JPH0581636B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0581636B2
JPH0581636B2 JP57216237A JP21623782A JPH0581636B2 JP H0581636 B2 JPH0581636 B2 JP H0581636B2 JP 57216237 A JP57216237 A JP 57216237A JP 21623782 A JP21623782 A JP 21623782A JP H0581636 B2 JPH0581636 B2 JP H0581636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stream
feedstock
fraction
treatment
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57216237A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58108295A (ja
Inventor
Hendoritsuku Uan Donge Robaato
Robaato Nyuusamu Jon
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPS58108295A publication Critical patent/JPS58108295A/ja
Publication of JPH0581636B2 publication Critical patent/JPH0581636B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G67/00Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one process for refining in the absence of hydrogen only
    • C10G67/02Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one process for refining in the absence of hydrogen only plural serial stages only
    • C10G67/04Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one process for refining in the absence of hydrogen only plural serial stages only including solvent extraction as the refining step in the absence of hydrogen
    • C10G67/0454Solvent desasphalting
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G2300/00Aspects relating to hydrocarbon processing covered by groups C10G1/00 - C10G99/00
    • C10G2300/10Feedstock materials
    • C10G2300/107Atmospheric residues having a boiling point of at least about 538 °C

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、アスフアルテン含有炭化水素混合物
から炭化水素油留出物を製造する方法に関するも
のである。 ガソリン、灯油およびガス油の如き軽質炭化水
素油留出物の製造のために原油を常圧蒸留する場
合には、アスフアルテン含有残留物が副生成物と
して得られる。以前は、この常圧蒸留残留物すな
わち常圧残留物〔これは一般にアスフアルテンの
他にかなりの量(%)の硫黄および金属を含む〕
は燃料油として使用されていた。軽質炭化水素油
留出物の需要量が増大し、かつ原油埋蔵量が減少
したために、常圧残留物を炭化水素油留出物に変
換させることを目的とする種々の処理方法が提案
された。たとえば常圧残留物に熱分解(クラツキ
ング)操作を行うことができる。また常圧残留物
に真空蒸留を行つて真空留出物と真空残留物とに
分け、この真空留出物に水素の存在下または不存
在下に熱分解操作または接触分解操作を行い、一
方、真空残留物に熱分解操作を行うことができ
る。また、真空残留物は溶媒脱アスフアルト操作
により脱アスフアルト油とアスフアルト性ビチユ
ーメンとに分けることもでき、しかしてこの脱ア
スフアルト油には水素の存在下または不存在下に
熱分解操作または接触分解操作が実施でき、アス
フアルト性ビチユーメンには熱分解操作が実施で
きる。 この熱分解(TC)処理は、重質フイードスト
ツクをC4 -炭化水素含有量20重量%未満の生成物
に変換させる処理であり、この生成物から、1種
またはそれ以上の留出物留分(所望軽質生成物)
と重質留分(副生成物)とを分離することができ
る。TCは、種々のアスフアルテン含有炭化水素
混合物から炭化水素油留出物を製造するために適
した処理方法であることが実際に確認された。 TC処理を、熱分解反応の生成物から分離され
た重質フイードストツクの前処理および/または
該重質フイードストツクの後処理と組合わせ、そ
して、後処理された重質留分の少なくとも一部を
TC処理用原料として使用することにより、TC処
理のみを行つた場合より一層良い結果が得られる
かどうかについて今回研究実験を行つた。この実
験の結果を評価する際には、軽質生成物の収量を
みることが最も重要である。また、軽質生成物お
よび重質生成物の品質も重要である。ここに軽質
生成物の品質は、それを処理することにより有用
な軽質燃料油に変換できる適正を意味する。軽質
生成物の硫黄含有量およびオレフイン含有量が低
ければ低い程、この軽質生成物の処理適正は一層
良好であると考えられる。一方、重質生成物では
その金属−および硫黄含有量および粘度や密度が
低ければ低い程、この重質生成物の処理適正は一
層良好であると考えられる。TC処理用原料の前
処理として、かつまたTC生成物の重質留分の後
処理として、下記の処理を行うことの適否が吟味
