JPH058050A - スポツト溶接装置 - Google Patents

スポツト溶接装置

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JPH058050A
JPH058050A JP3250337A JP25033791A JPH058050A JP H058050 A JPH058050 A JP H058050A JP 3250337 A JP3250337 A JP 3250337A JP 25033791 A JP25033791 A JP 25033791A JP H058050 A JPH058050 A JP H058050A
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JP
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spot welding
inner ring
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electrode
electrode base
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JP3250337A
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Hikari Hiuga
光 日向
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼器のライナ円筒の周方向に並ぶスポット
溶接点を能率よく割出し可能で、かつ、スポット溶接施
工時に溶接不良が生じないようにしたスポット溶接装置
を提供する。 【構成】 台座15の中心に設けられた保持スリーブ19に
プレート台29bを開口より突出させた電極台29が設けら
れる。電極台29の中心にウェッジ手段35を有するプレー
ト拡大手段31が装着され、さらに上部電極16と対峙して
下部電極を兼ねる内リング保持手段30が設けられる。ま
た、電極台29の後側にスポット溶接点を上部電極16と下
部電極との間に置く割出し装置25が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービン用燃焼器の
ライナ円筒の内周面に内リングをスポット溶接で接合す
る際に用いられるスポット溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の燃焼器に用いられるライナはラ
イナ円筒と内リングとを組合わせて構成され、双方を一
体に接合するスポット溶接の施工が欠かせない。このス
ポット溶接を施すにあたり、従来、図5に示すように、
ライナ円筒1内に拡大した内リング2を取付けた後、ス
ポット溶接機3の溶接位置にライナ円筒1を持って行
き、そこで溶接点に上部および下部電極4、5を合わせ
て、双方の電極4、5間に通電してスポット溶接を施す
という手順で行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
施工手順においては、ライナ円筒1に内リング2を拡大
して密着させるときに隙間が生じ易く、スポット溶接の
施工時に溶接不良が発生し、充分な接合強度が得られな
いという問題がある。
【0004】また一方、内リング2の円周方向にスポッ
ト溶接点が多数並ぶ配置であり、上部および下部電極
4、5の間にスポット溶接点を正しく置く割出し作業が
必要であるが、燃焼器のライナ用に適切な方法がなく、
手作業による手間のかかるやり方を強いられ、作業能率
の向上を図れないという問題もある。
【0005】そこで、本発明の目的は円周方向に並ぶス
ポット溶接点を容易にかつ能率よく割出しすることがで
きると共に、スポット溶接施工時に溶接不良が生じない
ようにしたスポット溶接装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスポット溶
接装置は台座内に台座軸心と同心を保持して設けられ、
上部電極の下端近くに開口を臨ませた保持スリーブと、
この保持スリーブの内部にスリーブと同心を保持して設
けられ、上記開口より突出するプレート台を有する電極
台と、この電極台の軸心に沿って設けられたウェッジ手
段からなるプレート拡大手段と、上部電極と対峙して設
けられ、プレート台の正面でウェッジ手段と係合させた
下部電極を兼ねる内リング保持手段とを有する内リング
拡大保持装置と、電極台の後側に連結して設けられ、動
作時、電極台を所定角度回動せしめてスポット溶接点を
双方の電極間に置く割出し装置とを備えることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】スポット溶接を施工するライナ円筒と内リング
とは内リング拡大保持装置に保持され、スポット溶接点
が上部電極と下部電極との間に置かれる、すなわち、内
リング拡大保持装置に備えられるプレート拡大手段を操
作し、そのウェッジ手段を働かせて内リング保持手段の
下部電極を兼ねるたとえばプレートを半径方向に押し拡
げて内リングをライナ円筒の内周面に密着させる。これ
により双方の間の隙間は零となり、この密着状態を保っ
たまま下部電極から上部電極にかけて通電してスポット
溶接を施こす。
【0008】一方、ライナ円筒を回転させて円周方向に
並ぶ別のスポット溶接点を双方の電極の間に置くには割
