JPH0581747A - テープカセツト - Google Patents
テープカセツトInfo
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- JPH0581747A JPH0581747A JP24108291A JP24108291A JPH0581747A JP H0581747 A JPH0581747 A JP H0581747A JP 24108291 A JP24108291 A JP 24108291A JP 24108291 A JP24108291 A JP 24108291A JP H0581747 A JPH0581747 A JP H0581747A
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- JP
- Japan
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- tape cassette
- cassette
- tape
- recess
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、テ−プカセットの高さを定める基準
面の精度を安定に維持し、位置決めの高精度化を図るテ
−プカセットを提供することである。 【構成】テ−プカセットの外側のケ−ス表面に対して所
定距離だけ内側に高さ決めの基準面を設ける。 【効果】テ−プカセットの装置に対する高さを定める基
準面が、テ−プカセットの外側のケ−ス表面にないの
で、基準面がテ−プカセットをロ−ディングする機構や
搬送時に異物等に接触することが無く、基準面を損傷す
ることが無い。
面の精度を安定に維持し、位置決めの高精度化を図るテ
−プカセットを提供することである。 【構成】テ−プカセットの外側のケ−ス表面に対して所
定距離だけ内側に高さ決めの基準面を設ける。 【効果】テ−プカセットの装置に対する高さを定める基
準面が、テ−プカセットの外側のケ−ス表面にないの
で、基準面がテ−プカセットをロ−ディングする機構や
搬送時に異物等に接触することが無く、基準面を損傷す
ることが無い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置にお
けるテ−プカセットに係り、特に装置に装着する際の位
置決め精度の向上に好適な位置決め用の基準穴の形状に
関するものである。
けるテ−プカセットに係り、特に装置に装着する際の位
置決め精度の向上に好適な位置決め用の基準穴の形状に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テ−プを巻装するリ−ルを内蔵する
テ−プカセットは、記録再生を行なう装置に装着された
ときに、リ−ルとテ−プカセットのケ−スとは各々別々
に位置決めされる。即ち、リ−ルは装置のリ−ル台によ
り、テ−プカセットのケ−スは装置の位置決め部材によ
り位置決めされる。従来のテ−プカセットは、例えばS
MPTE Journal,March1986の35
8ペ−ジから374ペ−ジに記載されるD1あるいはD
2のテ−プカセットのように、テ−プカセットのケ−ス
の位置決めを行なう面あるいは穴は、ケ−スの最も外側
の面、即ち最下面、に設けられるのが一般的である。こ
の様な形状は構造が最も簡単である。また内部の構造に
あまり影響されずに基準面あるいは穴を設けられるの
で、テ−プカセットの薄型化に適している。
テ−プカセットは、記録再生を行なう装置に装着された
ときに、リ−ルとテ−プカセットのケ−スとは各々別々
に位置決めされる。即ち、リ−ルは装置のリ−ル台によ
り、テ−プカセットのケ−スは装置の位置決め部材によ
り位置決めされる。従来のテ−プカセットは、例えばS
MPTE Journal,March1986の35
8ペ−ジから374ペ−ジに記載されるD1あるいはD
2のテ−プカセットのように、テ−プカセットのケ−ス
の位置決めを行なう面あるいは穴は、ケ−スの最も外側
の面、即ち最下面、に設けられるのが一般的である。こ
の様な形状は構造が最も簡単である。また内部の構造に
あまり影響されずに基準面あるいは穴を設けられるの
で、テ−プカセットの薄型化に適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術は、テ−プカセットの基準面の精度、特にその