された:溶媒脱アスフアルト(DA)処理(この
処理は、アスフアルト含有原料を処理して処理生
成物に変換させ、該生成物から脱アスフアルト油
留分およびアスフアルト性ビチユーメン留分を分
離することからなる)、および接触ハイドロ処理
(HT)〔この処理では、アスフアルト含有原料を
アスフアルト含有量の一層低い生成物に変換させ
る操作が行われ、しかしてその生成物は、1種ま
たはそれ以上の留出物留分(所望軽質生成物)と
重質留分とに分離できるものである〕。 この研究において、下記のアスフアルテン含有
炭化水素混合物を同量づつ出発物質として用い
て、所定の沸点範囲を有する炭化水素油留出物お
よび重質副生成物を製造する実験を行い、その結
果を比較した。この実験では下記の種類の処理操
作を行つた。 (a) TCのみ、 (b) DAと組合わされたTC、 (c) HTと組合わされたTC、 (d) DAおよびHTの両者と組合わされたTC。 種々の処理条件はできるだけ同じようになるよ
うにした。各実験において得られる炭化水素油留
出物の収量および品質、および重質副生成物の収
量および品質に関し、種々の実験結果は次の如く
整理できた。 炭化水素油留出物の収量 d>c>b>a 炭化水素油の品質 c>d>a>b 重質副生成物の品質 c>d>a>b 操作(C)および(D)の両者の間には炭化水素油留出
物の収量にかなりの差があり、一方、この操作(C)
および(D)の間には炭化水素油留出物および重質副
生成物の品質の差はごく僅かしかなかつたことを
考慮に入れると、TC処理にDA処理およびHTを
組合わせてなる処理方法が非常に好ましいという
ことができよう。 この3種の処理を行う順序と、この3種の処理
の各々の原料について、種々の具体例が考えられ
る。すべての具体例において、DA処理の生成物
から分離された脱アスフアルト油留分を、TC処
理の原料または原料成分として使用した。各具体
例は次の3種のグループのいずれかに入れること
ができる。 最初にアスフアルテン含有原料にHTを行
い、かくして生じた生成物から重質留分を分離
し、これにDA処理とTC処理の両者を組合わ
せて処理を行う。 最初にアスフアルト含有原料にDA処理を行
い、これによつて得られた生成物から脱アスフ
アルト油留分とアスフアルト性ビチユーメン留
分を分離し、この両者に、TC処理とHTとを
組合わせた処理を行う。 最初にアスフアルテン含有原料にTC処理を
行い、かくして生じた生成物から重質留分を分
離し、これにHTとDA処理とを組合わせた処
理を行う。 前記のグループに記載の方法が本発明の主題
である。一方、グループおよびに記載の方法
はそれぞれオランダ特許出願第8105660号および
第8201119号の主題である。 しかして本発明方法の種々の具体例は、HTの
生成物から分離された重質留分をDA処理用原料
として使用することを含む具体例(グループ
A)と、該重質留分をTC用原料成分として使用
することを含む具体例(グループB)とに分け
ることができる。グループBに属する具体例で
は、TC処理で分離された重質留分がDA処理用
原料として使用される。 したがつて本発明は、アスフアルテン含有炭化
水素混合物から炭化水素油留出物を製造する方法
において、アスフアルテン含有炭化水素混合物
(流れ1)に接触ハイドロ処理(HT)を行い、
この処理においてアスフアルテン含有原料をアス
フアルテン含有量の減少せる生成物に変換させ、
該生成物から1またはそれ以上の留出物留分と重
質留分(流れ2)とを分離し、流れ2に次の2つ
の処理すなわち溶媒脱アスフアルト処理(DA)
と熱分解処理(TC)とを組合わせた処理を行い、
溶媒脱アスフアルト処理(DA)においてはアス
フアルテン含有原料を「溶媒脱アスフアルト処理
して、脱アスフアルト油留分(流れ3)およびア
スフアルト性ビチユーメン留分(流れ4)を分離
し、熱分解処理(TC)においては1種の原料ま
たは2種の個別的原料を、C4 -炭化水素を20重量
%より少なく含む生成物に変換させ、そこから1
種またはそれ以上の留出物留分と重質留分(流れ
5)とを分離し、流れ3はTC処理用原料または
原料成分として使用し、流れ2はTC処理用原料
成分として使用しそして流れ5はDA処理用原料
として使用し、または流れ2をDA処理用原料と
して使用することを特徴とする方法に関するもの
である。 本発明方法に使用される原料はアスフアルテン
含有炭化水素混合物である。炭化水素混合物のア
スフアルテン含有量の測定、およびアスフアルテ
ン含有炭化水素混合物にHTを行つた際のアスフ
アルテン含有量の減少量(減少率)の測定のとき
に有利に利用できるパラメーターは、ラムスボト
ン、カーボン、テスト値(RCT)である。炭化
水素のアスフアルテン含有量が高ければ高い程、
RCTは一層高くなる。好ましくは、この方法は、
350℃より高い沸点を有し、“520℃を越える沸点
を有しかつ7.5重量%より高いRCTを有する留
分”を35重量%を越える量で含む炭化水素混合物
に適用される。このような炭化水素混合物の例に
は、原油の蒸留の際の残留物や、頁岩およびター
ルサンドから得られた重質炭化水素混合物があげ
られる。また、重質原油や、炭化水素の熱分解反
応生成物の蒸留残留物、およびアスフアルテン含
有炭化水素混合物の溶媒脱アスフアルト工程にお
いて得られたアスフアルト性ビチユーメンにも、
本方法が必要に応じて適用できる。本発明方法
は、原油の常圧残留物の真空蒸留の際に生じた残
留物を原料として用いて非常に有利に実施でき
る。原油の常圧残留物が本発明方法の原料として
入手できる場合には、この原料に真空蒸留を行つ
てそこから真空留出物を除去し、その結果得られ
る真空残留物にHTを行うのが好ましい。分離さ
れた真空留出物は、水素の存在下または不存在下
に熱分解反応または接触分解反応を行うことによ
り、軽質炭化水素油留出物に変換できる。前記の
分離された真空留出物は、流れ3と一緒にTC処
理用原料成分として使用するのが非常に有利であ
る。 本発明は3段階法であつて、第1段階でアスフ
アルテン含有原料(流れ1)にHTを行つてアス
フアルテン含有量の減少した生成物を生成させ、
そこから1種またはそれ以上の留出物である留分
と重質画分(流れ2)とを分離する。本方法の第
2段階および第3段階では、流れ2にDA処理と
TC処理とを組合わせて行う。 一般にアスフアルテン含有炭化水素混合物はか
なりの量の金属特にバナジウムおよびニツケルを
含む。このような炭化水素混合物に、本発明方法
の第1段階の場合のようなアスフアルテン含有量
