JPH0580595A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0580595A
JPH0580595A JP3118849A JP11884991A JPH0580595A JP H0580595 A JPH0580595 A JP H0580595A JP 3118849 A JP3118849 A JP 3118849A JP 11884991 A JP11884991 A JP 11884991A JP H0580595 A JPH0580595 A JP H0580595A
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JP
Japan
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paper
image forming
roller
sheet
toner
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Pending
Application number
JP3118849A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Akashi
正勝 明石
Masahiko Kobayashi
雅彦 小林
Junichi Hirobe
潤一 広部
Tsutomu Sugaya
務 菅谷
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0580595A publication Critical patent/JPH0580595A/ja
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】搬送ローラ対の上ローラ51aと、これを支持
する支軸51cと、駆動系によって駆動される入力ギア
51dとを樹脂により一体成形した。また上記上ローラ
51a外周に、用紙との間でスリップが生じるのを抑制
すべくゴムチューブ51eを巻回した。 【効果】部品点数および組立て工数を少なくすることが
できるので、製造コストを安くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電式複写機や静電
式プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体ドラムに形成された静電潜
像を、トナー像に顕像化した後、用紙に転写する静電式
の複写機やプリンタ等の画像形成装置として、極めて小
形化されたいわゆるポータブルタイプのものが提供され
ている(例えば特公平2−17453号公報参照)。
【0003】この種の画像形成装置は、感光体上に形成
された原稿像に対応する静電潜像をトナー像に顕像化し
た後、用紙に転写する作像部、用紙を装置本体内に導入
すると共に、上記作像部へ供給した後、装置本体から排
出する用紙搬送部、これらを駆動する駆動系、および制
御回路その他の電装品等の機能部品を備えている。そし
て、これら各機能部品は、樹脂成形品からなる箱型のケ
ーシング内に配置された、一対の側板やこの側板どうし
を連結するステー等からなる金属製の補強フレームに対
して、それぞれ取付けられている。
【0004】上記用紙搬送部は、用紙に転写したトナー
像を定着する定着部、および用紙を挟み込んで搬送する
搬送ローラ対を備えている。この搬送ローラ対は、補助
フレームに回転自在に支持された支軸に対して一体回転
可能に取付けられており、上記支軸の一端には、駆動系
によって回転駆動される入力ギアが一体的に取付けられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の画像形成
装置を、家庭用および個人用として普及させるために
は、できるだけ小型軽量化を図ると共に、製造コストお
よび販売価格を安くすることが望ましい。しかし、従来
の画像形成装置は、上記用紙搬送部を構成する搬送ロー
ラ対、支軸、および入力ギアが別々に形成されているの
で、部品点数が多くなると共に、これらの組立て工数も
必要であり、製造コストが高くつくという問題があっ
た。
【0006】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、部品点数が少なく、製造コストを安くするこ
とができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の画像形成装置としては、感光体に形成さ
れた静電潜像をトナー像に顕像化した後、用紙に転写す
る作像部と、用紙に転写したトナー像を定着する定着
部、および用紙を挟み込んで搬送する搬送ローラ対を有
