JPH0581471B2 - - Google Patents
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- JPH0581471B2 JPH0581471B2 JP60045637A JP4563785A JPH0581471B2 JP H0581471 B2 JPH0581471 B2 JP H0581471B2 JP 60045637 A JP60045637 A JP 60045637A JP 4563785 A JP4563785 A JP 4563785A JP H0581471 B2 JPH0581471 B2 JP H0581471B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front wheel
- steering angle
- wheel steering
- vehicle
- speed
- Prior art date
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Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/15—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
- B62D7/159—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels characterised by computing methods or stabilisation processes or systems, e.g. responding to yaw rate, lateral wind, load, road condition
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、前輪転舵機構と後輪転舵機構とを備
えた車両に係り、特に後輪転舵角を車速が高いと
き前輪転舵角に対して同相に制御するようにした
車両用後輪転舵制御装置に関する。
えた車両に係り、特に後輪転舵角を車速が高いと
き前輪転舵角に対して同相に制御するようにした
車両用後輪転舵制御装置に関する。
従来、この種の制御装置は、特開昭59−81263
号公報に示されるように、車両の高速走行時、後
輪転舵角を前輪転舵角に対して同相に制御して車
両の回転半径を大きくするようにしてある。かか
る構成により、高速走行車両の緩やかな旋回及び
車線変更を安定に行おうとしている。
号公報に示されるように、車両の高速走行時、後
輪転舵角を前輪転舵角に対して同相に制御して車
両の回転半径を大きくするようにしてある。かか
る構成により、高速走行車両の緩やかな旋回及び
車線変更を安定に行おうとしている。
しかるに、上記従来の装置にあつては、後輪転
舵角の前輪転舵角に対する比(以下単に舵角比と
いう)が車速値に応じて一義的に設定されるの
で、この設定舵角比が大きい場合には車両の回転
半径が大きくなり過ぎて高速にて旋回走行する車
両の操向性能が悪化する。また、設定舵角比が小
さい場合には車両の回転半径が小さくなり高速に
て走行する車両の車線変更を迅速かつ安定に行い
にくくなる。
舵角の前輪転舵角に対する比(以下単に舵角比と
いう)が車速値に応じて一義的に設定されるの
で、この設定舵角比が大きい場合には車両の回転
半径が大きくなり過ぎて高速にて旋回走行する車
両の操向性能が悪化する。また、設定舵角比が小
さい場合には車両の回転半径が小さくなり高速に
て走行する車両の車線変更を迅速かつ安定に行い
にくくなる。
本発明は、上記問題に対処するため、高速走行
中に操舵ハンドルがゆつくり操作される旋回のた
めの操舵と操舵ハンドルが速く操作される車線変
更のための操舵を自動的に判別し各々異なる舵角
比を設定するようにして高速走行中の車両の旋回
及び車線変更を迅速かつ安定に行い易くするよう
にした前後輪転舵車に適用される後輪転舵制御装
置を提供しようとするものである。
中に操舵ハンドルがゆつくり操作される旋回のた
めの操舵と操舵ハンドルが速く操作される車線変
更のための操舵を自動的に判別し各々異なる舵角
比を設定するようにして高速走行中の車両の旋回
及び車線変更を迅速かつ安定に行い易くするよう
にした前後輪転舵車に適用される後輪転舵制御装
置を提供しようとするものである。
かかる問題の解決にあたり、本発明の構成上の
特徴は第1図に示すように、前輪を転舵する前輪
転舵機構1(実施例の前輪転舵機構Aに対応)
と、該前輪転舵機構1の前輪転舵に応じて後輪を
転舵する後輪転舵機構2(実施例の後輪転舵機構
Bに対応)とを備えた車両において、車速を検出
する車速検出手段3(実施例の車速センサ24、
波形整形器29及びマイクロコンピユータ26の
ステツプ102の処理に対応)と、前輪転舵角を検
出する前輪転舵角検出手段4(実施例の前輪転舵
角センサ25及びA/D変換器30に対応)と、
前輪転舵速度を検出する前輪転舵速度検出手段5
(実施例の前輪転舵角センサ25、A/D変換器
30及び微分器31に対応)と、前記検出車速が
高いとき後輪転舵角を前輪転舵角に対して同相に
制御する制御値として前記検出前輪転舵角が所定
角度以下のときには第1制御値を算出し、前記検
出前輪転舵角が所定角度より大きくかつ前記検出
前輪転舵速度が所定速度より大きいときには第1
制御値に比べ後輪転舵角を前輪転舵角に対して同
相方向に制御する第2制御値を算出する演算手段
6(実施例のマイクロコンピユータ26のステツ