低下のためのHT等の接触反応操作を行つたとき
には、これらの金属はHT用触媒上に付着し、触
媒の有効寿命を短縮させる。この点にかんがみ、
バナジウム+ニツケル含有量が50ppmwより多い
アスフアルテン含有炭化水素混合物は、これを
HT用触媒と接触させる前に脱金属処理を行うの
が好ましい。この脱金属処理は、このアスフアル
テン含有炭化水素混合物を水素の存在下にシリカ
触媒(シリカを80重量%より多く含むもの)と接
触させることにより非常に有利に実施できる。シ
リカからなる触媒、および実質的にシリカからな
る担体上に水素添加反応活性化作用を有する金属
(特にニツケルとバナジウムとの組合わせが好ま
しい)を担持させてなる触媒の両者が、この目的
のために適当である。本発明方法においてアスフ
アルテン含有炭化水素混合物に水素の存在下に接
触脱金属処理を行う場合には、この接触脱金属処
理は別個の反応器でも実施できる。しかし、この
接触脱金属処理およびアスフアルテン含有量低下
のためのHTは同一操作条件下に実施できるか
ら、脱金属反応用触媒床とHT用触媒床とを順次
配置した同一反応器で非常に有利に実施できる。 HT用として適当な触媒は、ニツケルおよびコ
バルトからなる群から選択された少なくとも1種
の金属と、モリブデンとタングステンからなる群
から選択された少なくとも1種の金属とを担体上
に含有し、しかして該担体がアルミナを40重量%
より多く含むものであるという条件をみたす触媒
である。非常に適当なHT用触媒は、担体として
のアルミナ上にニツケル/モリブデンまたはコバ
ルト/モリブデンという金属の組合わせを含有し
てなる触媒である。好ましくはHTは温度300−
500℃特に350−450℃、圧力50−300バール特に75
−200バール、空間速度0.02−10g.g-1.h-1
に0.1−2g.g-1.h-1、H2/原料比100−
5000N.Kg-1特に500−2000N.Kg-1におい
て実施される。必要に応じて水素の存在下に実施
される接触脱金属処理の場合の好適な処理条件
は、前記のアスフアルテン含有量低下のための
HTの場合の好適な処理条件と同様である場合が
多い。 HTは、次の条件をみたすC5 +留分を含む生成
物が得られるように実施するのが好ましい。 (a) C5 +留分のRCTは原料のRCTの20−70%で
あること。 (b) C5 +留分中に存在する沸点350℃未満の炭化
水素の割合(重量%)と、原料中に存在する該
炭化水素の割合との差はせいぜい40であるこ
と。 接触脱金属処理においては、金属含有量の低下
は別として、RCTが若干低下し、かつC5−350℃
生成物が若干量生ずる。同様な現象はHTの場合
にもみられ、すなわちRCTの低下は別として、
C5−350℃の生成および金属含有量の若干の低下
が認められる。前記の条件(a)および(b)は全RCT
低下量およびC5−350℃生成物の全生成量に関す
るものである(すなわち、これらの条件は、必要
に応じて実施される接触脱金属処理の際のRCT
低下量およびC5−350℃生成物の生成量をも包含
するものである)。 本発明方法の第1段階では、アスフアルテン含
有量が低下した生成物が得られ、この生成物から
1種またはそれ以上の留出物留分および重質留分
(流れ2)が分離される。該生成物から分離され
た留出物留分は常圧留出物のみであり得るけれど
も、この生成物から真空留出物を分離するのが好
ましい。この真空留出物は既述の方法によつて軽
質炭化水素油留出物に変換できる。 本発明方法における第2または第3段階におい
てDA処理が行われるが、このDA処理において
は、アスフアルテン含有原料を溶媒脱アスフアル
ト処理して、脱アスフアルト油留分(流れ3)お
よびアスフアルト性ビチユーメン留分(流れ4)
を分離する操作が行われる。DA処理のために適
当な溶媒の例には次のものがあげられる:1分子
当り炭素原子を3−6個含むパラフイン系炭化水
素、たとえばn−ブタンおよびその混合物、たと
えばプロパンとn−ブタンとの混合物、およびn
−ブタンとn−ペンタンとの混合物。溶媒/油重
量比は7:1ないし1:1であることが有利であ
り、4:1ないし1:1であることが特に好まし
い。好ましくはDA処理は圧力20−100バールの
もとで実施される。溶媒としてn−ブタンを用い
た場合には、当該脱アスフアルト処理は圧力35−
45バール、温度100−150℃において実施するのが
好ましい。 本発明方法において第2または第3段階で行わ
れるTC処理では、1種の原料または2種の別々
の原料をC4 -炭化水素含有量20重量%未満の生成
物に変換させ、この生成物から1種またはそれ以
上の留出物留分および重質留分(流れ5)を分離
する操作が行われる。TC処理の実施方法は、TC
処理用として入手された原料の品質に応じて決め
られる。 TC処理用原料が流れ3の如き比較的低いアス
フアルテン含有量を有する1種またはそれ以上の
流れである場合には(この流れは任意的に、本方
法実施時に分離された1種またはそれ以上の真空
留出物と一緒にすることもできる)、単式分解ユ
ニツトでTC処理を行うだけで充分であろう。得
られた生成物から、1種またはそれ以上の留出物
留分および重質留分(流れ5)が分離される。該
生成物から分離された留出物留分は常圧留出物の
みであつてもよいが、該生成物から真空蒸留留出
物を分離するのが好ましい。この真空留出物は既
述の方法により軽質炭化水素油留出物に変換でき
る。TC処理用原料が比較的低いアスフアルテン
含有量を有する1種またはそれ以上の流れのみか
らなるものである場合には、この分解ユニツトに
分解反応生成物の重質留分を再循環させるのが好
ましい。たとえば、TC処理用原料として流れ3
を使用した場合には或処理生成物が得られるが、
この生成物の常圧蒸留により1種またはそれ以上
の常圧留出物が分離され、一方、常圧残留物は該
熱分解反応ユニツトに再循環できる。 TC処理用原料が流れ3の如き比較的低いアス
フアルテン含有量を有する1種またはそれ以上の
流れ(これは任意的に、本方法の実施時に分離さ
れた1種またはそれ以上の真空留出物と一緒にし
て使用してもよい)と、真空残留物として得られ
たような流れ2または流れ4の如き比較的アスフ
アルテン含有量の高い流れとの両者からなるもの
である場合には、TC処理を、2個の熱分解反応
を有するTC処理装置において行い、この2種の
原料を別々に分解して分解生成物を生成させ、そ
の生成物から1種またはそれ以上の留出物留分と
重質留分(流れ5)とを分離するのが好ましい。
