JPH058072Y2 - - Google Patents

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JPH058072Y2
JPH058072Y2 JP1986171989U JP17198986U JPH058072Y2 JP H058072 Y2 JPH058072 Y2 JP H058072Y2 JP 1986171989 U JP1986171989 U JP 1986171989U JP 17198986 U JP17198986 U JP 17198986U JP H058072 Y2 JPH058072 Y2 JP H058072Y2
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JP
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weight
sample piece
punching
sample
punching blade
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JP1986171989U
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JPS6379199U (ja
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  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、シート状のゴム材料やプラスチツク
材料等から物性測定用の試料片を打ち抜くための
試料打抜具に関するものである。
〔従来技術〕
ゴム材料やプラスチツク材料等の引張強度や引
張弾性率等の物性を測定するには、そのシート状
の材料からダンベル状、矩形状、リング状等の試
料片を打ち抜いて測定に供するようにしている。
このような試料片を打ち抜くには、その試料片
の外形と同形の打抜刃を有する枠体をシート状材
料に押圧させて打ち抜くようにしている。このと
きシート状材料から打ち抜かれた試料片は、打抜
刃の間に挟まつた状態になるため、次の試料片を
打ち抜くためには、それを打抜刃から取り出さな
ければならない。
従来、このように打抜刃に挟まつた試料片は手
で取り出すようにしていた。しかし、鋭利な打抜
刃との接触によつて負傷する危険があるため、こ
れを防止するためスプリングを内設して自動的に
取り出せるようにしたものが提案されている。し
かし、このスプリングは、試料片の全面にわたり
押圧力を均一に調節することが難しく、そのため
試料片の一部が打抜刃に引つ掛かつて完全に抜き
出すことができなかつたり、または押圧力を均一
にするための調整に時間を要するなどあり、打抜
作業能率を著しく低下する原因になつていた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、打抜刃の中に挟まつた試料片
を自動的に確実に取り出すことができるようにし
た試料打抜具を提供することにある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案は、試料片の外形と
同形に形成された打抜刃を下端部に有する枠体
と、この枠体の内側に上下動可能に設けられた重
錘とを備えた試料打抜具において、前記重錘は、
自重で下降可能に構成され、かつ試料片と打抜刃
内面との嵌合面に生じる摩擦力に打ち勝つ以上の
重量を有し、自重で下降した際に、重錘の下端面
が前記打抜刃の下端以下に突出するように支持さ
れたことを特徴とするものである。
第1図および第2図は、ダンベル状試料片を打
ち抜くための本考案の実施例を示したものであ
る。
図において、1は内部が空洞の枠体で、その下
端に、第4図に示すダンベル状試料片Sと同形を
した打抜刃2が設けられている。この枠体1の内
部には重錘3が中子として内挿され、その重錘3
は平面視の外形が打抜刃2の形状よりやヽ小さ目
の相似形になつている。特に、この実施例では、
その重錘3の下端側が、打抜刃2に接触して刃に
損傷を与えることがないように、さらにテーパ3
aによつて小さ目に絞り込まれている。
上記重錘3は、打ち抜かれて打抜刃2の内面間
に嵌まり込んだ試料片Sを抜き取る際に、試料S
と打抜刃2の内面との嵌合面に生じる摩擦力に打
ち勝つ以上の重量を有し、枠体1の内部で上下に
摺動自在になつているが、上面にはストツパー
4,4が取り付けられて係止され、枠体1から飛
び出すことがないように前記ストツパー4,4に
より支持されている。この場合のストツパー4に
よる係止位置としては、重錘3が自重で下方に移
動した際に、重錘3の下端面が打抜刃2の下端以
下に突出した位置で止まるようになつている。ま
た、上記ストツパー4は、図示するようにネジ3
bを介して螺合させ、シート状材料10の厚さに
応じて上下に位置調整できるようにしておくこと
が望ましい。
上述した試料打抜具を使用して、ゴム材やプラ
スチツク材等のシート状材料から試料片を打ち抜
くには、第3図のようにして行う。
すなわち、ベース11の上にシート状材料10
を載置し、その上面から上記枠体1を矢印Aのよ
うに押圧させる。この押圧によつて下端の打抜刃
2がシート状材料10から試料片Sを打ち抜くこ
とになる。また、このように試料片Sが打ち抜か
れたとき、重錘3は試料片Sの上面に当たること
によつて、矢印Bで示すように浮き上がつた状態
になる。
このように打ち抜きの後、上記枠体1を第1図
に矢印Cで示すように上方へ持ち上げると、重錘
3が自重によつて矢印D方向に下降する。そのた
め、打抜刃2の間に挟まれた試料片Sは、重錘3
によつて自動的にかつ確実に下方へ押し出される
ことになる。また、打抜刃2が上昇する間に重錘
3の自重により試料片Sを自動的かつ確実に取り
出すことができるので、効率良く試料片Sの回収
を行うことができる。また更に、重錘3が自重に
より降下して試料片Sを徐々に押し出すことがで
き、試料片Sに衝撃等を与えずに取り出すことが
できる。その結果、物性変化を試料片Sに生じさ
せない。これは特に小形の試料片Sにあつては、
極めて有効である。
なお、上述した実施例では、ダンベル状の試料
片を打ち抜く場合を例示したが、本考案は矩形
状、リング状、蝶形状等どのような形状の試料片
に対しても有効に適用することができる。
〔考案の効果〕
上述したように本考案は、重錘が自重で下降可
能に構成され、かつ試料片と打抜刃内面との嵌合
面に生じる摩擦力に打ち勝つ以上の重量を有し、
自重で下降した際に、重錘の下端面が打抜刃の下
端以下に突出するように支持されたので、以下の
ような優れた効果を奏するものである。
a 打抜刃の中に挟まつた試料片を下降する重錘
の自重により、自動的に確実、かつ容易に取り
出すことができる。
b 作業者が鋭利な打抜刃に触れる必要がないた
め、極めて安全に試料片の回収作業を行うこと
ができる。
c 打抜刃が上昇する間に重錘の自重により試料
片を自動的かつ確実に取り出すことができるの
で、効率良く試料片の回収を行うことができ
る。
d 重錘が自重により降下してゴム材料やプラス
チツク材料等の挟まつた試料片を徐々に押し出
すことにより、該試料片に衝撃等を与えずに取
り出すことができ、その結果、物性変化を試料
片に生じさせることなく取り出すことができ
る。特に小形の試料片にあつては、極めて有効
である。
e 重錘が自重により下降可能に構成されている
ため、構造が極めてシンプルである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による試料打抜具の縦
断面図、第2図は第1図の−矢視図、第3図
は同試料打抜具によりシート状材料を打ち抜いた
直後の状態を示す縦断面図、第4図は打ち抜かれ
た試料片の平面図である。 1……枠体、2……打抜刃、3……重錘、4…
…ストツパー、10……シート状材料、S……試
料片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 試料片の外形と同形に形成された打抜刃を下端
    部に有する枠体と、この枠体の内側に上下動可能
    に設けられた重錘とを備えた試料打抜具におい
    て、 前記重錘は、自重で下降可能に構成され、かつ
    試料片と打抜刃内面との嵌合面に生じる摩擦力に
    打ち勝つ以上の重量を有し、自重で下降した際
    に、重錘の下端面が前記打抜刃の下端以下に突出
    するように支持された試料打抜具。
JP1986171989U 1986-11-11 1986-11-11 Expired - Lifetime JPH058072Y2 (ja)

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JP1986171989U JPH058072Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JP1986171989U JPH058072Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JPS6379199U JPS6379199U (ja) 1988-05-25
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