JPH0579977A - 液体混合比検出装置 - Google Patents
液体混合比検出装置Info
- Publication number
- JPH0579977A JPH0579977A JP258391A JP258391A JPH0579977A JP H0579977 A JPH0579977 A JP H0579977A JP 258391 A JP258391 A JP 258391A JP 258391 A JP258391 A JP 258391A JP H0579977 A JPH0579977 A JP H0579977A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prism
- mixing ratio
- housing
- detecting device
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 光学式による液体混合比検出装置において、
頑丈で耐振性に優れ、かつ量産性に優れた構造の提供。 〔構成〕 発光素子５１、受光素子５２およびプリズム
４を組み合わせた光学式液体混合比検出装置１００にお
いて、測定室Ｃを形成する筒状ハウジング２に、前記プ
リズム４を内包した筒状主体金具３を嵌め込み、金型内
でインサート成形して一体化する。この際、望ましくは
嵌合部に隙間９を形成しておく。
頑丈で耐振性に優れ、かつ量産性に優れた構造の提供。 〔構成〕 発光素子５１、受光素子５２およびプリズム
４を組み合わせた光学式液体混合比検出装置１００にお
いて、測定室Ｃを形成する筒状ハウジング２に、前記プ
リズム４を内包した筒状主体金具３を嵌め込み、金型内
でインサート成形して一体化する。この際、望ましくは
嵌合部に隙間９を形成しておく。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、２種以上の透光性の
液体が混合した被測定液体の混合比を、光の屈折率の差
を利用して測定する液体混合比検出装置に係わり、とく
にガソリンとアルコールとの混合燃料を使用するエンジ
ンに装着するのに適した液体（燃料）の混合比検出装置
の生産性の向上に関する。
液体が混合した被測定液体の混合比を、光の屈折率の差
を利用して測定する液体混合比検出装置に係わり、とく
にガソリンとアルコールとの混合燃料を使用するエンジ
ンに装着するのに適した液体（燃料）の混合比検出装置
の生産性の向上に関する。
【０００２】
【従来の技術】液体混合比検出装置として、被測定液体
に一部表面を接触させたガラス（プリズム）に、その近
傍に配置した発光素子で発光させた光を、前記一部表面
以外から入射させて該一部表面で反射させ、該発光素子
と対向的に配置した受光素子で受光し、その光量でガソ
リンとアルコールとの混合燃料などの混合比を検出する
方式のものが開発されている。
に一部表面を接触させたガラス（プリズム）に、その近
傍に配置した発光素子で発光させた光を、前記一部表面
以外から入射させて該一部表面で反射させ、該発光素子
と対向的に配置した受光素子で受光し、その光量でガソ
リンとアルコールとの混合燃料などの混合比を検出する
方式のものが開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この燃料などの混合比
検出装置では、耐振性が優れ頑丈であることが要求され
るとともに、軽量かつコンパクトで装着性に優れること
が重要である。また生産性に優れることが望ましい。こ
の発明の目的は、混合燃料の測定室を形成する測定室ハ
ウジングと、このハウジングに嵌め込まれるプリズム付
主体金具との結合が強固にでき、頑丈で耐振性に優れる
とともに、生産性に優れ、軽量かつコンパクトで装着性
に優れる液体混合比検出装置の提供にある。
検出装置では、耐振性が優れ頑丈であることが要求され
るとともに、軽量かつコンパクトで装着性に優れること
が重要である。また生産性に優れることが望ましい。こ
の発明の目的は、混合燃料の測定室を形成する測定室ハ
ウジングと、このハウジングに嵌め込まれるプリズム付
主体金具との結合が強固にでき、頑丈で耐振性に優れる
とともに、生産性に優れ、軽量かつコンパクトで装着性
に優れる液体混合比検出装置の提供にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、こ
の発明の液体混合比検出装置は、２種以上の透光性の液
体が混合した被測定液体に接触した反射面を備えるプリ
ズム、該プリズムに光を照射する発光素子、および前記
反射面での反射光を検知する受光素子を組み合わせた光
学式液体混合比検出装置において、被測定液体の測定室