該生成物から分離された留出物留分は常圧留出物
のみであり得るけれども、この生成物から真空留
出物を分離するのが好ましい。単式分解ユニツト
を有するTC処理装置を使用する場合と同様に、
2個の分解ユニツトを有するTC処理装置を使用
する場合においても、比較的低いアスフアルテン
含有量を有する原料を処理する分解反応ユニツト
から出された分解生成物から分離された重質留分
は、この分解反応ユニツトに再循環するのが好ま
しい。2個の分解反応ユニツトを有するTC処理
装置を使用した場合には、比較的アスフアルテン
含有量の高い原料の分解反応を行う1個の分解反
応ユニツトで得られた生成物から、所望に応じて
低いアスフアルテン含有量を有する重質留分が分
離でき、そしてこれは、比較的アスフアルテン含
有量の低い原料の処理を行うべき分解ユニツトの
ための原料成分として使用できる。2個の分解ユ
ニツトを有するTC処理装置を使用した場合には、
別個の蒸留ユニツトにおいて前記分解生成物の蒸
留(常圧蒸留、および任意的に真空蒸留)を行う
ことは不必要である。もし所望ならば、分解生成
物およびその留分は、集めて一緒に蒸留すること
もできる。 比較的アスフアルト分の少ない原料および比較
的アスフアルト分の多い原料の両者のTC処理は、
温度400−525℃、空間速度0.01−5Kg(新鮮な原
料)/(分解反応器の容積)/分において行う
のが好ましい。 既述の如く本発明においてグループに属する
種々の具体例は、グループA(流れ2をDA処
理用原料として使用する具体例)とグループB
(流れ2をTC処理用原料成分として使用する具体
例)とに分類できる。グループBに属する種種
の具体例は、流れ5をDA処理用原料として使用
するものである。 グループAに属する種々の具体例の略式管系
図を第1図に示す。種々の流れ、留分および反応
帯域は3桁の数字で示し、そのうちの最初の数字
(百位の数字)は当該図面番号と同じ数字である。
たとえば「真空蒸留残留物302」は第3図記載
の「既述の流れ2」を意味する。第1図について
説明するに、種々の操作は、HT帯域106、
DA帯域107およびTC帯域108を順次配置
した装置において行われる。アスフアルテン含有
炭化水素混合物101にHT処理を行い、得られ
たハイドロ処理生成物を1種またはそれ以上の留
出物留分109と残留物留分102とに分ける。
流れ102にDA処理を行い、脱アスフアルト油
103とアスフアルト性ビチユーメン104とに
分ける。流れ103にTC処理を行い、その分解
生成物を1種またはそれ以上の留出物留分110
と残留物留分105とに分ける。この具体例
A1では流れ104および105にそれ以上の処
理は行わないけれども、この具体例の他に、第1
図は次の7つの具体例が実施できることを示して
いる。 A2…流れ104の少なくとも一部をHT処理
用原料成分として使用する。流れ105はそれ
以上処理しない。 A3…流れ104の少なくとも一部をTC処理用
原料成分として使用する。流れ105はそれ以
上処理しない。 A4…流れ104の一部をHT用原料成分およ
びTC処理用原料成分として使用する。流れ1
05はそれ以上処理しない。 A5−A7…これらの具体例はそれぞれA2−
A4に対応するものであるが、流れ105を
HT用原料成分として使用する点が異なつてい
る。 A8…流れ105の少なくとも一部をHT用原
料成分として使用する。流れ104はそれ以上
処理しない。 グループBに属する具体例は第2図に示され
る装置で実施できる。この図面に例示されている
ように、この場合の操作はHT帯域206,TC
帯域207およびDA帯域208を有する装置を
用いて実施される。流れ202にTC処理を行い、
その分解生成物を1種またはそれ以上留出物留分
と残留物留分205とに分ける。流れ205に
DA処理を行い、脱アスフアルト油203とアス
フアルト性ビチユーメン204とに分ける。流れ
203はTC処理用原料成分として使用する。こ
の具体例B1では、流れ204をそれ以上処理
しないが、第2図は別の具体例B2をも示して
おり、しかして具体例B2は、流れ204の少
なくとも一部をHT処理用原料成分として使用す
ることを包含するものである。 流れ201をできるだけ完全に炭化水素油留出
物に変換することを目的とする具体例では、この
方法の重質流の1つからいわゆるブリード流
(bleed stream)を分離するのが好ましい。こう
することによつて、本方法実施時の不所望の重質
成分の蓄積を防止できる。 本発明方法によつてアスフアルテン含有炭化水
素混合物から炭化水素油留出物を製造する際の3
種のフローダイヤグラム(第図−第V図)につ
いて説明する。 フローダイヤグラムA これは具体例A5を基礎とするものであつて、
これに使用される装置は第図に示されている。
この場合の操作は次の如く構成された装置を用い
て実施される。すなわちこの装置には接触ハイド
ロ処理のための処理ユニツト306、常圧蒸留ユ
ニツト307および真空蒸留ユニツト308から
構成されたHT帯域、ならびにDA帯域309お
よびTC帯域が順次配列されている。TC帯域は熱
分解ユニツト310、第二常圧蒸留ユニツト31
1および第二真空蒸留ユニツト312を含む。ア
スフアルテン含有炭化水素混合物301を再循環
流313と混合し得られた混合物に水素315の
存在下に接触ハイドロ処理を行う。ハイドロ処理
生成物316は常圧蒸留によりガス留分317、
常圧留出物318および常圧残留物319に分け
る。常圧残留物319は真空蒸留により真空留出
物320と真空残留物302とに分ける。真空残
留物302は溶媒脱アスフアルト処理により脱ア
スフアルト油303とアスフアルト性ビチユーメ
ン304とに分ける。脱アスフアルト油303は
常圧残留物321と混合し、この混合物322に
熱分解処理を行う。アスフアルト性ビチユーメン
304は2つの部分323および324に分け、
部分324は真空残留物305と混合して再循環
流313を形成させる。熱分解生成物325は常
圧蒸留によりガス留分326、常圧留出物327
および常圧残留物328に分ける。常圧残留物3
28は2つの部分321および329に分け、部
分329は真空蒸留により真空留出物330と真
空残留物305とに分ける。 フローダイヤグラムB この操作態様は具体例A6を基礎としたもの
である。この操作に使用される装置は第図に示
されている。この図に示された装置は、接触ハイ
ドロ処理ユニツト406、常圧蒸留ユニツト40
7および真空蒸留ユニツト408を有するHT帯