プ105〜107、109〜113の処理に対応)と、前記第
1制御値又は第2制御値を表す制御信号を後輪転
舵機構2に出力して後輪転舵角を制御する出力手
段7(実施例のマイクロコンピユータ26のステ
ツプ108の処理、差動増幅器27及び位置センサ
28に対応)とを設けたことにある。
特徴は第1図に示すように、前輪を転舵する前輪
転舵機構1(実施例の前輪転舵機構Aに対応)
と、該前輪転舵機構1の前輪転舵に応じて後輪を
転舵する後輪転舵機構2(実施例の後輪転舵機構
Bに対応)とを備えた車両において、車速を検出
する車速検出手段3(実施例の車速センサ24、
波形整形器29及びマイクロコンピユータ26の
ステツプ102の処理に対応)と、前輪転舵角を検
出する前輪転舵角検出手段4(実施例の前輪転舵
角センサ25及びA/D変換器30に対応)と、
前輪転舵速度を検出する前輪転舵速度検出手段5
(実施例の前輪転舵角センサ25、A/D変換器
30及び微分器31に対応)と、前記検出車速が
高いとき後輪転舵角を前輪転舵角に対して同相に
制御する制御値として前記検出前輪転舵角が所定
角度以下のときには第1制御値を算出し、前記検
出前輪転舵角が所定角度より大きくかつ前記検出
前輪転舵速度が所定速度より大きいときには第1
制御値に比べ後輪転舵角を前輪転舵角に対して同
相方向に制御する第2制御値を算出する演算手段
6(実施例のマイクロコンピユータ26のステツ
プ105〜107、109〜113の処理に対応)と、前記第
1制御値又は第2制御値を表す制御信号を後輪転
舵機構2に出力して後輪転舵角を制御する出力手
段7(実施例のマイクロコンピユータ26のステ
ツプ108の処理、差動増幅器27及び位置センサ
28に対応)とを設けたことにある。
上記のように構成した本発明においては、車速
検出手段3、前輪転舵角検出手段4、前記転舵速
度検出手段5及び演算手段6により前輪転舵角が
小さいとき高速走行中の車両の舵角比を小さく設
定し、又前輪転舵角及び前輪転舵速度が大きいと
き高速走行中の車両の舵角比を大きく設定するよ
うにしたので、高速走行中の車両が旋回するとき
には同車両の舵角比は小さく設定されて操向性能
が良好となり、又同車両が車線変更するときには
同車両の舵角比は大きく設定されて車線変更を迅
速かつ安定に行うことができる。
検出手段3、前輪転舵角検出手段4、前記転舵速
度検出手段5及び演算手段6により前輪転舵角が
小さいとき高速走行中の車両の舵角比を小さく設
定し、又前輪転舵角及び前輪転舵速度が大きいと
き高速走行中の車両の舵角比を大きく設定するよ
うにしたので、高速走行中の車両が旋回するとき
には同車両の舵角比は小さく設定されて操向性能
が良好となり、又同車両が車線変更するときには
同車両の舵角比は大きく設定されて車線変更を迅
速かつ安定に行うことができる。
以下本発明の実施例を図面を用いて説明する
と、第2図は本発明の適用対象である車両の前輪
転舵機構Aと後輪転舵機構Bと同機構Bの電気制
御装置Cを示している。
と、第2図は本発明の適用対象である車両の前輪
転舵機構Aと後輪転舵機構Bと同機構Bの電気制
御装置Cを示している。
前輪転舵機構Aは、ラツクアンドピニオン機構
11と同機構11のラツク部に連結された左右一
対のリレーロツド部12a,12bとを備えてい
る。ピニオンアンドラツク機構11はそのピニオ
ン部にて操舵軸13を介して操舵ハンドル14に
連結されており、操舵ハンドル14の回転運動を
リレーロツド部12a,12bの往復運動に変換
している。左右リレーロツド12a,12bは左
右タイロツド(図示しない)及び左右ナツクルア
ーム15a,15bを介して左右前輪16a,1
6bに各々連結されて左右前輪16a,16bを
転舵する。
11と同機構11のラツク部に連結された左右一
対のリレーロツド部12a,12bとを備えてい
る。ピニオンアンドラツク機構11はそのピニオ
ン部にて操舵軸13を介して操舵ハンドル14に
連結されており、操舵ハンドル14の回転運動を
リレーロツド部12a,12bの往復運動に変換
している。左右リレーロツド12a,12bは左
右タイロツド(図示しない)及び左右ナツクルア
ーム15a,15bを介して左右前輪16a,1
6bに各々連結されて左右前輪16a,16bを
転舵する。
後輪転舵機構Bは前輪16a,16bの転舵に
連動して後輪17a,17bを転舵するための揺
動レバー18とこの揺動レバー18の可動支点1
8aを変位させるためのリニアクチユエータ19
と左右後輪17a,17bを連動させるリレーロ
ツド20を備えている。揺動レバー18はナツク
ルアーム15aに連結された前側連結ロツド21
を枢着した固定点18bと後側連結ロツド22を
枢着した固定点18cとを備え、可動支点18a
が固定点18bと固定点18cとの間にある場合
には固定点18cを固定点18bと逆方向に回転
させ、可動支点18aが固定点18cに対し固定
点18bと反対側にある場合には固定点18cを
固定点18bと同方向に回転させ、さらに可動支
点18aが固定点18c上にある場合には固定点
18cも固定するようにして、可動支点18aの
位置により舵角比を設定するようにしている。リ
ニアアクチユエータ19は可動支点18aに連結
したアクチユエータロツド19aを備え、アクチ
ユエータロツド19aを車体横方向に移動するこ
とにより可動支点18aを同方向に移動する。リ
レーロツド20は左右後輪17a,17bを左右
タイロツド(図示しない)及び左右ナツクルアー
ム23a,23bを介して各々連結し、左ナツク
ルアーム23aには後側連結ロツド22が連結さ