精度の維持という点について考慮がなされていない。即
ち、通常テ−プカセットは、カセットロ−ディング機構
により装置に装着される。この時、テ−プカセットのケ
−ス表面はカセットロ−ディング機構と接触ししゅう動
する。この様な動作を繰り返すことにより、テ−プカセ
ットのケ−ス表面は傷み易い。また、テ−プカセットの
運搬時等にもケ−ス表面は異物と接触しやすく、表面精
度が劣化しやすい。テ−プカセットの基準面の表面精度
が劣化すると、装置に装着した際に、装置に対するテ−
プカセットの位置が不正確となり、テ−プカセットが水
平に装着されなくなる。従って、テ−プカセット内部で
リ−ルがケ−スと擦れあったり、あるいは、テ−プカセ
ット内部のテ−プガイドの精度が劣化しテ−プ走行が不
安定となる。また、近年VTRはミニム−ビとして広く
普及しアウトドアで使用されるケ−スが増加している。
これらの使用環境では、防塵および防滴対策はもとよ
り、テ−プカセットを落したりしても破損しないヘビ−
デュ−ティなものが求められる。この様な市場の要求に
対して、上記した従来技術は必ずしも十分な考慮がなさ
れていなかった。本発明の目的は、これらの不都合点を
解消し、位置決めのための面を高精度に維持できると共
に、ケ−スの強度を確保することができるテ−プカセッ
トを提供することにある。
従来技術は、テ−プカセットの基準面の精度、特にその
精度の維持という点について考慮がなされていない。即
ち、通常テ−プカセットは、カセットロ−ディング機構
により装置に装着される。この時、テ−プカセットのケ
−ス表面はカセットロ−ディング機構と接触ししゅう動
する。この様な動作を繰り返すことにより、テ−プカセ
ットのケ−ス表面は傷み易い。また、テ−プカセットの
運搬時等にもケ−ス表面は異物と接触しやすく、表面精
度が劣化しやすい。テ−プカセットの基準面の表面精度
が劣化すると、装置に装着した際に、装置に対するテ−
プカセットの位置が不正確となり、テ−プカセットが水
平に装着されなくなる。従って、テ−プカセット内部で
リ−ルがケ−スと擦れあったり、あるいは、テ−プカセ
ット内部のテ−プガイドの精度が劣化しテ−プ走行が不
安定となる。また、近年VTRはミニム−ビとして広く
普及しアウトドアで使用されるケ−スが増加している。
これらの使用環境では、防塵および防滴対策はもとよ
り、テ−プカセットを落したりしても破損しないヘビ−
デュ−ティなものが求められる。この様な市場の要求に
対して、上記した従来技術は必ずしも十分な考慮がなさ
れていなかった。本発明の目的は、これらの不都合点を
解消し、位置決めのための面を高精度に維持できると共
に、ケ−スの強度を確保することができるテ−プカセッ
トを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、テ−プ
カセットの高さ方向の位置決めのための基準面を、ケ−
スの最外表面から所定量だけ離れた面に設けたことであ
る。また本発明の他の特徴は、テ−プカセットの平面内
での位置決めのための基準面を、ケ−スの最外表面と該
表面から所定量だけ離れた面との間に形成されるテ−プ
カセットの水平面とは垂直な面に設けたことである。
カセットの高さ方向の位置決めのための基準面を、ケ−
スの最外表面から所定量だけ離れた面に設けたことであ
る。また本発明の他の特徴は、テ−プカセットの平面内
での位置決めのための基準面を、ケ−スの最外表面と該
表面から所定量だけ離れた面との間に形成されるテ−プ
カセットの水平面とは垂直な面に設けたことである。
【0005】
【作用】テ−プカセットの下面には、部分的に前記下面
より所定量だけ離れた凹部が複数個設けられている。更
に、該凹部の中の少なくとも二箇所には、該凹部をなす
平面内に穴が設けられている。テ−プカセットを装置に
装着する際に高さ方向の位置決めを行なう位置決め部材
は、該凹部の大きさよりも小さく形成されており、該凹
部の面で高さ決めが行なわれる。また、テ−プカセット
の平面内での位置決めを行なう位置決め部材は、前記凹
部内に設けられた穴に嵌合する。これにより、テ−プカ
セットの位置決めを、ケ−スの最外表面ではなく、所定
距離離れた内部の面で行なう。同様に、テ−プカセット
の下面には、該下面より所定量離れた位置に凹部が複数
