JPH058036Y2 - - Google Patents

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JPH058036Y2
JPH058036Y2 JP1986132089U JP13208986U JPH058036Y2 JP H058036 Y2 JPH058036 Y2 JP H058036Y2 JP 1986132089 U JP1986132089 U JP 1986132089U JP 13208986 U JP13208986 U JP 13208986U JP H058036 Y2 JPH058036 Y2 JP H058036Y2
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nut
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ワーククランプ装置に係わり、更
に詳しくは搬送されて来る長尺状のワークの所定
位置を二本のチヤツキング爪によりクランプする
と共に、所定位置まで旋回させてワークを搬出入
させるワーククランプ装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来、長尺状のワークを切削したり研削する工
作機械においては、ワークの長手方向の2箇所を
これに対応する一対の搬送爪に支持させ、この搬
送爪を前進させて仮受爪に受渡してワークの搬出
入を行うようになつており、従つて長尺状のワー
クを切削したり研削する工作機械では専用のワー
ク搬出入装置が必要であつた。
ところで、クランクシヤフト等のように車種に
より長さや、径の異なる長尺状のワークでは、ジ
ヤーナル部の間隔、即ち支持スパンが異なるた
め、従来のワーク搬出入装置ではワークの種類に
対応することができず、異なるワークに対応させ
るためには搬送爪を交換してワークを支持する位
置を変える必要があつた。
また、仮受爪は搬送爪と個別に配設され、この
仮受爪もワークの種類に応じて交換してワークの
受ける位置を変えていた。
従つて、従来のワーク搬出入装置では、なん種
類もの仮受爪と搬送爪とを必要とし、搬送されて
来る長さや、径が異なるワーク毎に、仮受爪と搬
送爪とを段取り替えする必要があることから、段
取り替え作業に多くの手間と時間を要し、また部
品点数の多いことによるコストアツプとなる問題
があり、更に手作業による段取り替え作業によつ
て生産性及び作業性が悪いと言う問題があつた。
また、従来の搬送爪や仮受爪は、ワークを載せ
るだけの構成であるため、搬送爪の旋回時、或い
は仮受爪から機械の主軸への受け渡し時にワーク
が動いて芯ずれが生じたり、更には落下してしま
う恐れもあり、信頼性が低く、従つて高速な加工
作業に対応することは不可能であつた。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる従来の問題点に着目して案
出されたもので、その目的とするところは搬送さ
れて来る異なる種類のワークを機械の主軸へ搬送
する場合に、従来のようにワークの種類に応じて
搬送爪や仮受爪を段取り替えすることなくワーク
の所定位置を自動的にクランプして芯出しを行う
と共に、ワークをクランプした状態で旋回させて
ワークを搬出させるようにすることで、生産性及
び作業性を向上させることが出来ると共に、また
ワークを仮受爪から機械の主軸への受け渡し時に
ワークが動いて芯ずれが生じたり、更には落下し
てしまう恐れもなく、ワーク搬出入作業の信頼性
を高めることが出来、更に高速な加工作業にも対
応させることが出来るワーククランプ装置を提供
するものである。
〔考案の構成〕
この考案は上記目的を達成するため、一対の支
持ブラケツト間に回転自在に支持され、かつ外周
にスプラインが形成された回転駆動軸と、この回
転駆動軸にスプライン係合され、かつ軸方向に摺
動自在に設けられた摺動体と、この摺動体のそれ
ぞれに歯車機構を介して開閉自在に設けられ、か
つ先端にV字状の把持部を有する一対のチヤツキ
ング爪と、前記一対の支持ブラケツトの一方の支
持ブラケツトに配設されたピツチ調整用の駆動モ
ータに連結され、かつ前記回転駆動軸に平行に軸
支されたスプライン筒と、このスプライン筒にス
プライン係合され、かつ軸方向に摺動自在に軸支
されたスプライン軸と、このスプライン軸の一端
に連結され、かつ先端部が前記摺動体の一方の摺