れて揺動レバー18の揺動により後輪17a,1
7bを転舵している。
連動して後輪17a,17bを転舵するための揺
動レバー18とこの揺動レバー18の可動支点1
8aを変位させるためのリニアクチユエータ19
と左右後輪17a,17bを連動させるリレーロ
ツド20を備えている。揺動レバー18はナツク
ルアーム15aに連結された前側連結ロツド21
を枢着した固定点18bと後側連結ロツド22を
枢着した固定点18cとを備え、可動支点18a
が固定点18bと固定点18cとの間にある場合
には固定点18cを固定点18bと逆方向に回転
させ、可動支点18aが固定点18cに対し固定
点18bと反対側にある場合には固定点18cを
固定点18bと同方向に回転させ、さらに可動支
点18aが固定点18c上にある場合には固定点
18cも固定するようにして、可動支点18aの
位置により舵角比を設定するようにしている。リ
ニアアクチユエータ19は可動支点18aに連結
したアクチユエータロツド19aを備え、アクチ
ユエータロツド19aを車体横方向に移動するこ
とにより可動支点18aを同方向に移動する。リ
レーロツド20は左右後輪17a,17bを左右
タイロツド(図示しない)及び左右ナツクルアー
ム23a,23bを介して各々連結し、左ナツク
ルアーム23aには後側連結ロツド22が連結さ
れて揺動レバー18の揺動により後輪17a,1
7bを転舵している。
電気制御装置Cは、変速機の出力軸の回転をピ
ツクアツプし車速に応じた周波数のピツクアツプ
信号を発生する車速センサ24と、操舵軸13に
取付けられ前輪16a,16bの前輪転舵角を検
出して同前輪転舵角に対応した電圧値を示すアナ
ログ信号を発生する前輪転舵角センサ25と、こ
れらの各センサ24,25から付与される信号に
基づき後述のプログラムを実行することにより目
標舵角比を算出するマイクロコンピユータ26
と、リニアクチユエータ19を駆動制御する差動
増幅器27と、リニアアクチユエータロツド19
aの移動位置すなわち可動支点18aの現位置を
検出して揺動レバー18により設定されている現
舵角比に対応した電圧値を示すアナログ信号を発
生する位置センサ28とを備えている。
ツクアツプし車速に応じた周波数のピツクアツプ
信号を発生する車速センサ24と、操舵軸13に
取付けられ前輪16a,16bの前輪転舵角を検
出して同前輪転舵角に対応した電圧値を示すアナ
ログ信号を発生する前輪転舵角センサ25と、こ
れらの各センサ24,25から付与される信号に
基づき後述のプログラムを実行することにより目
標舵角比を算出するマイクロコンピユータ26
と、リニアクチユエータ19を駆動制御する差動
増幅器27と、リニアアクチユエータロツド19
aの移動位置すなわち可動支点18aの現位置を
検出して揺動レバー18により設定されている現
舵角比に対応した電圧値を示すアナログ信号を発
生する位置センサ28とを備えている。
マイクロコンピユータ26は、第3図に示すフ
ローチヤートに対応するプログラムを記憶する読
出し専用メモリ(ROM)26aと、このプログ
ラムを実行する中央処理装置(CPU)26bと、
このプログラムに必要な変数及びフラグを一時的
に記憶する書込み可能メモリ(RAM)26c
と、外部回路とデータの授受を行なう入出力イン
ターフエース(I/O)26dと、これらの読出
し専用メモリ26a、中央処理装置26b、書込
み可能メモリ26c及び入出力インターフエース
26dを各々共通に接続するバス26eから成つ
ている。入出力インターフエース26dには、車
速センサ24からのピツクアツプ信号を矩形波信
号に変換した車速信号をマイクロコンピユータ2
6に供給する波形整形器29と、前記転舵角セン
サ25からのアナログ信号をデイジタル信号に変
換して前輪転舵角データをマイクロコンピユータ
26に供給するアナログデイジタル変換器(A/
D変換器)30と、同変換器30からの前輪転舵
角データを微分して前輪転舵速度を示す前輪転舵
速度データをマイクロコンピユータ26に供給す
る微分器31と、マイクロコンピユータ26にて
算出された目標舵角比を示すデイジタル信号をア
ナログ信号に変換して差動増幅器27の第1入力
端27aに供給するデイジタルアナログ変換器
(D/A変換器)32が接続されている。
ローチヤートに対応するプログラムを記憶する読
出し専用メモリ(ROM)26aと、このプログ
ラムを実行する中央処理装置(CPU)26bと、
このプログラムに必要な変数及びフラグを一時的
に記憶する書込み可能メモリ(RAM)26c
と、外部回路とデータの授受を行なう入出力イン
ターフエース(I/O)26dと、これらの読出
し専用メモリ26a、中央処理装置26b、書込
み可能メモリ26c及び入出力インターフエース
26dを各々共通に接続するバス26eから成つ
ている。入出力インターフエース26dには、車
速センサ24からのピツクアツプ信号を矩形波信
号に変換した車速信号をマイクロコンピユータ2
6に供給する波形整形器29と、前記転舵角セン
サ25からのアナログ信号をデイジタル信号に変
換して前輪転舵角データをマイクロコンピユータ
26に供給するアナログデイジタル変換器(A/
D変換器)30と、同変換器30からの前輪転舵
角データを微分して前輪転舵速度を示す前輪転舵
速度データをマイクロコンピユータ26に供給す
る微分器31と、マイクロコンピユータ26にて
算出された目標舵角比を示すデイジタル信号をア
ナログ信号に変換して差動増幅器27の第1入力
端27aに供給するデイジタルアナログ変換器
(D/A変換器)32が接続されている。