個設けられている。該凹部の中の少なくとも二箇所に
は、該凹部と前記下面とを結ぶ下面に垂直な面が所定の
形状に形成され、該凹部内に挿入される位置決め部材の
外周面とテ−プカセットの挿入方向に嵌合する。これに
より、該凹部と下面とを結ぶ垂直な面によりテ−プカセ
ットの平面内での位置決めがなされる。
より所定量だけ離れた凹部が複数個設けられている。更
に、該凹部の中の少なくとも二箇所には、該凹部をなす
平面内に穴が設けられている。テ−プカセットを装置に
装着する際に高さ方向の位置決めを行なう位置決め部材
は、該凹部の大きさよりも小さく形成されており、該凹
部の面で高さ決めが行なわれる。また、テ−プカセット
の平面内での位置決めを行なう位置決め部材は、前記凹
部内に設けられた穴に嵌合する。これにより、テ−プカ
セットの位置決めを、ケ−スの最外表面ではなく、所定
距離離れた内部の面で行なう。同様に、テ−プカセット
の下面には、該下面より所定量離れた位置に凹部が複数
個設けられている。該凹部の中の少なくとも二箇所に
は、該凹部と前記下面とを結ぶ下面に垂直な面が所定の
形状に形成され、該凹部内に挿入される位置決め部材の
外周面とテ−プカセットの挿入方向に嵌合する。これに
より、該凹部と下面とを結ぶ垂直な面によりテ−プカセ
ットの平面内での位置決めがなされる。
【0006】
【実施例】次に図1〜図11により、実施例を詳細に説
明する。図1は本発明によるテ−プカセットの一実施例
の底面図である。10はテ−プカセットであり、1は下
ケ−ス、2はテ−プカセット10の前面を覆う蓋、3は
下ケ−ス1と蓋2により形成される開口部であり、ロ−
ディング時にテ−プを引出すテ−プガイドが挿入され
る。4はサプライ側リ−ル、5はテイクアップ側リ−ル
であり、テ−プカセット10内でテ−プを巻装し、下ケ
−ス1に設けられた穴からリ−ル台による駆動部が外部
に臨む。また下ケ−ス1には、その開口部3の近傍に基
準穴6及び7が設けられる。またリ−ル4及び5を挾ん
で開口部3とは反対側の隅に凹部8及び9が設けられ
る。本実施例においては、これらの基準穴6、7及び凹
部8、9は、リ−ルのハブ径とはラップしない位置に配
置されており、テ−プカセットの薄型化を阻害しない。
図2は上記基準穴及び凹部の断面を示す側断面図であ
る。下ケ−ス1の下面1aには、各種の凹部が設けられ
ており、これらの断面を列記したのが図2である。基準
穴6は二段の凹部により形成され、下面1aからの最初
の凹部には高さ決め基準面6aが設けられ、更にその奥
には凹部6bが設けられる。該凹部6bは略円形状をな
す。基準穴7も同様に二段の凹部により形成され、下面
1aからの最初の凹部には高さ決め基準面7aが設けら
れ、更にその奥には凹部7bが設けられる。該凹部7b
は略長円形状をなす。凹部8は高さ決め基準面8aを持
つ一段の凹部で形成される。凹部9も同様の形状であ
る。上記した高さ決め基準面6a、7a、8aは同一の
高さ(L2)に設けられるのが良い。高さの基準面が同
じ高さになり精度を確保しやすいからである。上記テ−
プカセット10を装置に装着する状態を次に示す。図3
は装着前の状態であり、図4は装着時の状態である。シ
ャシ11には位置決めピン13と高さ決めピン14が固
定されている。位置決めピン13は段付き形状になって
おり、上部には略円錐形状のガイド部13aとその下方
に連なる円錐形状の位置決め部13bとが設けられ、下
部にはその上面にカセット載置面13cが設けられる円
筒部からなる。高さ決めピン14の上端にはカセット載
置面14aが設けられる。図3に示す矢印の方向にテ−
プカセットが移動すると図4に示す装着状態になる。ガ
イド部13aは凹部6bに倣ってテ−プカセットのシャ
シに対する概略の位置を定め、位置決め部13bと凹部
6bとの嵌合により正確な位置決めがなされる。またカ
セット載置面13cは高さ決め基準面6aと当接してテ
−プカセットの高さを定める。基準穴7に対しても図示
しないが同様の位置決めピンが対応し、基準穴6とでテ
−プカセットのシャシに対する平面内での位置を定め
る。カセット載置面14aは高さ決め基準面8aに当接
して、カセット載置面13cとでテ−プカセットの高さ
を定める。また本実施例に示した凹部8及び9は、所定
の面積を確保することが出来るので、例えば、オ−トチ
