JPH0582021A - ブラウン管用パネルの把持装置及び方法 - Google Patents

ブラウン管用パネルの把持装置及び方法

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JPH0582021A
JPH0582021A JP26552791A JP26552791A JPH0582021A JP H0582021 A JPH0582021 A JP H0582021A JP 26552791 A JP26552791 A JP 26552791A JP 26552791 A JP26552791 A JP 26552791A JP H0582021 A JPH0582021 A JP H0582021A
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寛 板倉
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康弘 大井
Kunio Ikui
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラウン管用パネルを確実に把持すること。 【構成】 チャックによりブラウン管用パネルを把持す
るパネル把持装置10において、X方向把持装置10X
と、Y方向把持装置10Yとを有して構成され、X方向
把持装置10Xは、X方向ねじ軸22X、23Xと、X
方向駆動装置18Xと、X方向駆動装置18Xの出力ト
ルクを予め定めてあるX方向パネル把持トルクに制御す
るX方向トルク制御手段60とを有してなり、Y方向把
持装置10Yは、Y方向ねじ軸22Y、23Yと、Y方
向駆動装置18Yと、Y方向駆動装置18Yの出力トル
クを予め定めてあるY方向パネル把持トルクに制御する
Y方向トルク制御手段60とを有してなるようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管用パネルの
把持装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラウン管用パネルの把持装置と
して、図8、図9の如くのものがある。この把持装置1
は、パネル内面に蛍光塗料を塗布するに際し、パネルを
把持し、該パネルを塗布位置まで移送するものである。
把持装置1は、インデックスフレーム2に設けられる水
平支軸3回りにチャックヘッド4を回動可能に支持し、
チャックヘッド4にチャック5を備えている。チャック
ヘッド4は、そのピン4Aを位置決め爪6A、6Bに挟
まれて位置決めされた状態で、シリンダ7により押動さ
れるチャックアーム5Aの揺動により加圧ばね5Bを介
してチャック5を拡縮され、パネル8を把持する。ま
た、チャックヘッド4は、水平支軸3回りに180度回動
し、チャック5が把持したパネル8を上向きとし、この
パネル8内に蛍光塗料を供給された状態で、モータ4B
により回動せしめられパネル8の内面に蛍光塗料を遠心
塗布せしめる。
【0003】尚、9は受板であり、受板9はシリンダ7
が加える押圧力による、水平支軸3回りにおけるチャッ
クヘッド4の回転を制止するものである。また、位置決
め爪6A、6Bは、固定爪6Aと開閉爪6Bとからな
り、開閉爪6Bを固定爪6Aに対して開閉することによ
り、両爪6A、6B間にピン4Aを挟持する(図9
(A)〜(C)参照)。
【0004】即ち、把持装置1にあっては、下記(1) 〜
(4) によりパネル8を把持、移送する。
【0005】(1) チャックヘッド4の下方の載置台8A
にパネル8を供給する。 (2) 載置台8AのX方向の両側、及びY方向の両側に位
置している位置決め爪8Bによりパネル8の位置決め
(X、Y方向)を行なう。位置決め後、位置決め爪8B
は原位置に戻る。
【0006】(3) 載置台8Aを上昇させ、上方のチャッ
クヘッド4が備えているチャック5によりパネル8を把
持する。
【0007】(4) インデックスフレーム2の旋回により
パネル8を塗布位置に移送する。塗布位置において、チ
ャックヘッド4は水平支軸3回りにて180度回転し、パ
ネル8を上向きとする。そして、上向きのパネル8内に
蛍光塗料を供給された状態で、チャックヘッド4はモー
タ4Bにより鉛直軸回りに回転され、パネル8内面に蛍
光塗料を遠心塗布する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記〜の問題点がある。