を形成する円筒状ハウジングに、前記プリズムを内包し
た円筒状主体金具の該プリズム保持部を嵌め込み、これ
をインサート成形により樹脂製ボティ内に一体にモール
ドしてなる構成を採用した。またかかる構成において、
射出成形時の圧力からプリズムを保護するため、ハウジ
ング内周と、主体金具のプリズム保持部外周との間に、
射出成形時の射出圧力によるハウジングの歪みを逃げる
隙間を設ける構成を採用した。
の発明の液体混合比検出装置は、２種以上の透光性の液
体が混合した被測定液体に接触した反射面を備えるプリ
ズム、該プリズムに光を照射する発光素子、および前記
反射面での反射光を検知する受光素子を組み合わせた光
学式液体混合比検出装置において、被測定液体の測定室
を形成する円筒状ハウジングに、前記プリズムを内包し
た円筒状主体金具の該プリズム保持部を嵌め込み、これ
をインサート成形により樹脂製ボティ内に一体にモール
ドしてなる構成を採用した。またかかる構成において、
射出成形時の圧力からプリズムを保護するため、ハウジ
ング内周と、主体金具のプリズム保持部外周との間に、
射出成形時の射出圧力によるハウジングの歪みを逃げる
隙間を設ける構成を採用した。
【０００５】
【実施例】図１はこの発明にかかる液体混合比センサの
１実施例であるガソリン−アルコール混合燃料の混合比
検出装置１００を示し、混合燃料が流れるエンジンの燃
料供給路２００に装着され、燃料混合比を検出する。混
合比検出装置１００は、図示上面がセンサ回路基板の設
置室３０１となっている樹脂製のセンサボディ３００内
に、光学式液体混合比センサであるセンサユニット１
と、被測定液体の測定室を形成する金属製ハウジング２
をインサート成形により一体的にモールドしてなる。
１実施例であるガソリン−アルコール混合燃料の混合比
検出装置１００を示し、混合燃料が流れるエンジンの燃
料供給路２００に装着され、燃料混合比を検出する。混
合比検出装置１００は、図示上面がセンサ回路基板の設
置室３０１となっている樹脂製のセンサボディ３００内
に、光学式液体混合比センサであるセンサユニット１
と、被測定液体の測定室を形成する金属製ハウジング２
をインサート成形により一体的にモールドしてなる。
【０００６】センサユニット１は、前記ハウジング２の
図示上部に、その下部が嵌め込まれた円筒状主体金具３
と、該主体金具３の先端（図示下端）部に融着ガラス４
１で融着されたプリズム４と、主体金具３内に嵌め込ま
れ、発光素子および受光素子を保持している円柱状ホル
ダ５とからなる。
図示上部に、その下部が嵌め込まれた円筒状主体金具３
と、該主体金具３の先端（図示下端）部に融着ガラス４
１で融着されたプリズム４と、主体金具３内に嵌め込ま
れ、発光素子および受光素子を保持している円柱状ホル
ダ５とからなる。
【０００７】ハウジング２はステンレス製で、有底円筒
状を呈するハウジング本体２０を備える。この本体２０
は、下面中心が円錐台状に下方に膨出した底２１と、円
筒状の胴２２とを有する。胴２２の下部には、燃料の流
入口２３と流出口２４とが開けられ、前記燃料供給路２
００を構成する燃料パイプ２０１、２０２の端部が差込
まれてろう付けされている。また胴２２の上部外周に
は、周溝２５が設けられている。ハウジング本体２０の
内部は前記流入口２３からガソリンとアルコールとの混
合燃料が流入し、前記流出口２４から流出する燃料溜
（測定室）Ｃとなっている。
状を呈するハウジング本体２０を備える。この本体２０
は、下面中心が円錐台状に下方に膨出した底２１と、円
筒状の胴２２とを有する。胴２２の下部には、燃料の流
入口２３と流出口２４とが開けられ、前記燃料供給路２
００を構成する燃料パイプ２０１、２０２の端部が差込
まれてろう付けされている。また胴２２の上部外周に
は、周溝２５が設けられている。ハウジング本体２０の
内部は前記流入口２３からガソリンとアルコールとの混
合燃料が流入し、前記流出口２４から流出する燃料溜
（測定室）Ｃとなっている。
【０００８】主体金具３は５０％Ｎｉ−Ｆｅ合金製であ
り、内周縁状に形成された下（先）端部３１と、やや径
小で前記ハウジングの胴２２に嵌め込まれた下部３２
と、径大の上部３３とからなっている。下端部３１の縁
部内周は、径小のプリズム融着壁３６となっており、下
部３２が前記ハウジング２の上部に嵌め込まれたとき下
端面は前記燃料溜Ｃに面するようになっている。
り、内周縁状に形成された下（先）端部３１と、やや径
小で前記ハウジングの胴２２に嵌め込まれた下部３２
と、径大の上部３３とからなっている。下端部３１の縁
部内周は、径小のプリズム融着壁３６となっており、下
部３２が前記ハウジング２の上部に嵌め込まれたとき下
