JPH058081Y2 - - Google Patents

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JPH058081Y2
JPH058081Y2 JP7251389U JP7251389U JPH058081Y2 JP H058081 Y2 JPH058081 Y2 JP H058081Y2 JP 7251389 U JP7251389 U JP 7251389U JP 7251389 U JP7251389 U JP 7251389U JP H058081 Y2 JPH058081 Y2 JP H058081Y2
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claws
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  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ベニヤレースによつて原木を回転切
削する際に、原木の回転中心となるチヤツクセン
ターを決定するための装置に使用する原木回動用
のスピンドルに関するものである。
「従来の技術」 一般的に、原木のチヤツクセンターを決定する
には、適宜長さに切断した原木の両木口端面に共
通する最大内接円を算定し、この円の中心を求め
ることによつて行われている。
具体的には、原木の両木口端面近傍を一対の昇
降動自在で、且つ前後動自在なV型の受台により
支持し、上方に載置された一対のプロジエクタか
ら原木の木口端面に投光される同心円に基づき、
原木の両木口端面のY軸上においては受台の昇降
動、X軸上においては受台の前後動によつて調整
して芯出しを行い、その後一対の搬送爪によつて
原木の両木口端面を把持し、ベニヤレースのチヤ
ツクセンターへ平行、若しくは揺動搬送してい
た。
しかしながら、不定形状の両木口端面へ投光さ
れる同心円に基づき、最大内接円を人為的に求め
たり、原木の長手方向に対して存在する曲がりを
考慮し、原木の芯を人為的に決定することは正確
性を欠くものであり、実際にベニヤレースで回転
切削すると、定寸に満たない小幅状のベニヤ単板
を多量に排出することになる。
このため、上記人為的作業を排除し、原木の長
手方向における複数箇所の任意断面を、その両木
口端面を挟持して回動させながら検知し、検知し
た各データより原木の最大直円筒の軸芯を得る方
式が採用され、演算後の原木は、その位置を適宜
芯出し補正され、前記記載した如く、一対の搬送
爪をその両木口端面に把持させた後、原木の挟持
を解くことにより、その芯出し精度を向上させ、
ベニヤレースのチヤツクセンターまで平行、若し
くは揺動搬送させていた。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、小径の把持爪によつて原木両木
口端面の中央部分を挟持して回動させると、大径
の原木、両木口端面が異形の原木、端面に割れ、
亀裂、特に樹芯近傍に脆弱部が存在する原木にお
いては、当該原木に要する回動トルクに抗しきれ
ず、把持部分の木材組織が破壊され、把持爪の目
回りにより、原木が回動不能となり、この種芯出
し作業を不可能としていた。
本願出願人は、この種問題点につき、実願昭60
−022380号、同60−022381号、同60−024952号、
考案の名称「原木回動用把持具」において、原木
に回動を付与するスピンドルの先端部に嵌着され
た把持具を、スピンドルの軸芯に対して偏心させ
たり、把持具に切欠きを設けたり、把持具を扇形
とすることによつて、搬送爪の介在域を残しなが
ら把持具の把持面積を拡大させる方式を提案し、
一定の効果を得ていた。
しかして、近年、原木の枯渇、小径化に伴つ
て、前記搬送爪の介在域を確保しながら、把持具
の把持面積の拡大を図ることが困難となつてき
た。即ち、スピンドルは、原木を把持して回動ト
ルクを発生させるに足る径が最低限必要であるの
に対し、原木がスピンドル径に搬送爪の介在域を
加算した径を少なくとも有していなければ、上記
方式を採用しても尚、芯出し後の原木をベニヤレ
ースのチヤツクセンターまで平行、若しくは揺動
搬送させることが不可能となる。
「課題を解決するための手段」 本考案は叙上に鑑み、スピンドルの先端部から
その軸芯方向に亘る或る長さだけ、搬送爪が介在
し得る切欠きを設けると共に、その先端部に把持
具を嵌着することにより、原木の両木口端面に同
期的に介在する搬送爪の介在域をより一層高めな
がら、両者を相互に干渉しない状態とするもので
あり、簡単な構造によつて、原木の両木口端面へ
の把持面積を維持し、特に小径の原木であつても
芯出し搬送を可能としたものである。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
原木1の両木口端面2の延長位置には一対のフ
レーム3が対設され、このフレーム3にブツシユ
4を介してスピンドル5が嵌挿支持されている。
このスピンドル5は、前記フレーム3に設置され
た流体動によつて原木1の両木口端面2へ接離自
在、また中間部に嵌着された鎖車に回転を付与す
ることによつて回動自在の構造としている。
一方、原木1の芯出し位置上方には、機枠6上
に左右一対のレール7が敷設され、このレール7
上に、その四隅部に支承された車輪8によつてベ
ニヤレース(図示せず)のチヤツクセンターまで
平行に走行自在とした走行体9を架設している。
またこの走行体9の左右には一対の支持軸10が
配置され、原木1の軸芯方向に揺動自在、且つ原
木1径に応じて補助爪11が格納されて成る搬送
爪12を、この支持軸10に嵌挿支持している。
尚、搬送爪12を上記記載の如き走行体9によ
る平行搬送から、揺動軸(図示せず)を支点とし
てベニヤレース(図示せず)のチヤツクセンター