【0009】パネルサイズが変わると、チャック5に
よる把持力が変化し、把持力不足によるパネル脱落を生
ずるおそれがある。即ち、チャック5がパネル8に付与
する把持力は、加圧ばね5Bのたわみによるものの、加
圧ばね5Bをたわませるチャックアーム5Aの揺動スト
ロークはシリンダ7の前後進ストロークによって常に一
定である。このため、小サイズのパネル8を把持する場
合には、加圧ばね5Bのたわみ量が小となり、把持力が
弱くなってしまうのである。
【0010】チャックによるパネル把持の前段階で、
載置台上のパネルを位置決め爪により正確に位置決めす
る必要があり、装置が複雑となる。
【0011】パネルは載置台上で位置決めされた後、
チャックによる把持位置まで無把持状態で移動せしめら
れるものであり、無把持状態での移動時に位置ずれを生
ずる可能性がある。
【0012】パネルはチャックによりX方向にて把持
されるに過ぎず、Y方向での芯出しをなされずにチャッ
クされ移送されるので、パネル重心がチャックに対しY
方向にずれて移送される際の振動が大きく、脱落のおそ
れがある。
【0013】本発明は、ブラウン管用パネルを確実に把
持することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、チャックによりブラウン管用パネルを把持する把持
装置において、パネルをX方向にて把持するX方向把持
装置と、該パネルをX方向に直交するY方向にて把持す
るY方向把持装置とを有して構成され、X方向把持装置
は、X方向チャックが螺着されるX方向ねじ軸と、X方
向ねじ軸を駆動するX方向駆動装置と、X方向駆動装置
の出力トルクを予め定めてあるX方向パネル把持トルク
に制御するX方向トルク制御手段とを有してなり、Y方
向把持装置は、Y方向チャックが螺着されるY方向ねじ
軸と、Y方向ねじ軸を駆動するY方向駆動装置と、Y方
向駆動装置の出力トルクを予め定めてあるY方向パネル
把持トルクに制御するY方向トルク制御手段とを有して
なるようにしたものである。
【0015】請求項2に記載の本発明は、請求項1記載
の把持装置を用いた把持方法であって、X方向把持装置
のX方向チャックによりパネルを一旦把持し、その後把
持解除し、次にY方向把持装置のY方向チャックにより
該パネルを把持し、最後にX方向把持装置のX方向チャ
ックにより該パネルを把持するようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、下記〜の作用がある。
【0017】トルク制御手段の存在により、チャック
は、パネルサイズにかかわらず、予め定めたトルクでパ
ネルを確実に把持し、把持力不足によるパネル脱落を生
ずることがない。
【0018】チャック自体にパネルの芯出し、位置決
め機能を備えているから、チャックによるパネル把持の
前段階で、パネルを正確に位置決めする必要がない。
【0019】パネルはチャックによる位置決め後、移
送前に把持されるから、位置決め後の位置ずれを生ずる
ことがない。
【0020】パネルはX方向把持装置のチャックとY
方向把持装置のチャックとにより、XY両方向で完全に
芯出し、位置決めされた状態で把持されるから、移送中
に振動を生じて脱落する如くがない。
【0021】
【実施例】図1は本発明が適用されたパネル把持装置の
要部を示す模式図、図2はパネル把持装置を構成する駆
動装置を示す模式図、図3はパネル把持装置を構成する
チャックヘッドの位置決め装置を示す模式図、図4はチ
ャックヘッドのケーシングを示す模式図、図5はX方向
駆動装置を示す模式図、図6はY方向駆動装置を示す模
式図、図7はパネル把持装置の制御回路を示すブロック
図である。
【0022】パネル把持装置10は、パネル11の内面
に蛍光塗料を塗布するに際し、パネル11を把持し、該
パネル11を塗布位置まで移送するものである。把持装
置10は、インデックスフレーム12に設けられる水平
支軸13回りにチャックヘッド14を回動可能に支持
し、チャックヘッド14にX方向把持装置10XとY方
向把持装置10Yを備えている。チャックヘッド14
は、位置決め装置17により位置決めされた状態で、X
方向把持装置10XとY方向把持装置10Yによりパネ
ル11を把持する。
【0023】また、チャックヘッド14は、水平支軸1
