JPH0580390A - カメラのシヤツタ装置 - Google Patents

カメラのシヤツタ装置

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JPH0580390A
JPH0580390A JP26854091A JP26854091A JPH0580390A JP H0580390 A JPH0580390 A JP H0580390A JP 26854091 A JP26854091 A JP 26854091A JP 26854091 A JP26854091 A JP 26854091A JP H0580390 A JPH0580390 A JP H0580390A
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JP
Japan
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shutter
thin film
magnetic field
film resistance
magnetic thin
Prior art date
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Application number
JP26854091A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nakamura
良夫 中村
Saburo Sasaki
三郎 佐々木
Ikuya Tsurukawa
育也 鶴川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光洩れがなく、シャッタ羽根の加工が容易で
安価に製作でき、しかもシャッタトリガ部分の構成が簡
略で応答性の高いシャッタ装置を提供する。 【構成】 一方のシャッタ羽根3の先端部には、ライン
状の着磁部1を設けてある。この着磁部1が移動する経
路域には、磁界の強さに応じて抵抗値が変化する磁性薄
膜抵抗素子2を設けてある。一対のシャッタ羽根3,5
は、シャッタ駆動用モータ6の駆動力を、ピニオンギヤ
7、減速ギヤ8、この減速ギヤ8上のボス7を介して受
けて回動するセクタレバー10によって開閉駆動され
る。例えば、セクタレバー10が反時計方向に回動する
と、セクタレバー10上のセクタピン13が、シャッタ
羽根3,5のそれぞの長孔14,12に係合した状態で
下方に移動して、シャッタ羽根3,5を孔15,11を
中心として開き方向に駆動する。この開き始めの時点
で、着磁部1が磁性薄膜抵抗素子2の位置を通過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのシャッタ装置
に関し、より詳細には、シャッタ羽根をシャッタ駆動手
段により開閉駆動するようにしたカメラのシャッタ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からカメラのシャッタ装置に使用さ
れるシャッタ羽根については、種々開発され、且つ実用
に供されているが、その一例として、実開昭58−88
222号公報に開示された光学機器用羽根がある。
【0003】この公報に記載されたシャッタ羽根の場合
は、プラスチックを素材とし、この素材の少なくとも片
面に黒色系顔料を適度な比率で配合した樹脂をコーティ
ングした材料を羽根形状に加工したものとして構成され
ている。
【0004】ところで、シャッタのトリガ信号を発生さ
せる手段として、フォトインタラプタあるいはフォトリ
フレクタをシャッタ羽根の一部(回動端部)に近付けて
おき、シャッタ羽根の動き(進入、退避)によりオン、
オフ信号を取出すようにしている場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成でトリガ信号を発生させようとすると、フォ
トインタラプタの投光側と受光側の間にシャッタ羽根を
通過させるように構成しなければならず、そのためにシ
ャッタ羽根の一部に孔を穿設するような構造になってし
まうので、光洩れの可能性が高くなってしまうという欠
点がある。
【0006】また、シャッタ羽根自体に凸形状を追加し
たり、穴をあける必要があるので、シャッタ羽根の形状
が複雑になったり、加工が難しくなってしまう。
【0007】一方、上述のフォトインタラプタ、あるい
はフォトリフレクタなどのフォトセンサは、安価なもの
では、応答性が遅いので、シャッタのように高速で作動
させるような使用方法に対応できるものは、かなり高価
になってしまう。
【0008】また、位置制御を実現するためには、複数
の孔をあけねばならないし、孔ピッチも加工上の制約か
ら荒くなってしまう。