差動増幅器27はその第2入力端27bにて位
置センサ28が接続され、第1入力端27aと第
2入力端27bに付与される両電圧値が一致する
まで可動支点18aを変位させるようにアクチユ
エータロツド19aを駆動する。これにより揺動
レバー18が目標舵角比を設定するようにしてい
る。
置センサ28が接続され、第1入力端27aと第
2入力端27bに付与される両電圧値が一致する
まで可動支点18aを変位させるようにアクチユ
エータロツド19aを駆動する。これにより揺動
レバー18が目標舵角比を設定するようにしてい
る。
以上のように構成された前後輪転舵車に適用さ
れる後輪転舵制御装置の動作を第3図のフローチ
ヤートを用いて説明する。
れる後輪転舵制御装置の動作を第3図のフローチ
ヤートを用いて説明する。
車両を始動させるためにイグニツシヨンスイツ
チを閉成すると、マイクロコンピユータ26はス
テツプ100にてプログラムの実行を開始し、ステ
ツプ101にて車両の車線変更状態を示すモードフ
ラグMFLGをリセツトすなわち、“0”に設定す
る。上記設定後、プログラムはステツプ102、
103、104に進みマイクロコンピユータ26は、ス
テツプ102にて車速センサ24から波形整形器2
9を介して供給される車速信号に基づいて車速u
を算出して結果を書込み可能メモリ26cに記憶
し、ステツプ103にて前輪転舵角センサ25から
アナログデイジタル変換器30を介して供給され
る前輪転舵角δを示す前輪転舵角データを読込ん
で書込み可能メモリ26cに記憶し、ステツプ
104にて微分器31から供給される前輪転舵速度
aを示す前輪転舵速度データを読込んで書込み可
能メモリ26cに記憶する。
チを閉成すると、マイクロコンピユータ26はス
テツプ100にてプログラムの実行を開始し、ステ
ツプ101にて車両の車線変更状態を示すモードフ
ラグMFLGをリセツトすなわち、“0”に設定す
る。上記設定後、プログラムはステツプ102、
103、104に進みマイクロコンピユータ26は、ス
テツプ102にて車速センサ24から波形整形器2
9を介して供給される車速信号に基づいて車速u
を算出して結果を書込み可能メモリ26cに記憶
し、ステツプ103にて前輪転舵角センサ25から
アナログデイジタル変換器30を介して供給され
る前輪転舵角δを示す前輪転舵角データを読込ん
で書込み可能メモリ26cに記憶し、ステツプ
104にて微分器31から供給される前輪転舵速度
aを示す前輪転舵速度データを読込んで書込み可
能メモリ26cに記憶する。
次に、マイクロコンピユータ26はステツプ
105にて書込み可能メモリ26cから車速uを読
出してこの車速uを低速と高速との間に設定され
た所定速度u0と比較する。車両が低速走行してい
る場合、ステツプ105にてマイクロコンピユータ
26が「NO」すなわち車速uが所定車速u0より
大きくないと判断してプログラムはステツプ106
に進む。マイクロコンピユータ26はステツプ
106にてモードフラグMFLGを“0”に設定した
後、ステツプ107にて車速un対応する目標舵角比
Kを第4図の実線で示された舵角比特性グラフに
基づいて算出する。この特性グラフは、後輪を車
速の増加に応じて前輪に対し逆相から同相に制御
する第1舵角比K1を示すもので、車速が高いと
きこの第1舵角比K1は後述する第2舵角比K2よ
り小さな値である。次に、プログラムはステツプ
108に進み、ステツプ108にてマイクロコンピユー
タ26は第1舵角比K1に設定された目標舵角比
Kを示すデイジタルデータをデイジタルアナログ
変換器32に出力する。このデイジタルデータは
デイジタルアナログ変換器32により目標舵角比
Kに対応する電圧値を示すアナログ信号に変換さ
れて差動増幅器27の第1入力端27aに供給さ
れる。差動増幅器27はその第2入力端27bに
位置センサ28から現舵角比に対応する電圧値を
示すアナログ信号が供給されているので、リニア
アクチユエータ19を制御して現舵角比が目標舵
角比と一致するまで揺動レバー18の可動支点1
8aを変位させる。このように揺動レバー18が
後輪17a,17bの前輪16a,16bに対す
る舵角比を目標舵角比に設定した状態において、
前輪16a,16bが転舵されるとこの転舵力は
左ナツクアーム15a、前側連結ロツド21、揺
動レバー18、後側連結ロツド22、左ナツクア
ーム23a、リレーロツド20及び右ナツクアー
ム23bに伝達されて後輪17a,17bは目標
舵角比Kに基づいた転舵角に転舵される。上記の
ようなステツプ108の演算後、マイクロコンピユ
ータ26は再びステツプ102の演算の実行に戻り、
車速uが所定車速u0を越えるまで、ステツプ102、
103、104、105、106、107、108の循環演算を実行
し続ける。上記のような循環演算では車速uが小
さく目標舵角比Kは負に設定されるので後輪は前
輪に対して逆相に制御されて車両の小回りを可能
とする。
105にて書込み可能メモリ26cから車速uを読
出してこの車速uを低速と高速との間に設定され
た所定速度u0と比較する。車両が低速走行してい
る場合、ステツプ105にてマイクロコンピユータ
26が「NO」すなわち車速uが所定車速u0より
大きくないと判断してプログラムはステツプ106
に進む。マイクロコンピユータ26はステツプ
106にてモードフラグMFLGを“0”に設定した
後、ステツプ107にて車速un対応する目標舵角比
Kを第4図の実線で示された舵角比特性グラフに
基づいて算出する。この特性グラフは、後輪を車
速の増加に応じて前輪に対し逆相から同相に制御