域、ならびにDA帯域409およびTC帯域を有
するものであつて、しかして該TC帯域は熱分解
ユニツト410、第二常圧蒸留ユニツト411、
第二熱分解ユニツト412、第三常圧蒸留ユニツ
ト413および第2真空蒸留ユニツト414から
構成される。アスフアルテン含有炭化水素混合物
401を真空残留物415と混合し、この混合物
416に水素417の存在下に接触ハイドロ処理
を行う。ハイドロ処理生成物418を常圧蒸留に
よりガス留分419、常圧留出物420および常
圧残留物421に分ける。常圧残留物421は真
空蒸留により真空留出物422と真空残留物40
2とに分ける。真空残留物402は溶媒脱アスフ
アルト処理により脱アスフアルト油403とアス
フアルト性404とに分ける。脱アスフアルト性
ビチユーメン油403を常圧残留物423と混合
し、この混合物424を第2熱分解ユニツトにお
いて生成物425に変換させ、生成物425を常
圧蒸留によりガス留分426、常圧留出物427
および常圧残留物428に分ける。常圧残留物4
28は2つの部分423と429とに分ける。ア
スフアルト性ビチユーメン404は第1熱分解ユ
ニツトで処理し、その生成物430を常圧蒸留に
よりガス留分431、常圧留出物432および常
圧残留物433に分ける。ガス留分426および
ガス留分431は一緒にして混合物434とす
る。2つの常圧留出物427および432を一緒
にして混合物435にする。さらに、2つの常圧
残留物429および433を一緒にして混合物4
36とし、これに真空蒸留を行つて真空留出物4
37と真空残留物405とに分ける。真空残留物
405は2つの部分415および438に分け
る。 フローダイヤグラムC この操作態様は前記具体例B2を基礎とする
ものである。使用される装置は第V図に示されて
いる。この装置は、接触ハイドロ処理ユニツト5
07、常圧蒸留ユニツト507および真空蒸留ユ
ニツト508から構成されたHT帯域と、熱分解
ユニツト509、第2常圧蒸留ユニツト510、
第2熱分解ユニツト511、第3常圧蒸留ユニツ
ト512および第2真空蒸留ユニツト513から
構成されたTC帯域と、DA帯域514を順次配
列してなるものであつて、種々の操作はこの装置
において実施される。すなわち、アスフアルテン
含有炭化水素混合物501をアスフアルト性ビチ
ユーメン515と混合し、この混合物516に水
素517の存在下に接触ハイドロ処理を行う。ハ
イドロ処理生成物518は常圧蒸留によりガス留
分519、常圧留出物520および常圧残留物5
21に分ける。常圧残留物521は真空蒸留によ
り真空留出物522および真空残留物502に分
ける。真空残留物502は熱分解処理によりその
生成物523に変換させ、該生成物523は常圧
蒸留によりガス留分524、常圧留出物525お
よび常圧残留物526に分ける。常圧残留物52
6を常圧残留物527と混合し、この混合物52
8を真空蒸留により真空留出物529と真空残留
物505とに分ける。真空残留物505は溶媒脱
アスフアルト処理により脱アスフアルト油503
とアスフアルト性ビチユーメン504とに分け
る。脱アスフアルト油503を常圧残留物530
と混合し、この混合物531に熱分解処理を行つ
て生成物532を生成させ、この生成物532を
常圧蒸留によりガス留分533、常圧留出物53
4および常圧残留物535に分ける。常圧残留物
535は2つの部分527および530に分け
る。2つのガス留分524と533とを混合して
混合物536を形成させる。2つの常圧留出物5
25と534とを混合して混合物537を形成さ
せる。アスフアルト性ビチユーメン504を2つ
の部分515および538に分ける。 第1図−第V図に例示されているような装置、
すなわち本発明方法の実施のために使用される装
置もまた、本発明の範囲内に入るものである。 本発明を一層具体的に例示するために、次に実
施例を示す。 実施例 この実施例において、本発明方法に従つて使用
された出発物質は、中東原油の常圧蒸留残留物に
真空蒸留を行つた際に得られた3種のアスフアル
テン含有炭化水素混合物であつた。この3種の真
空残留物はすべて520℃より上の沸点を有し、そ
のRCTはそれぞれ18.8重量%,14.5重量%および
17.1重量%であつた。操作はフローダイヤグラム
A−Cに従つて行つた。種々の帯域は下記の条件
のもとで使用した。 すなわち、これらのすべてのフローダイヤグラ
ムにおいて、接触ハイドロ処理ユニツトは2つの
反応器を有し、そして第1反応器には、シリカ
100pbw(重量部)当りニツケル0.5pbwおよびバ
ナジウム2.0pbwを含有するNi/V/SiO2触媒を
充填し、第2反応器にはアルミナ100pbw当りコ
バルト4pbwおよびモリブデン12pbwを含むCo/
Mo/A2O3触媒を充填した。この接触ハイド
ロ処理は水素圧150バール、空間速度(両反応器
における測定値)0.5g(原料)/(触媒)/
時、H2/原料比1000N/Kg、平均温度410℃
(第1反応器)、385℃(第2反応器)において実
施した。 すべての前記フローダイヤグラムにおいて、
TC処理は1個または2個のクラツキングコイル
の中で圧力20バール、空間速度0.4g(新鮮な原
料)/(クラツキングコイルの容積)/分にお
いて行つた。 DA処理およびTC処理の詳細な条件は次表に
示す。
【表】 ツキングコイルの出口において測定さ
れた温度である。
例 1 RCT18.8重量%の520℃+真空残留物301,
100pbwから下記量の種々の流れが生じた。 130.3pbw RCT23.8重量%の混合物314,
RCT10.4重量%のC5 +留分を含む生成物3
16, 17.1pbw C5−350℃常圧留出物318, 106.0pbw 350℃+常圧残留物319, 31.7pbw 350−520℃真空留出物320, 74.3pbw 520℃+真空残留物302, 53.5pbw 脱アスフアルト油303, 20.8pbw アスフアルト性ビチユーメン30
4, 6.0pbw 部分323, 14.8pbw 部分324, 20.0pbw C5−350℃常圧留出物327, 6.0pbw 部分323, 14.8pbw 部分324, 20.0pbw C5−350℃常圧留出物327, 30.1pbw 350℃+常圧残留物329, 14.6pbw 350−520℃真空留出物330, 15.5pbw 520℃+真空残留物305, 30.3pbw 再循環流313。 例 2 RCT14.5重量%の520℃+真空残留物401,