動体と共に移動可能に軸支されたねじ軸とからな
るピツチ調整軸と、前記ねじ軸に前記摺動体の他
方の摺動体と共に移動可能に螺嵌されたナツト
と、前記一方支持ブラケツトに配設された位置調
整用の駆動モータに連結され、かつ前記ピツチ調
整軸に平行に軸支されると共に、該ピツチ調整軸
と共に移動可能なナツトが螺嵌された回転ねじ軸
とから構成されたことを要旨とするものである。
〔考案の実施例〕
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説
明する。
第1図は、この考案を実施した工作機械(旋
盤)の側面図、第2図は第1図の正面図、第3図
は第1図の平面図であつて、前記工作機械100
の主軸110(スピンドル)の前面(第1図の右
側)には、順次搬送されて来るワークW(この実
施例では、第4図に示すような長尺状のクランク
シヤフト)を保持して、種々のワークWの長手検
測とワークWの投入の向きの正逆の判別を行うワ
ーク種類判別装置1が設置され、またこの種類判
別装置1と前記主軸110との間には、前記種類
が判別されたワークWの所定位置をチヤツキング
して、主軸110のセンター位置0−0まで旋回
させて搬送させるワーククランプ装置50が設置
されている。
なお、第1図〜第3図において、120は主軸
110の駆動モータ、130は制御盤、140は
切削装置、150は油圧ユニツト、160は切粉
処理装置を示している。
次に、前記ワーク種類判別装置1は、第5図〜
第9図に示すように、支持プレート2上に先端に
V字状のワーク受け部4を備えた昇降自在なワー
ク受け装置3と、このワーク受け装置3の両側部
に、前記ワーク受け部4に投入されたワークWの
両端面に当接させる基準パツド5と、水平方向に
摺動可能な可動パツド6とを相対向して配設し、
また可動パツド6の側部には、該可動パツド6の
移動距離、即ち基準パツド5と可動パツド6とで
挾持した時のワークWの長さを検測する検出手段
7が設けられている。
またワーク受け装置3の前面側(第7図及び第
8図において右側)には、ワーク受け渡し装置8
が設置されている。
前記ワーク受け装置3は、前記支持プレート2
の下面に昇降シリンダ9が装着され、この昇降シ
リンダ9のロツド9aの先端には、L字状の支持
アーム10a,10bを介して前記ワーク受け部
4(仮受爪)が装着され、この支持アーム10
a,10bは、基準パツド5と可動パツド6とを
支持するブラケツト11a,11b及び支持プレ
ート2を貫通するガイドロツド12a,12bを
介して垂直方向に昇降するように構成されてお
り、LS1、LS2はワーク受け装置3の昇降位置
を検出するリミツトスイツチである。
次に、ワーク受け装置3の一側に設けられた基
準パツド5は第5図に示すようにブラケツト11
aに取り付けられたシリンダ13を介して水平方
向に移動可能に取り付けられ、この基準パツド5
の側面には、第9図に示すように投入されたワー
クWの向きが正常であるか逆であるかを判別する
突起部14が突出形成されている。この突起部1
4には、ワークWの向きが正常であればワークW
には干渉しないが、ワークWの向きが逆の時に
は、ワークWの端面に干渉し、ワークWを基準パ
ツド5へ当接できなくする。
また基準パツド5と相対向して前記ブラケツト
11bに取付けられた可動パツド6は、ブラケツ
ト11bに装着された押付けシリンダ15を介し
て水平方向に摺動するように構成され、可動パツ
ド6の背面には、検出手段7の一部を構成する検
出ロツド16が水平に植設されている。上記検出
ロツド16は、ブラケツト11bから張設された
支持プレート17上のリニヤスケール18に沿つ
て移動し、このリニヤスケール18からは、後述
するワーククランプ装置50に、可動パツド6の
移動距離に対応したパルス信号が出力されるよう
になつている。
次に、ワーク受け装置3の前面側に設置された
ワーク受け渡し装置8は、第7図及び第8図に示
すように前記支持プレート2の下部に昇降シリン
ダ20が垂設され、この昇降シリンダ20のロツ
ド20aの先端には、連結アーム21の一端が固
定され、連結アーム21の他端には、支持プレー
ト2上に立設された支持ブラケツト22aにピン
23を介して中央部が回転自在に枢支されたL字
状のリンク部材24の一端が回転自在に連結され
ている。
リンク部材24の他端側には、ピン25a,2
5bを介して2本のロツド26a,26bの基端
部が回転自在に連結され、このロツド26a,2
