JPH0580470U - 鋏 - Google Patents

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JPH0580470U
JPH0580470U JP2653892U JP2653892U JPH0580470U JP H0580470 U JPH0580470 U JP H0580470U JP 2653892 U JP2653892 U JP 2653892U JP 2653892 U JP2653892 U JP 2653892U JP H0580470 U JPH0580470 U JP H0580470U
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JP
Japan
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blade
metal plate
scissors
plate material
thin metal
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Pending
Application number
JP2653892U
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English (en)
Inventor
源一 坂井
Original Assignee
株式会社坂源
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化とコスト低廉化が図れる鋏の提供。 【構成】 薄肉の金属板材の絞り加工により成形される
左右一対の刃体1A・1Bを備える鋏であって、上記各
刃体1A・1Bは、その絞り加工時に、少なくとも、峰
側11aの端縁に付与された折曲状の補強リブ13と、
逆側11bの端縁に付与された刃部15を有することに
より、従来のものと比較すると、鋏自体の軽量化とコス
ト低廉化に大いに貢献できると共に、例え、刃体1A・
1Bが薄肉の金属板材で成形されていても、峰側11a
の補強リブ13の存在により、強度面の心配も全くなく
なるばかりか、上記薄肉の金属板材に対する絞り加工時
に、補強リブ13と刃部15は勿論であるが、その他刃
体として必要な形態を全て一度に付与することが可能と
なるので、刃体自体の加工が頗る簡略化できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に、各種鋏の刃体の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の鋏にあって、高級品のものは、刃体に鍛造品を使用しているが、通常一 般に使用されているものは、刃体にステンレス等の厚肉の金属板材を使用してい る。 そして、この後者の刃体を製造する場合には、通常、厚肉の金属板材から打ち 抜かれた刃体原形の表裏面のバリとりを行なった後、該刃体原形の表面側に対し ては、刃部を形成するための切削加工と研磨加工を施し、刃体原形の裏面側の全 域に対しては、円滑な摺動を保障するための研磨加工を施ことにより、左右一対 の刃体を得ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、斯る従来の鋏にあっては、左右一対の刃体を厚肉の金属板材で成形 する関係で、形状が大きくなればなる程その重量が増大して、これに伴い、製品 コストが自ずと高くなるばかりか、例え、刃体が厚肉を呈していても、全体が一 様な肉厚となっている関係で、強度的にはかなに脆弱となって、これを補うため に、必要以上に厚肉の金属板材を使用しなければならなくなるので、これによっ ても、上記の問題点が一層助長されることとなる。
【0004】 又、従来にあっては、刃体に刃部を形成するために、刃体原形の表面側の一端 縁に切削加工と研磨加工を施し、且つ、刃体同士の円滑な摺動を保障するために 、同原形の裏面側全域に研磨加工を施さなければならない訳であるが、これらの 各加工も頗る大変であるので、この加工上の問題点にも起因して、いやが上にも 、製品コストが高騰すると言う問題点を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
而して、本考案は、斯る従来鋏の課題を有効に解決するために開発されたもの で、薄肉の金属板材の絞り加工により成形される左右一対の刃体を備える鋏を前 提として、上記の各刃体は、その絞り加工時に、少なくとも、峰側の端縁に付与 された折曲状の補強リブと、逆側の端縁に付与された刃部を有する構成を採用し た。
【0006】
【作用】
依って、本考案の鋏にあっては、刃体を薄肉の金属板材で成形する関係で、従 来のものと比較すると、鋏自体の軽量化とコスト低廉化に大いに貢献できると共 に、例え、刃体が薄肉の金属板材で成形されていても、その絞り加工時に、峰側 の端縁には折曲状の補強リブが付与されているので、これにより、強度面の心配 も全くないばかりか、逆に、従来のものよりも、強度面では優れた刃体を有する 鋏を提供できることとなる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係る鋏も 、その基本構造は、従来の各種鋏と同様に、左右一対の刃体1A・1Bと、該各 刃体1A・1Bに連設される一対の柄体2A・2Bとから成るものであるが、特 徴とするところは、従来の鋏の如く、上記刃体1A・1Bを厚肉の金属板材でそ の肉厚を利用して成形するものではなく、薄肉の金属板材に絞り加工を施して成 形する点にある。
