JPH058031A - チエツク・アンド・スポツトスカーフ方法 - Google Patents

チエツク・アンド・スポツトスカーフ方法

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JPH058031A
JPH058031A JP18161791A JP18161791A JPH058031A JP H058031 A JPH058031 A JP H058031A JP 18161791 A JP18161791 A JP 18161791A JP 18161791 A JP18161791 A JP 18161791A JP H058031 A JPH058031 A JP H058031A
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JP
Japan
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check
scarf
spot
slab
flaw
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JP18161791A
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English (en)
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JPH0825014B2 (ja
Inventor
Masayoshi Takahashi
正義 高橋
Masao Taniyama
昌雄 谷山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Speng Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Speng Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、連続鋳造の際に、鋳片表面に存
在する疵を除去するためのチェックおよびスポットスカ
ーフ方法である。 【構成】 最初に鋳片の幅方向のチェックスカーフを行
って疵の有無とその位置をチェックし、続いて火口を鋳
片の長さ方向に変向し、かつ疵の存在する幅方向に移行
させて疵の方向に向けて鋳片の長さ方向のスポットスカ
ーフを行い、更に残存する疵確認のため、最初のチェッ
クスカーフ位置より一定間隔離れた鋳片上を幅方向にチ
ェックスカーフし、これらを予め入力された制御プログ
ラムにより連続して行い、疵のチェックと除去を行う。 【効果】 疵のチェック,スポットスカーフ及びスカー
フ後の疵の確認を効率よく行い、鋳片の品質及び生産効
率を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造の際に鋳片表
面に存在する疵を除去するための、チェック・アンド・
スポットスカーフ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造工程では、鋳造されたライン上
を搬送された鋳片に対し一定長さに切断したのち、疵の
発生し易い個所を見込んでスポットスカーフ(部分スカ
ーフともいう)をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
では疵を取り残すことが多く、製品の品質上及び歩留り
上、好ましくはない。
【0004】本発明は上記課題に鑑み提案されたもので
あって、鋳片表面の疵を皆無にするスカーフ方法を提供
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋳片を跨ぐよ
うにラインに平行に敷設されたレール上に設置され、レ
ール上を移動自在の機体のガーダ上に、レールと直角方
向に走行可能とした移動台にチェックスカーフ及びスポ
ットスカーフ可能な火口を設け、予め入力された機体の
制御プログラムにより、最初にレール方向と直角方向に
鋳片の幅方向のチェックスカーフを行って疵の有無とそ
の位置をチェックし、続いて火口を鋳片の長さ方向に変
向し、かつ疵の存在する幅方向に移行させて疵の方向に
向けて鋳片の長さ方向のスポットスカーフを行い、更に
残存する疵確認のため、最初のチェックスカーフ位置よ
り一定間隔離れた鋳片上を幅方向にチェックスカーフ
し、鋳片の疵のチェックと除去を連続して行い、鋳片の
疵を皆無にするようにしたことを特徴とするチェック・
アンド・スポットスカーフ方法である。
【0006】
【作用】本発明は、鋳片の表層下に存在する介在物,表
面に発生した割れ,ピンホール,オシレーションマーク
等の疵を除去するため、チェックスカーフに連動してス
ポットスカーフを行い、確実かつ効率よく作業を行い、
鋳片の品質を向上するものである。
【0007】更に詳しくは、予め与えられた制御プログ
ラムにより、オンライン又はオフライン上の鋳片の幅方
向に、チェック・アンド・スポットスカーフマシン(以
下、機体と略称する)上の火口を駆動し、チェックスカ
ーフを行って疵の位置をチェックし、この情報に基づい
て火口を次工程に対応するよう鋳片に対する向きを変え
るとともに、レール方向即ち疵の位置を通る鋳片の流れ
方向にスポットスカーフを行って疵を除去する。
【0008】更に疵の取り残し確認のため、前記チェッ
ク位置より一定間隔離した地点にて幅方向のチェックス
カーフを行うものであって、疵が残存した場合には、こ
れに引続いて補足のスポットスカーフを実施し、疵の皆
無を目的とするチェック・アンド・スポットスカーフ方
法である。
【0009】そもそも鋳片に存在する疵の位置は、概し
て鋳片の流れ方向に平行して点在しているため、疵を除
去するためには鋳片の幅方向の疵の位置を確認し、その
位置を通って流れの方向にスポットスカーフすればよい
ことになる。
【0010】しかしながら鋳片は流れ方向に長いので、
この平行方向から外れて存在してしまうこともままある
ので、スポットスカーフ後、一定間隔離して更にチェッ
クスカーフを行い、残存した疵がある場合にはその個所
からスポットスカーフを行い、この作業を補足するもの
である。
【0011】なお本方法を実施するに当たっては、本発
明者等が先に提案した実願平1−3459号の「チェッ
クスカーフ用溶削火口」等を用いれば、スポットスカー
フを兼ね得ることができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例について、図1〜図2によ
りその詳細を説明する。
【0013】1は鋳造されライン上を矢視の流れ方向に
搬送されて一定長さに切断された鋳片、2は鋳片の両側
に敷設されたレール、3は鋳片1を跨ぐようにレール2
上に配置され、自己の車輪により移動自在なチェックス
カーフとスポットスカーフを兼ねた機体、4はこの機体
を駆動するモータであり、サーボモータ,パルスモータ
等が使用される。