し、用紙を装置本体内に導入すると共に上記作像部を通
して装置本体から排出する用紙搬送部と、これらを駆動
する駆動系と、電装品とを少なくとも備え、これら乃
至の機能部品を、ケーシング内に配置している画像形
成装置において、上記搬送ローラ対の一方のローラと、
これを支持する支軸と、駆動系によって駆動される入力
ギアとを、樹脂により一体成形していると共に、上記ロ
ーラの外周にゴムチューブを巻回していることを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】上記の構成の画像形成装置によれば、搬送ロー
ラ対の一方のローラ、支軸、および入力ギアを、樹脂に
より一体成形しているので、これらを別々に形成する場
合よりも、部品点数および組立て工数を削減することが
できる。また、上記ローラの外周にゴムチューブを巻回
しているので、用紙とローラとの間でスリップが生じる
のを抑制することができる。
【0009】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2はこの発明の一実施例を示す画像形成装置
としての複写機の斜視図であり、図3はその内部構成を
示す概略断面図である。上記複写機は、透明なガラス板
からなる原稿台1を、図3において左右方向に移動させ
ることにより、当該原稿台1に載置された原稿を照明走
査するいわゆるテーブル移動型のものであり、上記原稿
台1の上方には、載置された原稿を押えるための原稿押
え11が、回動開閉可能に設けられている。上記複写機
は、装置本体2の内部に、原稿台1によって移動される
原稿を照明走査するための光学系3、感光体ドラム42
に形成された静電潜像を現像装置41により顕像化した
後、用紙に転写する作像部4、途中部に用紙に転写され
たトナー像を定着する定着部6を配置し、上記用紙を給
紙口26から装置本体2の内部に導入した後、作像部4
を通して排紙口21から排出する用紙搬送部5、これら
原稿台1、作像部4および用紙搬送部5を駆動するため
の駆動系7(図9参照)、並びにこれらの駆動を制御す
る制御回路等を含む電装品8(図9参照)等の機能部品
を備えている。
【0010】上記光学系3は、原稿を照明するための蛍
光ランプ31と、原稿からの反射光を上記感光体ドラム
42に導くレンズ32等を、ケース33の内部に配置し
ているものである。作像部4としては、感光体ドラム4
2の周囲に、帯電チャージャ43、現像装置41、転写
チャージャ44、およびクリーナ45をこの順に配置し
たものであり、上記帯電チャージャ43によって均一に
帯電した感光体ドラム42の外周面に、原稿像を結像さ
せて静電潜像を形成した後、当該静電潜像を現像装置4
1によってトナー像に顕像化し、転写チャージャ44に
よってトナー像を用紙に転写し、残留トナーをクリーナ
45によって回収するようにした従来公知の構成であ
る。この作像部4の構成要素としての現像装置41、感
光体ドラム42、転写チャージャ44、およびクリーナ
45は、それぞれ作像フレーム46(図4参照)に対し
て組付けられてユニット化されている。また、帯電チャ
ージャ43は、上記光学系3のケース33によって保持
されている。上記作像フレーム46は、樹脂成形品から
なるものであり、この作像フレーム46には、クリーナ
45によって回収されたトナーを収容しておくトナー回
収容器47が一体に成形されている。このトナー回収容
器47は、平面形状が矩形のトレイ状のものであり、用
紙搬送部5の搬送方向下流側の上方に設けられている。
【0011】このトナー回収容器47には、水平な底部
47bに連続させて傾斜状の側面部47cが形成され、
この側面部47cの上端部に連続させて、排紙口21方
向へ延びる鍔部47aが形成されており、上記傾斜状の
側面部47cおよび鍔部47aが、手先挿入ガイドとし
て構成されている。この手先挿入ガイドは、定着部6を
通過した名刺サイズ等の小サイズの用紙の取出しを許容
する位置まで装置本体2内への手先の挿入をガイドする
と共に、主として上記側面部47cによって所定量以上
手先が挿入されるのを規制して、当該手先が定着部6に
接触するのを阻止するものである。なお、上記鍔部47
aは、上記排紙口21の内部に導入された状態で、当該
排紙口21の上縁部に密着されており、用紙が当該上縁
部に引っ掛からないように配慮されている。このよう
に、トナー回収容器47の一部を手先挿入ガイドとして
構成しているので、別途手先挿入ガイドを配置する必要
がなく、その分、部品点数および組立て工数を削減で
き、製造コストを安くすることができる。
【0012】上記現像装置41は、樹脂製の現像ハウジ
ング41aに対して挿抜自在に装着されたトナーカート
リッジ41cと、トナーカートリッジ41cから落下供
給されたトナーを、現像ハウジング41aの内部へ供給
