JPH0581634U - 磁気感応素子用のホルダー - Google Patents

磁気感応素子用のホルダー

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JPH0581634U
JPH0581634U JP3032692U JP3032692U JPH0581634U JP H0581634 U JPH0581634 U JP H0581634U JP 3032692 U JP3032692 U JP 3032692U JP 3032692 U JP3032692 U JP 3032692U JP H0581634 U JPH0581634 U JP H0581634U
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JP
Japan
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magnetic
sensitive element
holder
magnetic sensitive
fixed
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Withdrawn
Application number
JP3032692U
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English (en)
Inventor
浩 川手
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気感応素子に対して漏洩磁束を有効に遮蔽
し、磁気感応素子から変動の少ない出力信号を得る。 【構成】 磁気感応素子4を保持する可動ホルダー3
と、基板1に固定され可動ホルダー3を保持する磁性金
属板からなる固定ホルダー20とを備え、磁気感応素子
4の感磁面4aより前方の基板1側に固定ホルダー20
から一体に延設した磁気遮蔽部21を形成している。 【効果】 モータから漏洩磁束が発生しても、漏洩磁束
が磁気遮蔽部に収束されるので磁気感応素子の感磁面へ
の到達が減少され、磁気感応素子に対する漏洩磁束の影
響が阻止できるので変動の少ない出力信号が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータ等に組み込まれる磁気式エンコーダに好適な磁気感応素子用 のホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の磁気感応素子を保持する可動ホルダーを、基板に固定された固定 ホルダーに保持する構成を有する磁気感応素子用のホルダーとしては、特開平1 −203922号公報に示されている。
【0003】 図4及び図5は、上記公報に開示された従来の磁気感応素子用のホルダーを示 し、モータの制御もしくは駆動回路を構成する回路基板1の透孔1aに固定ホル ダー2の切り起こし突片2aを挿入して固定されている。固定ホルダー2は例え ば鉄板からなる磁性金属板により形成され、内側に傾斜した一対のガイド部2b が設けられている。この一対のガイド部2bには、合成樹脂によって形成された 可動ホルダー3が移動可能に嵌挿されている。可動ホルダー前面には凹部3aが 形成され、磁気抵抗素子からなる磁気感応素子4が嵌合固定している。磁気感応 素子4は他にホール素子或いは薄膜磁気ヘッドでもよい。
【0004】 可動ホルダー3には複数本の屈曲可能なリードフレーム5がインサート成形等 で固定されている。リードフレーム5の前側5aは、図5に示すように上方に屈 曲されて磁気感応素子4の前方下側に接続され、封止剤6で被覆されている。リ ードフレーム5の後側には屈曲部5bが形成され、後端の端子部5cは回路基板 1の図示しない配線パターンに接続して固定されている。
【0005】 また、可動ホルダー3の両側にはガイド部3bが突出形成され、組立て時には 固定ホルダー2に設けた一対のガイド部2bの弾性圧接力により移動可能に嵌挿 される。その後、図5に示す磁気記録媒体9と磁気感応素子4との対向ギャップ 等を所定寸法に設定した後には、可動ホルダー3のガイド部3bと固定ホルダー 2のガイド部2bとの間を接着等により固定される。上記磁気記録媒体9はプラ スチックマグネット等からなり、図5に示すようにモータ7のロータケース8の 外周に固定されて、磁気式エンコーダを構成している。磁気記録媒体9の外周面 には微小ピッチで磁極N、Sが交互に磁気記録されている。ロータケース8の内 面には、駆動マグネット10が固定され、回路基板1の上面に配設された駆動コ イル11に面対向させている。そして、駆動コイル11に駆動電流を通電するこ とにより、駆動マグネット10が回転付勢される。これにより磁気記録媒体9が 回転し、近接対向した磁気感応素子4から所望の回転信号が得られる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の磁気感応素子用のホルダーにあっては、固定ホルダー2を磁性金属 板により形成し、モータ7から発生する漏洩磁束が磁気感応素子4に飛び込まな いような配慮を行っている。しかしながら、固定ホルダー2の磁性金属板は両側 に位置しているために、磁気遮蔽効果が不十分であり、モータ7の駆動マグネッ ト10や駆動コイル11から発生する、図5に点線で示す漏洩磁束12の一部が 磁気感応素子4に飛び込み、振幅変調された変動を有する出力信号となる問題が ある。
【0007】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、磁気感応素子 に対して漏洩磁束を有効に遮蔽し、磁気感応素子から変動の少ない出力信号を得 ることのできる磁気感応素子用のホルダーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、磁気感応素子を保持する可動ホルダーと、基板に固定され上記可動 ホルダーを保持する磁性金属板からなる固定ホルダーとを備えた磁気感応素子用 のホルダーであって、上記磁気感応素子の感磁面より前方の上記基板側に上記固 定ホルダーから一体に延設した磁気遮蔽部を形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