端面は前記燃料溜Ｃに面するようになっている。
【０００９】プリズム４は、この実施例では円柱状の光
学ガラスからなり、前記プリズム融着壁３６との間に環
状融着ガラス４１により融着され、主体金具３に固着さ
れている。この融着は融着ガラスと光学ガラスの融点の
差を利用してなされ、この融着ガラス４１が固着手段で
あるとともに、隙間のシール手段となっている。この構
成により、プリズム４は主体金具の下部３２に位置し、
該下部３２の内周壁とプリズム外周壁との間には環状空
間４３が形成される。
学ガラスからなり、前記プリズム融着壁３６との間に環
状融着ガラス４１により融着され、主体金具３に固着さ
れている。この融着は融着ガラスと光学ガラスの融点の
差を利用してなされ、この融着ガラス４１が固着手段で
あるとともに、隙間のシール手段となっている。この構
成により、プリズム４は主体金具の下部３２に位置し、
該下部３２の内周壁とプリズム外周壁との間には環状空
間４３が形成される。
【００１０】円柱状ホルダ５は、この実施例では上下に
２分割された下側ホルダ６および上側ホルダ７からな
り、主体金具３内に収容され、主体金具の上端部をかし
めることにより固定されている。下側ホルダ６は、前記
環状空間４３に差し込まれた筒部６１と、その上端に設
けられたフランジ部６２とからなる。筒部６１の内周に
は、軸方向に素子基板を差込むためのＩ字状溝６３、６
４が対向して平行的に形成されている。上側ホルダ７
は、下面に凹所７１が設けられた円板状を呈し、前記Ｉ
字状溝６３、６４に対応する位置には多数のテーパー付
小穴７３が開けられリードピンの取り出し口となってい
る。
２分割された下側ホルダ６および上側ホルダ７からな
り、主体金具３内に収容され、主体金具の上端部をかし
めることにより固定されている。下側ホルダ６は、前記
環状空間４３に差し込まれた筒部６１と、その上端に設
けられたフランジ部６２とからなる。筒部６１の内周に
は、軸方向に素子基板を差込むためのＩ字状溝６３、６
４が対向して平行的に形成されている。上側ホルダ７
は、下面に凹所７１が設けられた円板状を呈し、前記Ｉ
字状溝６３、６４に対応する位置には多数のテーパー付
小穴７３が開けられリードピンの取り出し口となってい
る。
【００１１】前記Ｉ字状溝６３、６４には、それぞれ発
光素子、受光素子５１、５２が固着されるとともに、こ
れら素子のリードがプリントされたセラミック製帯板状
基板５３、５４が嵌め込まれている。これら基板５３、
５４の上端は前記凹所７１内へ突き出ており、この部分
でリードピン５５がろう付けされている。リードピン５
５は、前記小穴７３を挿通して上部に取り出されてお
り、前記凹所７１および穴７３内はエポキシ樹脂が充填
されている。
光素子、受光素子５１、５２が固着されるとともに、こ
れら素子のリードがプリントされたセラミック製帯板状
基板５３、５４が嵌め込まれている。これら基板５３、
５４の上端は前記凹所７１内へ突き出ており、この部分
でリードピン５５がろう付けされている。リードピン５
５は、前記小穴７３を挿通して上部に取り出されてお
り、前記凹所７１および穴７３内はエポキシ樹脂が充填
されている。
【００１２】この混合比センサは、図３に示す如く、前
記ハウジング２にセンサユニットの主体金具３の下部を
嵌め込んで、射出成形の金型８内にセットする。樹脂注
入口８１は、射出圧力による前記ハウジング２などの変
形を防止し、金型８内の樹脂の流れをスムーズにするた
め、ハウジング底２１の中心に対応する位置に設定す
る。この状態で射出成形機のノズル８２から樹脂を注入
する。
記ハウジング２にセンサユニットの主体金具３の下部を
嵌め込んで、射出成形の金型８内にセットする。樹脂注
入口８１は、射出圧力による前記ハウジング２などの変
形を防止し、金型８内の樹脂の流れをスムーズにするた
め、ハウジング底２１の中心に対応する位置に設定す
る。この状態で射出成形機のノズル８２から樹脂を注入
する。
【００１３】図４は、他の実施例を示す。この実施例で
は、ハウジング２と主体金具３との嵌合部に隙間９を形
成している。この隙間９は、射出成形圧力により、ハウ
ジングの筒２２が歪み、この歪みが主体金具３を圧縮
し、プリズム４または融着ガラス４１にひびが入ること
を防止する作用を有する。
は、ハウジング２と主体金具３との嵌合部に隙間９を形
成している。この隙間９は、射出成形圧力により、ハウ
ジングの筒２２が歪み、この歪みが主体金具３を圧縮
し、プリズム４または融着ガラス４１にひびが入ること
を防止する作用を有する。
【００１４】この発明においてハウジング２と同時にイ
ンサート成形されるのは、プリズム４が融着された主体
金具３のみであってもよく、この場合は円柱状ホルダ５