6bの先端部には、ピン27a,27bを介して
ワーク支持プレート28が傾斜した状態で取付け
られている。
前記ワーク支持プレート28は、前記支持ブラ
ケツト22a,22bにワークWの投入部Xに対
して傾斜した状態で配設されたガイドプレート2
9に沿つてスライドし、投入されたワークWをV
字状のワーク受け部4までガイドし、また加工さ
れたワークWを再び投入部Xまで戻す時にワーク
Wを押し上げるものである。なお、図中30はリ
ンク部材24のストツパである。
次に前記ワーククランプ装置50を、第10図
〜第13図を参照しながら説明する。
ワーククランプ装置50は、前述のように主軸
110とワーク種類判別装置1との間に設置され
た支持ブラケツト51a,51b間に、回転駆動
軸52が回転自在に架設され、一方の支持ブラケ
ツト51aには、回転駆動軸52を旋回させる駆
動モータ53がベース54を介して設置されてい
る(第10図参照)。
前記回転駆動軸52は、外周面にスプラインが
形成されており、第12図及び第13図に示すよ
うにこの回転駆動軸52には、左右2個の摺動体
55a,55bがそれぞれスプライン係合され、
軸方向に摺動自在で、かつ回転方向に拘束されて
いる。この各摺動体55a,55bには、チヤツ
キングアーム本体56a,56bが一体的に取付
けられ、このチヤツキングアーム本体56a,5
6bの夫々には後述する歯車機構57を介して開
閉自在な一対のチヤツキング爪58a,58bが
設けられている。
前記回転駆動軸52の下部には、ねじ軸59と
スプライン軸60とをカツプリング61を介して
連結したピツチ調整軸62が平行に配設され、ま
たこのピツチ調整軸62の下部には、前記支持ブ
ラケツト51a,51bに支持されたガイドロツ
ド63と、回転ねじ軸64とが平行に配設されて
いる。
前記ピツチ調整軸62のスプライン軸60は、
第10図に示すように、内周にスプライン65を
形成したスプライン筒66に係合挿入され、この
スプライン筒66に対し軸方向の進退作動は許す
が回転方向に拘束されている。
また、このスプライン筒66の一端は、支持ブ
ラケツト51bに装着されたピツチ調整用の駆動
モータ68に連結されている。ピツチ調整軸62
の左側先端部には、軸受67を介してベアリング
ケース83が回転自在で、かつ軸方向に固定され
て取付けられ、このベアリングケース83は前記
一方の摺動体55aに内輪が固定された軸受84
aの外輪と一体的に結合されている。また前記ね
じ軸59には、ナツト69が螺嵌し、このナツト
69は、前記他方の摺動体55bに内輪が固定さ
れた軸受84bの外輪と一体的に結合されてい
る。即ち、前記ベアリングケース83及びナツト
69はそれ自体が回動できないようになつてお
り、従つて前記駆動モータ68によりピツチ調整
軸62が回転すると、ねじ軸59により、ナツト
69が軸方向に移動され、軸受84bを介して摺
動体55bが軸方向に位置調整され、一方の摺動
体55aとの間のピツチが調整される。同時に前
記ピツチ調整軸62の進退動作によつて先端のベ
アリングケース83及び軸受84aを介して一方
の摺動体55aと前記ナツト69を介して他方の
摺動体55bが一体的に軸方向の所定位置に位置
調整されるようになつている。
このピツチ調整軸62の進退動作は、前記支持
ブラケツト51bに支持された位置調整用の駆動
モータ73により行われる。つまり、前記ガイド
ロツド63には、前記ベアリングケース83、ナ
ツト69及びピツチ調整軸62に回転自在で、か
つ軸方向に結合されて取付けられた連結体85に
それぞれ一体的に連結された3つの案内筒70
a,70b,70cが回転かつ摺動自在に遊嵌さ
れ、このうちの一つの案内筒70cは、回転ねじ
軸64に螺嵌されたナツト71にブラケツト72
を介して一体的に連結され、従つて前記駆動モー
タ73により、回転ねじ軸64が回転駆動される
と、ナツト71は軸方向に移動され、案内筒70
c、連結体85を介してピツチ調整軸62がスプ
ライン筒66及びガイドロツド63に案内されて
軸方向に進退移動されるようになつている。
なお、前記駆動モータ68,73は、前述した
ワーク種類判別装置1の検出手段7からの出力信
号に基づいて駆動し、摺動体55a,55bのチ
ヤツキングアーム本体56a,56bのピツチ調
整と同時に位置調整するものである。次に前記摺
動体55a,55bに支持されているチヤツキン
グアーム本体56a,56bの構成について説明