3回りに 180度回動し、X方向把持装置10X、Y方向
把持装置10Yが把持したパネル11を上向きとし、こ
のパネル11内に蛍光塗料を供給された状態で、モータ
19により回動せしめられパネル11内面に蛍光塗料を
遠心塗布せしめる。
【0024】然るに、チャックヘッド14にはX方向把
持装置10XのX方向チャック15X、16X、及び各
チャック15X、16Xが螺着されるX方向ねじ軸22
X、23Xが以下の如く内蔵されている(図1、図4参
照)。
【0025】即ち、チャックヘッド14のケーシング2
1には、 2本のねじ軸22X、23XがX軸上に同軸配
置され、継手24Xにて一体化されている。各ねじ軸2
2X、23Xは、各 2個のブッシュ25A、25B、2
5C、25Dにより、ケーシング21に対して回転自在
である。ねじ軸22Xには右ねじ部26X、ねじ軸23
Xには左ねじ部27Xがそれぞれ形成されている。これ
らのねじ部26X、27Xは台形ねじである。
【0026】各ねじ部26X、27Xには、スライダ2
8X、29Xが螺着している。スライダ28X、29X
には、それぞれアーム30X(30A、30B)、31
X(31A、31B)が取着され、各アーム30X、3
1Xは、スライダ28X、29Xからケーシング21の
側部開口部21Aを突出して水平に延び、そして下方に
延びて、その下端にゴム質の前記チャック15X、16
Xを有する。ケーシング21には、ねじ軸22X、23
Xの回転に伴い軸方向に移動するスライダ28X、29
Xを案内するスライドガイド32X、33Xが固定支持
されている。
【0027】ねじ軸22Xの一端はケーシング21の外
方に延び、端部に歯車34Xが固着されている。またブ
ッシュ25Aを有する軸受35Xの外周には駒36Xが
回転支持される。
【0028】ケーシング21の下部には、塗布工程にお
ける塗布液飛散防止用の円板37が固定配置されてい
る。この円板37には 4つの長孔38A〜38Dが形成
され、各アーム30X、31Xは対応する長孔38A〜
38Dを通って円板37の下方に延在せしめられる。図
中、39Xはジャバラであり、アーム30X、31Xが
突出するケーシング21の側部開口部21Aを覆ってい
る。
【0029】また、チャックヘッド14には、上述のX
方向把持装置10Xにおけると同様にして、Y方向把持
装置10YのY方向チャック15Y、16Y、及び各チ
ャック15Y、16Yが螺着されるY方向ねじ軸22
Y、23Yが内蔵されている。尚、Y方向把持装置10
Yの構成部材であって、X方向把持装置10Xの構成部
材と同一機能をなすものは、X方向把持装置10Xの構
成部材番号における添字Xを添字Yに代えて説明を省略
する。
【0030】位置決め装置17は以下の如く構成されて
いる(図3参照)。位置決め装置17はX方向把持装置
10Xにおける駒36Xの上方に配置され、昇降シリン
ダ41により昇降せしめられる昇降台42に固定爪43
Aと開閉爪43Bを備えると共に、開閉爪43Bを固定
爪43Aに対して開閉する開閉シリンダ44を備えてい
る。これにより、位置決め装置17は昇降台42を下降
位置に設定し、開閉爪43Bを固定爪43Aに対して閉
じることにより、両爪43A、43B間にチャックヘッ
ド14の側の前記駒36Xを挟持し、チャックヘッド1
4を位置決めする。
【0031】X方向把持装置10Xにおいて、X方向ね
じ軸22X、23Xを駆動するX方向駆動装置18X
は、以下の如く構成されている(図2、図5、図7参
照)。X方向駆動装置18Xは前後進シリンダ51によ
り前後進せしめられる移動台52に駆動部53Xを搭載
している。駆動部53Xは、図7に示す如く、ACサー
ボモータ54X、エンコーダ55X、減速機56X、ト
ルク検出器57X、歯車58Xにて構成され、モータ5
4Xのドライバ59X、及びドライバ59Xを制御する
制御装置60を有している。また、X方向駆動装置18
Xは移動台52にクラッチシリンダ61X、及びクラッ
チアーム62Xを有しており、クラッチアーム62Xに
3個の歯車列63Xを備えている。歯車列63Xは駆動
部53Xの歯車58Xと連結されている。これにより、
X方向駆動装置18Xにあっては、クラッチシリンダ6
1Xによりクラッチアーム62Xを作業位置に設定する
ことにて、歯車列63Xの先端歯車64XをX方向把持
装置10Xの歯車34Xに噛合いさせ、駆動部53Xの
トルクを歯車34Xに伝えることとしている。
