JPH058042U - 転がり軸受用保持器 - Google Patents
転がり軸受用保持器Info
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- JPH058042U JPH058042U JP056877U JP5687791U JPH058042U JP H058042 U JPH058042 U JP H058042U JP 056877 U JP056877 U JP 056877U JP 5687791 U JP5687791 U JP 5687791U JP H058042 U JPH058042 U JP H058042U
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- fibers
- resin
- base material
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/44—Selection of substances
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2208/00—Plastics; Synthetic resins, e.g. rubbers
- F16C2208/80—Thermosetting resins
- F16C2208/82—Composites, i.e. fibre reinforced thermosetting resins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2220/00—Shaping
- F16C2220/28—Shaping by winding impregnated fibres
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】転がり軸受用保持器1を形成する合成樹脂製の
母材10中に、長尺の樹脂繊維11がその軸方向と交差
する方向に配列された状態で混入されている。 【効果】軸方向と交差する方向に配列された長尺の樹脂
繊維によりポケット間に生じる引張力に対して、十分な
強度を確保することができる。また樹脂繊維を用いてい
るので、当該繊維により転動体や保持器自体が傷つくお
それがない。従って、耐久性に優れるものとなる。
母材10中に、長尺の樹脂繊維11がその軸方向と交差
する方向に配列された状態で混入されている。 【効果】軸方向と交差する方向に配列された長尺の樹脂
繊維によりポケット間に生じる引張力に対して、十分な
強度を確保することができる。また樹脂繊維を用いてい
るので、当該繊維により転動体や保持器自体が傷つくお
それがない。従って、耐久性に優れるものとなる。
Description
【0001】
本考案は、転がり軸受用保持器に関する。
【0002】
従来より、磁気軸受装置のタッチダウン軸受等の転がり軸受の転動体としては 、一般に鋼製のものが用いられており、この転動体を保持する保持器としては、 金属製のものの他、合成樹脂製のものも用いられている。この合成樹脂製の保持 器は、軸受が高速で回転する場合等に、転動体を保持するポケット間に大きな引 張力が作用して、破損し易い。そこで、合成樹脂からなる母材中に長さ10〜2 5μmのガラス製の短繊維を混入させたものが提案されている。
【0003】 この保持器を製造する場合、上記短繊維を混入した合成樹脂を所定形状に成形 した後、もみぬきして、転動体を保持するポケットを形成し、フッ化水素でポケ ット内周面に突出したガラス繊維を溶解して、表面を滑らかにしている(例えば 特開昭62−261718号公報参照)。
【0004】
しかし、この保持器では、軸受の回転により母材が摩耗すると、ポケットの内 周面から短繊維が突出して、転動体を傷つけたり、短繊維が母材から脱落して、 転動体と軸受保持器との間に入り込み、転動体および軸受保持器を傷つけたりす るために、耐久性に劣るという問題があった。
【0005】 本考案は、上記問題に鑑みてなされたものであり、軸受が高速回転する場合で も十分な強度を示し、耐久性に優れた転がり軸受用保持器を提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記問題を解決するための本考案に係る転がり軸受用保持器は、合成樹脂を母 材として形成された転がり軸受用保持器であって、該母材中に、強度を高めるた めの長尺の樹脂繊維が、軸方向と交差する方向に配列された状態で混入されてい ることを特徴とする。
【0007】
この転がり軸受用保持器では、合成樹脂からなる母材中に、長尺の繊維が軸方 向と交差する方向に配列されているので、周方向の強度が高められ、軸受が高速 で回転する場合等に、ポケット間に生じる引張力に対して十分な強度を示す。ま た、繊維が樹脂製のものであるので、転動体よりも硬度がはるかに低く、母材が 摩耗した場合でも、繊維によって転動体が傷つく虞れがない。さらに、繊維が長 尺のものであるので、当該繊維が母材から脱落する虞れがなく、繊維の脱落によ って転動体や保持器自体が傷つくことを防止することができる。
【0008】
以下、実施例に基づき本考案をより詳細に説明する。 図1は、本考案に係る転がり軸受用の保持器1を示す斜視図である。この保持 器1は、ボール軸受用のものであり、この保持器1を形成する合成樹脂からなる 母材10中には長尺の樹脂繊維11が混入されている。この樹脂繊維11は、保 持器1全体にわたって、その周方向に配列されている。この保持器1は、保持さ れる転動体としての鋼製のボール(図示せず)の直径よりも肉厚の薄い円筒体か らなり、その周囲にボールが挿入保持される複数のポケット12,12・・・が 等間隔に貫通形成されている。
【0009】 上記軸受用の保持器1を製造するには、例えば樹脂を含浸した長尺の樹脂繊維 11を多重巻きにして、長尺の筒状素材を形成し、この筒状素材を加熱圧縮して 筒体2を形成した後、所定幅に切断して、ポケット12を形成すればよい(図2 参照)。 上記長尺の樹脂繊維11としては、種々の素材からなるものを使用することが でき、例えばアラミド繊維、高密度ポリエチレンからなるものが挙げられる。特 に、潤滑性、柔軟性に優れ、硬度が低いアラミド繊維が好ましい。
