JPH058111Y2 - - Google Patents

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JPH058111Y2
JPH058111Y2 JP12672588U JP12672588U JPH058111Y2 JP H058111 Y2 JPH058111 Y2 JP H058111Y2 JP 12672588 U JP12672588 U JP 12672588U JP 12672588 U JP12672588 U JP 12672588U JP H058111 Y2 JPH058111 Y2 JP H058111Y2
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ejector
plate
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cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、射出成形機のエジエクタ機構に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、この種のエジエクタ機構としては、第6
図ないし第7図に示すものが知られている。
これらの図に示すように、エジエクタ機構1
は、射出成形機の型締装置2に組み込まれたもの
である。
型締装置2は、フレーム本体3上に固定された
固定盤4と、該固定盤4に平行に配置されて前記
フレーム本体3上を移動自在なエンドプレート5
と、このエンドプレート5および固定盤4の四隅
部に掛け渡されたタイバー6と、このタイバー6
に摺動自在に連結されて固定盤4に対して接離す
る方向に移動する可動盤7と、前記エンドプレー
ト5の中央部に固定された型締シリンダ8と、こ
の型締シリンダ8のロツド8aを伸縮した際に、
可動盤7をエンドプレート5を支点にして移動駆
動するダブルトグル装置9とによつて構成されて
いる。そして、ダブルトグル装置9は、エンドプ
レート5の上下位置に第1のピン10を介して連
結された第1のリンク11と、この第1のリンク
11に中間ピン12を介して連結されているとと
もに、可動盤7の裏面の上下位置に突出するブラ
ケツト7aに第2のピン13を介して連結された
第2のリンク14と、前記型締シリンダ8のロツ
ド8aに固定されたクロスヘツド15と、このク
ロスヘツド15および前記第1のリンク11にピ
ン16,16を介して連結されたクロスリンク1
7とを備えたものである。
エジエクタ機構1は、前記可動盤7に固定され
たエジエクタシリンダ21と、エジエクタシリン
ダ21のロツド21aに連結されたエジエクタプ
レート22と、このエジエクタプレート22およ
びエジエクタシリンダ21のロツド21aに連結
される複数のエジエクタピン23とを備えたもの
である。そして、エジエクタシリンダ21は、可
動盤7の裏面中央部に突出されたエジエクタシリ
ンダ取付座7bに取付ボルト24で固定されてい
る。
上記のように構成されたエジエクタ機構1にお
いては、エジエクタシリンダ21のロツド21a
を伸ばすことにより、可動盤7の表面から複数の
エジエクタピン23を突出する。この際のエジエ
クタピン23のストロークは、エジエクタプレー
ト22の移動可能な範囲によつてきまり、このエ
ジエクタプレート22の移動可能な範囲は、エジ
エクタシリンダ21のロツド21aの突き出し量
を最小にした状態のエジエクタプレート22の可
動盤7側の端面から可動盤7の裏面までの寸法S
である。したがつて、エジエクタピン23のスト
ロークを大きくしたい場合には、エジエクタシリ
ンダ取付座7bの高さを高くして、エジエクタシ
リンダ21を型締シリンダ8側にずらすことによ
つて行つている。ただし、エジエクタシリンダ2
1を型締シリンダ8側にずらすことによつて、該
型締シリンダ8のロツド8aを縮めた際に、第7
図に示すように、エジエクタシリンダ21のヘツ
ド側の端部が第2のリンク14に接触するように
なるので、可動盤7の裏面から第2のピン13の
軸心までの寸法であるブラケツト長さLを、エジ
エクタプレート22のストロークの増加に合わせ
て長くする必要がある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記エジエクタ機構を用いた場合に
は、エジエクタピン23のストロークの増加によ
つて、ブラケツト長さLが長くなるので、タイバ
ー6やフレーム本体3の全長等も長くなり、コス
ト高になるとともに、射出成形機の設置面積が広
くなつてしまうという問題があつた。
また、可動盤7の厚さTを薄くすることによつ
て、ブラケツト長さLを大きくすることなく、寸
法Sを大きくして、エジエクタププレート22の
移動可能な範囲を大きくすることができるが、こ
の場合には、可動盤7の厚さTが薄くなるため、
該可動盤7の剛性が低下し、金型を均一に押圧し
て型締することが困難になるという新たな問題が
発生する。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、エジエクタピンのストロークが同一の場合
に、可動盤の剛性の低下を小さく抑えた状態で、
エジエクタシリンダの位置を可動盤側にずらすこ
とのできる射出成形機のエジエクタ機構を提供す
