JPH058007A - 鋳造管の識別記号の形成方法 - Google Patents

鋳造管の識別記号の形成方法

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JPH058007A
JPH058007A JP16193991A JP16193991A JPH058007A JP H058007 A JPH058007 A JP H058007A JP 16193991 A JP16193991 A JP 16193991A JP 16193991 A JP16193991 A JP 16193991A JP H058007 A JPH058007 A JP H058007A
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JP
Japan
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socket
casting
pipe
identification mark
coating agent
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Application number
JP16193991A
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English (en)
Inventor
Manabu Kurotobi
学 黒飛
Yukio Okamoto
幸雄 岡本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳造管の識別記号を受口端面から突出するこ
となく、かつ作業性良く形成する。 【構成】 鋳造管1の受口2を形成する受口コア9にお
いて、管1の受口端面2aに対応する面に、識別記号1
4を反転した形状の開口12を有したプレート11を当
接配置する。このプレート11の上に塗型剤を塗布し
て、塗型剤からなる識別記号の型13を受口コア9に形
成する。この受口コア9を用いて管を鋳造し、鋳造管1
の受口端面2aに、識別記号14を凹状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋳造管の識別記号の形成
方法に関し、特に推進管などに用いられる鋳鉄製の管に
おいて受口の端面に設けられる識別記号を形成するため
の、鋳造管の識別記号の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】推進管などの鋳造管の受口端面には、番
号などの識別記号が設けられることが多いが、従来は鋳
出しまたは刻印によってそのような識別記号を形成して
いる。鋳出しの場合には、鋳造管の受口を形成する受口
コアにおいて、その受口端面に対応する面に、識別記号
を反転した形状に溝を形成して鋳出し型を形成し、この
受口コアを用いて管を鋳造している。こうすることによ
って、図5に示すように、鋳造管1の受口2の端面2a
に識別記号21を突出状態で形成している。また、刻印
の場合には作業者が手作業で刻印している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鋳出しによっ
て識別記号21を形成した場合には、受口の端面2aか
ら識別記号21が突出しているため、これを推進管に適
用した場合には、推進時にこの鋳出しによる識別記号2
1の部分に応力が集中して破損する危険がある。また鋳
出しによる識別記号21が邪魔になって、真直に推力を
負荷できないという問題点もある。
【0004】また推進管において、鋳造管1の外周に外
装コンクリートを施工するときには、図6に示すよう
に、受口2を下にして鋳造管1を垂直に立て、その周囲
に外装兼型枠となる鋼管3を配置してコンクリートを打
設するのが一般的である。しかし、その際にも鋳出しに
よる識別記号21が受口の端面2aから突出しているた
め、鋳造管1の軸芯O1 が鉛直軸芯Oに対して傾斜し、
外装が管と同芯状に形成されないという問題点もある。
【0005】また、刻印によって識別記号を形成する場
合は、人手による作業となるため、作業性が低い欠点が
ある。さらに刻印を行うと、無焼鈍で作られる管では受
口の端面が破損するおそれがある。
【0006】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、受口の端面から突出することのない識別記号を、作
業性良く形成できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、鋳造管の受口を形成する受口コアにおける
受口の端面に対応する面に、識別記号を反転した形状の
開口を形成したプレートを当接させて配置し、その上に
塗型剤を塗布して、受口コアに塗型剤からなる識別記号
の型を突出して形成し、この受口コアを用いて管を鋳造
し、鋳造管の受口の端面に識別記号を凹状態で形成する
ものである。
【0008】
【作用】このような構成によると、受口コアを製作した
後に、プレートを配置して塗型剤を塗布すれば、識別記
号の型が受口コア上に形成される。この識別記号の型
は、塗型剤にて形成されるので、鋳造時に高温に晒され
ても崩れにくい。したがって、この受口コアを用いて鋳
造することにより、受口の端面から突出せずかつはっき
りした識別記号が、作業性よく形成されることになる。
【0009】
【実施例】以下、推進管として用いられる鋳造管に本発
明を適用した一実施例を、図1〜図4を参照しながら説
明する。
【0010】まず、推進管の構造を図4にもとづいて説
明する。1は推進管5を構成する鋳造管であり、外装か
つ型枠となる鋼管3が外ばめされ、この鋼管3と鋳造管
1の管同部1aの外周との間の空間にコンクリート4が
打設されている。
【0011】鋳造管1は、図3に示すように、回転金枠
6に溶湯7を注湯して遠心鋳造される。すなわち、回転
金枠6の内周面は受口2を含めて鋳造管1の外周面形状
に対応した形状とされている。鋳造時にはその内周面に
塗型剤8が塗布され、鋳造管1の外周面はこの塗型剤8
の内周面に対応して形成される。また、鋳造管1の直管
部1aの内周面は、溶湯7に作用する遠心力にて形成さ
れる円筒状の自由表面にて形成される。一方、受口2の
端面および内周面は、回転金枠6の一端部に受口コア9