【0010】 また、母材10を形成する合成樹脂としては、例えばフェノール樹脂等の熱硬 化性樹脂やポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂を使用することができ る。 この転がり軸受用の保持器1によれば、母材10中で周方向に配列された長尺 の樹脂繊維11によって強度が高められているので、ボールが高速で回転して、 ポケット12,12間に強い引張力が生じた場合でも、破損する虞れはない。
【0011】 また、母材10がボールの回転により摩耗した場合、上記樹脂繊維11はボー ルよりはるかに硬度が低いので、ボールが傷つけられる虞れはない。さらに、樹 脂繊維11が長尺のものであるので、樹脂繊維11が母材から脱落する虞れがな く、この脱落に起因して、保持器1やボールが傷つけられる虞れもない。 本考案にかかる保持器1は、上記実施例に限定されるものではない。例えば、 図3に示すように、樹脂繊維11を保持器1の軸線と交差する方向に延びる編み 目状に配列してもよい。要するに、樹脂繊維11は、保持器1の軸方向と交差す る方向に配列されていればよい。
【0012】 なお、図4に示すように、母材10中のポケット12から少し離れた位置に、 ポケット12を取り囲むように、樹脂繊維11を配列してもよい。この場合、母 材10がボールにより摩耗した場合でも、ポケット12の内周面に樹脂繊維11 が露出せず、樹脂繊維11とボールが接触しないので、樹脂繊維11に代えて、 カーボンファイバー、ガラスファイバーまたはセラミックファイバー等からなる 繊維を用いてもボールが傷つく虞れはない。
【0013】
以上のように、本考案に係る転がり軸受用保持器によれば、母材中に混入され た長尺の樹脂繊維により、ポケット間に生じる引張力に対して十分な強度を確保 ることができる。また、繊維が樹脂製のものであるので、この繊維により転動体 や保持器自体が傷つく虞れがなく、耐久性に優れるものとなる。
【図1】本考案に係る転がり軸受用保持器の一実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】保持器の製造例を示す斜視図である。
【図3】別の実施例を示す斜視図である。
【図4】さらに別の実施例を示す斜視図である。
1 保持器 10 母材 11 樹脂繊維
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】合成樹脂を母材として形成された転がり軸
受用保持器であって、 該母材中に、強度を高めるための長尺の樹脂繊維が、軸
方向と交差する方向に配列された状態で混入されている
ことを特徴とする転がり軸受用保持器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP056877U JPH058042U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 転がり軸受用保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP056877U JPH058042U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 転がり軸受用保持器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058042U true JPH058042U (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=13039653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP056877U Pending JPH058042U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 転がり軸受用保持器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058042U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005331103A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-12-02 | Mitsuboshi Belting Ltd | 高負荷伝動ベルト |
JP2010001971A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Nsk Ltd | 高速回転用転がり軸受 |
JP2010090934A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Nsk Ltd | 転がり軸受用保持器及びその製造方法並びに転がり軸受 |
WO2012043612A1 (ja) | 2010-09-28 | 2012-04-05 | Ntn株式会社 | 転がり軸受用保持器および転がり軸受 |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP056877U patent/JPH058042U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005331103A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-12-02 | Mitsuboshi Belting Ltd | 高負荷伝動ベルト |
JP4694248B2 (ja) * | 2004-04-21 | 2011-06-08 | 三ツ星ベルト株式会社 | 高負荷伝動ベルト |
JP2010001971A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Nsk Ltd | 高速回転用転がり軸受 |
JP2010090934A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Nsk Ltd | 転がり軸受用保持器及びその製造方法並びに転がり軸受 |
WO2012043612A1 (ja) | 2010-09-28 | 2012-04-05 | Ntn株式会社 | 転がり軸受用保持器および転がり軸受 |
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