ェンジャ用のグリップ等にも兼用して使用することが出
来る。
明する。図1は本発明によるテ−プカセットの一実施例
の底面図である。10はテ−プカセットであり、1は下
ケ−ス、2はテ−プカセット10の前面を覆う蓋、3は
下ケ−ス1と蓋2により形成される開口部であり、ロ−
ディング時にテ−プを引出すテ−プガイドが挿入され
る。4はサプライ側リ−ル、5はテイクアップ側リ−ル
であり、テ−プカセット10内でテ−プを巻装し、下ケ
−ス1に設けられた穴からリ−ル台による駆動部が外部
に臨む。また下ケ−ス1には、その開口部3の近傍に基
準穴6及び7が設けられる。またリ−ル4及び5を挾ん
で開口部3とは反対側の隅に凹部8及び9が設けられ
る。本実施例においては、これらの基準穴6、7及び凹
部8、9は、リ−ルのハブ径とはラップしない位置に配
置されており、テ−プカセットの薄型化を阻害しない。
図2は上記基準穴及び凹部の断面を示す側断面図であ
る。下ケ−ス1の下面1aには、各種の凹部が設けられ
ており、これらの断面を列記したのが図2である。基準
穴6は二段の凹部により形成され、下面1aからの最初
の凹部には高さ決め基準面6aが設けられ、更にその奥
には凹部6bが設けられる。該凹部6bは略円形状をな
す。基準穴7も同様に二段の凹部により形成され、下面
1aからの最初の凹部には高さ決め基準面7aが設けら
れ、更にその奥には凹部7bが設けられる。該凹部7b
は略長円形状をなす。凹部8は高さ決め基準面8aを持
つ一段の凹部で形成される。凹部9も同様の形状であ
る。上記した高さ決め基準面6a、7a、8aは同一の
高さ(L2)に設けられるのが良い。高さの基準面が同
じ高さになり精度を確保しやすいからである。上記テ−
プカセット10を装置に装着する状態を次に示す。図3
は装着前の状態であり、図4は装着時の状態である。シ
ャシ11には位置決めピン13と高さ決めピン14が固
定されている。位置決めピン13は段付き形状になって
おり、上部には略円錐形状のガイド部13aとその下方
に連なる円錐形状の位置決め部13bとが設けられ、下
部にはその上面にカセット載置面13cが設けられる円
筒部からなる。高さ決めピン14の上端にはカセット載
置面14aが設けられる。図3に示す矢印の方向にテ−
プカセットが移動すると図4に示す装着状態になる。ガ
イド部13aは凹部6bに倣ってテ−プカセットのシャ
シに対する概略の位置を定め、位置決め部13bと凹部
6bとの嵌合により正確な位置決めがなされる。またカ
セット載置面13cは高さ決め基準面6aと当接してテ
−プカセットの高さを定める。基準穴7に対しても図示
しないが同様の位置決めピンが対応し、基準穴6とでテ
−プカセットのシャシに対する平面内での位置を定め
る。カセット載置面14aは高さ決め基準面8aに当接
して、カセット載置面13cとでテ−プカセットの高さ
を定める。また本実施例に示した凹部8及び9は、所定
の面積を確保することが出来るので、例えば、オ−トチ
ェンジャ用のグリップ等にも兼用して使用することが出
来る。
【0007】次に図5及び図6により他の実施例を説明
する。図5はテ−プカセットの底面図、図6はその側断
面図である。テ−プカセット20の下ケ−ス21には、
その開口部28の近傍に凹部22及び23が設けられ
る。また下ケ−スの下方にはその両隅に凹部24及び2
5が設けられる。更に凹部24内には基準穴26が、凹
部25内には基準穴27が設けられる。基準穴26は略
円形であり、基準穴27は略長円形である。基準穴26
及び27には前記した図3に示す位置決めピン13が挿
入され、凹部22及び23には高さ決めピン14が係合
する。各凹部に設けられる高さ決め基準面22a、24
a及び25aは、下ケ−ス21の下面21aに対して同
じ高さ(L3)に配置される。次に図7〜図9によりそ
の他の実施例を説明する。図7はテ−プカセットの底面
図、図8は装着前の側面図、図9は装着時の側面図を示
す。テ−プカセット30の下ケ−ス31には、凹部3
3、34、35及び36が設けられる。凹部33及び3
4は開口部32の近傍に、凹部35及び36はリ−ルを
挾んで開口部とは反対側の隅に設けられる。凹部33は
略円形であり、凹部34は略長円形である。また凹部3
5および36は所定の大きさを持っている。図8に示す
ようにシャシ11には、位置決めピン37と高さ決めピ