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するため、エジエク
タシリンダの外周面より半径方向外側に位置する
後側プレートと、この後側プレートの内周縁部に
連結されて該内周縁部の半径方向内側に位置する
とともに、エジエクタシリンダのロツド側に突出
され、かつエジエクタシリンダのロツドに連結さ
れる前側プレートとを有するエジエクタプレート
を形成し、前記可動盤には、エジエクタシリンダ
のロツドが伸びた際に、前記前側プレートが挿入
可能な凹部を形成したものである。
[作用] 本考案においては、エジエクタシリンダのロツ
ドを伸ばすと、エジエクタプレートの前側プレー
トが可動盤に形成された凹部に入り、エジエクタ
プレートの移動可能な範囲が凹部の深さ分だけ長
くなる。したがつて、エジエクタピンのストロー
クが同一なものであれば、エジエクタシリンダを
前記凹部の深さ分だけ可動盤側にずらして設置可
能になる。
また、前側プレートが、エジエクタシリンダの
外周面より半径方向外側に位置する後側プレート
の内周縁部の半径方向内側に位置しているので、
エジエクタシリンダのロツド側からの、前記前側
プレートの投影面積が極めて小さくなつている。
したがつて、前側プレートが挿入される凹部の可
動盤裏面側からの投影面積も小さくて済み、凹部
を形成したことによる可動盤の剛性の低下を小さ
く抑えることができる。
[実施例] 以下、第1図ないし第5図を参照して本考案の
一実施例を説明する。ただし、第6図ないし第7
図に示す従来例と共通する要素には同一の符号を
付しその説明を省略する。
第1図ないし第2図において、第6図ないし第
7図に示す従来例と異なる点は、エジエクタプレ
ート22および可動盤7の形状が異なる点であ
る。
すなわち、エジエクタプレート22は、第3図
ないし第4図に示すように、鋳物によつて前側プ
レート31と後側プレート32とが一体に形成さ
れたものである。後側プレート32は、平板状に
形成されたものであり、その中央部にはエジエク
タシリンダ21の外周が接近して挿通可能な正方
形状の貫通孔32aが形成され、左右の端部に
は、図示しないガイドバーに嵌合するボス32b
が一体に形成されている。そして、可動盤7に対
向する側の面には、上下および左右の位置に複数
の座32cが形成され、該座32cには、エジエ
クタピン23の一端に形成された雄ねじ部23a
が螺合するねじ穴32dが形成されている。前側
プレート31は、後側プレート32の貫通孔32
aの各辺の中央部同士を掛け渡すように、可動盤
7側に向かつて十字状に突出されたものであり、
可動盤7に対向する面の上下および左右の端部に
はエジエクタピン23の雄ねじ部23aが螺合す
るねじ穴31aが形成され、十字状に交差する中
央部には、エジエクタシリンダ21のロツド21
aを挿通して連結するためのロツド連結孔31b
が形成されている。そして、エジエクタプレート
22は、後側プレート32の貫通孔32a側から
前側プレート31のロツド連結孔32bに挿入さ
れたエジエクタシリンダ21のロツド21aに、
ナツト33によつて固定されている。また、エジ
エクタシリンダ21のロツド21aの先端面に
は、エジエクタピン23の雄ねじ部23aが螺合
するねじ穴21bが形成されている。
また、可動盤7の裏面中央部には、第3図およ
び第5図に示すように、前側プレート31の脇を
通つて後側プレート32の貫通孔32aに挿通す
る4本のエジエクタシリンダ取付座7bが形成さ
れ、各エジエクタシリンダ取付座7bの間には前
側プレート31が挿入可能な凹部7cが形成され
ている。また、エジエクタシリンダ取付座7bに
は、エジエクタシリンダ21の取付ボルト24が
螺合するねじ穴7dが形成されており、可動盤7
の裏面の左右位置には、前記エジエクタプレート
22のボス32bに挿通するガイドバー(図示せ
ず)の端部が固定されるガイドバー取付孔7eが
形成されている。ガイドバーは、一端部が前記ガ
イドバー取付孔7eに固定され、他端部がエンド
プレート5側にタイバー6と平行に延びて該エン
ドプレート5に形成された案内孔(図示せず)に
嵌合され、可動盤7の移動時に前記案内孔で案内
されて移動するようになつている。また、符号7
fはエジエクタピン23の挿通孔、7gはエジエ
クタシリンダ21のロツド21aが伸びた際にナ
ツト33が挿入可能にされたナツト挿入孔、7h
はタイバー6の挿通孔である。
上記のように構成されたエジエクタ機構1にお
いては、まず、エジエクタシリンダ21のロツド
21aにエジエクタプレート22をナツト33で
固定する。それから、エジエクタシリンダ21の
ロツド21aを可動盤7の裏面側からエジエクタ
シリンダ取付座7bに向けて移動して、可動盤7
のエジエクタシリンダ取付座7bを前側プレート
31の脇から後側プレート32の貫通孔32aに
挿通する。そして、取付ボルト24をエジエクタ
シリンダ取付座7bのねじ穴7dに螺合して締め
付け、エジエクタシリンダ21をエジエクタシリ
ンダ取付座7bに固定する。そうすると、エジエ
クタシリンダ21のロツド21aの伸縮によつ
て、エジエクタプレート22が可動盤7に接離す
る方向に移動するようになる。この状態で、可動
盤7の表面側からエジエクタピン23の挿通孔7
fにエジエクタピン23を挿入して、エジエクタ
プレート22やエジエクタシリンダ21のねじ穴
