JPH0581983U - 温風発生器のヒーターアセンブリ用碍子 - Google Patents

温風発生器のヒーターアセンブリ用碍子

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JPH0581983U
JPH0581983U JP11009991U JP11009991U JPH0581983U JP H0581983 U JPH0581983 U JP H0581983U JP 11009991 U JP11009991 U JP 11009991U JP 11009991 U JP11009991 U JP 11009991U JP H0581983 U JPH0581983 U JP H0581983U
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JP
Japan
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insulator
heater
outer peripheral
annular outer
heating element
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Application number
JP11009991U
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English (en)
Inventor
博 吉村
Original Assignee
白光株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱体の温度変化によって破損するおそれが
なく、しかも、発熱体のコイル同士が部分的に接近した
り接触したりするおそれがないヒーターアセンブリ用碍
子を提供することを目的とする。 【構成】 ヒーターアセンブリ用碍子は、ヒーター碍子
単体11を複数個重ね併せて構成される。ヒーター碍子
単体11は、環状外周部13と芯部14と連結部15と
を一体に形成してなり、環状外周部13と芯部14との
間に、連結部15が少しずつ軸方向にずらしながら周方
向に複数配設される。そして、軸方向に隣接するヒータ
ー碍子単体11の連結部15の間には、1周若しくは整
数分の1周でヒーター碍子1個の軸方向長さ分移動す
る、らせん状に連らなる空部が形成されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は、温風発生器のヒーターアセンブリ用碍子に関するものである。温風 発生器は、ペイントの乾燥用、床材の溶融接着用、熱収縮性チューブ若しくはフ ィルムへの加熱用等のもので、この考案はハンディタイプ或いは固定式のものに 適用できる。 【0002】 【従来の技術】 従来、温風発生器のヒーターアセンブリ用の碍子として、断面十字形の棒状碍 子の周囲にコイル状電熱線を巻いたものが使用されている。しかしこれでは、電 熱線の温度変化によって、棒状碍子が途中で折れるという問題があり、これがた め碍子の折損を防止するためには、均質な碍子が必要とされ多量生産が困難であ った。しかも、上記構造では、外周壁との間に絶縁材及び断熱材を別途配置する 必要があり、部品数が多い。 【0003】 また、この他、特開昭60−35489号公報に記載の電気ヒーターアツセン ブリが提案されている。この公報に示されるものは、複数個の円板状ヒータエレ メントを積重ねたもので、これらヒータエレメントの隣接する対によって、それ らの間に環状チャネルを形成し第1段の環状チャネルに抵抗ワイヤコイルを収納 した後、このワイヤコイル端を第2段の環状チャネルの位置まで軸方向に屈曲し 、再度周方向に屈曲して第2段の環状チャネルに収納し、以下同様に繰り返して なるものである。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記特開昭60−35489号公報に示されるのものは、第1 段の環状チャネルから第2段の環状チャネルに進む際、抵抗ワイヤコイルを直線 状に伸ばさなくてはならず、しかも、ほぼ直角に屈曲しなければならない。 【0005】 このため、この部分において抵抗ワイヤコイルのコイルとコイルとの間隔が急 激に狭くなったり広くなったりし、部分的に高い熱を発することとなり、コイル が断線したり、一部ショートして全体の抵抗値が設定値に合わなくなったりする 問題があった。 【0006】 本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、発熱体の温度変 化によって破損するおそれがなく、しかも、発熱体のコイル同士が部分的に接近 したり接触したりするおそれがないヒーターアセンブリ用碍子を提供することを 目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため本考案にかかる温風発生器のヒーターアセンブリ用碍 子は、環状外周部と、環状外周部の中心に配した芯部と、環状外周部と芯部とを 数ケ所において連結する連結部とを有するヒーター碍子単体が複数個重ね合わさ れ、環状外周部及び芯部と一体をなしている連結部が、少しずつ軸方向にずらし ながら周方向に配設されることによって、軸方向に隣接するヒーター碍子単体の 連結部の間に、1周若しくは整数分の1周でヒーター碍子1個の軸方向長さ分移 動する、らせん状に連らなる空部が形成されてなることを特徴とするものである 。 【0008】 【作用】 ヒーターアセンブリ用碍子が、複数個のヒーター碍子単体を重ねあわせてなる ことにより、温度変化あるいは機械的ショックがあった場合にもおれることがな い。ヒーター碍子単体の環状外周部は、発熱体の外周を絶縁するとともに断熱し 、連結部を補強している。連結部が少しずつ軸方向にずらしながら周方向に配設 されることにより、発熱体を途中で屈曲することなく、しかも、環状外周部と芯 部との間に巻くことができる。環状外周部と芯部との間に発熱体が位置されるこ ととなるので、空気との熱交換率が高い。 【0009】 【実施例】 次に実施例を図面に沿って説明する。図1において1はハンディタイプの温風 発生器本体、2は温風発生器本体1の握り部、3は本体1の後部に内蔵されたモ ーター、4は握り部2に設け、温風、冷風、OFFを切替えるスイッチ、5はモ ーター2の軸に固定されたファン、7は風を前方に導く整風器、8は整風器7か ら前方に導かれた空気を温めるヒーターアセンブリ用碍子、9はヒーターアセン ブリ用碍子8を保持する保持筒、10は保持筒9の周囲を囲む網状の保護筒であ る。 