すると、先端にV字状の把持部74を備えたチヤ
ツキング爪58a,58bの基端部は、第12図
及び第13図に示すように摺動体55a,55b
に夫々植設されたブラケツト75a,75bに、
軸76a,76bを介して回転自在に支持され、
この軸76a,76bにはピニオンギヤ77a,
77bが装着されている。
一方、ピニオンギヤ77aは、ブラケツト75
a,75b間に回転自在に支持されている軸86
に設けられたアイドルギヤ79bと噛合し、更に
軸86に設けられたアイドルギヤ79cが前記ブ
ラケツト75a,75b内に回転自在に支持され
ている前記軸86と平行な軸78に設けられたア
イドルギヤ79aと噛合している。そして、この
アイドルギヤ79aは、駆動シリンダ80のロツ
ド81に設けられたラツク82と噛合している。
また、他方のピニオンギヤ77bは前記アイドル
ギヤ79aに直接噛合し、一方のピニオンギヤ7
7aとは反対方向に回転されるようになつてい
る。
従つて駆動シリンダ80が伸縮作動すると、ラ
ツク82と噛合しているアイドルギヤ79aを介
して、一方ではアイドルギヤ79c,79b,ピ
ニオンギヤ77aを介してチヤツキング爪58a
が、他方ではピニオンギヤ77bを介してチヤツ
キング爪58bが互いに逆方向に同時に回動さ
れ、両チヤツキング爪58a,58bの先端が互
いに開閉し、前述した検測されたワークWの所定
位置をチヤツキングしてクランプするものであ
る。
両駆動シリンダ80は、同期駆動し両摺動体5
5a,55b上のチヤツキング爪58a,58b
は同一のチヤツキング動作を行う。
またワークWをチヤツキングしたチヤツキング
アーム本体56a,56bは、前記回転駆動軸5
2の一端に設けられた駆動モータ53の回転駆動
により互いに位置を固定したまま180°正転、逆転
して、ワークWの搬入と搬出を行うものである。
次に作用について説明する。
工作機械100の側部に順次搬送されて来る種
類の異なるワークWの一つを、ワーク種類判別装
置1の昇降可能なワーク受け装置3のV字状のワ
ーク受け部4上に投入し、そしてワーク検出手段
7によりワークの長手検測と、基準パツド5に設
けられた突出部14により投入されたワークWの
向きの正逆判別を行う。
ワークWの長手検測は、リニアスケール18に
て検測され、この検測値が所定値以上の異常に大
きい値であつた時、ワークWの反対端面が基準パ
ツド5の突起部14に当接していることがわか
り、ワークWの逆向きが検知される。
この場合、作業者はワークWの向きを正しい向
きに換えて再びワークWを投入することにより正
常な動作を開始することが出来る。
次に、前記ワーク種類判別装置1により判別さ
れたワークWを、ワーク受け装置3により所定位
置まで上昇させるとともに、前記ワーク種類判別
装置1により判別されたデータに基づきワークチ
ヤツキング爪58a,58bのクランプ位置及び
ピツチ間隔を自動的に補正し、前記ワーク受け装
置3により持ち上げられたワークWはV字状のワ
ーク受け部4にて径方向の芯出しが行われ、この
ワークWをワーククランプ装置50のワークチヤ
ツキング爪58a,58bによりクランプすると
共に、ワークWの高さ方向の位置の芯出しを同時
行う。
そして前記ワークWをクランプした状態のワー
クチヤツキング爪58a,58bを、工作機械1
00のスピンドル位置(主軸110とセンタ11
1間)まで旋回させ、駆動モータ73によつて両
チヤツキングアーム本体56a,56bを主軸1
10側へわずかに左方向へ嵌込み移動させワーク
Wの一端を主軸110にクランプさせる。(第4
図参照) そして、センタ111を前進させてワークWの
他端を支持させ、その後チヤツキング爪58a,
58bを拡開させてワークWを主軸110に受け
渡す。
また、前記工作機械100によるワークWの加
工完了後、主軸110にクランプされているワー
クWをワークチヤツキング爪58a,58bによ
り保持させた状態で解除し、センタ111を後退
させてから両チヤツキングアーム本体56a,5
6bをわずかに右方向に移動させ、ワークWを主
軸110から引き抜き、上記と逆方向の作動を行
なわせてワーク受け装置3からワーク受け渡し装
置8を介してワーク搬入位置(ワーク投入部X)
まで戻すのである。
更に、ワーククランプ装置50の作用について
詳述すると、搬入されたワークWに対してワーク
Wを安定した位置で把持するために、ワーク種類
判別装置1により判別されたワークWのデータに
