JPH0636287U - 電気ヒータ - Google Patents
電気ヒータInfo
- Publication number
- JPH0636287U JPH0636287U JP7678292U JP7678292U JPH0636287U JP H0636287 U JPH0636287 U JP H0636287U JP 7678292 U JP7678292 U JP 7678292U JP 7678292 U JP7678292 U JP 7678292U JP H0636287 U JPH0636287 U JP H0636287U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- nichrome wire
- wound
- present
- coil shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、電力を無理なく上昇させることがで
きる、また同じ電力を得る場合に電気ヒータを小型で軽
量にすることができる、更に発熱斑を防止できる、電気
ヒータを提供するものである。 【構成】本考案は、ニクロム線をコイル状に巻線した第
一ヒータの外周に絶縁材を介してニクロム線をコイル状
に巻線した第二ヒータが周設されており、双方のニクロ
ム線の端部がそれぞれ接続されて成ることを特徴として
いる。
きる、また同じ電力を得る場合に電気ヒータを小型で軽
量にすることができる、更に発熱斑を防止できる、電気
ヒータを提供するものである。 【構成】本考案は、ニクロム線をコイル状に巻線した第
一ヒータの外周に絶縁材を介してニクロム線をコイル状
に巻線した第二ヒータが周設されており、双方のニクロ
ム線の端部がそれぞれ接続されて成ることを特徴として
いる。
Description
【0001】
本考案は、電熱器、シーズヒータ、カートリッジヒータ等、電気ヒータの改良 に関する。
【0002】
従来、電気ヒータとして、絶縁基材に形成された渦状の溝部へコイル状のニク ロム線を配置した電熱器、また筒状の容器に絶縁材を介してコイル状のニクロム 線を収納したシーズヒータやカートリッジヒータ等が使用されている(特開昭4 9−35930、特開昭55−126992、特開昭60−117590、特公 昭60−24552)。
【0003】 ところが、上記のような従来の電気ヒータには、いずれも一重に巻線したコイ ル状のニクロム線を用いるものであるため、次のような欠点がある。 1)電力を上昇させることができず、したがって発熱量を上昇させることがで きない。電力を無理に上昇させると、電熱器ではニクロム線が断線してしまい、 またシーズヒータやカートリッジヒータではニクロム線の金属蒸発により絶縁材 が劣化し、短絡後にスパーク現象を起こして、破裂してしまうからである。 2)電力を無理なく上昇させるために、一重に巻線したコイル状のニクロム線 を複数並設したものもあるが、これでは電気ヒータが大型で重量に富むものにな ってしまう。 3)発熱斑が生じる。一重に巻線したコイル状のニクロム線にはピッチ斑が生 じるのを避けられないからである。
【0004】
本考案が解決しようとする課題は、従来の電気ヒータでは、1)電力を上昇さ せることができず、したがって発熱量を上昇させることができない、2)電力を 無理なく上昇させようとすると、大型で重量に富むものになってしまう、3)発 熱斑が生じる、という点である。
【0005】
しかして本考案は、ニクロム線をコイル状に巻線した第一ヒータの外周に絶縁 材を介してニクロム線をコイル状に巻線した第二ヒータが周設されており、双方 のニクロム線の端部がそれぞれ接続されて成ることを特徴とする電気ヒータに係 る。
【0006】 本考案において、第一ヒータ及びその外周の第二ヒータは共にコイル状に巻線 したニクロム線から成っており、第一ヒータと第二ヒータとの間には碍子や酸化 マグネシウム粉末等の絶縁材が介装されている。絶縁された第一ヒータ及び第二 ヒータは全体として二重コイルを形成しているのである。そして第一ヒータを構 成するコイル状に巻線したニクロム線の一端部と第二ヒータを構成するコイル状 に巻線したニクロム線の一端部とは、また双方のニクロム線の他端部はそれぞれ 直接に又はターミナルピン等を介して間接に接続されている。
【0007】
本考案によると、第一ヒータ及び第二ヒータが全体として二重コイルを形成し ているため、これらに供給する合計電力を無理なく上昇させることができ、した がって発熱量を無理なく上昇させることができる。また本考案によると、第一ヒ ータ及び第二ヒータが全体として二重コイルを形成しているため、一重コイルを 複数並設した従来のものに比べ、同じ電力を得る場合に電気ヒータを小型で軽量 にすることができる。更に本考案によると、第一ヒータ及び第二ヒータが全体と して二重コイルを形成しているため、一重コイルの場合に生じるピッチ斑を相互 に解消し合い、発熱斑を防止できる。
【0008】
図1は本考案の一実施例を示す側面図(一部断面図)である。絶縁材としての 筒状の碍子11の内周部にニクロム線をコイル状に巻線した第一ヒータ21が挿 入されており、また碍子11の外周に沿ってニクロム線をコイル状に巻線した第 二ヒータ31が着装されている。第一ヒータ21を構成するコイル状に巻線した ニクロム線の一端部と第二ヒータ31を構成するコイル状に巻線したニクロム線 の一端部とは、また双方のニクロム線の他端部はそれぞれ直接に結線されている 。