【0010】 ヒーターアセンブリ用碍子8は、複数個の同形のヒーター碍子単体11が重ね 合わされてなり、その間にコイル状発熱体12が介装されている(図2)。ヒー ター碍子単体11は、セラミック製で、円環体の外周部13の中心に芯部14が 配され、芯部14と外周部13とが周方向等間隔毎に連結部15で連結されてい る。 【0011】 連結部15は、数ケ所に形成されており各連結部15には軸方向両端に円弧状 に窪んだ形の凹部16が形成されている。連結部15は、外周部13と芯部14 の間において、軸方向の位置が少しずつずれるように配設されている。この点を 図3及び図4〜図7で説明する。図示の例では、連結部15は8ケ所に形成され ており、これらを第1連結部151〜第8連結部158と表記する。第1連結部 151は、ヒーター碍子単体の一方の面に最も突出し、他方の面は最も深く窪ん だ位置となるように形成されている。第2連結部152は一方の面の突出量が少 し小さくなると共に、他方の面の窪み量も少し浅くなる。このようにして第3〜 第7連結部153〜157は、順次、一方の面から他方の面側に寄せて形成され 、第8連結部158は、第1連結部151と突出量及び窪み量が逆となり、第8 連結部158の上に載せられる発熱体12が第1連結部151の下に、らせん状 に入り込む。 【0012】 このようにヒーター碍子単体11を重ね合わせ、発熱体12を、第1連結部1 51と第8連結部158との間の空間を通して、一方の面から他方の面側に引き 出し、第1段のヒーター碍子単体と同様に第1連結部から第8連結部まで順次に 巻きつける。このとき、第1段のヒーター碍子単体の連結部15の上面側の凹部 16aと、第2段のヒーター碍子単体の連結部15の下面側の凹部16bとは、 発熱体12の外径に等しいか、少し大きい程度で、発熱体12を保持するのに丁 度よい大きさの穴を形成する。このようにしてらせん状に巻装された発熱体12 の一端17は電源に、他端18は、ヒーター碍子単体11に貫通された通孔19 を通してスイッチ4に接続されている。20はヒーター碍子単体11の位置を揃 えるためのマークであり、21は位置合せ凹部、22は位置合せ凹部に係合する 位置合せ凹部である。23はモーターの電圧を所定電圧にするためのドロッパー 抵抗であり、重ね合せたヒーター碍子単体11を貫通させたボルト24に挿通さ れており、止め金具25で押えてナット26で締めている。ナット26は、ボル トの熱膨張による緩み防止のためダブルナットとするのが好ましい。止め金具2 5は保持筒9にネジ27で止められている。 【0013】 28は外部から赤熱した発熱体12が見えないようにすると共に、流域を挟め て風速を高めるための整風板である。 【0014】 なお上記実施例では発熱体12を1周する毎にヒーター碍子単体の1段分軸方 向にずれるようにしているが、半周あるいは3分の1周毎にヒーター碍子単体の 1段分ずれるようにしてもよい。 【0015】 【考案の効果】 本考案は、このようにして環状外周部と、環状外周部の中心に配した芯部と、 環状外周部と芯部とを数ケ所において連結する連結部とを有するヒーター碍子単 体が複数個重ね合わされてなるので、発熱体の温度変化によってヒーター碍子が 折損するおそれがない。 【0016】 しかも、碍子自体が環状外周部を備えているので、断熱性および絶縁性に優れ 、別途断熱材や絶縁材が不要であるか、あるいは補助的なものでよく、ヒータア センブリとしてのユニット化に優れ、作業性がよくなると共に量産化を可能とす る。 【0017】 さらに、環状外周部及び芯部と一体をなしている連結部が、少しずつ軸方向に ずらしながら周方向に配設されることによって、軸方向に隣接するヒーター碍子 単体の連結部の間に形成された空部が、1周若しくは整数分の1周でヒーター碍 子単体1個の軸方向長さ分移動する空部であって、かつ、らせん状に連なる空部 であるので、複数個の碍子を重ねながら発熱体を巻くことができ、しかも、全体 としてもらせん状に巻くことができ、途中で直角に屈曲することがないから、発 熱体のコイル同士が部分的に近接したり接触したりするおそれがなく、断線やシ ョートを生ずることがない。 【0018】 さらにまた、ヒーター碍子単体が複数個重ね合わされてヒーターアセンブリが 構成され、ヒーター碍子単体の連結部の間に形成された空部は、1周もしくは整 数分の1周で、ヒーター碍子単体1個の軸方向長さ分移動するので、連結部の上 に、発熱体を1周もしくは整数分の1周分巻く毎にヒーター碍子単体を重ねるこ とによって容易に製作することができ、環状外周部と芯部との中間部に発熱体を 巻くことができる。 【0019】 つまり、空気の流通路の中に発熱体が配設されるので、熱交換率がよく、低電 力によって必要な温風がえられる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の一実施例を適用した温風発生器の断面
図である。 【図2】本考案の一実施例を示す斜視図である。 【図3】ヒーター碍子単体を示す平面図である。 【図4】IV−IV線断面端面図である。 【図5】V−V線断面端面図である。 【図6】VI−VI線断面端面図である。 【図7】VII −VII 線断面端面図である。 【符号の説明】 8 ヒーターアセンブリ用碍子 11 ヒーター碍子単体 12 発熱体 13 外周部 14 芯部 15 連結部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 環状外周部と、環状外周部の中心に配した芯部と、
    環状外周部と芯部とを数ケ所において連結する連結部と
    を有するヒーター碍子単体が複数個重ね合わされ、 環状外周部及び芯部と一体をなしている連結部が、少し
    ずつ軸方向にずらしながら周方向に配設され、 軸方向に隣接するヒーター碍子単体の連結部の間に、1
    周若しくは整数分の1周でヒーター碍子1個の軸方向長
    さ分移動する、らせん状に連らなる空部が形成されてな
    ることを特徴とする温風発生器のヒーターアセンブリ用
    碍子。
JP11009991U 1991-12-12 1991-12-12 温風発生器のヒーターアセンブリ用碍子 Pending JPH0581983U (ja)

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