基づいて、先ず位置調整用の駆動モータ73が作
動する。するとナツト71が回転ねじ軸64に沿
つて移動し、このナツト71に案内筒70c、及
び連結体85を介して連結されたピツチ調整軸6
2が前記ナツト71と同じ方向に移動し、この移
動に伴つて、チヤツキング爪58a,58bが設
けられている摺動体55a,55bも回転駆動軸
52に沿つて同方向に移動する。摺動体55aの
チヤツキング爪58a,58bが適正の把持位置
に来ると、駆動モータ73は停止する。
続いて、ピツチ調整用の駆動モータ68が作動
してスプライン筒66を介してピツチ調整軸62
が回転し、ナツト69がピツチ調整軸62に沿つ
て移動し、このナツト62に連結されている摺動
体55bが回転駆動軸52に沿つて同じ方向に移
動して、摺動体55aのチヤツキング爪58a,
58bと摺動体55bのチヤツキング爪58a,
58bとのピツチが調整され、摺動体55bのチ
ヤツキング爪58a,58bが適正のワークW把
持位置に来ると、駆動モータ68は停止する。
次に、搬入されて来るワークWに対して、摺動
体55a,55bに載置されたそれぞれの駆動シ
リンダ80が作動し、歯車機構57を介して設け
られた各々のチヤツキング爪58a,58bが互
いに閉じる方向に旋回して、その把持部74がワ
ークWをクランプする。チヤツキング爪58a,
58bの把持部74が適正圧でワークWをクラン
プすると、それぞれの駆動シリンダ80は、圧力
スイツチ等により停止される。従つて、径が異な
る形状のワークWであつても、一対のチヤツキン
グ爪58a,58bがそれぞれ別個の駆動シリン
ダ80により駆動されるので、確実にクランプす
ることが可能である。
そして、回転駆動軸52が駆動モータ53によ
り回転され、この回転駆動軸52にスプライン係
合している摺動体55a,55bが回転し、チヤ
ツキング爪58a,58bの旋回と共にワークW
が工作機械100のスピンドル位置まで移動し、
位置調整用の駆動モータ73が作動してワークW
を主軸110側に移動して主軸110に装着す
る。
ワークWの加工終了後、ワークWを工作機械1
00の主軸110から搬出する場合は、上記と逆
の作動を行い、ワークWを搬出するのである。
この考案は、上記のような作動を行うことによ
り、種類の異なるワークWが順次搬送されてきて
も装置の部品を交換することなくワークの搬入・
搬出を効率良く行うことが出来る。
〔考案の効果〕
この考案は、上述したように一対の支持ブラケ
ツト間に回転自在に支持され、かつ外周にスプラ
インが形成された回転駆動軸と、この回転駆動軸
にスプライン係合され、かつ軸方向に摺動自在に
設けられた摺動体と、この摺動体のそれぞれに歯
車機構を介して開閉自在に設けられ、かつ先端に
V字状の把持部を有する一対のチヤツキング爪
と、前記一対の支持ブラケツトの一方の支持ブラ
ケツトに配設されたピツチ調整用の駆動モータに
連結され、かつ前記回転駆動軸に平行に軸支され
たスプライン筒と、このスプライン筒にスプライ
ン係合され、かつ軸方向に摺動自在に軸支された
スプライン軸と、このスプライン軸の一端に連結
され、かつ先端部が前記摺動体の一方の摺動体と
共に移動可能に軸支されたねじ軸とからなるピツ
チ調整軸と、前記ねじ軸に前記摺動体の他方の摺
動体と共に移動可能に螺嵌されたナツトと、前記
一方の支持ブラケツトに配設された位置調整用の
駆動モータに連結され、かつ前記ピツチ調整軸に
平行に軸支されると共に、該ピツチ調整軸と共に
移動可能なナツトが螺嵌された回転ねじ軸とから
構成されたので、以下のような効果を奏するもの
である。
a 両方の摺動体が共通の回転駆動軸にスプライ
ン係合しているため、対向する一対のチヤツキ
ング爪相互が対向した状態で、かつ平行状態の
ままの移動を確実に確保して、離間した一対の
チヤツキング爪相互を、ワークをクランプする
適正位置に常に保つことが出来ると共に、チヤ
ツキング爪の交換をすることなく種類の異なる
ワークを確実に把持することが出来る。
b チヤツキング爪が摺動体に設けられた歯車機
構を介して配設され、かつこのチヤツキング爪
が回転駆動軸を支点として旋回してワークを移
動する構成であるため、ワークをクランプ及び
移動する部分の構造をコンパクトな構造とする
ことが出来る。
c 摺動体の駆動機構を構成する各軸を回転駆動
軸に対して平行に配置したので、狭い間隔に配
設出来、またピツチ調整用の駆動モータと位置
調整用の駆動モータとを一箇所に配置したの
