JPH0580417U - 調理器の蓋開閉装置 - Google Patents

調理器の蓋開閉装置

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JPH0580417U
JPH0580417U JP2789392U JP2789392U JPH0580417U JP H0580417 U JPH0580417 U JP H0580417U JP 2789392 U JP2789392 U JP 2789392U JP 2789392 U JP2789392 U JP 2789392U JP H0580417 U JPH0580417 U JP H0580417U
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JP
Japan
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lid
lever
latch lever
latch
container
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JP2789392U
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English (en)
Inventor
次治 薬師寺
克三 寺岡
秀志 中川
義明 小倉
隆 田中
隆男 村井
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉蓋時の終期段階におけるゴムパッキングな
どに抗する力を、人力に代えて機械動力を用い、省力化
すると共に蓋と容器の間に段差、隙間等の発生を極力抑
制した調理器の蓋開閉装置を提供すること。 【構成】 容器2と、該容器2の開口部を覆い開蓋方向
に付勢されたヒンジ枢支の蓋3とからなる調理器であっ
て、上記蓋3の手動押し下げによる初期閉蓋時に蓋3に
係合し、以後機械動力により蓋3を伴って下降し、後期
閉蓋を行うラッチレバー12を備えた揺動可能なラッチ
レバー受け体13と、該ラッチレバー受け体13の原位
置復帰用の弾性体14と、開蓋時に、上記ラッチレバー
受け体13を傾動させ、蓋3とラッチレバー12との係
合を解くラッチボタン10と、からなること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ジャー炊飯器などの調理器の蓋開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この調理器の従来例を図7に示す。 調理器1は、容器2と該容器2の上方開口部を覆う蓋3とからなる。そして、 容器2は、容器本体4内に熱盤5、該熱盤5に着脱自在に載置される内鍋6の温 度センサ7、該温度センサの出力信号により熱盤5内のシーズヒータ5aへの通 電のオン、オフ及び内鍋6の保温をコントロールする制御装置8などを収容して いる。
【0003】 蓋3は容器本体4にヒンジ軸9により枢支され、ヒンジ軸9に装着されたヒン ジばね9aによって開蓋方向(時計方向回動)に付勢された状態(ヒンジばね9 aの蓄勢状態)で、蓋3の係合突起3aとラッチボタン10の係止爪10bとの 係合によって閉蓋を保持している。 よって、ラッチボタン10を該ボタン10の復帰用コイルばね10aに抗して 押し込むと、反時計方向に回動して係止爪10bと係合突起3aとの係合が解か れ、ヒンジばね9aの蓄勢力の開放によって蓋3は自動的に時計方向へ回動して 開蓋する。
【0004】 一方、蓋3を閉じるには、蓋3を手動によりヒンジばね9aに抗して反時計方 向に押し下げ回動し、終期においては蒸気漏れ防止用のゴムパッキング11等の 反力に抗した力を加えて押し下げることにより、ラッチボタン10の係止爪10 bに蓋3の係合突起3aが係合して閉蓋する(例えば、実開平2−75015号 公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 前記の従来例においては、手動によって蓋3を閉じる際、終期段階においては 蒸気漏れ防止用のゴムパッキング11などの反力に抗する押し下げ力が必要とな り、使い勝手が悪いという不都合な点があった。
【0006】 また、閉蓋状態は、蓋3の係合突起3aとラッチボタン10の係止爪10bと の係合で固定保持するものであるため、係合突起3aと係止爪10bの寸法上の バラツキがあると、蓋3と容器本体4との間に段差、隙間等が発生し、蒸気漏れ によって良好な炊飯等の調理ができないと共に、外観上も好ましくないという不 都合な点がみられた。
【0007】 本考案は、前記の事情に鑑みなされたもので、閉蓋時の終期段階におけるゴム パッキング11などに抗する力を、人力に代えて機械動力を用い、省力化すると 共に、蓋3と容器本体4との間に段差、隙間等の発生を極力抑制した調理器の蓋 開閉装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記の目的を達成するために、容器と、該容器の開口部を覆い開蓋 方向に付勢されたヒンジ枢支の蓋とからなる調理器において、上記蓋の手動押し 下げによる初期閉蓋時に蓋に係合し、以後機械動力により蓋を伴って下降し、終 期閉蓋を行うラッチレバーを備えた揺動可能なラッチレバー受け体と、該ラッチ レバー受け体の原位置復帰用の弾性体と、開蓋時に、上記ラッチレバー受け体を 傾動させ、蓋とラッチレバーとの係合を解くラッチボタンと、からなることを特 徴とする。