を嵌着することによって、この受口コア9にて形成され
る。
【0012】受口コア9は、図1に示すようにして製造
される。すなわち、受口コア9の普通に形成した後に、
溶湯7と接する部分に塗型剤10を塗布し(工程
(a))、次に受口2の端面2aに対応する部分に、プ
レート11を当接させて配置する(工程(b))。この
プレート11は、図2に示すように、1mm程度の厚さの
板材にて形成され、鋳造管1に付すべき識別記号を反転
した形状の開口12を有している。そしてこのプレート
11の上から刷毛などで塗型剤を塗布することにより、
受口端面2aに対応する受口コア9の部分に、塗型剤に
て構成された識別記号の型13が形成される(工程
(c))。
【0013】その後、図3に示すように、この受口コア
9を回転金枠6の一端部に取り付けてこの回転金枠6を
高速で回転し、その内部に溶湯7を注湯する。すると、
鋳造管1が鋳造されるとともに、その受口2の端面2a
には、図1(d)に示すように、凹入した識別記号14
が形成される。
【0014】この識別記号14を形成する型13は塗型
剤にて形成されているので、鋳造時の高温に晒されても
崩れにくく、明瞭な識別記号を鋳造にて凹状に形成する
ことができる。しかもプレート11を当てて塗型剤を塗
布するだけでよいので、作業性もよい。
【0015】この鋳造管1を用いて推進管5を製造する
際には、図6の場合と同様に施工すればよい。その際に
識別記号14は凹状に形成されて受口2の端面2aから
突出していないため、図6に示すように鋳造管1の軸芯
と鋼管3の軸芯とが互いに傾斜するおそれがなく、同芯
状の外装が形成された推進管5を製造することができ
る。
【0016】また、推進管5の推進時にも受口2の端面
2aから突出する部分がないので、応力集中によって破
損が生じるような事態は発生しない。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、受口
コアを普通に製作した後にプレートを配置して塗型剤を
塗布するだけで識別記号の型を形成でき、かつこの型は
塗型剤にて形成されるので鋳造時に高温に晒されても崩
れにくく、このためこの受口コアを用いて管を鋳造する
ことにより、受口端面から突出せずしかも輪郭のはっき
りした識別記号を作業性良く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にもとづき識別記号を形成す
る工程を示す図である。
【図2】図1におけるプレートの平面図である。
【図3】鋳造時における受口コアの配置状態を示す断面
図である。
【図4】製造された推進管の構成を示す断面図である。
【図5】従来の鋳造管を示す図である。
【図6】従来の鋳造管を用いて推進管の外装を形成する
工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鋳造管 2 受口 2a 端面 9 受口コア 11 プレート 12 開口 13 識別記号の型 14 識別記号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鋳造管の受口を形成する受口コアにおけ
    る受口の端面に対応する面に、識別記号を反転した形状
    の開口を形成したプレートを当接させて配置し、その上
    に塗型剤を塗布して、受口コアに塗型剤からなる識別記
    号の型を突出して形成し、この受口コアを用いて管を鋳
    造し、鋳造管の受口の端面に識別記号を凹状態で形成す
    ることを特徴とする鋳造管の識別記号の形成方法。
JP16193991A 1991-07-03 1991-07-03 鋳造管の識別記号の形成方法 Pending JPH058007A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16193991A JPH058007A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 鋳造管の識別記号の形成方法

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JP16193991A JPH058007A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 鋳造管の識別記号の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058007A true JPH058007A (ja) 1993-01-19

Family

ID=15744915

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16193991A Pending JPH058007A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 鋳造管の識別記号の形成方法

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JP (1) JPH058007A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012135772A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Nippon Chutetsukan Kk 鋳鉄管の製造履歴および出荷先の管理方法
JP2013040508A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Tokyo Tekko Co Ltd 筒状部材
CN107350447A (zh) * 2017-07-24 2017-11-17 济南林青铸造技术有限公司 铸管承口端面铸字编码方法及装置

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JP2012135772A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Nippon Chutetsukan Kk 鋳鉄管の製造履歴および出荷先の管理方法
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