100pbwから下記量の種々の流れが生じた。 121.2pbw RCT19.5重量%の混合物416,
RCT9.1重量%のC5 +留分を含む生成物4
18, 18.7pbw C5−350℃常圧留出物420, 96.0pbw 350℃+常圧残留物421, 28.1pbw 350−520℃真空留出物420, 67.9pbw 520℃+真空残留物402, 46.2pbw 脱アスフアルト油403, 21.7pbw アスフアルト性ビチユーメン40
4, 20.2pbw C5−350℃常圧留出物435, 44.3pbw 350℃+常圧残留物436, 14.6pbw 350−520℃真空留出物437, 29.7pbw 520℃+真空残留物405, 8.5pbw 部分438, 21.2pbw 部分415。 例 3 RCT17.1重量%の520℃+真空残留物501,
100pbwから、下記量の種々の流れが生じた。 125.3pbw RCT21.8重量%の混合物516,
RCT9.8重量%のC5 +留分を含む生成物5
18, 18.9pbw C5−350℃常圧留出物520, 99.8pbw 350℃常圧残留物521, 28.4pbw 350−520℃真空留出物522, 71.4pbw 520℃+真空残留物502, 75.2pbw 350℃+常圧残留物528, 14.7pbw 350−520℃真空留出物529, 60.5pbw 520℃+真空残留物505, 25.2pbw 脱アスフアルト油503, 35.3pbw アスフアルト性ビチユーメン50
4, 18.7pbw C5−350℃常圧留出物537, 25.3pbw 部分515, 10.0pbw 部分538。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1具体例に使用される装置の
管系図であり、第2図は別の具体例に使用される
装置の管系図であり、第3図−第5図の各々は、
さらに別の具体例に使用される装置の管系図であ
る。 106……HT帯域;107……DA帯域;1
08……TC帯域;206……HT帯域;207
……TC帯域;208……DA帯域;306,4
06,506……接触ハイドロ処理ユニツト;3
07,407,507……常圧蒸留ユニツト;3
08,408,508……真空蒸留ユニツト;3
09,409……DA帯域;310,410……
熱分解ユニツト;311,411……第2常圧蒸
留ユニツト;312……第2真空蒸留ユニツト;
412……第2熱分解ユニツト;413……第3
常圧蒸留ユニツト;414……第2真空蒸留ユニ
ツト;509……熱分解ユニツト;510……第
2常圧蒸留ユニツト;511……第2熱分解ユニ
ツト;512……第3常圧蒸留ユニツト;513
……第2真空蒸留ユニツト;514……DA帯
域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アスフアルテン含有炭化水素混合物から炭化
    水素油留出物を製造する方法において、 a アスフアルテン含有炭化水素混合物(流れ
    1)に接触ハイドロ処理(HT)を行い、この
    処理においてアスフアルテン含有原料をアスフ
    アルテン含有量の減少せる生成物に変換させ、
    該生成物から1種またはそれ以上の留出物留分
    と重質留分(流れ2)とを分離し、 b 流れ2を熱分解(TC)処理用原料成分の一
    つとして使用し、しかしてTC処理において原
    料を、C4 -炭化水素を20重量%より少なく含む
    生成物に変換させ、そこから1種またはそれ以
    上の留出物留分と重質留分(流れ5)とを分離
    し、 c 流れ5を溶媒脱アスフアルト(DA)処理し
    て、脱アスフアルト油留分(流れ3)およびア
    スフアルト性ビチユーメン留分(流れ4)を分
    離し、 d 流れ3をTC処理用原料成分として使用する、 ことを特徴とする方法。 2 使用される流れ1が実質的に350℃より上の
    沸点を有する炭化水素混合物であり、ただしその
    35重量%より多い部分は520℃より高い沸点と、
    7.5重量%より高いRCTを有するものであり、た
    とえば、原油の常圧蒸留の際の残留物を真空蒸留
    したときに得られる残留物である特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3 流れ1,2および5のうちの1種またはそれ
    以上の流れから分離された1種またはそれ以上の
    真空留出物を、流れ3と共にTC処理用原料成分
    として使用する特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の方法。 4 原料のアスフアルテン含有量を減少させるた
    めHTにおいて触媒を使用し、この触媒は、ニツ
    ケルとコバルトからなる群から選択された少なく
    とも1種の金属と、モリブデンとタングステンか
    らなる群から選択された少なくとも1種の金属と
    を担体上に担持させてなるものであり、しかして
    この担体はアルミナを40重量%より多く含むもの
    である特許請求の範囲第1項−第3項のいずれか
    一項に記載の方法。 5 HTを温度350−450℃、圧力75−200バール、
    空間速度0.1−2g・g-1.時-1、H2/原料比500
    −2000N1.Kg-1において実施する特許請求の範囲
    第1項−第4項のいずれか一項に記載の方法。 6 次の条件: (a) C5 +留分のRCTは原料のRCTの20−70%で
    あること、および (b) C5 +留分中に存在する350℃未満の沸点を有
    する炭化水素の量(重量%)と、原料中に存在
    する該炭化水素の量(重量%)との差がせいぜ
    い40であること をみたすC5 +留分を含有する生成物が得られるよ
    うな処理方法でHTを実施する特許請求の範囲第
    1項−第5項のいずれか一項に記載の方法。 7 溶媒としてn−ブタンを使用して圧力35−45
    バール、温度100−150℃においてDA処理を行う
    特許請求の範囲第1項−第6項のいずれか一項に
    記載の方法。 8 TC処理を、2つの分解反応ユニツトを有す
    る処理装置において行い、しかして2種類の原料
    すなわち流れ3(もし所望ならば、これは、この
    方法の実施中に分離された1種またはそれ以上の
    真空留出物と一緒に使用できる)と流れ2に別々