するトナー供給ローラ41dと、現像ハウジング41a
の内部に供給されたトナーを攪拌する攪拌ローラ41e
と、感光体ドラム42にトナーを供給する現像ローラ4
1fとを備えている。上記現像ハウジング41aの下面
には、多数のリブ状の上ガイド41bが、互いに平行に
突設されており、この上ガイド41bによって、搬送さ
れる用紙の上面側をガイドするようにしている。上記上
ガイド41bは、現像ハウジング41aと一体に成形さ
れており、したがって、別途上ガイドを形成する場合に
比べて、部品点数および組立て工数を削減でき、製造コ
ストを安くすることができる。
【0013】用紙搬送部5は、先端側が給紙トレイ22
によって受け止められた用紙を挟み込んで装置本体2の
内部に導入する搬送ローラ対51と、搬送ローラ対51
によって搬送された用紙の先端を突き当てて、当該用紙
を一時的に待機させるレジストストッパ52と、前記定
着部6とを備えている。上記搬送ローラ対51のうちの
上ローラ51aは、図1および図9にも示すように、支
軸51cによって支持されており、この支軸51cの一
端部には、駆動系7によって回転駆動される入力ギア5
1dが設けられている。これら上ローラ51a、支軸5
1c、および入力ギア51dは、樹脂によって一体成形
されているものであり、これによって部品点数および組
立て工数を削減できるようにしている。また、搬送ロー
ラ対51の外周には、用紙との間でスリップが生じるの
を抑制すべく、ゴムチューブ51eが巻回されている。
このゴムチューブ51eは、上ローラ51aに対して相
対回転しないように所定の張力が負荷された状態で巻回
されている。そして、上記支軸51cは、現像ハウジン
グ41aに突設された上ガイド41bによって回転自在
に支持されている。即ち、上記上ガイド41bの所定間
隔離れた少なくとも2箇所には、内拡形状の凹溝41h
が形成されており、支軸51cは上記凹溝41hに導入
されて回転自在に支持されている。上記凹溝41hへの
支軸51cの導入は、凹溝41hと等間隔に形成された
断面小判形の切欠部51fを通して行っており、この切
欠部51fを凹溝41hに導入した後、支軸51cを図
1における矢印X方向へ移動させるだけで、当該支軸5
1cを支持することができる。また、支軸51cの途中
部には突起51gが形成されており、この突起51gを
上ガイド41bの側面に当接させることにより、支軸5
1cの図1における矢印X方向への移動が規制されてい
る。さらに、支軸51cの先端部には、他部分よりも外
径がやや太い係止部51hが形成されている。この係止
部51hは、上ガイド41bの貫通孔41iに挿通され
ており、これによって支軸51cの図1における矢印Y
方向への移動が規制されている。なお、上記係止部51
hは、上ガイド41bの貫通孔41iを通過できるよう
に、つまり径方向へ収縮できるように、複数に分割され
ている。
【0014】定着部6は、用紙を挾み込んで搬送しなが
ら用紙に転写されたトナー像を定着するものであり、内
蔵ヒータにて加熱された熱ローラ61と、この熱ローラ
61に圧接されて従動される圧ローラ62とを備えてい
る。上記圧ローラ62は、図示しないばねによって上方
へ付勢された状態で、上下および左右方向へ遊動可能に
設けられており、その支軸62aを熱ローラ61を支持
するステー63の溝部63aに導入することによって、
当該熱ローラ61に対する相対位置が決められている。
さらに、上記レジストストッパ52は、支点52aを中
心に回動自在に設けられていると共に、通常は図示しな
いコイルばねによって、図3において時計回り方向に回
動付勢されて、用紙の搬送経路に進出しており、この進
出状態で用紙の先端部を突き当てて、当該用紙を待機さ
せる。そして、原稿台1が所定位置に移動した時点で、
例えば原稿台1によって作動されるリンク機構を介して
上記レジストストッパ52を反時計回りに回動させて用
紙搬送路から退避させることにより、待機させた用紙を
作像部4へ供給する。
【0015】装置本体2のケーシングは、互いに分離可
能にビス止めされた上部ケーシング24と下部ケーシン
グ25とにより構成されており、上記した機能部品とし
ての光学系3、作像部4、用紙搬送部5、駆動系7、お
よび電装品8が、それぞれ上部ケーシング24と下部ケ
ーシング25とによって保持されている。図9、図10
および図13も参照してさらに詳述すると、上記光学系
3のケース33は、上部ケーシング24に対してビス止
めされており、これによって光学系3全体が上部ケーシ
ング24に保持されている。また、作像部4の作像フレ
ーム46は、上部ケーシング24に対してビス止めされ
ており、これによって作像部4のうちの現像装置41、
感光体ドラム42、転写チャージャ44、およびクリー
