JPH058046U - ドライブ・アクスルユニツト - Google Patents

ドライブ・アクスルユニツト

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Publication number
JPH058046U
JPH058046U JP054605U JP5460591U JPH058046U JP H058046 U JPH058046 U JP H058046U JP 054605 U JP054605 U JP 054605U JP 5460591 U JP5460591 U JP 5460591U JP H058046 U JPH058046 U JP H058046U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball bearing
unit housing
axle
seal
axle shafts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP054605U
Other languages
English (en)
Inventor
正昭 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP054605U priority Critical patent/JPH058046U/ja
Publication of JPH058046U publication Critical patent/JPH058046U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ドライブ・アクスルユニットにおいて、取付作
業面、コスト面、密封性能面のすべてに優れた構造とす
ること。 【構成】ユニットハウジング1に対してアクスルシャフ
ト3、4を支持させる玉軸受8において、その内外輪2
0、21の軸方向他側よりにシール装置24を装着して
いる。このようなシール装置24を内蔵した玉軸受8を
用いれば、シール装置と玉軸受とを別々としていた従来
のものに比べて、取り付けの手間が少なくなる他、設置
スペースが小さくなる。また、玉軸受8において高精度
に処理される内輪20外周面をシールリップ接触面とす
るので、密封性能がアップする他、アクスルシャフト
3、4外周面の加工が不要となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドライブ・アクスルユニットに係り、特にユニットハウジングへの アクスルシャフト支持部を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば実開昭55−70619号公報に示すように、アクスルシャフト をユニットハウジングに玉軸受を介して支持させ、この玉軸受の外側においてユ ニットハウジングとアクスルシャフトとの間にシール装置を装着することにより ユニットハウジング内部への泥水や塵埃の侵入を防止している。
【0003】 そして、シール装置は、その外径側がユニットハウジングに取り付けられ、内 径側のシールリップをアクスルシャフトの外周面に対して接触させるようになっ ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、アクスルシャフト支持部において、玉軸受とシール装置とを 隣り合わせに別々に設けているので、次のような問題が生じる。
【0005】 まず、部品点数が多く組み付けに手間がかかるばかりか、軸方向に広いスペー スを確保する必要があり、軽量化が困難である。また、シール装置のシールリッ プ接触面となるアクスルシャフト外周面を高精度に研磨する必要があって高コス ト化しやすい。さらに、シール装置の密封性能を決定するシールリップ接触状態 が、ユニットハウジングとアクスルシャフトとの芯ずれ精度に依存する構造とな っているが、この芯ずれ精度は比較的低いため、密封性能が低くなりやすくユニ ットハウジング内への異物侵入防止が不十分になると考えられる。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みて創案されたもので、取付作業面、コスト面 、密封性能面のすべてに優れた構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本考案は、次のような構成をとる。
【0008】 本考案のドライブ・アクスルユニットは、動力を入力するドライブシャフトと 、左右一対のアクスルシャフトと、ドライブシャフトの内端と両アクスルシャフ トの内端との三者間に設けられるディファレンシャル装置と、ドライブシャフト をユニットハウジングに回動自在に支持する円錐ころ軸受と、両アクスルシャフ トをユニットハウジングに回動自在に支持する玉軸受と、ディファレンシャル装 置をユニットハウジングに支持する円錐ころ軸受とを備えており、かつ、少なく とも前記玉軸受が、その内外輪間にシール装置を内蔵したものであることに特徴 を有する。
【0009】
【作用】
玉軸受にシール装置を内蔵しているから、取り付けの手間が少なくなるし、設 置スペースが小さくなる。また、面精度の高い軸受軌道輪周面をシールリップ接 触面とするので、密封性能がアップすることになるし、さらに、アクスルシャフ ト外周面の加工が不要となり、コスト的にも有利となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1および図2に本考案の一実施例を示している。図中、1はユニットハウジ ング、2はドライブシャフト、3、4はアクスルシャフト、5はディファレンシ ャル装置、6、7はドライブシャフト2を支持する一対の円錐ころ軸受、8はア クスルシャフト3、4を支持する玉軸受、9、10はディファレンシャル装置5 を支持する一対の円錐ころ軸受、11は玉軸受8の軸方向位置決め用のカラー、 12は玉軸受8の抜け止め用のカバーである。
【0012】 ディファレンシャル装置5は、ドライブシャフト2の内端に固定のドライブピ ニオンギヤ13に噛合するリングギヤ14と、アクスルシャフト3、4の内端に 取り付けられている一対のサイドギヤ15、16と、両サイドギヤ15、16間 に介装されるピニオンギヤ17、18と、両ピニオンギヤ17、18が両端に取 り付けられる軸19とからなる周知の構造である。