は後組付けになる。プリズム４は、透光性セラミック製
であってもよく、形状は半球状、円錐状などでもよい。
ンサート成形されるのは、プリズム４が融着された主体
金具３のみであってもよく、この場合は円柱状ホルダ５
は後組付けになる。プリズム４は、透光性セラミック製
であってもよく、形状は半球状、円錐状などでもよい。
【００１５】
【発明の効果】この発明の液体混合比検出装置は、測定
室ハウジングとプリズムを保持している主体金具とが射
出成形（インサート成形）によりセンサボディ内に同時
に一体成形できるので、頑丈で耐振性に優れるととも
に、生産性に優れる。またハウジング内周と主体金具と
の嵌合面に隙間を設けることにより、射出成形によるハ
ウジングの歪みがプリズムを破損することを防止でき
る。これによりハウジングの肉圧を薄くでき、軽量化お
よびコンパクト化が可能になり装着性に優れる。
室ハウジングとプリズムを保持している主体金具とが射
出成形（インサート成形）によりセンサボディ内に同時
に一体成形できるので、頑丈で耐振性に優れるととも
に、生産性に優れる。またハウジング内周と主体金具と
の嵌合面に隙間を設けることにより、射出成形によるハ
ウジングの歪みがプリズムを破損することを防止でき
る。これによりハウジングの肉圧を薄くでき、軽量化お
よびコンパクト化が可能になり装着性に優れる。
【図１】燃料混合比検出装置の縦断面図である。
【図２】図１の要部拡大図である。
【図３】燃料混合比検出装置の射出成形を示す概略図で
ある。
ある。
【図４】他の実施例の燃料混合比検出装置の射出成形を
示す概略図である。
示す概略図である。
１ センサユニット ２ 測定室ハウジング ３ 円筒状主体金具 ４ プリズム ５ 円柱状ホルダ ９ 隙間 ２０ ハウジング本体 ４１ 融着ガラス １００ 燃料混合比検出装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１２月３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
Claims (2)
- 【請求項１】 ２種以上の透光性の液体が混合した被測
定液体に接触した反射面を備えるプリズム、該プリズム
に光を照射する発光素子、および前記反射面での反射光
を検知する受光素子を組み合わせた光学式液体混合比検
出装置において、 被測定液体の測定室を形成する円筒状ハウジングに、前
記プリズムを内包した円筒状主体金具の該プリズム保持
部を嵌め込み、これをインサート成形により樹脂製ボテ
ィ内に一体にモールドしてなる液体混合比検出装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の混合比検出装置におい
て、 前記円筒状ハウジング内周と、主体金具のプリズム保持
部外周との間に、射出成形時の射出圧力によるハウジン
グの歪みを逃げる隙間を設けた構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP258391A JPH0579977A (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 液体混合比検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP258391A JPH0579977A (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 液体混合比検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579977A true JPH0579977A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=11533396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP258391A Pending JPH0579977A (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 液体混合比検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0579977A (ja) |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP258391A patent/JPH0579977A/ja active Pending
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