【0032】このとき、制御装置60は、今回把持対象
としてのパネル11に付与すべきX方向パネル把持トル
クをトルク設定器67Xにて予め設定される。そして、
制御装置60は、トルク設定器67Xの設定信号と、ト
ルク検出器57Xの検出信号を得て、駆動部53Xの出
力トルクをトルク設定器67Xが予め定めたX方向パネ
ル把持トルクにフィードバック制御する。
【0033】他方、Y方向把持装置10Yにおいて、Y
方向ねじ軸22Y、23Yを駆動するY方向駆動装置1
8Yは、以下の如く構成されている(図2、図6、図7
参照)。Y方向駆動装置18Yは、前後進シリンダ51
により前後進せしめられる移動台52に駆動部53Yを
搭載している。駆動部53Yは、図7に示す如く、AC
サーボモータ54Y、エンコーダ55Y、減速機56
Y、トルク検出器57Y、歯車58Yにて構成され、モ
ータ54Yのドライバ59Y、及びドライバ59Yを制
御する制御装置60を有している。また、Y方向駆動装
置18Yは移動台52にクラッチシリンダ61Y、及び
クラッチアーム62Yを有しており、クラッチアーム6
2Yに 3個の歯車列63Yを備えている。歯車列63Y
は歯車65、66を介して駆動部53Yの歯車58Yに
連結されている。これにより、Y方向駆動装置18Yに
あっては、クラッチシリンダ61Yにより、クラッチア
ーム62Yを作業位置に設定することにて、歯車列63
Yの先端歯車64YをY方向把持装置10Yの歯車34
Yに噛合いさせ、駆動部53Yのトルクを歯車34Yに
伝えることとしている。
【0034】このとき、制御装置60は、今回把持対象
としてのパネル11に付与すべきY方向パネル把持トル
クをトルク設定器67Yにて予め設定される。そして、
制御装置60は、トルク設定器67Yの設定信号と、ト
ルク検出器57Yの検出信号を得て、駆動部53Yの出
力トルクをトルク設定器67Yが予め定めたY方向パネ
ル把持トルクにフィードバック制御する。尚、Y方向パ
ネル把持トルクはX方向パネル把持トルクと同一であっ
てもよい。
【0035】以上の把持装置10は、下記(1) 〜(4) に
よりパネル11を把持、移送する。
【0036】(1) チャックヘッド14の下方の載置台に
パネル11を供給する。 (2) 載置台上でパネル11の粗位置決めを行なった後、
載置台を上昇させ、上方のチャックヘッド14にて下記
(3) の如くによりパネル11を把持する。
【0037】(3) X方向把持装置10Xのチャック1
5X、16Xによりパネル11を一旦把持し、その後把
持解除する。この場合、チャック15X、16Xはパネ
ル11を把持した位置から原点位置まで戻す必要はな
く、わずかに戻せば足りる。 次に、Y方向把持装置10Yのチャック15Y、16
Yによりパネル11を把持する。 最後に、X方向把持装置10Xのチャック15X、1
6Xによりパネル11を把持する。
【0038】尚、X方向把持装置10X、Y方向把持装
置10Yによる把持動作は実質的に同一であり、X方向
把持装置10Xの把持動作を代表として説明すれば、以
下の如くである。
【0039】チャックヘッド14のケーシング21全体
を回転し、駒36Xが位置決め装置17の爪43A、4
3Bにて所定位置に位置決めされるところでその回転を
停止する。X方向駆動装置18Xを前進させ、駆動部5
3Xに連なる歯車64XをX方向把持装置10Xの歯車
34Xに噛合いさせ、駆動部53Xのトルクを歯車34
Xに伝える。この回転により、ねじ軸22X、23Xが
回転せしめられる。そこで各ねじ軸22X、23Xのね
じ部26X、27Xに螺着しているスライダ28X、2
9Xは、スライドガイド32X、33Xに案内されなが
ら互いに接近する方向に移動する。スライダ28X、2
9Xの移動に伴い、両チャック15X、16Xが閉方向
に移動し、やがて両チャック15X、16Xにてパネル
11を把持する。駆動部53Xの回転停止は、トルク検
出器57Xが検出する出力トルクの変動を制御装置60
にて検知することにてなされる。
【0040】両チャック15X、16Xによるパネル把
持状態下で、駆動部53Xに連なる歯車64XはX方向
把持装置10Xの歯車34Xから後退し、X方向駆動装
置18Xは原位置に戻る。このとき、ねじ部26X、2
7Xは台形ねじであるため、その自己保持(ロック)機
能で、パネル11に対する把持力が弱まることはない。
【0041】(4) インデックスフレーム12の旋回によ