【0009】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、光洩れの虞れがなく、
シャッタ羽根の加工が容易で、安価に製作でき、しかも
シャッタトリガ部分の構成の簡略化と応答性の向上を期
することができるカメラのシャッタ装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、シャッタ羽根をシャッタ
駆動手段により開閉駆動するカメラのシャッタ装置にお
いて、カメラの固定部に設けられ、検知する磁界強度の
変化により抵抗値が変化する磁性薄膜抵抗素子と、前記
シャッタ羽根の一部に設けられ、磁界を発生する磁界発
生手段と、を具備し、前記シャッタ駆動発生手段により
前記シャッタ羽根上の前記磁界発生手段が前記磁性薄膜
抵抗素子に対し相対的に移動するとき、前記磁性薄膜抵
抗素子の検知する磁界強度が変化するように構成したこ
とを特徴としたものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、前記磁界
の変化に伴う上記磁性薄膜抵抗素子の抵抗値の変化を検
知する検出手段を具備し、前記検出手段からの出力信号
をシャッタのトリガ信号として用いる構成としたことを
特徴としたものである。
【0012】さらに請求項3に記載の発明は、検出手段
の出力信号によりシャッタを制御するように構成したこ
とを特徴としたものである。
【0013】
【作用】上記のように構成されたカメラのシャッタ装置
は、シャッタ羽根をシャッタ駆動手段により駆動するに
つれて、シャッタ羽根の一部に設けた磁界発生手段が磁
性薄膜抵抗素子に対して相対移動し、その移動に伴って
磁性薄膜抵抗素子に及ぼす磁界の強度が変わる。その磁
界強度の変化を磁性薄膜抵抗素子が検知し、磁性薄膜抵
抗素子は、その抵抗値を変化する。
【0014】また、検出手段は、磁性薄膜抵抗素子の抵
抗値の変化を検出するようになっており、その検出出力
はシャッタのトリガ信号に用いられる。
【0015】さらに、検出手段の出力は、シャッタ制御
開始指令として作用する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。図1は、本発明に係るカメラのシャッタ装
置の全体の構成を示す平面図である。
【0017】この図1において、1はシャッタ羽根着磁
部であり、磁界発生手段となるものである。このシャッ
タ羽根着磁部1は、シャッタ羽根3(右)の左端部を着
磁して形成されている。
【0018】このシャッタ羽根着磁部1は、一対のシャ
ッタ羽根3およびシャッタ羽根5の開閉に伴って、シャ
ッタ羽根3とともに、磁性薄膜抵抗素子2に対して相対
移動するようになっており、磁性薄膜抵抗素子2に対し
て最も接近したときには、磁性薄膜抵抗素子2に対して
最大の磁界を与える。
【0019】また、いうまでもなく、磁性薄膜抵抗素子
2から最も離れた位置にあるときには、シャッタ羽根着
磁部1は、磁性薄膜抵抗素子2に対して最小の磁界を与
えるものである。
【0020】この磁性薄膜抵抗素子2は、磁界の強さを
検出するものであり、シャッタ羽根3が閉成された状態
にあるとき、その先端部分近傍の、カメラの本体側に配
設されており、磁界の強さに応じて、抵抗値が変化す
る。
【0021】このシャッタ装置は、上記1対のシャッタ
羽根3,5の開閉に伴って、開口部(アパーチュア)4
を開閉するようになっており、この開口部4は、図示し
ない撮影レンズとフィルムとの間に位置し、撮影レンズ
を透過した光線を所定画面領域に限定してフィルムに露
光させるための開口部である。
【0022】一方のシャッタ羽根3は、回転中心孔15
を中心に左右に回動するようになっており、他方のシャ
ッタ羽根5は、回転中心孔11を中心に左右に回動する
ようになっている。これらの回転中心孔11,15の近
傍においては、2枚のシャッタ羽根3,5の基部が重ね
られており、その重なった部分にセクタピン13が嵌入
する連動用長孔12,14が形成されている。
【0023】これらのセクタピン連動用長孔12,14
は、互いに交差するように形成されている。セクタピン
連動用長孔12は、シャッタ羽根5側に形成されてお
り、セクタピン連動用長孔14は、シャッタ羽根3側に
形成されている。
【0024】直交するセクタピン連動用長孔12と14
が重なり合う部分には、セクタピン13が嵌入されてい
る。このセクタピン13は、セクタレバー10の左端の
下面から突出されており、セクタレバー10の回動に伴
って、2枚のシャッタ羽根3,5を開閉させるようにな
っている。
【0025】このセクタレバー10は、ほぼ「く」字形
に形成され、中央部近傍が、ピン10aにより、カメラ
本体側に枢支されている。このピン10aを支点にして
セクタレバー10が上述のように、左右方向(時計方向