出し装置を操作し、電極台を所定角度回動させる。内リ
ング保持手段は電極台のプレート台に取付けられてお
り、電極台の回動に従ってライナ円筒を決められた量だ
け回転させる。これにより先に溶接されたスポット溶接
点に隣接するスポット溶接点を上部電極と下部電極との
間に置くことができ、この操作を自動化しておくことで
能率のよい割出しを行なうことが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4を
参照して説明する。
【0010】図2は燃焼器ライナ10を構成するライナ円
筒11と内リング12とを溶接するスポット溶接機13を示し
ており、図3はこのスポット溶接機13のフレーム14の前
面に配置した台座15の中心部に装着される本発明に係る
スポット溶接装置の外観(詳細は図1による)を示して
いる。ライナ円筒11は内リング12と共に後に詳述される
本発明によるスポット溶接装置の内リング拡大保持装置
により保持され、ライナ円筒10の外側に迫る上部電極16
との間に隙間をなくした状態で通電してスポット溶接を
施すものである。上部電極16はフレーム14の前面に設け
られる電極支持アーム17に支持される。また、図3に示
されるように内リング拡大保持手段18は台座15の中心に
備えられる電極台保持スリーブ19により支持される。こ
の電極台保持スリーブ19に図示しない電源から供給され
る電気を導く導線20が接続される。なお、図2中,符号
21はストッパを示している。
【0011】図1はスポット溶接装置の詳細を示すもの
で、電極台保持スリーブ19の一方の中心には流体シリン
ダ22と、連結ロッド23と、自動割出し装置25とが設けら
れる。自動割出し装置25は割出しギヤ26、割出しドライ
ブギア27およびモータ28からなり、モータ28で与えられ
る駆動力でドライブギア27が回転すると、これとスプラ
イン歯形で噛合う割出しギア26が決められた角度だけ回
され、割出しギア26と連結している後記の電極台が回動
させられるようになっている。すなわち、電極台29は電
極台保持スリーブ19のテーパ状の中心孔19aに装着され
たテーパ軸29aと、このテーパ軸29aの一端に備えられ
るプレート台29bとからなり、本実施例において双方は
一体に構成されている。電極台29に設けられる内リング
拡大保持装置18はプレート台29bの正面に装着される内
リング保持手段30と、テーパ軸29aの中心に装着される
プレート拡大手段31からなり、図1に明示される後者は
次のように構成される。なお、前者は後の別の図面を参
照して詳しく説明される。
【0012】すなわち、プレート拡大手段31は流体シリ
ンダ32、連結ロッド33、円筒体34および円筒ウェッジ35
を一軸上に並べて構成され、その全体がテーパ軸29aの
中心孔36に装着される。流体シリンダ32に油圧等の動作
圧力が及ぶと、円筒体34が中心孔36の案内部に沿って動
き、円筒ウェッジ35を往復動作させるようになってい
る。
【0013】図4は内リング保持手段30の詳細を示して
いる。すなわち、内リング保持手段30は1枚の円形プレ
ートから等分に4分割される分割プレート37a、37b
(37c、37dの部分は図示省略)を中心として構成され
る。この分割プレート37a、37bはプレート台29bに各
々固定された4個のガイドプレート38a、38b、38c
(38dは図示省略)に半径方向に摺動自在に保持され、
常時はスプリング39により中心方向に付勢されている。
このスプリング39は分割プレート37a、37bに固定され
たピン40と、プレート台29bに固定されたピン41との間
に掛けわたされている。
【0014】また、各分割プレート37a、37bの中心に
穿たれたテーパ状の貫通孔に円筒ウェッジ35が嵌込ま
れ、円筒ウェッジ35の往復動作に伴なって各分割プレー
ト37a、37bが半径方向に前進ないし後退させられる。
より詳しく説明すると、流体シリンダ32が働いて円筒ウ
ェッジ35が奥に引き込まれると、スプリング39のばね力
に打ち勝って各分割プレート37a、37b が半径方向に移
動し、径が拡大して行く。そして、外周部分が内リング
12の内面に当接され、なおも径が拡げられると内リング
12の外周がライナ内筒11の円筒面に密着し、双方の間に
隙間がなくなる。ちなみに、各分割プレート37a、37b
はこの密着位置で上部電極16と対峙する下部電極として
働くものである。
【0015】なお、図中、符号42は長孔を示している。
【0016】次に、上記の構成からなるスポット溶接装
置の作用を説明する。
【0017】ライナ円筒11の内径寸法は内リング12が装
着される中央部口径がその入口口径あるいは出口口径よ
りも大きい(図2参照)。このため、ライナ円筒11内に
内リング12を挿入した後に内リング12の外径寸法を拡大
する必要がある。初めに、内リング12は内リング拡大保
持手段18の内リング保持手段30に保持される。当初、内
リング保持手段30はスプリング39によって各分割プレー
ト37a、37bの外周部が最小径を保っており、内リング
12を外周部に嵌込む。分割プレート37a、37bの正面か
らライナ内筒11を内リング12と同心に合わせながら、ス
トッパ21に当たるところまで送って軸方向の位置決めを
行なう。
【0018】次に、プレート拡大手段30の流体シリンダ
32を動作させて円筒ウェッジ35を奥に引き込み、各分割