ナ45が、当該上部ケーシング24に保持されている。
また、作像部4のうちの残る帯電チャージャ43は、上
記光学系3のケース33を介して間接的に上部ケーシン
グ24に保持されている。さらに、用紙搬送部5の搬送
ローラ対51のうちの上ローラ51aは、現像ハウジン
グ41aを介して間接的に上部ケーシング24に保持さ
れており、下部ローラ51bおよびレジストストッパ5
2は、下部ケーシング25に一体成形された後述する下
ガイド25aに保持されており、定着部6の熱ローラ6
1は、ステー63を介して上部ケーシング24に保持さ
れており、圧ローラ62は、下部ケーシング25に保持
されている。
【0016】上記下部ケーシング25は、樹脂成形品か
らなるものであり、図5および図10にも示すように、
その内底部には、搬送される用紙の下面側をガイドする
多数のリブ状の下ガイド25aが一体成形されている。
また、下部ケーシング25の底部には、開口部25bが
設けられており、この開口部25bには、支持部材25
dが導入されている。この支持部材25dは、樹脂成形
品からなるものであり、上面側には、搬送される用紙の
下面側をガイドするリブ状の下ガイド25eが一体成形
にて多数並設されている。このように、上記下部ケーシ
ング25には、用紙の下面側の搬送をガイドする下ガイ
ド25a,25eが形成されているので、これらを別途
形成する必要がなく、その分部品点数を削減することが
できると共に、下ガイドを下部ケーシング25に組付け
るための工数も不要となる。また、上記支持部材25d
は、支点25cを中心に回動可能に設けられており、こ
の支点25cを中心に図3において時計回りに回動させ
ることにより、下部ケーシング25の底部を開放するこ
とができる。したがって、用紙搬送経路の一部を開放す
ることができる結果、ジャム処理等を容易に行えること
になる。さらに、上記下部ケーシング25には、開口部
25bの周縁部に沿って、リブ状の起立片25fが形成
されており、この起立片25fと上記下ガイド25a等
により当該下部ケーシング25をモノコック構造とし
て、所望の剛性を確保している。なお、上記下部ケーシ
ング25の両側部には、給紙口26および排紙口21を
形成するための切欠25gが形成されている。
【0017】上部ケーシング24は、樹脂による一体成
形品からなるものであり、図6にも示すように、両側面
に給紙口26および排紙口21を形成するための切欠2
4aが形成されており、この両側面と交差する一側面に
は、前記トナーカートリッジ41cを挿抜するための開
口部24bが形成されている。また、上面には、原稿を
照明走査するためのスリット24cが形成されていると
共に、原稿台1の一端部を移動自在に支持するスライダ
S(図7参照)を取付けるための凹溝24i、および原
稿台1の他端部を支承するための凸条24jがそれぞれ
形成されている。さらに、上部ケーシング24の内部に
は、トナーカートリッジ41cの導入をガイドする一対
の帯板状のガイド部24dが垂下形成されている。この
ガイド部24dは、上部ケーシング24の成形と同時に
一体成形されたものであり、上記トナーカートリッジ4
1cのほぼ全長に沿って形成されている(図9参照)。
また、トナー回収容器47に対応する箇所には、当該ト
ナー回収容器47の上部開口を覆う蓋部24eが形成さ
れている。この蓋部24eは、上部ケーシング24の天
井面と、この天井面から下方へ延びる枠状の垂下片24
fとにより構成されているものであり、上記垂下片24
fをトナー回収容器47の上部の開口縁に密接させて、
当該トナー回収容器47を閉塞し、これによってトナー
回収容器47に回収されたトナーが飛散するのを防止し
ている。なお、トナー回収容器47と上部ケーシング2
4の蓋部24eとは、図示しないビスによって互いに密
着するように連結されている。このように、上部ケーシ
ング24に蓋部24eを一体成形しているので、トナー
回収容器47に別途蓋を形成する必要がなく、その分部
品点数を少なくすることができると共に、組立て工数を
削減することができる。また、上部ケーシング24の開
口部を通してトナーカートリッジ41cを挿抜すること
ができるので、その交換作業を、装置本体2の内部を開
放することなく容易に行うことができる。しかも、トナ
ーカートリッジ41cの挿抜を案内するガイド部24d
を、上部ケーシング24に一体成形しているので、当該
ガイドを別途形成する必要がなく、その分部品点数およ
び組立て工数を少なくすることができ、コスト低減に役
立つことになる。そして、上記上部ケーシング24は、
上記ガイド24bおよび垂下片24f等によってモノコ
ック構造に構成されており、これによって所望の剛性を
確保している。
【0018】また、上記上部ケーシング24は、下部ケ