および反時計方向)に回動するようになっている。
【0026】セクタレバー10の右端近傍は、減速ギヤ
ボス部9の回動域まで延設され、ボス部9に係合可能に
なっている。減速ギヤボス部9は、減速ギヤ8の上面に
突出し、減速ギヤ8と一体的に矢印Y1方向に回転する
ようになっている。この減速ギヤボス部9が、所定角度
減速ギヤ8とともに回転したとき、セクタレバー10の
右端近傍と係合するようになっている。
【0027】セクタレバー10の右端に減速ギヤボス部
9が係合したとき、セクタレバー10は、ピン10aを
支点として反時計方向に回動し、セクタピン13によ
り、2枚のシャッタ羽根3,5を開閉させるようになっ
ている。
【0028】減速ギヤ8は、ピニオンギヤ7と噛合して
いる。このピニオンギヤ7は、シャッタ駆動用モータ6
の回転軸に一体的に取り付けられている。これにより、
モータ6の回転力は、ピニオンギヤ7を介して径大の減
速ギヤ8に伝達され、モータ6の回転速度を減速させる
ように構成されている。
【0029】次に、動作について説明する。モータ6を
反時計方向、すなわち、矢印Y2方向に回転させると、
ピニオンギヤ7もモータ6の回転軸と一体となって矢印
Y2方向に回転する。このピニオンギヤ7と噛合する減
速ギヤ8が、ピニオンギヤ7とは反対方向、すなわち、
矢印Y1方向に減速されて回転する。
【0030】減速ギヤ8が矢印Y1方向に回転するに伴
い、減速ギヤボス部9も一体的に回転し、所定角度減速
ギヤ8が回転すると、減速ギヤボス部9がセクタレバー
10の右端近傍と係合する。
【0031】これにより、減速ギヤ8の回転力が減速ギ
ヤボス部9を介してセクタレバー10に伝達される。す
ると、セクタレバー10は、ピン10aを枢支点として
反時計方向に回動し、セクタピン13が図1の下方向に
移動する。このセクタピン13の下方向への移動によ
り、シャッタ羽根3および5のセクタピン連動用長孔1
4および12が反時計方向および時計方向に回転し、シ
ャッタ羽根3のシャッタ羽根着磁部1が磁性薄膜抵抗素
子2の部分を通過する。
【0032】この磁性薄膜抵抗素子2をシャッタ羽根着
磁部1が通過するとき、磁性薄膜抵抗素子2に及ぼすシ
ャッタ羽根着磁部1の磁界が最大となる。このシャッタ
羽根着磁部1の磁界の強さに応じて、磁性薄膜抵抗素子
2の抵抗値が変化する。
【0033】磁性薄膜抵抗素子2の位置は、回転中心孔
部15を中心として半径r1の位置に存在するシャッタ
羽根着磁部1の中央部の円弧に沿う位置に配置すると、
磁性薄膜抵抗素子2を通過するシャッタ羽根着磁部1の
磁界強度の検出を最良に検出することができる。
【0034】このように、図1の実施例によれば、モー
タ6、減速ギヤ8、セクタレバー10、セクタピン13
を主体とするシャッタ駆動手段により、2枚のシャッタ
羽根3,5の開閉駆動を行い、磁界発生手段としてのシ
ャッタ羽根着磁部1をシャッタ羽根3,5の開閉に伴っ
て磁性薄膜抵抗素子2の部分を通過させて磁界強度の変
化を検出するように構成したので、シャッタをトリガす
るための部分の構成を簡略にできるという効果を有す
る。
【0035】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
形実施ができるものである。
【0036】たとえば、図2〜図4に示すように構成す
ることにより応答性の速いシャッタ制御を実現すること
ができる。この図2〜図4に示す本発明の第2の実施例
は、請求項2の発明に対応するものである。
【0037】図2は、この第2の実施例のシャッタ装置
の平面図であり、この図2の構成ならびに動作は、図1
と全く同じであり、図1と同一部分には同一符号を付す
のみにとどめる。
【0038】この図2におけるシャッタ羽根着磁部1
が、磁性薄膜抵抗素子2の部分を通過するときに、この
磁性薄膜抵抗素子2の抵抗値が磁界強度に応じて変化す
る。この変化を検出する検出手段の回路図が図3に示さ
れている。この検出手段の出力をシャッタのトリガ信号
として使用するものである。
【0039】この図3において、Ra〜Rdは、磁性薄
膜抵抗素子であり、図3のようにブリッジ接続されてお
り、磁性薄膜抵抗素子RaとRcとの接続点を電源Vc
cに接続し、磁性薄膜抵抗素子RbとRdとの接続点は
アースされている。
【0040】磁性薄膜抵抗素子RaとRb,RcとRd
との接続点よりそれぞれ電圧V1,V2を取り出すよう
になっており、これらの電圧V1,V2は、ブリッジ回
路がバランスしているとき、すなわち、シャッタ羽根着
磁部1の磁界強度が変化のないときには、零であるが、
シャッタ羽根着磁部1の移動に伴い、これらの磁性薄膜
抵抗素子Ra〜Rdの受ける磁界が変わりその抵抗値が
変化すると、ブリッジ回路のバランスがくずれ、それに
応じて出力電圧V1,V2が変化するようになってい