【0014】5は火口6を腕7に装着した移動台で、サ
ーボモータ,パルスモータ等を使用したモータ8によ
り、ガーダ9上に設けた小レール9aに沿って該レール
と直角方向にその位置を変え得る。
【0015】10はモータ8と連動するパルスジェネレ
ータ、11は火口6の向きを変えるためのモータで、腕
7上の回転軸12をチェン13等により動かし、回転軸
12に固定した火口6の向きを変え得ることができる。
【0016】14は鋳片方向に向けられた火口6からの
火炎15により、鋳片上に発生した溶融反応部を観察す
るためのモニタで、回転軸12上に固定され、火口6の
動きと同調して回動する。16は移動台5の移動のスタ
ート原点であり、また17は機体のレール方向への移動
の原点である。
【0017】次に上記装置による本発明のスカーフ方法
について説明する。
【0018】ライン上を矢視方向に搬送され、停止した
鋳片1に対し、機体3を矢視と反対方向に移動し、機体
に内蔵する端面検出器により、鋳片の端面Aから予め定
められた所定位置Baに火口6が向き合うように設定さ
れる。
【0019】続いて火口6に点火し、火炎15を発して
一点鎖線で示すBのチェックスカーフを移動台5を駆動
して行い、これが終了したならば、移動台5を原点16
に戻す。
【0020】このチェックスカーフの幅は、50〜15
0mm程度で実施されるが、このスカーフにより発生し
た鋳片の溶融反応の画像は、例えば機体上又は別個に設
けた制御装置(図示せず)に送られ、疵の有無を確認す
る。
【0021】このとき発見された例えば疵19a,19
bは、モータ8に連動するパルスジェネレータ10を介
し制御装置によりその位置が計算され、原点16からX
mm及びYmmの位置にあることが確認される。
【0022】以上の操作が終了したならば、機体3をス
ポットスカーフに好適な位置までバックさせ、火口6を
90°矢印20の方向に回転させて鋳片の端面Aに対向
させるようにし、かつ移動台5をXmmガーダ9の小レ
ール9aに沿って動かし、スポットスカーフライン21
a上に停止させる。続いて火口6に点火し、機体3をレ
ール2方向に移動し、スカーフライン21aのスポット
スカーフを開始する。
【0023】なお機体3のレール2方向への移動は、総
て原点17からの距離で計算されていて、その位置は確
認できる。また前記火口6は、チェックスカーフとスポ
ットスカーフを1個の火口で行い得る能力を有する。
【0024】スカーフライン21aのスポットスカーフ
が終了したならば、機体3を最初のスポットスカーフの
開始位置まで戻し、左側に存在する次の疵19bのライ
ン21bに対しY−Xmm移動台5を左進させ、21b
のスポットスカーフを行う。
【0025】なお上記説明では1個の移動台5,1個の
火口6でスポットスカーフする方法について述べたが、
複数個の移動台,火口を用いて一度に処理することも勿
論可能である。
【0026】以上のスポットスカーフが終了したなら
ば、鋳片1の流れ方向から外れた疵をチェックするため
に、Bと一定距離Dmm離れたCの位置において更にチ
ェックスカーフCaを行い、疵19cが発見されたなら
ば、その部分からスカーフライン22のようなスポット
スカーフを行う。
【0027】
【発明の効果】以上のように本方法は、 スポットス
カーフ中に画像処理により、深さ方向の疵が除去された
ことが確認ができる。 スポットスカーフの終了点
は、チェックスカーフ結果とスポットスカーフ中の画像
処理により溶削長手方向の疵除去が終了したことが確認
できる。
【0028】即ちライン上で鋳片の疵除去のため、疵の
チェック,疵のスポットスカーフ及びスカーフ後の疵の
確認等、予め組まれた制御プログラムにより一貫して自
動制御することができる。従って本発明の方法は、鋳片
の品質向上及び生産効率アップに資するところが極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスカーフ方法を説明する平面図(その
1)である。
【図2】本発明のスカーフ方法を説明する平面図(その
2)である。
【符号の説明】
1 鋳片 2 レール 3 機体(チェック・アンド・スポットスカーフマ
シン) 5 移動台 6 火口 9 ガーダ 21a,21b スポットスカーフライン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鋳片を跨ぐようにラインに平行に敷設さ
    れたレール上に設置され、レール上を移動自在の機体の
    ガーダ上に、レールと直角方向に走行可能とした移動台
    にチェックスカーフ及びスポットスカーフ可能な火口を
    設け、予め入力された機体の制御プログラムにより、最
    初にレール方向と直角方向に鋳片の幅方向のチェックス
    カーフを行って疵の有無とその位置をチェックし、続い
    て火口を鋳片の長さ方向に変向し、かつ疵の存在する幅
    方向に移行させて疵の方向に向けて鋳片の長さ方向のス
    ポットスカーフを行い、更に残存する疵確認のため、最
    初のチェックスカーフ位置より一定間隔離れた鋳片上を
    幅方向にチェックスカーフし、鋳片の疵のチェックと除
    去を連続して行い、鋳片の疵を皆無にするようにしたこ
    とを特徴とするチェック・アンド・スポットスカーフ方
    法。
JP18161791A 1991-06-27 1991-06-27 チェック・アンド・スポットスカーフ方法 Expired - Lifetime JPH0825014B2 (ja)

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JPH058031A true JPH058031A (ja) 1993-01-19
JPH0825014B2 JPH0825014B2 (ja) 1996-03-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100784422B1 (ko) * 2001-07-11 2007-12-11 주식회사 포스코 분리형 유니트 본체를 구비한 4면 스카핑 장치
JP2013027906A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Jfe Steel Corp 鋼片の表面手入れ方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100784422B1 (ko) * 2001-07-11 2007-12-11 주식회사 포스코 분리형 유니트 본체를 구비한 4면 스카핑 장치
JP2013027906A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Jfe Steel Corp 鋼片の表面手入れ方法

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