する第1舵角比K1を示すもので、車速が高いと
きこの第1舵角比K1は後述する第2舵角比K2よ
り小さな値である。次に、プログラムはステツプ
108に進み、ステツプ108にてマイクロコンピユー
タ26は第1舵角比K1に設定された目標舵角比
Kを示すデイジタルデータをデイジタルアナログ
変換器32に出力する。このデイジタルデータは
デイジタルアナログ変換器32により目標舵角比
Kに対応する電圧値を示すアナログ信号に変換さ
れて差動増幅器27の第1入力端27aに供給さ
れる。差動増幅器27はその第2入力端27bに
位置センサ28から現舵角比に対応する電圧値を
示すアナログ信号が供給されているので、リニア
アクチユエータ19を制御して現舵角比が目標舵
角比と一致するまで揺動レバー18の可動支点1
8aを変位させる。このように揺動レバー18が
後輪17a,17bの前輪16a,16bに対す
る舵角比を目標舵角比に設定した状態において、
前輪16a,16bが転舵されるとこの転舵力は
左ナツクアーム15a、前側連結ロツド21、揺
動レバー18、後側連結ロツド22、左ナツクア
ーム23a、リレーロツド20及び右ナツクアー
ム23bに伝達されて後輪17a,17bは目標
舵角比Kに基づいた転舵角に転舵される。上記の
ようなステツプ108の演算後、マイクロコンピユ
ータ26は再びステツプ102の演算の実行に戻り、
車速uが所定車速u0を越えるまで、ステツプ102、
103、104、105、106、107、108の循環演算を実行
し続ける。上記のような循環演算では車速uが小
さく目標舵角比Kは負に設定されるので後輪は前
輪に対して逆相に制御されて車両の小回りを可能
とする。
上記ステツプ102、103、104、105、106、107、
108の循環演算中、車速uが所定車速u0より大き
くなつた場合にはマイクロコンピユータ26はス
テツプ105にて「YES」と判断し、ステツプ109
にて前輪転舵速度aを所定速度a0と比較する。こ
の所定速度a0は通常旋回走行させる毎秒1ラジア
ンより若干大きな値に設定されており、高速走行
車両の旋回と車線変更を区別するものである。車
両が車線変更していない場合にはマイクロコンピ
ユータ26がステツプ109にて「NO」すなわち
前輪転舵速度aが所定速度a0より大きくないと判
断してプログラムはステツプ110に進む。ステツ
プ110にてマイクロコンピユータ26はモードフ
ラグMFLGが“0”であるか否かを判別する。
このモードフラグMFLGは上記循環演算中ステ
ツプ106にて“0”に設定されているのでマイク
ロコンピユータ26はステツプ110にて「YES」
と判断してプログラムはステツプ106に進む。そ
して、マイクロコンピユータ26はステツプ106
にてモードフラグMFLGを“0”に設定し、ス
テツプ107にて目標舵角比Kを第1舵角比K1に設
定し、ステツプ108にて目標舵角比Kに対応する
デイジタルデータを出力して後輪転舵機構Bを目
標舵角比Kに設定する。目標舵角比Kの設定後、
プログラムはステツプ102に戻り、マイクロコン
ピユータ26はステツプ102、103、104、105、
109、110、106、107、108の循環演算を実行する。
この循環演算により舵角比は第4図の実線で示さ
れる第1舵角比K1に設定されるので、車速が大
きくなつても後輪転舵角は前輪転舵角に対して同
相かつ小さな値に制御されて車両の直進走行及び
旋回走行が安定する。
108の循環演算中、車速uが所定車速u0より大き
くなつた場合にはマイクロコンピユータ26はス
テツプ105にて「YES」と判断し、ステツプ109
にて前輪転舵速度aを所定速度a0と比較する。こ
の所定速度a0は通常旋回走行させる毎秒1ラジア
ンより若干大きな値に設定されており、高速走行
車両の旋回と車線変更を区別するものである。車
両が車線変更していない場合にはマイクロコンピ
ユータ26がステツプ109にて「NO」すなわち
前輪転舵速度aが所定速度a0より大きくないと判
断してプログラムはステツプ110に進む。ステツ
プ110にてマイクロコンピユータ26はモードフ
ラグMFLGが“0”であるか否かを判別する。
このモードフラグMFLGは上記循環演算中ステ
ツプ106にて“0”に設定されているのでマイク
ロコンピユータ26はステツプ110にて「YES」
と判断してプログラムはステツプ106に進む。そ
して、マイクロコンピユータ26はステツプ106
にてモードフラグMFLGを“0”に設定し、ス
テツプ107にて目標舵角比Kを第1舵角比K1に設
定し、ステツプ108にて目標舵角比Kに対応する
デイジタルデータを出力して後輪転舵機構Bを目
標舵角比Kに設定する。目標舵角比Kの設定後、
プログラムはステツプ102に戻り、マイクロコン
ピユータ26はステツプ102、103、104、105、
109、110、106、107、108の循環演算を実行する。
この循環演算により舵角比は第4図の実線で示さ
れる第1舵角比K1に設定されるので、車速が大
きくなつても後輪転舵角は前輪転舵角に対して同
相かつ小さな値に制御されて車両の直進走行及び
旋回走行が安定する。
上記ステツプ102、103、104、105、109、110、
106、107、108の循環演算中、車両が車線変更し
始めると前輪転舵速度aは所定速度a0より大きく
なり、マイクロコンピユータ26はステツプ109
にて「YES」と判断してプログラムはステツプ
111に進む。車両が車線変更しているときは前輪
転舵角δは微小な所定角度δ0より大きくなるの
で、マイクロコンピユータ26はステツプ111に