    に分解反応操作を行う特許請求の範囲第1項−第
    7項のいずれか一項に記載の方法。 9 流れ3のTCのときに、分解生成物の重質留
    分を、流れ3の分解反応ユニツトに再循環させる
    特許請求の範囲第1項−第8項のいずれか一項に
    記載の方法。 10 TC処理を温度400−525℃、空間速度0.01
    −5Kg(新鮮な原料)/(分解反応器の容
    積)/分において実施する特許請求の範囲第1項
    −第9項のいずれか一項に記載の方法。 11 アスフアルテン含有炭化水素混合物から炭
    化水素油留出物を製造する方法において、 a アスフアルテン含有炭化水素混合物(流れ
    1)に接触ハロイド処理(HT)を行い、この
    処理においてアスフアルテン含有原料をアスフ
    アルテン含有量の減少せる生成物に変換させ、
    該生成物から1種またはそれ以上の留出物留分
    と重質留分(流れ2)とを分離し、 b 流れ2を溶媒脱アスフアルト(DA)処理し
    て、脱アスフアルト油留分(流れ3)およびア
    スフアルト性ビチユーメン留分(流れ4)を分
    離し、 c 流れ3を熱分解(TC)処理用原料として使
    用し、しかしてTC処理において原料をC4 -
    化水素を20重量%より少なく含む生成物に変換
    させ、そこから1種またはそれ以上の留出物留
    分と重質留分(流れ5)とを分離する、 ことを特徴とする方法。 12 使用される流れ1が実質的に350℃より上
    の沸点を有する炭化水素混合物であり、ただしそ
    の35重量%より多い部分は520℃より高い沸点と、
    7.5重量%より高いRCTを有するものであり、た
    とえば、原油の常圧蒸留の際の残留物を真空蒸留
    したときに得られる残留物である特許請求の範囲
    第11項記載の方法。 13 流れ1,2および5のうちの1種またはそ
    れ以上の流れから分離された1種またはそれ以上
    の真空留出物を、流れ3と共にTC処理用原料成
    分として使用する特許請求の範囲第11項または
    第12項記載の方法。 14 原料のアスフアルテン含有量を減少させる
    ためHTにおいて触媒を使用し、この触媒は、ニ
    ツケルとコバルトからなる群から選択された少な
    くとも1種の金属と、モリブデンとタングステン
    からなる群から選択された少なくとも1種の金属
    とを担体上に担持させてなるものであり、しかし
    てこの担体はアルミナを40重量%より多く含むも
    のである特許請求の範囲第11項−第13項のい
    ずれか一項に記載の方法。 15 HTを温度350−450℃、圧力75−200バー
    ル、空間速度0.1−2g・g-1.時-1、H2/原料
    比500−2000N1.Kg-1において実施する特許請求
    の範囲第11項−第14項のいずれか一項に記載
    の方法。 16 次の条件: (a) C5 +留分のRCTは原料のRCTの20−70%で
    あること、および (b) C5 +留分中に存在する350℃未満の沸点を有
    する炭化水素の量(重量%)と、原料中に存在
    する該炭化水素の量(重量%)との差がせいぜ
    い40であること をみたすC5 +留分を含有する生成物が得られるよ
    うな処理方法でHTを実施する特許請求の範囲第
    11項−第15項のいずれか一項に記載の方法。 17 溶媒としてn−ブタンを使用して圧力35−
    45バール、温度100−150℃においてDA処理を行
    う特許請求の範囲第11項−第16項のいずれか
    一項に記載の方法。 18 TC処理用原料が流れ3(もし所望ならば、
    これは、この方法の実施中に分離された1種また
    はそれ以上の真空留出物と一緒に使用できる)
    と、“流れ4の少なくとも一部”とから構成され
    たものである場合には、TC処理を、2つの分解
    反応ユニツトを有する処理装置において行い、そ
    して前記の2種類の原料に別々に分解反応操作を
    行う特許請求の範囲第11項−第17項のいずれ
    か一項に記載の方法。
JP57216237A 1981-12-10 1982-12-08 炭化水素油留出物の製法 Granted JPS58108295A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8105560 1981-12-10
NL8105560A NL8105560A (nl) 1981-12-10 1981-12-10 Werkwijze voor de bereiding van koolwaterstofoliedestillaten.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58108295A JPS58108295A (ja) 1983-06-28
JPH0581636B2 true JPH0581636B2 (ja) 1993-11-15

Family

ID=19838516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57216237A Granted JPS58108295A (ja) 1981-12-10 1982-12-08 炭化水素油留出物の製法

Country Status (11)

Country Link
EP (1) EP0082551B1 (ja)
JP (1) JPS58108295A (ja)
AR (1) AR247915A1 (ja)
AU (1) AU553542B2 (ja)
CA (1) CA1198388A (ja)
DE (1) DE3269261D1 (ja)
ES (1) ES517987A0 (ja)
MX (1) MX162957B (ja)
NL (1) NL8105560A (ja)
SU (1) SU1306479A3 (ja)
ZA (1) ZA829036B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8201233A (nl) * 1982-03-24 1983-10-17 Shell Int Research Werkwijze voor de bereiding van asfaltenenarme koolwaterstofmengsel.