ーシング25に対して、それぞれの少なくとも四隅に形
成された連結部24k,25hにおいてビス止めされ
て、一体化されている。このように、上部ケーシング2
4を下部ケーシング25に対して、少なくとも四隅にお
いてビス止めしているので、各ケーシング24,25に
反りが生じている場合でも、これを矯正して両者を正確
に位置決めすることができる。即ち、上部ケーシング2
4を下部ケーシング25に対して回動開閉可能に枢支し
て、いわゆるクラムシェルタイプとした場合には、上下
のケーシング24,25に反りがあると、両者の正確な
位置決めが困難であると共に、枢支部に局部的な応力が
生じて耐久性が問題となるが、上記ビス止め方式とする
ことにより、このような問題を回避することができる。
【0019】なお、トナーカートリッジ41cを挿抜す
るための上記開口部24bは、当該開口部24bに嵌合
されたカバー24gによって閉塞されている。また、上
記上部ケーシング24と下部ケーシング25との突き合
わせ部は、図8に示すように、あいじゃくり状に組合わ
せておくのが好ましい。これは、光が両者の突き合わせ
部から装置本体2内に侵入するのを防止して、当該侵入
光によって感光体ドラム42が劣化されるのを有効に防
止できるからである。
【0020】上記給紙トレイ22は、下部ケーシング2
5に対して回動可能に嵌合取着されており、不使用時に
起立回動させることにより、上部ケーシング24に沿わ
せておくことができる。この給紙トレイ22の下部ケー
シング25に対する嵌合は、給紙トレイ22の両側部に
突設されたピン22p(図11参照)を、下部ケーシン
グ25の切欠25gに臨ませて形成された孔25i(図
5参照)に嵌合させることにより行っている。ここに、
上記下部ケーシング25には、用紙の下面側の搬送をガ
イドする下ガイド25aが一体成形されているので、こ
の下ガイド25aと給紙トレイ22との相対的な位置精
度を容易に確保できることになる。このため、用紙の搬
送不良が生じるのを効果的に防止することができる。な
お、上記給紙トレイ22には、多数の補強リブ22gが
形成されており、これによって所望の強度を確保すると
共に、用紙を受け止めるようにしている。、上記給紙ト
レイ22には、図10および図11に示すように、装置
本体2内への用紙の挿入をガイドする幅ガイド9が設け
られている。この幅ガイド9は、用紙の幅方向の位置決
めを行う一対のカーソル91a,91bと、両カーソル
91a,91bを給紙トレイ22のセンタを挟んで互い
に逆方向へ連動させる一対のラックギア92a,92b
およびピニオンギア93とを備えている。上記カーソル
91a,91bおよびラックギア92a,92bは樹脂
製のものであり、一方のカーソル91aとラックギア9
2a、および他方のカーソル91bとラックギア92b
は、それぞれ一体成形されている。上記カーソル91
a,91bは、ラックギア92a,92bの一端部の上
方に突設されており、それぞれ用紙の幅方向の端部を導
入するための溝91cを備えている。また、一方のラッ
クギア92aは、給紙トレイ22の上面側に形成された
第1の案内溝22aに導入されて、その移動が案内され
ており、他方のラックギア92bは、上記第1の案内溝
22aに平行に形成された第2の案内溝22bに導入さ
れて、その移動が案内されている。そして、上記第1の
案内溝22aと第2の案内溝22bの、給紙トレイ22
のセンタを挟んで対向する位置には、それぞれに導入さ
れたラックギア92a,92bの浮き上がりを防止する
第1のラック押さえ22c、第2のラック押さえ22d
が形成されている。これら、各ラック押さえ22c,2
2dは、案内溝22a,22b内に張り出した状態で、
ラックギア92a,92bの上面を摺動自在に押さえ込
んでいるものであり、その全長は、各ラックギア92
a,92bを、対応する案内溝22a,22bに対し
て、その上方から導入できる範囲に設定されている。な
お,各案内溝22a,22bの両端は閉塞されている。
そして、各ラックギア92a,92bは、その歯面を互
いに対向させた状態で、各案内溝22a,22bに導入
されており、それぞれ給紙トレイ22のセンタにおいて
ピニオンギア93に歯合されている。このピニオンギア
93は、給紙トレイ22に突設された支持ピン22eに
よって支持されている。この支持ピン22eは、図12
に示すように、上端側が径方向へ収縮可能に分割されて
いると共に、最上部にピニオンギア93の抜脱を阻止す
る鍔部22fが形成されており、当該上端側を収縮させ
ながらピニオンギア93を差し込むだけで、これを回動
自在に支持できるようになっている。
【0021】したがって、各ラックギア92a,92b
を、案内溝22a,22bに対して、ラック押さえ22
c,22dが形成されていない側から導入した後、それ
