JP2815699B2 - チェックスカーフ方法 - Google Patents

チェックスカーフ方法

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JP2815699B2 JP33925890A JP33925890A JP2815699B2 JP 2815699 B2 JP2815699 B2 JP 2815699B2 JP 33925890 A JP33925890 A JP 33925890A JP 33925890 A JP33925890 A JP 33925890A JP 2815699 B2 JP2815699 B2 JP 2815699B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、連続鋳造設備から搬出されて来る鋳片のチ
ェックスカーフ方法に関する。
[従来の技術] 連続鋳造工程で、鋳造されてライン上を搬送される鋳
片に対し、チェックスカーフ作業が行われる。この作業
は、鋳片の表皮下に発生した介在物や割れ、ピンホー
ル、オシレーションマーク等を検出し必要に応じスカー
フ(溶削)するためのものであり、従来この作業は、ラ
イン上から鋳片を取り出して手作業で実施されてきた。
しかし、最近では生産性向上の面から、ライン上でも行
う方法が提案され、実施されつつある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ライン上で行うチェックスカーフ方法
においては、その作業が鋳片の流れに対し平行で直線的
に実施されるため、作業が容易ではあるが、鋳片の中央
部又は側部とチェック場所が偏るため、必ずしも満足な
材質チェックができないという問題点があった。
本発明はこのライン上で行い、かつこのチェックスカ
ーフ方法が、搬出された鋳片に対し、鋳片の流れ方向に
直線的(第4図A)に実施されるものではなく、鋳片幅
一杯の斜め方向(第4図B)へのチェックを行えるよう
にした新規なチェックスカーフ方法を提供する事を目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は前記課題を解決するために、連続鋳造ライン
上に設置したチェックスカーフ装置を用いて、レール方
向に移動可能な機体とこの機体上にあって、レールと直
角方向にその位置を変えうるチェックスカーフ火口(以
下、火口という)との運動の合成により鋳片長手方向に
対し斜め方向への動きを与え、かつ第1の発明にあって
は斜め方向への動きに追随するため火口に回転運動を付
与すると共に、制御ノズルを設けて火口の両側から前方
方向に溶融スラグの流れを制御する事を特徴とするもの
である。また第2の発明では、火口に隣接して斜め方向
に向けた第2、第3の火口を交互に用いてチェックスカ
ーフを行うものである。
なお、前記説明では、鋳片をライン上に、いったん停
止せしめて機体を鋳片に沿って移動させた場合である
が、場合によってはチェックスカーフ装置をレール方向
に動かすこと無く、鋳片の流れとこれと直角方向に移動
可能な火口と鋳片の動きとの合成により斜め方向に進め
ても良い。ここでいう斜め方向とは、鋳片の流れ方向か
ら±90゜の間を指すものとする。
[作用] 通常、スカーフ作業及びチェックスカーフ作業では、
第5図に示すごとく鋼材(鋳片)21に対し、火口22を矢
印方向に進める場合、火口22から加熱炎及び酸素気流よ
りなる火炎23を噴出させて鋼材21の表面をスカーフし、
その際その反応により生じた溶融スラグ24を前方に発生
させながら作業を続けていく。この発生した溶融スラグ
は、スカーフ火口の前方にあって、以後のスカーフの続
行に影響する必要な熱量を与えるものであり、中断なく
作業を進めるためには、スカーフ部の前方に溶融スラグ
が必要となる。
したがって、本発明第1の発明では、鋳片のエッジ部
におけるスカーフ中の方向転換に当たって、相対向する
制御ノズルにより溶融スラグを強制的に常に火口の前方
に配置するようにしたものであり、第2の発明にあって
は、第2、第3の火口を交互に作用させることにより、
相手側の火口より発生した溶融スラグを利用して作業を
進めるようにしたものである。なお、方向転換に際して
は、動きを一呼吸停止せしめても十分スカーフは可能で
ある。
[実施例] 本発明の1例を第1図及び第2図を用いて説明する。
1は連続鋳造ライン上を搬出されて、所定位置に一時
停止せしめた鋳片、2は鋳片を幅方向に跨ぐようにしか
つ鋳片長手方向に沿って敷設したレール3a,3b上に移動
自在に設置されたチェックスカーフ装置で、2Aはその門
型ガーダである。4は本装置を鋳片長手方向と同じレー
ル3a,3b方向へ駆動させるモータ(サーボモータ、パル
スモータ等)、5はガーダ2A上にて前記レール3a,3bと
ほぼ直交する方向に設けたレールであり、火口6を備え
た移動台7はモータ8(サーボモータ、パルスモータ
等)により、該レール5上を移動可能である。9は移動
台7に対し、火口の方向を変えるための首振り用モータ