で、配線上の問題もなく、摺動体を駆動する機
構及びその駆動モータの構成においてもスペー
スをとらずにコンパクトな構造とすることが出
来る。それゆえに、ワーククランプ装置全体を
コンパクトな構造とすることが出来、特に他の
装置と組み合わせての使用、例えば、工作機械
の主軸に長尺状のワークを搬出入する装置等の
限られたスペースが要求される際の使用にあつ
ても、十分設置することが出来るものであり、
省スペース化において極めて有効である。
d 工作機械の主軸に対して長尺状のワークを搬
出入する装置等において用いられると、生産性
及び作業性を向上させることが出来ると共に、
ワークの前記主軸への受渡し時にワークが動い
て芯ずれを生じたり、更には落下してしまう恐
れもなく、ワーク搬出入作業の信頼性を高める
ことが出来、高速な加工作業にも対応すること
が可能である。
e ワーククランプ装置全体の構成が簡潔である
ため、メンテナンスも容易であり、安価に製作
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した工作機械の側面
図、第2図は第1図の正面図、第3図は第1図の
平面図、第4図はワークを主軸にクランプさせた
状態を示す一部拡大正面図、第5図はワーク種類
判別装置の一部縦断正面図、第6図は第5図の平
面図、第7図はワーク受け渡し装置の側面図、第
8図はワーク受け渡し装置の作動状態を示す拡大
側面図、第9図は第8図の一部拡大説明図、第1
0図はワーククランプ装置の縦断正面図、第11
図は第10図のX−X矢視断面図、第12図
はワークチヤツキング爪の駆動機構を示す拡大断
面図、第13図はワークチヤツキング爪の作動状
態を示す説明図である。 51a,51b……支持ブラケツト、52……
回転駆動軸、55a,55b……摺動体、57…
…歯車機構、58a,58b……チヤツキング
爪、59……ねじ軸、60……スプライン軸、6
2……ピツチ調整軸、64……回転ねじ軸、66
……スプライン筒、68……ピツチ調整用の駆動
モータ、69……ナツト、71……ナツト、73
……位置調整用の駆動モータ、74……把持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対の支持ブラケツト51a,51b間に回転
    自在に支持され、かつ外周にスプラインが形成さ
    れた回転駆動軸52と、 この回転駆動軸52にスプライン係合され、か
    つ軸方向に摺動自在に設けられた摺動体55a,
    55bと、 この摺動体55a,55bのそれぞれに歯車機
    構57を介して開閉自在に設けられ、かつ先端に
    V字状の把持部74を有する一対のチヤツキング
    爪58a,58bと、 前記一対の支持ブラケツト51a,51bの一
    方の支持ブラケツト51bに配設されたピツチ調
    整用の駆動モータ68に連結され、かつ前記回転
    駆動軸52に平行に軸支されたスプライン筒66
    と、 このスプライン筒66にスプライン係合され、
    かつ軸方向に摺動自在に軸支されたスプライン軸
    60と、このスプライン軸60の一端に連結さ
    れ、かつ先端部が前記摺動体55a,55bの一
    方の摺動体55aと共に移動可能に軸支されたね
    じ軸59とからなるピツチ調整軸62と、 前記ねじ軸59に前記摺動体55a,55bの
    他方の摺動体55bと共に移動可能に螺嵌された
    ナツト69と、 前記支持ブラケツト51bに配設された位置調
    整用の駆動モータ73に連結され、かつ前記ピツ
    チ調整軸62に平行に軸支されると共に、該ピツ
    チ調整軸62と共に移動可能なナツト71が螺嵌
    された回転ねじ軸64とから構成されたことを特
    徴とするワーククランプ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5279467A (en) * 1975-12-26 1977-07-04 Toshiba Corp Handling device
JPS5811505U (ja) * 1981-07-16 1983-01-25 鷹栖 明 無柱簡易組立家屋

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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