CA2117571A1 (en) * 1993-08-30 1995-03-01 Junichi Kubo Process for hydrotreating heavy hydrocarbon oil
FR2906812A1 (fr) * 2006-10-06 2008-04-11 Inst Francais Du Petrole Procede de conversion de residu desasphalte par craquage thermique
US20140221713A1 (en) * 2013-02-04 2014-08-07 Lummus Technology Inc. Residue hydrocracking processing

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3549517A (en) * 1968-07-23 1970-12-22 Hydrocarbon Research Inc High conversion level hydrogenation of residuum
US3723297A (en) * 1971-10-18 1973-03-27 Universal Oil Prod Co Conversion of asphaltene-containing charge stocks
US3730875A (en) * 1971-02-16 1973-05-01 Universal Oil Prod Co Combination process for black oil conversion
JPS5364205A (en) * 1976-11-22 1978-06-08 Shell Int Research Conversion of hydrocarbons
JPS541306A (en) * 1977-06-07 1979-01-08 Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd Hydrogenation of heavy hydrocarbon oil

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2031011B (en) * 1978-10-05 1983-01-06 Chiyoda Chem Eng Construct Co Processing heavy hydrocarbon oils

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3549517A (en) * 1968-07-23 1970-12-22 Hydrocarbon Research Inc High conversion level hydrogenation of residuum
US3730875A (en) * 1971-02-16 1973-05-01 Universal Oil Prod Co Combination process for black oil conversion
US3723297A (en) * 1971-10-18 1973-03-27 Universal Oil Prod Co Conversion of asphaltene-containing charge stocks
JPS5364205A (en) * 1976-11-22 1978-06-08 Shell Int Research Conversion of hydrocarbons
JPS541306A (en) * 1977-06-07 1979-01-08 Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd Hydrogenation of heavy hydrocarbon oil

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58108295A (ja) 1983-06-28
AU9133382A (en) 1983-06-16
SU1306479A3 (ru) 1987-04-23
AR247915A1 (es) 1995-04-28
CA1198388A (en) 1985-12-24
AU553542B2 (en) 1986-07-17
DE3269261D1 (en) 1986-03-27
EP0082551B1 (en) 1986-02-19
MX162957B (es) 1991-07-22
ES8308585A1 (es) 1983-09-01
EP0082551A1 (en) 1983-06-29
NL8105560A (nl) 1983-07-01
ES517987A0 (es) 1983-09-01
ZA829036B (en) 1984-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108884397B (zh) 具有改善的产品产率的将原油转化为石油化学品的方法和装置
US10400184B2 (en) Hydroprocessing of heavy hydrocarbon feeds using small pore catalysts
US8110090B2 (en) Deasphalting of gas oil from slurry hydrocracking
US11130921B2 (en) Process for the preparation of a feedstock for a hydroprocessing unit and an integrated hydrotreating and steam pyrolysis process for the direct processing of a crude oil to produce olefinic and aromatic petrochemicals
US9206363B2 (en) Hydroprocessing of heavy hydrocarbon feeds
US20080149534A1 (en) Method of conversion of residues comprising 2 deasphaltings in series
US4126538A (en) Process for the conversion of hydrocarbons
US9925532B2 (en) Method of processing heavy oils and residua
US9677015B2 (en) Staged solvent assisted hydroprocessing and resid hydroconversion
US9868915B2 (en) Slurry hydroconversion and coking of heavy oils
CN112955527B (zh) C5+烃转化方法
CN110709492A (zh) 原油向低沸点化学原料的转化
JPS58201889A (ja) 炭化水素油留出物の製法
CA1117058A (en) Process for the conversion of hydrocarbons
RU2674703C2 (ru) Способ получения гидрированного воска
EP0082555B1 (en) Process for the production of hydrocarbon oil distillates
US20190078029A1 (en) Reactor staging for slurry hydroconversion of polycyclic aromatic hydrocarbon feeds
JPH0581636B2 (ja)
JPS5924790A (ja) 低アスフアルテン含量の炭化水素混合物の製法
CA2920054C (en) A method of processing heavy oils and residua
EP0089707B1 (en) Process for the production of deasphalted oils and hydrocarbon distillates
WO2019164611A1 (en) Heavy oil hydroprocessing system
JPH0413397B2 (ja)
CN114599768A (zh) 包括脱沥青、加氢裂化和蒸汽裂化的烯烃制备方法
JPS6035090A (ja) 重質鉱油の処理方法