て「YES」と判断して、ステツプ112の実行に移
りステツプ112にてモードフラグMFLGを“1”
に設定する。このモードフラグMFLGの設定は
車両が車線変更状態にあることを意味する。モー
ドフラグMFLGの設定後、プログラムはステツ
プ113に進み、ステツプ113にてマイクロコンピユ
ータ26は車速uに対応する目標舵角比Kを第4
図の破線で示された舵角比特性グラフに基づいて
算出する。この特性グラフは上述の第1舵角比
K1に比べ後輪を前輪に対して同相側の制御する
第2舵角比K2を示すもので、この第2舵角比K2
は車速uが所定速度u0より大きい場合にのみ定義
されかつ第1舵角比K1より大きな値である。次
にプログラムはステツプ108に進み、上記場合と
同様マイクロコンピユータ26はステツプ108に
て後輪転舵機構Bを第2舵角比K2を示す目標舵
角比Kに設定する。目標舵角比Kの設定後、プロ
グラムはステツプ102に戻りマイクロコンピユー
タ26はステツプ102、103、104、105、109、
111、112、113、108の循環演算を行なう。そし
て、この循環演算中、操舵ハンドル14の回動操
作が停止されて前輪転舵速度aが所定速度a0以下
になつた場合にはマイクロコンピユータ26はス
テツプ109にて「NO」と判断してステツプ110の
演算を実行する。ステツプ110にてマイクロコン
ピユータ26は、このときモードフラグMFLG
が“1”に設定されているので、「NO」と判断
してプログラムはステツプ111に進む。車両が車
線変更しているときには前輪転舵速度aは所定速
度a0以下であつて操舵ハンドル14は回転された
ままで前輪転舵角δは所定角度δ0より大きく保持
された状態にあるので、マイクロコンピユータ2
6はステツプ111にて「YES」と判断してステツ
プ112、113、108、102、103、104、105、109、
110、111の循環演算が実行されることになる。上
記のようなステツプ102、103、104、105、109、
111、112、113、108又はステツプ102、103、104、
105、109、110、111、112、113、108の循環演算
中の舵角比は第4図の破線で示される第2舵角比
K2に設定されるので後輪転舵角は前輪転舵角に
対して同相かつ大きな値に制御されて車両の車線
変更が迅速かつ容易となる。
106、107、108の循環演算中、車両が車線変更し
始めると前輪転舵速度aは所定速度a0より大きく
なり、マイクロコンピユータ26はステツプ109
にて「YES」と判断してプログラムはステツプ
111に進む。車両が車線変更しているときは前輪
転舵角δは微小な所定角度δ0より大きくなるの
で、マイクロコンピユータ26はステツプ111に
て「YES」と判断して、ステツプ112の実行に移
りステツプ112にてモードフラグMFLGを“1”
に設定する。このモードフラグMFLGの設定は
車両が車線変更状態にあることを意味する。モー
ドフラグMFLGの設定後、プログラムはステツ
プ113に進み、ステツプ113にてマイクロコンピユ
ータ26は車速uに対応する目標舵角比Kを第4
図の破線で示された舵角比特性グラフに基づいて
算出する。この特性グラフは上述の第1舵角比
K1に比べ後輪を前輪に対して同相側の制御する
第2舵角比K2を示すもので、この第2舵角比K2
は車速uが所定速度u0より大きい場合にのみ定義
されかつ第1舵角比K1より大きな値である。次
にプログラムはステツプ108に進み、上記場合と
同様マイクロコンピユータ26はステツプ108に
て後輪転舵機構Bを第2舵角比K2を示す目標舵
角比Kに設定する。目標舵角比Kの設定後、プロ
グラムはステツプ102に戻りマイクロコンピユー
タ26はステツプ102、103、104、105、109、
111、112、113、108の循環演算を行なう。そし
て、この循環演算中、操舵ハンドル14の回動操
作が停止されて前輪転舵速度aが所定速度a0以下
になつた場合にはマイクロコンピユータ26はス
テツプ109にて「NO」と判断してステツプ110の
演算を実行する。ステツプ110にてマイクロコン
ピユータ26は、このときモードフラグMFLG
が“1”に設定されているので、「NO」と判断
してプログラムはステツプ111に進む。車両が車
線変更しているときには前輪転舵速度aは所定速
度a0以下であつて操舵ハンドル14は回転された
ままで前輪転舵角δは所定角度δ0より大きく保持
された状態にあるので、マイクロコンピユータ2
6はステツプ111にて「YES」と判断してステツ
プ112、113、108、102、103、104、105、109、
110、111の循環演算が実行されることになる。上
記のようなステツプ102、103、104、105、109、
111、112、113、108又はステツプ102、103、104、
105、109、110、111、112、113、108の循環演算
中の舵角比は第4図の破線で示される第2舵角比
K2に設定されるので後輪転舵角は前輪転舵角に
対して同相かつ大きな値に制御されて車両の車線
変更が迅速かつ容易となる。
さらに上記ステツプ102、103、104、105、109、
110、111、112、113、108の循環演算中、車両の
車線変更が終了すると操舵ハンドル14の回転は
戻されて前輪転舵角δは所定角度δ0より小さくな
り、マイクロコンピユータ26はステツプ111に
て「NO」と判断しプログラムはステツプ106に
進む。マイクロコンピユータ26はステツプ106
にて“1”に設定されていたモードフラグ