る。
【0041】磁性薄膜抵抗素子Ra〜Rdにより、磁性
薄膜抵抗部101を構成している。この磁性薄膜抵抗素
子部(MR素子部)101の出力電圧V1およびV2
は、それぞれ抵抗R1aおよびR1bを介してクワッド
オペレーショナルアンプA1(以下「単にオペアンプ」
という)の反転入力端および非反転入力端にそれぞれ印
加されるようになっている。
【0042】このオペアンプA1の非反転入力端には、
抵抗R2Aを通して、基準電圧Vrefが印加されてい
る。この基準電圧Vrefは、分圧抵抗R6とR7との
接続点より得るようになっている。この分圧抵抗R6と
R7は、電源Vccとアース間に直列に接続されてい
る。オペアンプA1の反転入力端と出力端間には、抵抗
R2bが接続されている。
【0043】かくして、オペアンプA1を主体にして、
抵抗R1a,R1b,R2a,R2b,R6,R7によ
り差動増幅部102を構成しており、この差動増幅部1
02の出力端から出力電圧V3を出力するようになって
いる。
【0044】この出力電圧V3は、コンパレータ部10
3を構成するクワッドコンパレータA2(以下、単に
「コンパレータ」という)の反転入力端に抵抗R3aを
通して印加されるようになっている。このコンパレータ
A2の非反転入力端には、上記基準電圧Vrefが抵抗
R3bを通して印加されている。コンパレータA2の非
反転入力端と出力端間には、抵抗R4が接続されてい
る。
【0045】かくして、コンパレータA2、抵抗R3
a,R3b、抵抗R4とによりコンパレータ部103が
構成されており、このコンパレータA2の出力端から、
出力電圧V4(オープンコレクタ出力)が出力端子T1
より取り出されるようになっている。この出力端子T1
は、プルアップ抵抗として、抵抗R5を介して電源Vc
cに接続されている。
【0046】このように構成することにより、シャッタ
羽根着磁部1が磁性薄膜抵抗素子Ra〜Rdの部分を通
過するとき、シャッタ羽根着磁部1の磁界に応じて磁性
薄膜抵抗素子Ra〜Rdの抵抗値が変化し、その変化に
応じて、磁性薄膜抵抗素子部101の出力電圧V1,V
2が変化する。
【0047】この出力電圧V1,V2は、差動増幅部1
02のオペアンプA1の反転入力端と非反転入力端にそ
れぞれ加えられる。非反転入力端には、抵抗R2aを通
して、基準電圧Vrefも印加されており、この基準電
圧Vrefと出力電圧V2との差分と出力電圧V1との
偏差をとって増幅し、オペアンプA1の出力端から反転
した出力電圧V3が出力される。
【0048】この出力電圧V3は、抵抗R3aを通し
て、コンパレータA2の反転入力端に印加される。コン
パレータA2の非反転入力端には、抵抗R3bを通して
基準電圧Vrefが印加されており、この基準電圧Vr
efとオペアンプA1の出力電圧V3とがコンパレータ
A2で比較される。
【0049】この比較の結果、出力電圧V3が、基準電
圧Vrefより大きいと、コンパレータA2の出力端か
ら出力電圧V4が反転して出力され、出力端子T1より
図示しないカメラのCPUに送出される。この出力電圧
V4の波形は、図4に示すように一気に出力電圧V4が
低下する。この出力電圧V4が低下した時点、すなわ
ち、出力電圧V4の発生時点でシャッタ制御用のタイマ
ーがトリガされる。従って、応答性の速いシャッタ制御
が可能となる。
【0050】次に、請求項3の発明に対応する実施例に
ついて説明する。図5は、この請求項3の発明に対応す
る実施例のシャッタ装置の構成を示す平面図である。こ
の図5において、符号1〜15で示す部分は、図1およ
び図2と同じであり、また動作も同じであるが、磁界発
生手段としてのシャッタ羽根着磁部1が異なるものであ
る。
【0051】図6は、図5の円104内に示すシャッタ
羽根着磁部1の拡大図である。この図6からも明らかな
ように、シャッタ羽根着磁部1は、複数個ストライプ状
に形成されている。
【0052】このように形成することにより、シャッタ
羽根着磁部1が、磁性薄膜抵抗素子2の部分を通過する
ときに、複数個並列に配置されたストライプ状のそれぞ
れのシャッタ羽根着磁部1が、磁性薄膜抵抗素子2を通
過するごとに、その抵抗値が変化することになる。
【0053】この抵抗値の変化を検出する検出手段の出
力をトリガ信号に変換するための回路は、図3に示した
回路を利用すれば、この回路により得られるトリガ信
号、すなわちコンパレータA2の出力電圧V4は、図7
に示すように、櫛歯状の信号が得られることになる。こ
のような複数の波形により、シャッタ羽根の開きを検出
することができ、それによって、開口部4の開口時期を
調整・管理することができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、シャッタ羽根に磁界発生手段を設け、シャッタ