りパネル11を塗布位置に移送する。塗布位置におい
て、チャックヘッド14は水平支軸13回りにて 180度
回転し、パネル11を上向きとする。そして、上向きの
パネル11内に蛍光塗料を供給された状態で、チャック
ヘッド14はモータ19により鉛直軸回りに回転され、
パネル11内面に蛍光塗料を遠心塗布する。
【0042】次に、本実施例の作用について説明する。 トルク制御手段として機能する制御装置60の存在に
より、チャック15X、16X、15Y、16Yは、パ
ネルサイズにかかわらず、予め定めたトルクでパネル1
1を確実に把持し、把持力不足によるパネル脱落を生ず
ることがない。
【0043】チャック15X、16X、15Y、16
Y自体にパネル11の芯出し、位置決め機能を備えてい
るから、チャック15X、16X、15Y、16Yによ
るパネル把持の前段階で、パネル11を正確に位置決め
する必要がない。
【0044】パネル11はチャック15X、16X、
15Y、16Yによる位置決め後、移送前に把持される
から、位置決め後の位置ずれを生ずることがない。
【0045】パネル11はX方向把持装置10Xのチ
ャック15X、16XとY方向把持装置10Yのチャッ
ク15Y、16YとによりXY両方向で完全に芯出し、
位置決めされた状態で把持されるから、移送中に振動を
生じて脱落する如くがない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブラウン
管用パネルを確実に把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されたパネル把持装置の要
部を示す模式図である。
【図2】図2はパネル把持装置を構成する駆動装置を示
す模式図である。
【図3】図3はパネル把持装置を構成するチャックヘッ
ドの位置決め装置を示す模式図である。
【図4】図4はチャックヘッドのケーシングを示す模式
図である。
【図5】図5はX方向駆動装置を示す模式図である。
【図6】図6はY方向駆動装置を示す模式図である。
【図7】図7はパネル把持装置の制御回路を示すブロッ
ク図である。
【図8】図8は従来のパネル把持装置を示す模式図であ
る。
【図9】図9は従来のパネル把持装置におけるチャック
ヘッドの位置決め手段を示す模式図である。
【符号の説明】
10 パネル把持装置 10X X方向把持装置 10Y Y方向把持装置 15X、16X X方向チャック 15Y、16Y Y方向チャック 18X X方向駆動装置 18Y Y方向駆動装置 22X、23X X方向ねじ軸 22Y、23Y Y方向ねじ軸 60 制御装置(トルク制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生井 邦夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャックによりブラウン管用パネルを把
    持する把持装置において、パネルをX方向にて把持する
    X方向把持装置と、該パネルをX方向に直交するY方向
    にて把持するY方向把持装置とを有して構成され、X方
    向把持装置は、X方向チャックが螺着されるX方向ねじ
    軸と、X方向ねじ軸を駆動するX方向駆動装置と、X方
    向駆動装置の出力トルクを予め定めてあるX方向パネル
    把持トルクに制御するX方向トルク制御手段とを有して
    なり、Y方向把持装置は、Y方向チャックが螺着される
    Y方向ねじ軸と、Y方向ねじ軸を駆動するY方向駆動装
    置と、Y方向駆動装置の出力トルクを予め定めてあるY
    方向パネル把持トルクに制御するY方向トルク制御手段
    とを有してなることを特徴とするブラウン管用パネルの
    把持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の把持装置を用いた把持方
    法であって、X方向把持装置のX方向チャックによりパ
    ネルを一旦把持し、その後把持解除し、次にY方向把持
    装置のY方向チャックにより該パネルを把持し、最後に
    X方向把持装置のX方向チャックにより該パネルを把持
    することを特徴とするブラウン管用パネルの把持方法。
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