極材料面を露出させ る。そして、この露出した電極材料をエッチング除去した後、残りの感光材を除 去して他の電極材料部分を露出させることにより、ゾーンプレートであるスリッ ト27を有する電極26を形成することができる。
【0008】 なお、全ての電極部分に電流を注入するために、図1(A)のように各電極部 分を連結したい場合には、上記のようにして同心円状のスリット27を形成した 後、連結する部分以外をマスクして、もう一度蒸着を行えば良い。
【0009】
【考案の効果】
本考案の発光素子は、発光面側の電極にゾーンプレートのパターンで形成され た同心円状のスリットを設けたので、光学部品を取り付けたり、素子の結晶部分 を特殊な構造にしなくても集光することができ、また、簡単な構成であるので、 安価に大量生産することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)はそれぞれ本考案の発光素子の
一実施例を示す上面図及び正面図である。
【図2】従来例を示す正面図である。
【図3】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】 1,11,21 発光ダイオード素子 2,24 活性層 3 ウェル 4 球状レンズ 5 エポキシ樹脂 12 基板 13 レンズ 14 先球ファイバ 22,26 電極 23 p型クラッド層 25 n型クラッド層 27 スリット 28 p型基板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の電極間に少なくともp型クラッド
    層、活性層及びn型クラッド層が接合され、前記活性層
    で発光した光の大部分を一方の前記電極側から出力する
    面発光型の発光素子において、 発光面側の前記電極にゾーンプレートのパターンで形成
    された同心円状のスリットを備えたことを特徴とする発
    光素子。
JP3549592U 1992-03-31 1992-03-31 発光素子 Pending JPH0582062U (ja)

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