駆動手段によりシャッタ羽根を駆動すると、磁界発生手
段が磁性薄膜抵抗素子に対して相対移動し、その移動に
伴って磁性薄膜抵抗素子の検知する磁界強度が変化する
ように構成したので、光洩れの虞れがなく、シャッタ羽
根の加工が容易で、安価に製作でき、しかもシャッタト
リガのための構成を簡略にすることができると共に応答
性を向上し得るカメラのシャッタ装置を提供することが
できる。
【0055】また、請求項2の発明によれば、磁界の変
化で磁性薄膜抵抗素子の抵抗値の変化を検出手段で検出
して、その検出出力をシャッタのトリガ信号として使用
するように構成したので、シャッタ開口を正確に検知し
得るカメラのシャッタ装置を提供することができる。
【0056】さらに、請求項3の発明によれば、上記検
出手段の出力によりシャッタ制御を行うように構成した
ので、応答性の速く高い精度でシャッタを制御し得るカ
メラのシャッタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラのシャッタ装置の第1の実
施例の構成を示す平面図である。
【図2】本発明に係るカメラのシャッタ装置の第2の実
施例の構成を示す平面図である。
【図3】同上第2の実施例に適用される磁性薄膜抵抗素
子の磁界による抵抗値の変化を検出する検出手段の構成
を示す回路図である。
【図4】図3の検出手段の出力電圧の波形図である。
【図5】本発明に係るカメラのシャッタ装置の第3の実
施例の構成を示す平面図である。
【図6】図5の磁界発生手段の構成を示す拡大平面図で
ある。
【図7】同上第3の実施例に適用される磁性薄膜抵抗素
子の磁界による抵抗値の変化を検出する検出手段の出力
電圧の波形図である。
【符号の説明】
1,Ra,Rb,Rc,Rd シャッタ羽根着磁部 2 磁性薄膜抵抗素子 3 シャッタ羽根 4 開口部 5 シャッタ羽根 6 シャッタ駆動用モータ 7 ピニオンギヤ 8 減速ギヤ 9 減速ギヤボス部 10 セクタレバー 11 回転中心孔部 12 セクタピン連動用長孔 13 セクタピン 14 セクタピン連動用長孔 15 回転中心穴孔 101 磁性薄膜抵抗部 102 差動増幅部 103 コンパレータ部 R1a,R1b,R2a,R2b,R3a,R3b,R
4,R5〜R7 抵抗 A1,A2 クワッドオペレーショナルアンプ Vcc 電源 Vref 基準電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ羽根をシャッタ駆動手段により
    開閉駆動するカメラのシャッタ装置において、カメラの
    固定部に設けられ、検知する磁界強度の変化により抵抗
    値が変化する磁性薄膜抵抗素子と、前記シャッタ羽根の
    一部に設けられ、磁界を発生する磁界発生手段と、を具
    備し、前記シャッタ駆動発生手段により前記シャッタ羽
    根上の前記磁界発生手段が前記磁性薄膜抵抗素子に対し
    相対的に移動するとき、前記磁性薄膜抵抗素子の検知す
    る磁界強度が変化するように構成したことを特徴とする
    カメラのシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記磁界の変化に伴う上記磁性薄膜抵抗
    素子の抵抗値の変化を検知する検出手段を具備し、前記
    検出手段からの出力信号をシャッタのトリガ信号として
    用いる構成としたことを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラのシャッタ装置。
  3. 【請求項3】 上記検出手段の出力信号によりシャッタ
    を制御するように構成したことを特徴とする請求項2記
    載のカメラのシャッタ装置。
JP26854091A 1991-09-20 1991-09-20 カメラのシヤツタ装置 Pending JPH0580390A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6329751B2 (en) 1997-08-30 2001-12-11 Samsung Display Devices Co., Ltd. Plasma display panel with UV reflecting layers

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US6329751B2 (en) 1997-08-30 2001-12-11 Samsung Display Devices Co., Ltd. Plasma display panel with UV reflecting layers

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