プレート37a、37bを半径方向に移動させ、径を拡大す
る。このとき、分割プレート37a、37bの外周と接して
いる内リング12が内側から押されて外径が拡がり、ライ
ナ円筒11の内周面と内リング12の外周面とが密着し、両
者の間にあった隙間が零となる。ストッパ21と上部電極
16との位置関係を正確に保っておくことによりライナ円
筒軸方向の位置決めを高精度に保つことができる。
【0019】また、円周方向のスポット溶接位置は自動
割出し装置25により正確に与えられる。
【0020】上記のライナ円筒11に内リング12が当接し
た位置でモータ28を回転させ、割出しギア26を所定角度
だけ回し、ライナ円筒11を支えている電極台29を回動さ
せる。このとき、一時電極台29の拘束を解き放すために
流体シリンダ22への流体の流れを止める。ライナ円筒11
が1ピッチ分動いて止まった後に再び流体圧を作用させ
て電極台29の動きを拘束する。こうして精度の高い割出
しにより円周方向の位置決めを正確に行なうことができ
る。
【0021】次に、スポット位置が決まったところで、
上部電極16を下降させてライナ円筒10の外面に当て、下
部電極(分割プレート37a、37b)から上部電極16にか
けて通電してスポット溶接を施こす。
【0022】次の内リング11をセットするには拡大させ
た各分割プレート37a、37bの径を元に戻す。このため
には流体シリンダ32の流体圧を逃がし、円筒ウェッジ35
と各分割プレート37a、37bとの間の拘束を解き放す。
この拘束が解かれることにより各分割プレート37a、37
bはスプリング39の働きにより中心方向に動いて再び外
周部直径が最小になる。内リング保持手段30に次の内リ
ング12を取付け、上記した手順の作業を繰り返して所定
枚数の内リング12をライナ円筒11の内周面に接合する。
【0023】かくして、自動割出し手段25を設けている
から、スポット溶接点、たとえば円周方向に40点を超え
る位置決めを手間をかけず行なうことができ、能率を飛
躍的に向上させることが可能である。
【0024】また、内リング拡大保持手段18を設けてい
るので、ライナ円筒11と内リング12との間の隙間を零に
保ってスポット溶接を施すことができ、溶接不良による
接合強度不足などの不具合をなくすことが可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
円周方向に並ぶスポット溶接点を容易にしかも能率よく
割出しすることができ、作業能率を大きく向上させるこ
とができる。また一方、溶接不良を少なくすることがで
き、ライナ円筒と内リングとの接合強度を高められると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスポット溶接装置の一実施例を示
す断面図。
【図2】本発明に係るスポット溶接装置をスポット溶接
機に設置した状態を示す立面図。
【図3】図2の一部を拡大して示す設置状態説明図。
【図4】本発明に係る内リング保持手段の正面図、
【図5】従来のスポット溶接装置の一例を示す立面図で
ある。
【符号の説明】
11…ライナ円筒 30…内リング保持
手段 12…内リング 31…プレート拡大
手段 25…自動割出し装置 32…流体シリンダ 26…割出しギア 35…円筒ウェッジ 29…電極台 37a、37b…分割
プレート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 スポット溶接機のフレーム前面に軸心を
    水平に保って台座を設け、この台座の上方に軸心を該台
    座軸心と直角に交差する方向に上部電極を配置してなる
    スポット溶接装置において、前記台座内に該台座軸心と
    同心を保持して設けられ、前記上部電極の下端近くに開
    口を臨ませた保持スリーブと、この保持スリーブの内部
    に該スリーブと同心を保持して設けられ、前記開口より
    突出するプレート台を有する電極台と、この電極台の軸
    心に沿って設けられたウェッジ手段からなるプレート拡
    大手段と、前記上部電極と対峙して設けられ、前記プレ
    ート台の正面で該ウェッジ手段と係合させた下部電極を
    兼ねる内リング保持手段とを有する内リング拡大保持装
    置と、前記電極台の後側に連結して設けられ、動作時、
    該電極台を所定角度回動せしめてスポット溶接点を前記
    双方の電極間に置く割出し装置とを備えることを特徴と
    するスポット溶接装置。
JP3250337A 1991-09-04 1991-09-04 スポット溶接装置 Expired - Lifetime JPH0775782B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109290668A (zh) * 2018-09-21 2019-02-01 深圳大学 一种燃气燃烧器的点焊机械手、点焊设备和点焊生产线

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4877427U (ja) * 1971-12-29 1973-09-25
JPS59137185A (ja) * 1983-01-27 1984-08-07 Origin Electric Co Ltd 抵抗溶接治具

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