【0009】
【作用】
閉蓋時には、手動押し下げ力による初期閉蓋時において蓋はラッチレバーに係 合する。このとき機械動力が起動し、その動力によってラッチレバーは蓋を伴っ て下降し、終期閉蓋時におけるゴムパッキング等の反力に抗して完全な閉蓋状態 に保持し、容器と蓋との間に段差、隙間等の発生を極力抑制すると共に、人力の 省力化を伴う。
【0010】 また、開蓋時には、ラッチボタンの押し込みにより、ラッチレバーを収納した ラッチレバー受け体が傾動して蓋と容器との係合が解かれ、蓋はヒンジばねの蓄 勢力開放により自動的に開き方向に回動する。 なお、機械動力のオン、オフは適宜の位置検出センサによってコントロールす る。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して説明する。 なお、従来例と同一部品には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。 図1に示すように、蓋3は、ヒンジ軸9に装着したヒンジばね9aを蓄勢し、 かつゴムパッキング11に圧着し、蓋3に形成の係合突起3aが最終位置に下降 したラッチレバー12の上端部に形成の係止爪12aに係合した完全閉蓋状態を 保持して炊飯等の調理が行われる。 なお、1は調理器、2は容器、4は容器本体,5は熱盤、5aはシーズヒータ 、6は内鍋、7は温度センサ、8は制御装置、10はラッチボタン、10aはラ ッチボタン復帰用のコイルばねを示す。
【0012】 而して、前記ラッチレバー12は、ラッチレバー復帰用のコイルばね17を内 装した(図2参照)ラッチレバー受け体13内を上下動自在に収容され、ラッチ レバー12の下方部に設けた突起12bがラッチレバー受け体13に形成した案 内長孔13aより突出摺動する。 また、ラッチレバー受け体13の上端部の一側には、ラッチボタン10の作動 杆10cに対向する折曲片13bが形成され、他側には容器本体4内に設けられ ている支持板4aの枢軸4bに支承するボス部13cが形成されており、さらに ラッチレバー受け体13の下端に形成したばね受13dと支持板4aとの間にラ ッチレバー受け体13の復帰用のコイルばね14が装架されている。
【0013】 15は支持板4aに取付けられたモータ収納箱であり、この収納箱外に突出す るモータの回転軸15aにレバー16の一端が固着され、他端が前記ラッチレバ ー12の突起12bに係合離脱するようにその長さが設定されている。 なお、上記モータ収納箱15はラッチレバー受体13の定位置復帰ストッパー として機能し、また18は表示・操作盤を示す。
【0014】 次に、蓋3の開閉動作を線図的に示した図2〜図4及び位置検出センサの一例 を示す図5、電気回路の一例を示す図6を参照して説明する。 (a) 開蓋動作 図1の閉蓋状態、この状態を線図的に示した図2のように、ラッチレバー12 の突起12bがモータにより回動したレバー16によって案内長孔13aの下端 まで下降し(この位置でモータは停止)、ラッチレバー12の係止爪12aが蓋 3の係合突起3aに係合している。
【0015】 蓋3を開く際には、図3に示すように、ラッチボタン10をその復帰用のコイ ルばね10aに抗して押し下げると、作動杆10cの先端がラッチレバー受け体 13の折曲片13bを押し下げることにより、該受け体13は枢軸4bを支点と して反時計方向に傾動してラッチレバー12の突起12bがレバー16より離脱 する。 レバー16より突起12bが離脱したラッチレバー12は、該レバー12の復 帰用コイルばね17の伸長により矢印方向に上昇して、係止爪12aが突起3a との係合を解く。 よって蓋3はヒンジばね9aの蓄勢力開放により自動的に反時計方向に回動し て開く。
【0016】 そして、ラッチレバー12は原位置に復帰する(突起12bが案内長孔13a の上端に当接)と共に、ラッチボタン10の押圧を解くことによりラッチレバー 受け体13も該受け体13の復帰用のコイルばね14の引張りによって原位置に 復帰する(モータ収納箱15でストッパー作用)。
【0017】 前記のように、ラッチレバー受け体13の反時計方向への傾動により、例えば 図5(A)に示すモータ収納箱15に取付けたマイクロスイッチ20が作動し、 図6に示すようにそのa接点のオンによりモータMが起動して、レバー16が矢 印のように時計方向に回動(図3参照)する。
【0018】 上記モータMの作動により、例えば図5(B)に示すように、その回転軸15 aに取付けたカム21aの矢印の時計方向の回転によって、カム21aと協動す るマイクロスイッチ21が作動し、図6に示すようにそのa接点のオンによって 、ラッチレバー受け体13の原位置復帰に伴うマイクロスイッチ20のaの接点 がオフしてもモータMの回転は続く。 そして、カム21aが回転し、レバー16が図4の位置に達したとき、マイク ロスイッチ21のa接点がオフし(カム21aの凹部が対向)、モータMは停止 する(図4は蓋3の初期閉蓋状態の説明をも兼ねるものである)。