【0009】 図2は本考案の他の一実施例を示す側面図(一部断面図)である。ここではシ ーズヒータを示している。筒状の金属容器41の中央部にニクロム線をコイル状 に巻線した第一ヒータ22が挿入されており、第一ヒータ22の外周にニクロム 線をコイル状に巻線した第二ヒータ32が挿入されている。第一ヒータ22、第 二ヒータ32及び金属容器41の相互間には絶縁材としての酸化マグネシウム粉 末12が充填されている。第一ヒータ22を構成するコイル状に巻線したニクロ ム線の一端部と第二ヒータ32を構成するコイル状に巻線したニクロム線の一端 部とは、また双方のニクロム線の他端部はそれぞれターミナルピン51,52へ 取付けられており、ターミナルピン51,52と金属容器41との間は鉛ガラス やシリコンゴム等で密封されている。
【0010】 図3は本考案の更に他の一実施例を示す側面図(一部断面図)である。ここで はカートリッジヒータを示している。一方が閉塞された筒状の金属容器42の中 央部に筒状の碍子13が挿入されている。碍子13の外周に沿ってニクロム線を コイル状に巻線した第一ヒータ23が着装されており、第一ヒータ23の更に外 周にニクロム線をコイル状に巻線した第二ヒータ33が挿入されている。第一ヒ ータ23、第二ヒータ33及び金属容器42の相互間並びに碍子13の内部には 絶縁材としての酸化マグネシウム粉末14が充填されている。第一ヒータ23を 構成するコイル状に巻線したニクロム線の一端部と第二ヒータ33を構成するコ イル状に巻線したニクロム線の一端部とは途中で直接に結線された後に碍子13 の内部を通って金属容器42の外部へ取出されており、また双方のニクロム線の 他端部は途中で直接に結線された後に金属容器42の外部へ取出されていて、結 線された両端部のニクロム線と金属容器42との間は鉛ガラスやシリコンゴム等 で密封されている。
【0011】
既に明らかなように、以上説明した本考案には、電力を無理なく上昇させるこ とができる、また同じ電力を得る場合に電気ヒータを小型で軽量にすることがで きる、更に発熱斑を防止できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図(一部断面
図)。
図)。
【図2】本考案の他の一実施例を示す側面図(一部断面
図)。
図)。
【図3】本考案の更に他の一実施例を示す側面図(一部
断面図)。
断面図)。
11,13・・・碍子、12,14・・・酸化マグネシ
ウム粉末、21,22,23・・・第一ヒータ、31,
32,33・・・第二ヒータ、41,42・・・金属容
器、51,52・・・ターミナルピン
ウム粉末、21,22,23・・・第一ヒータ、31,
32,33・・・第二ヒータ、41,42・・・金属容
器、51,52・・・ターミナルピン
Claims (2)
- 【請求項1】 ニクロム線をコイル状に巻線した第一ヒ
ータの外周に絶縁材を介してニクロム線をコイル状に巻
線した第二ヒータが周設されており、双方のニクロム線
の端部がそれぞれ接続されて成ることを特徴とする電気
ヒータ。 - 【請求項2】 絶縁材が酸化マグネシウム粉末であり、
第一ヒータ及び第二ヒータが筒状の容器に収納されてい
て、双方のニクロム線の端部がターミナルピンへと接続
されたシーズヒータである請求項1記載の電気ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7678292U JPH0636287U (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 電気ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7678292U JPH0636287U (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 電気ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636287U true JPH0636287U (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=13615175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7678292U Pending JPH0636287U (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 電気ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636287U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009030843A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Kakin Sai | 導管装置 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP7678292U patent/JPH0636287U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009030843A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Kakin Sai | 導管装置 |
JP4637882B2 (ja) * | 2007-07-25 | 2011-02-23 | 蔡樺欣 | 導管装置 |
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