【0013】 玉軸受8は、内輪20、外輪21、玉22、保持器23、シール装置24とか らなるもので、内外輪20、21の軸方向一側よりに形成されている軌道溝間に 玉22が介装されているとともに、内外輪20、21の軸方向他側よりにシール 装置24が装着されている。なお、外輪21の外周には、玉軸受8とユニットハ ウジング1の軸受座との間をシールするOリング25が設けられている。なお、 図2に示す状態の玉軸受8は、図1の右側に配置されるものとなり、図1の左側 に配置される玉軸受8は、シール装置24が左側に位置するようになる。
【0014】 シール装置24は、半断面がL字形のスリンガー26と、シール本体27とか らなり、シール本体27は芯金28に三つのシールリップ29〜31を被着した ものである。このシールリップ29〜31のうち、一つは内輪20の外周面にガ ータスプリングを介して圧接されかつ内部のオイル漏れを防止する三角リップ2 9であり、残り二つのうちの一つは内輪20の外周面に接触されかつ外部からの 異物侵入を防止するラジアルリップ30であり、最後の一つはスリンガー26の 環状板部分内側に接触するサイドリップ31である。そして、各リップ29〜3 1の間に形成される隙間にはグリースが充填されている。
【0015】 また、上記シール装置24において、スリンガー26の外輪21に対する密封 部分は、図3、図4に示すような構造とすることができる。図3の場合、スリン ガー26の外周に、外輪21内周面に接触するシールリップ32を設けている。 図4の場合、外輪21端面に切欠部33を設け、この切欠部33にスリンガー2 6の外周部分を延ばして非接触に近接させることにより、ラビリンス密封部を形 成している。
【0016】 図5に本考案の他の実施例を示している。この実施例において上記実施例と異 なる構成は、アクスルシャフト支持用の玉軸受8において内輪20と外輪21と の間の軸方向内外の両側にシール装置34、35を設けていることである。ここ でのシール装置34、35は、いずれも一つのシールリップを有するものが使用 されている。この玉軸受8は、グリースが充填されたグリース封入構造となって いる。なお、図1において、シール装置34がユニットハウジング1の外側に位 置するように配置される。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、アクスルシャフト支持用の玉軸受にシ ール装置を内蔵しているから、取り付けの手間が少なくなる他、設置スペースが 小さくて済む。また、玉軸受において面精度の高い軸受軌道輪周面をシールリッ プ接触面とするので、密封性能がアップすることになるし、さらに、アクスルシ ャフト外周面の加工が不要となり、コスト的にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のドライブ・アクスルユニッ
トの横断面図。
【図2】図1においてアクスルシャフト支持部を示す部
分拡大図。
【図3】図1のシール装置の変形例を示す部分拡大図。
【図4】図1のシール装置の他の変形例を示す部分拡大
図。
【図5】本考案の他の実施例で、図2に対応する図。
【符号の説明】
1 ユニットハウジング 2 ドライブシャフト 3、4 アクスルシャフト 5 ディファレンシャル装置 6、7 ドライブシャフト支持用の円錐ころ軸受 8 アクスルシャフト支持用の玉軸受 9、10 ディファレンシャル装置支持用の円錐ころ軸
受 20 玉軸受の内輪 21 玉軸受の外輪 24 シール装置

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】動力を入力するドライブシャフトと、左右
    一対のアクスルシャフトと、ドライブシャフトの内端と
    両アクスルシャフトの内端との三者間に設けられるディ
    ファレンシャル装置と、ドライブシャフトをユニットハ
    ウジングに回動自在に支持する円錐ころ軸受と、両アク
    スルシャフトをユニットハウジングに回動自在に支持す
    る玉軸受と、ディファレンシャル装置をユニットハウジ
    ングに支持する円錐ころ軸受とを備えており、かつ、 少なくとも前記玉軸受が、その内外輪間にシール装置を
    内蔵したものであることを特徴とするドライブ・アクス
    ルユニット。
JP054605U 1991-07-15 1991-07-15 ドライブ・アクスルユニツト Pending JPH058046U (ja)

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JP054605U JPH058046U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 ドライブ・アクスルユニツト

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JP054605U JPH058046U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 ドライブ・アクスルユニツト

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JPH058046U true JPH058046U (ja) 1993-02-02

Family

ID=12975372

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JP054605U Pending JPH058046U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 ドライブ・アクスルユニツト

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JP2006009930A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Koyo Seiko Co Ltd ピニオン軸支持用軸受装置
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