JPH058046A - 溶極式溶接機の耐熱溶接トーチ - Google Patents

溶極式溶接機の耐熱溶接トーチ

Info

Publication number
JPH058046A
JPH058046A JP16592491A JP16592491A JPH058046A JP H058046 A JPH058046 A JP H058046A JP 16592491 A JP16592491 A JP 16592491A JP 16592491 A JP16592491 A JP 16592491A JP H058046 A JPH058046 A JP H058046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
torch
welding
heat resistant
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16592491A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Jogan
茂利 成願
Masatoshi Enomoto
正敏 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP16592491A priority Critical patent/JPH058046A/ja
Publication of JPH058046A publication Critical patent/JPH058046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】溶極式溶接機の溶接トーチにおいて、溶接の際
のトーチノズル先端の溶融を抑制する。 【構成】トーチノズルの少なくとも先端部が高耐熱性材
料で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MIG溶接機、MA
G溶接機等の溶極式溶接機の溶接トーチに関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】MIG、MAG溶接機等の溶接
トーチは、一般に図2に示すように、円筒状のトーチノ
ズル(100 )の軸心に、コンタクトチューブ(101 )で
被覆された電極棒(102 )が挿通状態に配置された構成
を有している。そして、電極棒(102 )と母材(103 )
との間にアーク(104 )を発生させ、その熱源を利用し
て電極棒(102 )を溶融し、生じた溶滴を母材(103 )
に移行させて溶接を行うものとなされている。
【0003】従来、上記のような溶極式溶接機の溶接ト
ーチは、そのトーチノズル(100 )が黄銅等により形成
されていたため、大入熱で長時間使用するとアーク(10
4 )から伝播する高熱により最も高温に晒されるトーチ
ノズル先端部分(100a)が溶融し甚だしくは溶け落ちる
ことがあった。かかる溶融はトーチ寿命の低下をもたら
すのみならず、ノズルの先端形状変化をももたらし、そ
の結果アーク(104 )の安定化のためにトーチノズル
(100 )と電極棒(102 )との間の空間から流出される
シールドガスに乱流を生じさせて溶接欠陥等を発生させ
る原因ともなっていた。
【0004】このため、一般には、トーチノズル先端部
の溶融変形を防止すべく、図2に示すように、トーチノ
ズル(100 )の内部に注水用中空部(105 )を形成し、
該中空部(105 )に冷却水を導入することによりトーチ
ノズル(100 )を冷却することが行われている。
【0005】しかし、注水用中空部(105 )をノズル先
端近くまで延設すると、万一ノズル先端が溶け落ちて細
孔が生じたときには、冷却水が噴出して溶湯に接触し破
裂爆発する危険がある。このため注水用中空部(105 )
をトーチノズル(100 )の先端近くまで延設して冷却水
による冷却効果をノズル先端まで及ぼすことは実際上困
難であり、トーチノズル(100 )先端部の溶融を防止し
て溶接欠陥の発生を解消するまでには至らなかった。
【0006】この発明は、かかる事情に鑑みてなされた
ものであって、溶接時におけるトーチノズル先端部の溶
融による溶接欠陥の発生を抑制しうる溶極式溶接機の溶
接トーチを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、図1の符号
を参照して示すと、トーチノズル(1)の少なくとも先
端部が高耐熱性材料によって形成されていることを特徴
とする溶極式溶接機の耐熱溶接トーチによって達成され
る。
【0008】
【作用】トーチノズル(1)の少なくとも先端部が高耐
熱性材料で形成されているから、溶接時の高温によるノ
ズル先端部の溶融が抑制される。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例を図1を参照しつつ
説明する。
【0010】図1において、(1)は円筒状のトーチノ
ズルであり、該ノズルの軸心には、コンタクトチューブ
(2)で被覆された電極棒(3)がその先端をトーチノ
ズル(1)の先端よりも僅かに突出させた状態で挿通状
態に配置されている。
【0011】前記トーチノズル(1)は黄銅製のノズル
本体(11)と、このノズル本体(11)の先端に取着され
たノズル先端部材(12)とで構成されている。そして、
ノズル本体(11)の下端外周面には雄ねじ部(11a )
が、ノズル先端部材(12)の上端内周面には雌ねじ部
(12a )がそれぞれ刻設されるとともに、この雌雄両ね
じ部(11a )(12a )を相互に螺合することによりノズ
ル本体(11)とノズル先端部材(12)とが一体に螺合接
合されている。
【0012】前記ノズル先端部材(12)は、溶接時にア
ーク(5)から伝播する高熱によってトーチノズル
(1)の先端が溶融するのを抑制するため、少なくとも
ノズル本体(11)を構成する黄銅よりも融点の高い高耐
熱性材料によって形成されている。かかる高耐熱性材料
の一例としては、Mo、Ta、W等の高融点金属を挙げ
うる。また、高耐熱性材料の他の例としてセラミックス
を挙げうる。具体的には、TiN、ZrN、TaN等の
窒素化合物、TiC、VC、NbC、ZrC、TaC、
Mo2 C、B4 C等の炭素化合物、LoB6 、Zr
2 、TiB2 、NbB2 、NiB等のホウ素化合物、
ZrO2 、Al2 3 、MgO、SiO2 等の酸素化合
物を挙げうる。
【0013】前記ノズル先端部材(12)はその長さ
(L)が短すぎると溶接時の熱的影響がノズル本体(1
1)まで及んでノズル本体(11)の溶融を生じる危険が
ある。一方、長すぎると高耐熱性材料の無駄となる。こ
のため、ノズル先端部材(12)の長さ(L)は実際上使
用するトーチの溶接時の温度を考慮して個々具体的に決
定されるべきであり、この実施例では20mm程度に設
定されている。
【0014】また、ノズル本体(11)には、注水用中空
部(6)が設けられ、該中空部(6)に冷却水が導入さ
れてトーチノズル(1)の冷却を行うものとなされてい
る。
【0015】図示実施例に係るトーチでは、トーチノズ
ル(1)と電極棒(3)との間の空間からシールドガス
を流出させるとともに、電極棒(3)と母材(4)との
間に電圧を印加して電極棒(3)の先端からアーク
(5)を生じさせる。そして、アーク(5)を熱源とし
て電極棒(3)を徐々に溶融しながら、その溶滴を母材
(4)の被接合部に移行させて溶接を行う。この溶接に
際してノズル先端部材(12)は高熱を受けるが、該ノズ
ル先端部材(12)は高耐熱性材料で形成されているか
ら、その溶融は抑制される。
【0016】また、この実施例では、トーチノズル
(1)は黄銅製のノズル本体(11)と高耐熱性材料から
なるノズル先端部材(12)とによって構成されているか
ら、従来のトーチノズルをノズル本体(11)としてその
まま使用するとともに、その先端に新たに加工したノズ
ル先端部材(12)を螺合等により接合するのみで本発明
に係るトーチに簡単に改変することができ、製作簡易に
して材料の有効利用を図ることができる効果がある。
【0017】
【発明の効果】この発明は上述の次第で、トーチノズル
の少なくとも先端部が高耐熱性材料で形成されているか
ら、大入熱で長時間の溶接を行う場合であっても、アー
クからの熱的影響によるノズル先端の溶融を抑制するこ
とができる。従って、トーチの高寿命化を図ることがで
きるのみならず、トーチノズル先端の変形を抑制しえて
シールドガスの乱流等を抑制でき、これに起因して従来
生じていた溶接欠陥の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るトーチの要部縦断面
図である。
【図2】従来のトーチの要部縦断面図である。
【符号の説明】
1…トーチノズル 11…ノズル本体 12…ノズル先端部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 トーチノズル(1)の少なくとも先端部
    が高耐熱性材料によって形成されていることを特徴とす
    る溶極式溶接機の耐熱溶接トーチ。
JP16592491A 1991-07-05 1991-07-05 溶極式溶接機の耐熱溶接トーチ Pending JPH058046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16592491A JPH058046A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 溶極式溶接機の耐熱溶接トーチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16592491A JPH058046A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 溶極式溶接機の耐熱溶接トーチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058046A true JPH058046A (ja) 1993-01-19