ぞれラック押さえ22c,22d側へ移動させた状態
で、ピニオンギア93を支持ピン22eに差し込むだけ
で、幅ガイド9を給紙トレイ22に簡単に組付けること
ができる。しかも、カーソル91a,91bとラックギ
ア92a,92bとが一体成形されているので、部品点
数を少なくすることができる。
【0022】なお、上記ピニオンギア93は、スナップ
リング等によって支持ピン22eから抜脱するのを阻止
してもよい。一方 排紙口21から排出される用紙を受
ける排紙トレイ23は、給紙トレイ22と同様に、下部
ケーシング25に対して回動可能に嵌合取着されてお
り、不使用時に起立回動させることにより、上部ケーシ
ング24に沿わせておくことができる。
【0023】駆動系7は、図9に示すように、上部ケー
シング24の内側に形成された駆動系配置部24hに固
定されている。この駆動系7は、感光体ドラム42のほ
か、現像装置41のトナー供給ローラ41d、攪拌ロー
ラ41eおよび現像ローラ41f、用紙搬送部5の上ロ
ーラ51a、並びに定着部6の熱ローラ61等の駆動を
行うものであり、これら被駆動部はそれぞれギア機構7
2を介してモーター71により駆動される。また、これ
らの駆動を制御する回路基板等を有する電装品8も、上
部ケーシング24に対して取付けられている。このよう
に駆動系7および電装品8を上部ケーシング24側に集
約して配置することにより、当該駆動系7に対する配線
や電装品相互間の配線を容易かつ能率的に行うことがで
きる。即ち、これら駆動系7と電装品8とが、上部ケー
シング24側と下部ケーシング25側とに分配されて配
置されている場合には、両ケーシング24,25間にお
いて渡り配線を行う必要があると共に、配線作業を集中
して行うことができないので、当該作業に手間がかかる
のに対して、これらを上部ケーシング24側に集約して
配置すれば、両ケーシング24,25間の渡り配線が不
要であると共に、配線作業を集中的に行うことができる
ので、当該作業を容易かつ能率的に行うことができる。
【0024】上記実施例によれば、機能部品を取付ける
ための補強フレームを廃止したので、その分、部品点数
が少なくなり、小型軽量化を達成することができると共
に、製造コストを安くすることができる。また、補強フ
レームを組付けるための工数も不要となり、一層製造コ
ストを安くすることができる。さらに、従来の補強フレ
ーム付きの複写機では、そのケーシングと補強フレーム
との結合部において、両者の材質的、強度的な違いによ
り、割れや塑性変形等の破損が生じる虞があったが、本
実施例では、その虞がない。
【0025】そして、従来の補強フレーム付きの複写機
において単に補強フレームを廃止した場合には、装置本
体の剛性の低下に起因して、機能部品への外力の影響が
懸念されるが、本実施例では、各機能部品を、モノコッ
ク構造にて剛性を確保したケーシング24,25によっ
て保持しているので、装置本体2に作用した外力による
機能部品への影響を抑制することかできる。特に、作像
部4等の重要な機能部品については、その形態を大きく
変えることなく、ケーシング24,25に取付けている
ので、当該機能部品自体が有する本来の剛性も十分に発
揮させることかできる結果、過大な外力に対しても強固
に耐え得ることができる。したがって、複写機の内部構
造等を熟知せず乱雑な取扱いをしがちな一般ユーザによ
って、かなり乱雑に取扱われたとしても、優れた耐久性
を発揮することができる。以上のように、小型軽量化、
製造コストの低減化、および乱雑な取扱いに対する十分
な耐久性を達成することができるので、家庭用および個
人用として普及させるのに適した複写機を実現すること
ができる。
【0026】なお、この発明は上記テーブル移動形の複
写機のほか、搬送ローラによって原稿を移動させるタイ
プの複写機についても勿論適用して実施することができ
る。また、複写機に限らず静電式のプリンタ等にも適用
して実施することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明の画像形成装置
によれば、搬送ローラ対の一方のローラ、支軸、および
入力ギアを、樹脂により一体成形しているので、部品点
数および組立て工数を削減することができる結果、製造
コストを安くすることができる。しかも、上記ローラの
外周にゴムチューブを巻回して、用紙とローラとの間で
スリップが生じるのを抑制しているので、用紙の搬送不
良も生じ難いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙搬送部の要部を示す斜視図である。
【図2】上記複写機の斜視図である。
【図3】上記複写機の内部構成を示す概略断面図であ
る。
【図4】作像部フレームおよびトナー回収容器を示す平
面図である。