MFLGを“0”に設定し、ステツプ106、107、
108、102、103、104、105、109、110の循環演算
を実行するようになつて再び舵角比は第1目標舵
角比K1に設定されるようになつている。
110、111、112、113、108の循環演算中、車両の
車線変更が終了すると操舵ハンドル14の回転は
戻されて前輪転舵角δは所定角度δ0より小さくな
り、マイクロコンピユータ26はステツプ111に
て「NO」と判断しプログラムはステツプ106に
進む。マイクロコンピユータ26はステツプ106
にて“1”に設定されていたモードフラグ
MFLGを“0”に設定し、ステツプ106、107、
108、102、103、104、105、109、110の循環演算
を実行するようになつて再び舵角比は第1目標舵
角比K1に設定されるようになつている。
なお、上記実施例では前輪転舵速度をアナログ
デイジタル変換器30に接続された微分器31に
て前輪転舵角データを微分することによつて得て
いるが、マイクロコンピユータ26のプログラム
を変更してマイクロコンピユータ26内部でプロ
グラムにより前輪転舵角δを微分して前輪転舵速
度aを算出することもできる。
デイジタル変換器30に接続された微分器31に
て前輪転舵角データを微分することによつて得て
いるが、マイクロコンピユータ26のプログラム
を変更してマイクロコンピユータ26内部でプロ
グラムにより前輪転舵角δを微分して前輪転舵速
度aを算出することもできる。
次に本発明の他の実施例について説明すると、
第5図は第2図の変形例である後輪転舵機構Bと
電気制御装置Cの一部分を示しており、第2図の
実施例と同一部分を省略し、同一部品には同一符
号を付してある。後輪転舵機構Bは左右後輪17
a,17bを連動させる左右リレーロツド20
a,20bを直接駆動するリニアアクチユエータ
33を備えている。左右リレーロツド部20a,
20bは左右タイロツド(図示しない)及び左右
ナツクルアーム23a,23bを介して後輪17
a,17bに各々連結されており、後輪17a,
17bを連動転舵する。電気制御装置Cは右リレ
ーロツド20bの移動位置を検出して現後輪転舵
角に対応した電圧値を示すアナログ信号を発生す
る位置センサ34とリニアアクチユエータ33を
駆動制御する差動増幅器35を備えて、差動増幅
器35はその第1入力端35aに目標後輪転舵角
に対応する電圧値を示すアナログ信号が入力され
ており、このアナログ信号とその第2入力端35
bに位置センサ34から供給されるアナログ信号
との電圧差に応じてリニアアクチユエータ33を
制御している。なお、前輪転舵機構Aと電気制御
装置Cの残りの部分は第2図の場合と同じであ
る。
第5図は第2図の変形例である後輪転舵機構Bと
電気制御装置Cの一部分を示しており、第2図の
実施例と同一部分を省略し、同一部品には同一符
号を付してある。後輪転舵機構Bは左右後輪17
a,17bを連動させる左右リレーロツド20
a,20bを直接駆動するリニアアクチユエータ
33を備えている。左右リレーロツド部20a,
20bは左右タイロツド(図示しない)及び左右
ナツクルアーム23a,23bを介して後輪17
a,17bに各々連結されており、後輪17a,
17bを連動転舵する。電気制御装置Cは右リレ
ーロツド20bの移動位置を検出して現後輪転舵
角に対応した電圧値を示すアナログ信号を発生す
る位置センサ34とリニアアクチユエータ33を
駆動制御する差動増幅器35を備えて、差動増幅
器35はその第1入力端35aに目標後輪転舵角
に対応する電圧値を示すアナログ信号が入力され
ており、このアナログ信号とその第2入力端35
bに位置センサ34から供給されるアナログ信号
との電圧差に応じてリニアアクチユエータ33を
制御している。なお、前輪転舵機構Aと電気制御
装置Cの残りの部分は第2図の場合と同じであ
る。
そして、この変形例の場合には差動増幅器35
は第1入力端35aに供給されるアナログ信号は
目標後輪転舵角に対応するものであり、この目標
後輪転舵角は第3図に示されたフローチヤートの
ステツプ108にて出力される。すすなわち、マイ
クロコンピユータ26で実行されるプログラムが
一部変更され、ステツプ108にてマイクロコンピ
ユータ26はステツプ103にて記憶した前輪転舵
角δを読出しこの前輪転舵角δと目標舵角比Kを
乗算してしてこの乗算結果を目標後輪転舵角とし
てデイジタルアナログ変換器32に出力する。な
お、この他の実施例の残りの部分の動作は前記実
施例と同じである。以上のようにこの他の実施例
によれば前記実施例に比べて揺動レバー18等前
輪16a,16bと後輪17a,17bを連結す
る機構が不要となる。
は第1入力端35aに供給されるアナログ信号は
目標後輪転舵角に対応するものであり、この目標
後輪転舵角は第3図に示されたフローチヤートの
ステツプ108にて出力される。すすなわち、マイ
クロコンピユータ26で実行されるプログラムが
一部変更され、ステツプ108にてマイクロコンピ
ユータ26はステツプ103にて記憶した前輪転舵
角δを読出しこの前輪転舵角δと目標舵角比Kを
乗算してしてこの乗算結果を目標後輪転舵角とし
てデイジタルアナログ変換器32に出力する。な
お、この他の実施例の残りの部分の動作は前記実
施例と同じである。以上のようにこの他の実施例
によれば前記実施例に比べて揺動レバー18等前
輪16a,16bと後輪17a,17bを連結す
る機構が不要となる。
第1図は特許請求の範囲に記載した発明の構成
に対応する図、第2図は本発明の第1実施例を示
す車両の概略図、第3図は第2図のマイクロコン