ン38が固定されている。これらのピンは先端部に若干
のテ−パを持つ同じ形状であり、同一部品を使用でき
る。テ−プカセットが図8の状態から装置に装着される
図9の状態になると、位置決めピン37が凹部33及び
34に挿入される。凹部33の内径及び凹部34の幅
は、位置決めピン37の外径に略等しく、テ−プカセッ
ト30の位置決めがなされる。更に凹部35及び36に
高さ決めピン38が係合する。本実施例によれば、位置
決めピンを共通化できるとともに、テ−プカセットの形
状を簡略化できる。次に本実施例の応用について述べ
る。図10及び図11は本実施例に述べたテ−プカセッ
トより薄型の通常のテ−プカセットを示す。図10はテ
−プカセットがシャシに装着される前の状態を、図11
はテ−プカセットがシャシに装着された状態を示す。サ
プライ側リ−ル4を内蔵するテ−プカセット40は、そ
の下面44に基準穴41を持つ。シャシ11には位置決
めピン42と高さ決めピン43が設けられる。位置決め
ピン42は基準穴41に嵌合しテ−プカセットの位置を
定める。高さ決めピン43はテ−プカセットの所定の位
置を支えてテ−プカセットの高さを定める。この場合テ
−プカセットの高さの基準面は下面44である。これに
対して、本願実施例の図2等に示すように、テ−プカセ
ット40より厚いテ−プカセット10に対して下面1a
と高さ決め基準面6a、7a、8aとの間隔L2を、前
記テ−プカセットの厚さの差と同じとすれば、位置決め
ピン13と42、及び高さ決めピン14と43は同じ形
状でシャシに対するテ−プカセットの高さを同じとする
ことができる。即ち、同じメカニズムで異なる厚さのテ
−プカセットに対応することができる。従って、厚いテ
−プカセットの内部に強度確保のためのリブ等を設ける
こともできる。
する。図5はテ−プカセットの底面図、図6はその側断
面図である。テ−プカセット20の下ケ−ス21には、
その開口部28の近傍に凹部22及び23が設けられ
る。また下ケ−スの下方にはその両隅に凹部24及び2
5が設けられる。更に凹部24内には基準穴26が、凹
部25内には基準穴27が設けられる。基準穴26は略
円形であり、基準穴27は略長円形である。基準穴26
及び27には前記した図3に示す位置決めピン13が挿
入され、凹部22及び23には高さ決めピン14が係合
する。各凹部に設けられる高さ決め基準面22a、24
a及び25aは、下ケ−ス21の下面21aに対して同
じ高さ(L3)に配置される。次に図7〜図9によりそ
の他の実施例を説明する。図7はテ−プカセットの底面
図、図8は装着前の側面図、図9は装着時の側面図を示
す。テ−プカセット30の下ケ−ス31には、凹部3
3、34、35及び36が設けられる。凹部33及び3
4は開口部32の近傍に、凹部35及び36はリ−ルを
挾んで開口部とは反対側の隅に設けられる。凹部33は
略円形であり、凹部34は略長円形である。また凹部3
5および36は所定の大きさを持っている。図8に示す
ようにシャシ11には、位置決めピン37と高さ決めピ
ン38が固定されている。これらのピンは先端部に若干
のテ−パを持つ同じ形状であり、同一部品を使用でき
る。テ−プカセットが図8の状態から装置に装着される
図9の状態になると、位置決めピン37が凹部33及び
34に挿入される。凹部33の内径及び凹部34の幅
は、位置決めピン37の外径に略等しく、テ−プカセッ
ト30の位置決めがなされる。更に凹部35及び36に
高さ決めピン38が係合する。本実施例によれば、位置
決めピンを共通化できるとともに、テ−プカセットの形
状を簡略化できる。次に本実施例の応用について述べ
る。図10及び図11は本実施例に述べたテ−プカセッ
トより薄型の通常のテ−プカセットを示す。図10はテ
−プカセットがシャシに装着される前の状態を、図11
はテ−プカセットがシャシに装着された状態を示す。サ
プライ側リ−ル4を内蔵するテ−プカセット40は、そ
の下面44に基準穴41を持つ。シャシ11には位置決
めピン42と高さ決めピン43が設けられる。位置決め
ピン42は基準穴41に嵌合しテ−プカセットの位置を
定める。高さ決めピン43はテ−プカセットの所定の位
置を支えてテ−プカセットの高さを定める。この場合テ
−プカセットの高さの基準面は下面44である。これに
対して、本願実施例の図2等に示すように、テ−プカセ
