JPH0580821U - サイドベンチレーターの取付構造 - Google Patents

サイドベンチレーターの取付構造

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JPH0580821U
JPH0580821U JP2642092U JP2642092U JPH0580821U JP H0580821 U JPH0580821 U JP H0580821U JP 2642092 U JP2642092 U JP 2642092U JP 2642092 U JP2642092 U JP 2642092U JP H0580821 U JPH0580821 U JP H0580821U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インストルメントパネルの左右に取付けるサ
イドベンチレーターの共通化を図る。 【構成】 本考案は、サイドベンチレーターの左右のブ
ラケットをインストルメントパネルのボス部にスクリュ
ーで取付ける場合において、上記両ブラケットの表面と
裏面に、そのスクリュー挿通孔を取り囲むようにして底
面が傾斜した半円の座ぐり部をそれぞれ形成するととも
に、これら座ぐり部をそれぞれスクリュー挿通孔よりも
ブラケットの先端側とサイドベンチレーター側に寄せて
配置し、さらに上記両座ぐり部の底面を互いに平行に形
成し、これら座ぐり部の底面を上記スクリューの頭部と
ボス部の端面で挾着するか、あるいは座ぐり部の形成さ
れていない個所を挾持するようにしたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はサイドベンチレーターの取付構造に関する。
【従来の技術】
自動車のインストルメントパネルには、図9に示すようにサイドベンチレータ ーa,bを左右に配置するのが一般的である。このような自動車では、左右のベ ンチレーターa,bから異なる方向にエアーが吹き出されるようにする場合があ る。図8はそのような場合のベンチレーターの取付構造を示している。インスト ルメントパネルcの裏面には、ボス部dが後方へ突設してあり、これらボス部d に左右のベンチレーターa,bのブラケットa1 ,b1 をスクリューeで取付け てある。そして、左側のベンチレーターaからは斜め後方へ、右側のベンチレー ターbからは真直ぐ後方へエアーが吹き出されるようにしてある。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この従来例では、左右のベンチレーターa,bの取付角度を変えよう とすると、ブラケットの配置が異なるベンチレーターを2種類用意しなければな らず、コストアップを招くという欠点がある。ところで、インストルメントパネ ルcのボス部dの向きを変えられれば、そのような必要はなくなるわけであるが 、インストルメントパネルcは型成形されるため、ボス部dを離型方向以外に向 けることはできない。
【0003】 本考案は、このような事情に鑑み、左右のベンチレーターの共通化を図ること を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案は、サイドベンチレーターの左右のブラケッ トをインストルメントパネルのボス部にスクリューで取付ける場合において、上 記両ブラケットの表面と裏面に、そのスクリュー挿通孔を取り囲むようにして底 面が傾斜した半円の座ぐり部をそれぞれ形成するとともに、これら座ぐり部をそ れぞれスクリュー挿通孔よりもブラケットの先端側とサイドベンチレーター側に 寄せて配置し、さらに上記両座ぐり部の底面を互いに平行に形成し、これら座ぐ り部の底面を上記スクリューの頭部とボス部の端面で挾着するか、あるいは座ぐ り部の形成されていない個所を挾持するようにしたことを特徴とする。
【0005】 図3に本考案のサイドベンチレーターを示す。このベンチレーター1は左右一 対のブラケット2,3を備えており、これらブラケット2,3にはスクリュー挿 通孔4をそれぞれ貫設してある。右側のブラケット3は、スクリュー挿通孔4を 取り囲むようにして半円形の座ぐり部5を表裏両面に形成してある。このうち、 表面3a側の座ぐり部5はスクリュー挿通孔4よりもブラケット3の先端側に寄 せて配置してある。一方、裏面3b側の座ぐり部5はスクリュー挿通孔4よりも ベンチレーター1側へ寄せて配置してある(図4参照)。また、これら座ぐり部 5は底面5aが互いに平行になるように形成してある。なお、左側のブラケット 2にも同じ形状の座ぐり部5を形成してあるが、その配置は右側のブラケット3 と表裏を逆にしてある。
【0006】 このベンチレーター1を図7のインストルメントパネル6の左側に取り付ける 場合には、図1に示すように表側と裏側の座ぐり部5の底面5aをスクリュー7 の頭部7aとボス部8の端面8aで挾み込むようにすればよい。一方、インスト ルメントパネル6の右側に取付ける場合には、図2に示すように座ぐり部5の形 成されていない個所を挾み込めばよい。
【0007】 なお、本実施例では、ブラケット2,3の両面に半円形の座ぐり部5を形成し てあるが、図5に示すようにスクリュー挿通孔4の周囲に段付孔10を設け、こ の孔10の底面の半分を斜めに陥没させて座ぐり部11を形成してもよい。この ようにすると、スクリュー7とボス部8の移動が段付孔10によって規制され、 ベンチレーター1の位置決めができるようになる。
【0008】
【発明の効果】
本考案によれば、インストルメントパネルの左右に取付けるサイドベンチレー ターの共通化を図ることができ、コスト的に有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部を示す図で、図7に示した点線枠
C内の断面構造を示す図である。
【図2】本考案の要部を示す図で、図7に示した点線枠
D内の断面構造を示す図である。
【図3】本考案に係るサイドベンチレーターの斜視図で
ある。
【図4】図3に示したA−A線による断面図である。
【図5】サイドベンチレーターのブラケットの変形例を
示す図である。
【図6】図5に示したB−B線による断面図である。
【図7】図3のベンチレーターをインストルメントパネ
ルに設置した状態を示す図で、図9に示したE−E線に
よる断面図である。
【図8】図7と対応する従来例を示す図である。
【図9】自動車のインストルメントパネルの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 サイドベンチレーター 2,3 ブラケット 4 スクリュー挿通孔 5 座ぐり部 5a 底面 6 インストルメントパネル 7 スクリュー 7a 頭部 8 ボス部 8a 端面 10 段付孔 11 座ぐり部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドベンチレーターの左右のブラケッ
    トをインストルメントパネルのボス部にスクリューで取
    付ける場合において、上記両ブラケットの表面と裏面
    に、そのスクリュー挿通孔を取り囲むようにして底面が
    傾斜した半円の座ぐり部をそれぞれ形成するとともに、
    これら座ぐり部をそれぞれスクリュー挿通孔よりもブラ
    ケットの先端側とサイドベンチレーター側に寄せて配置
    し、さらに上記両座ぐり部の底面を互いに平行に形成
    し、これら座ぐり部の底面を上記スクリューの頭部とボ
    ス部の端面で挾着するか、あるいは座ぐり部の形成され
    ていない個所を挾持するようにしたことを特徴とするサ
    イドベンチレーターの取付構造。
JP2642092U 1992-03-30 1992-03-30 サイドベンチレーターの取付構造 Expired - Lifetime JP2560347Y2 (ja)

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JPH0580821U true JPH0580821U (ja) 1993-11-02
JP2560347Y2 JP2560347Y2 (ja) 1998-01-21

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