ピユータの作用を示すフローチヤート、第4図は
車速に対する舵角比を示す特性グラフ、第5図は
本発明の第2実施例を示す概略図である。 符号の説明 11……ラツクアンドピニオン機
構、12a,12b,20,20a,20b……
リレーロツド、14……操舵ハンドル、16a,
16b……前輪、17a,17b……後輪、18
……揺動レバー、19,23……リニアクチユエ
ータ、21……前側連結ロツド、22……後側連
結ロツド、24……車速センサ、25……前輪転
舵角センサ、26……マイクロコンピユータ、2
7,35……差動増幅器、28,34……位置セ
ンサ、31……微分器。
に対応する図、第2図は本発明の第1実施例を示
す車両の概略図、第3図は第2図のマイクロコン
ピユータの作用を示すフローチヤート、第4図は
車速に対する舵角比を示す特性グラフ、第5図は
本発明の第2実施例を示す概略図である。 符号の説明 11……ラツクアンドピニオン機
構、12a,12b,20,20a,20b……
リレーロツド、14……操舵ハンドル、16a,
16b……前輪、17a,17b……後輪、18
……揺動レバー、19,23……リニアクチユエ
ータ、21……前側連結ロツド、22……後側連
結ロツド、24……車速センサ、25……前輪転
舵角センサ、26……マイクロコンピユータ、2
7,35……差動増幅器、28,34……位置セ
ンサ、31……微分器。
Claims (1)
- 1 前輪を転舵する前輪転舵機構と、該前輪転舵
機構の前輪転舵に応じて後輪を転舵する後輪転舵
機構とを備えた車両において、車速を検出する車
速検出手段と、前輪転舵角を検出する前輪転舵角
検出手段と、前輪転舵速度を検出する前輪転舵速
度検出手段と、前期検出車速が高いとき後輪転舵
角を前輪転舵角に対して同相に制御する制御値と
して前記検出前輪転舵角が所定角度以下のときに
は第1制御値を算出し、前記検出前輪転舵角が所
定角度より大きくかつ前記検出前輪転舵速度が所
定速度より大きいときには第1制御値に比べ後輪
転舵角を前輪転舵角に対して同相方向に制御する
第2制御値を算出する演算手段と、前記第1制御
値又は第2制御値を表す制御信号を後輪転舵機構
に出力して後輪転舵角を制御する出力手段とを設
けたことを特徴とする車両用後輪転舵制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4563785A JPS61205560A (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 | 車両用後輪転舵制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4563785A JPS61205560A (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 | 車両用後輪転舵制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61205560A JPS61205560A (ja) | 1986-09-11 |
JPH0581471B2 true JPH0581471B2 (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=12724873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4563785A Granted JPS61205560A (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 | 車両用後輪転舵制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61205560A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2766305B2 (ja) * | 1989-04-14 | 1998-06-18 | 本田技研工業株式会社 | 4輪操舵装置 |
JPH0647386B2 (ja) * | 1990-06-15 | 1994-06-22 | マツダ株式会社 | 車両の4輪操舵装置 |
JP3052537B2 (ja) * | 1992-01-29 | 2000-06-12 | トヨタ自動車株式会社 | 後輪舵角制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6141676A (ja) * | 1984-08-02 | 1986-02-28 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 車両の後輪舵角制御装置 |
-
1985
- 1985-03-07 JP JP4563785A patent/JPS61205560A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6141676A (ja) * | 1984-08-02 | 1986-02-28 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 車両の後輪舵角制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61205560A (ja) | 1986-09-11 |
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