【図5】下部ケーシングを示す斜視図である。
【図6】上部ケーシングを示す斜視図である。
【図7】上部ケーシングと原稿台とを示す一部省略断面
図である。
【図8】上部ケーシングと下部ケーシングとの突き合わ
せ状態を示す拡大断面図である。
【図9】上部ケーシングによる機能部品の保持状態を示
す底面図である。
【図10】下部ケーシングによる機能部品の保持状態を
示す平面図である。
【図11】給紙トレイおよび幅ガイドを示す一部切欠斜
視図である。
【図12】幅ガイド部分の断面図である。
【図13】複写機の分解断面図である。
【符号の説明】
1 原稿台 2 装置本体 3 光学系 4 作像部 5 用紙搬送部 6 定着部 7 駆動系 8 電装品 51 搬送ローラ対 51a 上ローラ 51c 支軸 51d 入力ギア 51e ゴムチューブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明の画像形成装置
によれば、搬送ローラ対の一方のローラ、支軸、および
入力ギアを、樹脂により一体成形しているので、部品点
数および組立て工数を削減することができる結果、製造
コストを安くすることができる。しかも、上記ローラの
外周にゴムチューブを巻回して、用紙とローラとの間で
スリップが生じるのを抑制しているので、用紙の搬送不
良も生じ難いものとなる
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙搬送部の要部を示す斜視図である。
【図2】上記複写機の斜視図である。
【図3】上記複写機の内部構成を示す概略断面図であ
る。
【図4】作像部フレームおよびトナー回収容器を示す平
面図である。
【図5】下部ケーシングを示す斜視図である。
【図6】上部ケーシングを示す斜視図である。
【図7】上部ケーシングと原稿台とを示す一部省略断面
図である。
【図8】上部ケーシングと下部ケーシングとの突き合わ
せ状態を示す拡大断面図である。
【図9】上部ケーシングによる機能部品の保持状態を示
す底面図である。
【図10】下部ケーシングによる機能部品の保持状態を
示す平面図である。
【図11】給紙トレイおよび幅ガイドを示す一部切欠斜
視図である。
【図12】幅ガイド部分の断面図である。
【図13】複写機の分解断面図である。
【符号の説明】 1 原稿台 2 装置本体 3 光学系 4 作像部 5 用紙搬送部 6 定着部 7 駆動系 8 電装品 51 搬送ローラ対 51a 上ローラ 51c 支軸 51d 入力ギア 51e ゴムチューブ
フロントページの続き (72)発明者 菅谷 務 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に形成された静電潜像をトナー
    像に顕像化した後、用紙に転写する作像部と、 用紙に転写したトナー像を定着する定着部、および
    用紙を挟み込んで搬送する搬送ローラ対を有し、用紙を
    装置本体内に導入すると共に上記作像部を通して装置本
    体から排出する用紙搬送部と、 これらを駆動する駆動系と、 電装品と を少なくとも備え、これら乃至の機能部品を、ケー
    シング内に配置している画像形成装置において、 上記搬送ローラ対の一方のローラと、これを支持する支
    軸と、駆動系によって駆動される入力ギアとを樹脂によ
    り一体成形していると共に、上記ローラの外周にゴムチ
    ューブを巻回していることを特徴とする画像形成装置。
JP3118849A 1991-05-23 1991-05-23 画像形成装置 Pending JPH0580595A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0871078A1 (en) * 1997-04-11 1998-10-14 Xerox Corporation Integral drive roll bearing assembly
JP2004302335A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Murata Mach Ltd 画像形成装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6070870A (en) * 1997-04-11 2000-06-06 Xerox Corporation Integral drive roll bearing assembly
JP2004302335A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Murata Mach Ltd 画像形成装置

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