(サーボモータ、パルスモータ等)であり、特公昭46−
32850号公報のようにチェーン10、又は歯車などを用い
て火口に回転を与える。11a,11bは火口の前方でかつ両
側に設けた空気又は酸素あるいは空気と酸素の混合気体
を互いに相対する向きにかつ斜め下方に向かって噴出せ
しめる筒状の制御ノズルである。この各々の噴出孔は小
孔をレール3a,3b方向に向かって一直線上に単列又は複
列で配置する。またこの小孔の代わりにスリット状の孔
を設けても良い。
また第3図は、第2の発明を示すものであって、第1
の発明と異なる点は、移動台6A上の第1の火口13を中心
として、角度調整可能な取付台13a,13bを介して固定さ
れた第2、第3の火口14a,14bを配置した事である。
次に本発明の作動について説明する。
第1の発明において、ライン上の所定の位置に止めら
れた鋳片1に対し、本装置、移動台及び火口を動かし、
鋳片1のチェックスカーフすべき一点鎖線16Aの方向に
d点に向かってセットし、チェックスカーフを開始す
る。この場合、あらかじめ鋳片の幅寸法が分っているの
で、斜め方向の角度(例えば、45度)が決まれば、自ず
から進行距離が判明し、第2図のように鋳片の左端へき
たならば、方向転換の動きに移行させる。この左端へき
たときに、一方の左側制御ノズル11aから空気等噴出さ
せれば、火口の前面に形成されている溶融スラグ17はf
方向に向かって鋳片上を流され、このとき火口の向きを
f方向に転換してチェックスーフを中断すること無く進
めるものである。さらに、逆方向に転換するときは右側
の制御ノズル11bを用いることになる。
また、第2の発明においては、あらかじめ取付台13a,
13bにより火口14a、火口14bを対称に所用の角度に微調
節し、鋳片のコーナ部dよりチェックスカーフしたい16
部に沿って火口14bより火炎を噴出させ本装置を動か
す。そして左端まで進行したならば火口14bの火炎を止
めて、代わって火口14aより火炎を噴出させて方向転換
させて中断なく作業を進める。これは、火口14bにより
形成された溶融スラグが、方向転換により火口4aに代わ
っても、ちょうど火口14aの前面に存在する形となり、
チェックスカーフの続行に影響することはない。
なお、火口13は必要に応じ直線的なチェックスカーフ
を行うことがある場合のために存在させたもので、火口
としての機能を持たせず単に取付基台としても良い。
[発明の効果] 以上のように本発明方法によれば、斜め方向のチェッ
クスカーフが可能となり、しかもその際に、スカーフ続
行に必要な溶融スラグを容易に確保する事ができるの
で、鋳片のチェック作業能率を向上させる事ができ、そ
の工業的利益は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示した図、第2図は本発明で
斜め方向への方向転換時を示した図、第3図は本発明の
第2の方法を示した図、第4図はチェックスカーフの説
明図であり、Aは従来の作業の軌跡、Bは本発明による
作業の軌跡、第5図はスカーフおよびチェックスカーフ
の現象説明図である。 1……鋳片、2……チェックスカーフ装置、3,5……レ
ール、4,8,9……モータ、6……火口、7……移動台、1
1……制御ノズル、13,14……火口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 7/06 B22D 11/126 F23D 14/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造ラインより搬出された鋳片のチェ
    ックスカーフを行うにあたり、鋳片の流れに平行する機
    体の動き又は鋳片の流れと、これと直交する方向へ移動
    可能な火口の動きとを合成させて鋳片斜め方向へのチェ
    ックスカーフを行いかつ火口自体に首ふりの動きを与え
    るとともに、該火口の左右前面に対称にして空気等を噴
    出せしめる制御ノズルを設け、該制御ノズルにより火口
    前面に形成された溶融スラグを、常に進行方向の前面に
    配し、中断なく斜め方向へのチェックスカーフを行える
    ようにしたことを特徴とするチェックスカーフ方法。
  2. 【請求項2】連続鋳造ラインより搬出された鋳片のチェ
    ックスカーフを行うにあたり、鋳片の流れに平行する機
    体の動き又は鋳片の流れと、これと直交する方向へ移動
    可能な火口の動きとを合成させて鋳片斜め方向へのチェ
    ックスカーフを行うと共に、該火口の両側には、左右対
    称で内方へ傾斜させた2個の火口を設けることにより、
    斜め方向へのチェックスカーフに合わせて、交互に火口
    より火炎を噴出せしめ、方向転換に際しては、互いの溶
    融スラグを利用するようにして中断なくスカーフせしめ
    るようにしたことを特徴とするチェックスカーフ方法。
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