【0008】 これを具体的に説明すると、本実施例にあっては、図1に示す如く、ステンレ ス等の薄肉の金属板材から、上記刃体1A・1Bに相当する大きさ・形状の小片 10を打ち抜き、該各小片10に対して通常の絞り加工を施して、図2に示す形 態の刃体原形11を成形する。 尚、この刃体原形11は、図示する如く、絞り加工時に、その峰側11aの端 縁には内方に連続して折曲する補強リブ13が付与され、逆側11bの端縁には 基部11cを除く範囲に刃部15が付与されることとなるが、本実施例にあって は、これと同時に、該刃部15が付与されていない基部11cの逆側11bの端 縁にも、上記補強リブ13と同様な補強リブ14を連続して付与する一方、該基 部11cの後端に柄体の先端部を嵌合する切欠口16を形成し、且つ、基部11 cの所定個所に支軸を挿通する挿通孔17を穿つ構成となしている。
【0009】 そこで、後は、斯る刃体原形11のバリをとって、上記刃部15と各補強リブ 13・14の狭小な端面に対して研磨加工を施せば、左右一対の刃体1A・1B が簡単に得られることとなるので、最後に、当該各刃体1A・1Bの切欠口16 内に対応する柄体2A・2Bの孔18付き先端部を嵌合して、刃体1A・1B同 士を支軸19で連結すれば、図3に示す如く、外観的には、一般の鋏と殆ど変わ ることのない鋏に組み付けられる。
【0010】 しかし、本実施例の鋏にあっては、図4・図5にも示す如く、刃体1A・1B を薄肉の金属板材で成形する関係で、厚肉の金属板材で成形した従来のものと比 較すると、鋏自体の軽量化とこれに伴うコスト低廉化に大いに貢献できると共に 、例え、刃体1A・1Bが薄肉の金属板材で成形されていても、峰側11aの端 縁と刃部15側の基部11cの端縁には、内方に折曲する補強リブ13・14が 夫々積極的に付与されているので、強度面の心配も全くなくなるばかりか、逆に 、この補強リブ13・14の存在で、従来のものよりも、強度面では優れた刃体 1A・1Bを有する鋏を提供できることとなる。
【0011】 その上、本実施例にあって、薄肉の金属板材に絞り加工を施して刃体1A・1 Bを成形することは、この絞り加工時に、既述した如く、上記補強リブ13・1 4は勿論であるが、刃部15の形態や切欠口16や挿通孔17などの刃体として 必要な形態を全て一度に付与することが可能となるので、従来の鋏の如く、厚肉 の金属板材の表面側に対して刃部形状を付与するための切削及び研磨加工や、裏 面側の全域に対する研磨加工が全く不要となって、この結果からも、刃体1A・ 1B自体の加工が頗る簡略化できることとなる。
【0012】
【考案の効果】
以上の如く、本考案にあっては、上記構成の採用により、厚肉の金属板材を使 用した従来のものと比較すると、鋏自体の軽量化とコスト低廉化に大いに貢献で きると共に、例え、刃体が薄肉の金属板材で成形されていても、少なくとも、峰 側の端縁には折曲状の補強リブが付与されているので、強度面の心配も全くない ばかりか、逆に、従来のものよりも、強度面では優れた刃体を有する鋏を提供で きることとなる。 その上、本考案にあって、薄肉の金属板材に絞り加工を施すことは、この絞り 加工時に、上記補強リブは勿論であるが、刃部などの刃体として必要な形態を全 て一度に付与することが可能となるので、従来の鋏の如く、厚肉の金属板材の表 面側に対して刃部形状を付与するための大変な切削・研磨加工や、裏面側の全域 に対する大変な研磨加工が全く不要となって、刃体自体の加工も頗る簡略化でき ることとなる。 従って、本考案は、資源の有効利用の要請を十分に満足させながら、軽量で使 い易い鋏を提供できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄肉の金属板材から打ち抜かれた小片を示す斜
視図である。
【図2】小片に絞り加工を施された刃体原形を示す斜視
図である。
【図3】鋏自体を組み付けた状態を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1A 刃体 1B 刃体 2A 柄体 2B 柄体 11 刃体原形 11a 峰側 11b 逆側 13 補強リブ 14 補強リブ 15 刃部 19 支軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉の金属板材の絞り加工により成形さ
    れる左右一対の刃体を備える鋏であって、上記各刃体
    は、その絞り加工時に、少なくとも、峰側の端縁に付与
    された折曲状の補強リブと、逆側の端縁に付与された刃
    部を有することを特徴とする鋏。
JP2653892U 1992-03-31 1992-03-31 Pending JPH0580470U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2653892U JPH0580470U (ja) 1992-03-31 1992-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2653892U JPH0580470U (ja) 1992-03-31 1992-03-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580470U true JPH0580470U (ja) 1993-11-02

Family

ID=12196276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2653892U Pending JPH0580470U (ja) 1992-03-31 1992-03-31

Country Status (1)

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JP (1) JPH0580470U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014210106A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社水野セラミックス せん断刃の製造方法及びせん断刃

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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