固定ホルダーから一体に磁気遮蔽部を延設して、磁気感応素子の感磁面より前 方の基板側を磁気的に遮蔽すると、モータの駆動マグネットや駆動コイルから漏 洩磁束が発生しても、漏洩磁束は磁気遮蔽部に吸収されての感磁面に到達しなく なる。従って、磁気感応素子に対する漏洩磁束の影響が阻止され、変動の少ない 出力信号が得られる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案にかかる磁気感応素子用のホルダーの実施例について図面を参照 しながら説明する。尚、図4及び図5と同符号は同部品を示し、その詳細な説明 を省略する。
【0011】 図1及び図2は本考案の実施例を示し、図4に示した磁気感応素子用のホルダ ーと相違する点は、磁気感応素子4の感磁面4aより前方の回路基板1側に固定 ホルダー20から一体に延設した磁気遮蔽部21を形成したことである。即ち、 鉄板からなる磁性金属板により形成された固定ホルダー20は、一対のガイド部 20bの下方に位置する側壁20cから、各々磁気感応素子4の感磁面4aより 所定寸法離間するように前方に延設させて屈曲し、互いに先端面を当接させるこ とにより磁気遮蔽部21を形成している。磁気遮蔽部21の高さは、図2に示す ように、回路基板1から磁気記録媒体9の下面よりやや下側までとし、磁気遮蔽 部21が磁気記録媒体9に接触しないように設定されている。また、磁気遮蔽部 21の内側には、磁気感応素子4の前方下側の封止剤6が被覆された部分が対応 位置している。
【0012】 以上のように、固定ホルダー20に磁気遮蔽部21を形成すると、モータ7の 駆動マグネット10や駆動コイル11から発生する漏洩磁束の一部が、磁気遮蔽 部21に収束されることにより遮蔽され、磁気感応素子4まで到達しなくなる。 従って、磁気感応素子4に対する漏洩磁束の影響が阻止され、変動の少ない出力 信号が得られる。
【0013】 図3は本考案の他の実施例を示し、鉄板からなる磁性金属板により形成された 固定ホルダー20は、底面20dから磁気感応素子4の感磁面4aより所定寸法 離間するように前方に延設させて上方に屈曲することにより、磁気遮蔽部21を 形成したものである。このように構成しても、前述の例と同様にモータ7の駆動 マグネット10や駆動コイル11から発生する漏洩磁束の一部を磁気遮蔽部21 に収束させられ、磁気感応素子4から変動の少ない出力信号が得られる。
【0014】 尚、上述の実施例は一例を示すもので、可動ホルダー3及び固定ホルダー20 の形状については本考案を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の磁気感応素子用のホルダーは、固定 ホルダーから一体に磁気遮蔽部を延設して、磁気感応素子の感磁面より前方の基 板側を磁気的に遮蔽しているので、モータの駆動マグネットや駆動コイルから漏 洩磁束が発生しても、漏洩磁束を磁気遮蔽部に収束され、感磁面への到達を減少 させることができる。従って、磁気感応素子には漏洩磁束の影響が阻止され、変 動の少ない出力信号を得ることができる利点がある。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる磁気感応素子用のホルダーの実
施例を示す斜視図である。
【図2】同上ホルダーの使用状態を示す斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】従来の磁気感応素子用のホルダーを示す斜視図
である。
【図5】同上ホルダーの使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回路基板 3 可動ホルダー 4 磁気感応素子 4a 感磁面 20 固定ホルダー 21 磁気遮蔽部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気感応素子を保持する可動ホルダー
    と、基板に固定され上記可動ホルダーを保持する磁性金
    属板からなる固定ホルダーとを備えた磁気感応素子用の
    ホルダーであって、上記磁気感応素子の感磁面より前方
    の上記基板側に上記固定ホルダーから一体に延設した磁
    気遮蔽部を形成してなる磁気感応素子用のホルダー。
JP3032692U 1992-04-10 1992-04-10 磁気感応素子用のホルダー Withdrawn JPH0581634U (ja)

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JP3032692U JPH0581634U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 磁気感応素子用のホルダー

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JP3032692U JPH0581634U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 磁気感応素子用のホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0581634U true JPH0581634U (ja) 1993-11-05

Family

ID=12300692

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3032692U Withdrawn JPH0581634U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 磁気感応素子用のホルダー

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JP (1) JPH0581634U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019138716A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 日本電産サンキョー株式会社 磁気センサ装置および位置検出装置

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960801