まで揺動搬送させることも可能である。
この状態において、前記スピンドル5の先端部
からその軸芯方向に亘る或る長さだけ、搬送爪1
2が介在し得る切欠き13を設ける。この切欠き
13が許容される長さは、前記ブツシユ4の手前
まで、即ちスピンドル5回動に支障を来さない長
さであり、またこの切欠き13の深さはスピンド
ル5軸芯部までが可能であるが、実質上、ベニヤ
レースの小スピンドル径を基準に設定されてい
る。尚、この切欠き13の形状は、矩形状、円弧
状、扇形状等、搬送爪12が介在するに支障がな
ければ任意である。
さらに、このスピンドル5の前端部には、原木
1の両木口端面2を把持すべく複数個の爪14が
植設された把持具15を嵌着する。この嵌着され
る把持具15は、単に円盤状の基体の前部に爪1
4を植設したものでなく、前記記載した如く、ス
ピンドル5軸芯に対して偏心させたもの、切欠き
を設けたもの、軸直角断面輪郭が扇形に形成され
たもの等、その把持面積を拡大させ、回動トルク
に抗し得る形状とた方が好的である。
しかして、前記記載したプロジエクタ方式に基
づく同心円により、或いは原木1を載置して上昇
する受台の移動量を検知演算することにより、原
木1の仮の中心を一旦算定する。次いで、原木1
の仮の中心とスピンドル5軸芯を合致させた後、
流体動によりスピンドル5を前進させ、原木1の
両木口端面2を把持具15によつて押圧把持させ
る。把持後、スピンドル5に回転を伝達して、原
木1を少なくとも1回動させる。原木1の回動に
伴い、前記記載の如く、原木1の軸芯は演算決定
され、原木1の位置を適宜補正する。
次いで、上方外部に待機している搬送爪12の
上下高さを原木1径に応じて調整し、さらに、支
持軸10、或いは揺動軸上を摺動させて、搬送爪
12を原木1の両木口端面2へ介在させて把持す
ると共に、スピンドル5を退避させて把持具15
を離脱させる。この時、把持される原木1が図示
例において実線で示す如く大径であれば、搬送爪
12の下端はスピンドル5の切欠き13内に介入
するまでもなく、原木1の両木口端面2の外周部
近傍を把持すれば足りる。しかしながら、二点鎖
線で示す如く原木1が小径になればなるほど、搬
送爪12に格納されている切欠き13を、スピン
ドル5の切欠き13深さに接近する位置まで下降
させることになる。
把持具15から搬送爪12への把持替え後、原
木1は搬送爪12に支持され、ベニヤレースのチ
ヤツクセンターまで平行、或いは揺動搬送され
て、その軸芯を小スピンドルの先端に嵌着された
小チヤツクの中心部へ合致させるのであるが、搬
送開始に際し、搬送爪12の運動方向に把持具1
5、スピンドル5の一部が干渉しているのなら、
搬送爪12との干渉が解消されるまでスピンドル
5を退避させるものとする。
「効果」 以上のように本考案装置によれば、原木を芯出
しするスピンドルは、その先端部から軸芯方向に
亘る或る長さだけ、搬送爪が介在し得る切欠きを
設けると共に、その先端部に把持具を嵌着するこ
とにより、原木の両木口端面に同期的に介在する
搬送爪の介在域を高めているため、原木の1回動
に要するトルクは基端の径部で発生させることが
でき、また、芯出し後の原木をベニヤレースのチ
ヤツクセンターへ搬送するに際しては、スピンド
ルに設けられた切欠き内を搬送爪が介入すること
により、従来において把持することが不可能とさ
れた小径の原木でも、把持具から搬送爪へ容易に
把持替えすることが可能となり、作業効率並びに
歩留まりの向上が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す一部切欠
き側面図、第2図は第1図の一部切欠き正面図で
ある。 1……原木、2……両木口端面、5……スピン
ドル、12……搬送爪、13……切欠き、15…
…把持具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. その先端部から軸芯方向に亘る或る長さだけ、
    搬送爪が介在し得る切欠きを設けると共に、その
    先端部に把持具を嵌着することにより、原木の両
    木口端面に同期的に介在する搬送爪の介在域を高
    めたことを特徴とする原木回動用のスピンドル。
JP7251389U 1989-06-21 1989-06-21 Expired - Lifetime JPH058081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7251389U JPH058081Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21

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JP7251389U JPH058081Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21

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JPH0315104U JPH0315104U (ja) 1991-02-15
JPH058081Y2 true JPH058081Y2 (ja) 1993-03-01

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JP5562187B2 (ja) * 2010-06-09 2014-07-30 株式会社名南製作所 ベニヤレースへの原木の供給方法

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JPH0315104U (ja) 1991-02-15

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