【0019】 (b) 閉蓋動作 蓋3を手動でヒンジばね9aに抗して押し下げて反時計方向に回動し、図4に 示すように蓋3の係合突起3aを原位置に復帰しているラッチレバー12(突起 12bが案内長孔13aの上端に当接)の係止爪12aに係合させる。 この状態を初期閉蓋時点といい、ゴムパッキング11等の反力をまだ受けない 位置に設定されている。
【0020】 この初期閉蓋時の位置より終期閉蓋位置(ゴムパッキング11等を圧接し、気 密状態に閉蓋する)に至るまでの操作を、人力に代えてモータの回動力を用いる ものであるが、例えば図5(C)に示すようにヒンジ軸9に取付けたカム9bの 矢印の時計方向への回動により、カム9bと協動するマイクロスイッチ22が初 期閉蓋の位置において作動し、図6に示すようにそのa接点のオンによってモー タMが作動する。
【0021】 よって、レバー16が時計方向に回動し、ラッチレバー12の突起12bに係 合して該レバー12をその復帰用のコイルばね17に抗して押し下げる。 初期閉蓋位置でラッチレバー12と係合している蓋3は、該レバー12の下降 と共に閉蓋方向に回動し、終期閉蓋位置で、マイクロスイッチ22は、カム9b の凸部より外れ、そのa接点がオフしてモータMは停止し、図2に示す終期閉蓋 状態が維持される。
【0022】 なお、本実施例で示したカムスイッチは、位置検出センサの一例を示したもの であり、その他にも例えば光電スイッチ、回転角スイッチ等種々の位置検出セン サが適宜使用されるものである。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、ゴムパッキング等の反力が加わる最終的な閉蓋への回動力を機械的 な動力をもって行っているので、 (a) 人力による閉蓋操作の場合に発生し易い不確実な閉蓋状態をなくし、蓋 と容器との間に段差や隙間などの発生を極力抑制することができると共に省力化 が可能であり、また外観上も良好となり、商品価値が向上する。 (b) ゴムパッキングなどの強さを増大することができ、調理器内の気密性を 向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す概要構成の縦断面図であ
る。
【図2】完全閉蓋状態を示す線図的説明図である。
【図3】開蓋時の状態を示す線図的説明図である。
【図4】開蓋状態のラッチ機構と、初期閉蓋時の状態を
示す線図的説明図である。
【図5】位置検出センサの一例を示す動作説明図であ
る。
【図6】位置検出センサのシーケンス回路図である。
【図7】従来の調理器の概要構成の縦断面図である。
【符号の説明】
1 調理器 2 容器 3 蓋 3a 係合突起 5 熱盤 9 ヒンジ軸 10 ラッチボタン 11 ゴムパッキング 12 ラッチレバー 12a 係合爪 12b 突起 13 ラッチレバー受け体 15 モータ収納箱 16 レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小倉 義明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)考案者 田中 隆 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)考案者 村井 隆男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、該容器の開口部を覆い開蓋方向
    に付勢されたヒンジ枢支の蓋とからなる調理器におい
    て、 上記蓋の手動押し下げによる初期閉蓋時に蓋に係合し、
    以後機械動力により蓋を伴って下降し、終期閉蓋を行う
    ラッチレバーを備えた揺動可能なラッチレバー受け体
    と、 該ラッチレバー受け体の原位置復帰用の弾性体と、 開蓋時に、上記ラッチレバー受け体を傾動させ、蓋とラ
    ッチレバーとの係合を解くラッチボタンと、 からなることを特徴とする調理器の蓋開閉装置。
JP2789392U 1992-04-02 1992-04-02 調理器の蓋開閉装置 Pending JPH0580417U (ja)

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JP2789392U JPH0580417U (ja) 1992-04-02 1992-04-02 調理器の蓋開閉装置

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JPH0580417U true JPH0580417U (ja) 1993-11-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263935A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Zojirushi Corp 開閉蓋付き電気機器
CN105662187A (zh) * 2016-04-20 2016-06-15 唐行中 一种搅拌杯带锁合分离装置的料理机

Cited By (3)

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