Family

ID=15821600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16592491A Pending JPH058046A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 溶極式溶接機の耐熱溶接トーチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH058046A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4953385A (en) * 1988-08-22 1990-09-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Information storage stamper and method of manufacturing disks using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4953385A (en) * 1988-08-22 1990-09-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Information storage stamper and method of manufacturing disks using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8304693B2 (en) Refractory materials reinforced composites for the GMAW contact tips
KR100899056B1 (ko) 다전극 가스 실드 아크 용접 방법
JP5826057B2 (ja) 複合溶接方法及び複合溶接用の溶接トーチ
JP5589079B2 (ja) 複合溶接方法
JPH02268980A (ja) 低電圧プラズマアーク切断のための方法及び装置
JP6578078B1 (ja) Tig溶接用トーチ
US6963045B2 (en) Plasma arc cutting torch nozzle
JPH058046A (ja) 溶極式溶接機の耐熱溶接トーチ
JP6913715B2 (ja) Tig溶接方法
JP6526885B1 (ja) Tig溶接用トーチ
CN109759680A (zh) 熔化极气体保护的焊接装置及用于镀金属材料的焊接方法
JP2020534160A (ja) 熱接合のためのトーチ本体
KR200379475Y1 (ko) 다전극 서브머지드 아크 용접용 콘택트 팁의 구조
US11179795B2 (en) Welding cup systems and methods
JP5472931B2 (ja) プラズマ溶接装置
JP7228556B2 (ja) Tig溶接方法
JP2005205415A (ja) 鋳物用アルミニウム合金のアーク溶接方法およびアーク溶接トーチ
JP3179656B2 (ja) プラズマアーク発生用電極
JP6542628B2 (ja) プラズマ溶接用トーチ
SU782970A1 (ru) Горелка дл дуговой сварки неплав щимс электродом в среде защитных газов
CA1125385A (en) Plasma arc torch
RU2027572C1 (ru) Плавящийся электрод для электродуговой сварки
JP2005224849A (ja) プラズマ溶接トーチ
SU806312A1 (ru) Горелка дл дуговой сварки неплав -щиМС элЕКТРОдОМ B СРЕдЕ зАщиТНыХгАзОВ
JPH1110344A (ja) アーク溶接機の点弧チップ