ット40より厚いテ−プカセット10に対して下面1a
と高さ決め基準面6a、7a、8aとの間隔L2を、前
記テ−プカセットの厚さの差と同じとすれば、位置決め
ピン13と42、及び高さ決めピン14と43は同じ形
状でシャシに対するテ−プカセットの高さを同じとする
ことができる。即ち、同じメカニズムで異なる厚さのテ
−プカセットに対応することができる。従って、厚いテ
−プカセットの内部に強度確保のためのリブ等を設ける
こともできる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、テ−プカセットの高さ
決め基準面がテ−プカセットの下面に露出することが無
いので、テ−プカセットの操作時に機構部あるいは異物
等により基準面に損傷を与えることが無く、高さ決め基
準面の精度を確保することができる。
決め基準面がテ−プカセットの下面に露出することが無
いので、テ−プカセットの操作時に機構部あるいは異物
等により基準面に損傷を与えることが無く、高さ決め基
準面の精度を確保することができる。
【図1】本発明によるテ−プカセットの底面図である。
【図2】テ−プカセットの凹部を示す側断面図である。
【図3】テ−プカセット装着前の状態を示す側面図であ
る。
る。
【図4】テ−プカセット装着時の状態を示す側面図であ
る。
る。
【図5】本発明の他の実施例によるテ−プカセットの底
面図である。
面図である。
【図6】テ−プカセットの凹部を示す側断面図である。
【図7】本発明のその他の実施例によるテ−プカセット
の底面図である。
の底面図である。
【図8】テ−プカセット装着前の状態を示す側面図であ
る。
る。
【図9】テ−プカセット装着時の状態を示す側面図であ
る。
る。
【図10】従来カセットによる装着前の状態を示す側面
図である。
図である。
【図11】従来カセットによる装着時の状態を示す側面
図である。
図である。
1 …下ケ−ス 2 …蓋 3 …開口部 4 …サプライ側リ−ル 5 …テイクアップ側リ−ル 6 …基準穴 7 …基準穴 8 …凹部 9 …凹部 10 …テ−プカセット 13 …位置決めピン 14 …高さ決めピン 20 …テ−プカセット 21 …下ケ−ス 22 …凹部 23 …凹部 24 …凹部 25 …凹部 26 …基準穴 27 …基準穴 33 …凹部 34 …凹部 37 …位置決めピン 38 …高さ決めピン
フロントページの続き (72)発明者 前原 克生 大阪府茨木市丑虎1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 井上 幹久 大阪府茨木市丑虎1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】テ−プを巻装するリ−ル(4、5)と、該
リ−ルを内包するケ−ス(1)と、該ケ−スに設けられ
る位置決め部(6、7)及び高さ決め部(6a、7a、
8a)とからなるテ−プカセット(10)において、 高さ決め部(6a、7a、8a)が、ケ−ス(1)の下
面より内側に所定距離だけ離れた面に設けられたことを
特徴とするテ−プカセット。 - 【請求項2】位置決め部(6、7)が、ケ−ス(1)の
下面より内側に所定距離だけ離れた面に設けられる高さ
決め部(6a、7a、8a)の面内に設けられることを
特徴とする請求項1に記載のテ−プカセット。 - 【請求項3】位置決め部(6、7)が、ケ−ス(1)の
下面と、ケ−ス(1)の下面より内側に所定距離だけ離
れた面との間に設けられることを特徴とする請求項1に
記載のテ−プカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-09-20 JP JP24108291A patent/JP2923098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6915976B2 (en) | 2001-07-23 | 2005-07-12 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Recording tape cartridge and drive device thereof |
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