31a,32d,21bに該エジエクタピン23
を螺合させて固定する。
上記のようにして、エジエクタ機構1を設置し
た状態で、エジエクタシリンダ21のロツド21
aを伸ばすと、エジエクタプレート22が可動盤
7側に移動し、前側プレート31が可動盤7の凹
部7cに挿入され、またナツト33もナツト挿通
孔7gに挿入された状態になる。したがつて、ロ
ツド21aの突き出し量を最小にした状態の前側
プレート31の可動盤7側の端面から凹部7cの
底面までの寸法S1が、エジエクタプレート22
の移動可能な範囲になる。このため、寸法S1
は、従来に比べて凹部7cの深さD分だけ長くな
る。すなわち、エジエクタピン23のストローク
が同一のものであれば、凹部7cの深さD分だ
け、エジエクタシリンダ21を可動盤7側にずら
して設置することが可能になり、その分、ブラツ
ケト長さLを短くしても、エジエクタシリンダ2
1と第2のリンク14との接触がさけられる。
上記のように構成されたエジエクタ機構1にお
いては、エジエクタピン23のストロークが同一
のものであれば、凹部7cの深さD分だけエジエ
クタシリンダ21を可動盤7側にずらして設置す
ることができ、その分、ブラツケト長さLを短く
することができる。したがつて、タイバー6、フ
レーム本体3の全長および射出成形機の全長を上
記深さD分だけ短くすることができ、タイバー6
等の材料費、加工費等のコストの低減を図ること
ができるとともに、射出成形機の設置面積の低減
を図ることができる。しかも、前側プレート31
がエジエクタシリンダ21の外周面に接近する後
側プレート32の貫通孔32aの周縁部から該貫
通孔32aに十字状に掛け渡されているものであ
るから、該エジエクタシリンダ21のロツド21
a側からの投影面積が極めて小さくなつている。
このため、前側プレート31が挿入される凹部も
その可動盤7の裏面側からの投影面積を小さく抑
えることができ、凹部7cを形成したことによる
可動盤7の剛性の低下を小さく抑えることができ
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、エジエク
タシリンダのロツドを伸ばすと、エジエクタプレ
ートの前側プレートが可動盤に形成された凹部に
入り、エジエクタプレートの移動可能な範囲が凹
部の深さ分だけ長くなる。したがつて、エジエク
タピンのストロークが同一なものであれば、エジ
エクタシリンダを前記凹部の深さ分だけ可動盤側
にずらして設置することができる。
また、前側プレートが、エジエクタシリンダの
外周面より半径方向外側に位置する後側プレート
の内周縁部の半径方向内側に位置しているので、
エジエクタシリンダのロツド側からの、前記前側
プレートの投影面積が極めて小さくなつている。
したがつて、前側プレートが挿入される凹部の可
動盤裏面側からの投影面積も小さくて済み、凹部
を形成したことによる可動盤の剛性の低下を小さ
く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図は型締装置の要部破断側面
図、第2図は同型締装置の型締シリンダのロツド
を縮めた状態を示す説明図、第3図はエジエクタ
機構を示す要部破断側面図、第4図は第3図の矢
印方向からのエジエクタプレートの矢視図、第
5図は第1図の矢印方向からの可動盤の矢視
図、第6図ないし第7図は従来例として示した図
であつて、第6図は型締装置の要部破断側面図、
第7図は同型締装置の型締シリンダのロツドを縮
めた状態を示す説明図である。 7……可動盤、7c……凹部、9……ダブルト
グル装置、21……エジエクタシリンダ、21a
……ロツド、22……エジエクタプレート、23
……エジエクタピン、31……前側プレート、3
2……後側プレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トグル装置により移動駆動される可動盤と、こ
    の可動盤の裏面中央部に、ロツドを該可動盤の表
    面側に向けて設置されたエジエクタシリンダと、
    このエジエクタシリンダのロツドに連結されて、
    前記可動盤の表面側にエジエクタピンを突出させ
    るエジエクタプレートとを備えた射出成形機のエ
    ジエクタ機構において、 前記エジエクタプレートは、エジエクタシリン
    ダの外周面より半径方向外側に位置する後側プレ
    ートと、この後側プレートの内周縁部に連結され
    て該内周縁部の半径方向内側に位置するととも
    に、エジエクタシリンダのロツド側に突出され、
    かつエジエクタシリンダのロツドに連結される前
    側プレートとを備えたものであり、前記可動盤に
    は、エジエクタシリンダのロツドが伸びた際に、
    前記前側プレートが挿入可能な凹部が形成されて
    いることを特徴とする射出成形機のエジエクタ機
    構。
JP12672588U 1988-09-28 1988-09-28 Expired - Lifetime JPH058111Y2 (ja)

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JPH0246608U JPH0246608U (ja) 1990-03-30
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