JPH0579603A - ボイラ制御装置及び制御方法 - Google Patents

ボイラ制御装置及び制御方法

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JPH0579603A
JPH0579603A JP23783091A JP23783091A JPH0579603A JP H0579603 A JPH0579603 A JP H0579603A JP 23783091 A JP23783091 A JP 23783091A JP 23783091 A JP23783091 A JP 23783091A JP H0579603 A JPH0579603 A JP H0579603A
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boiler
control signal
load
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JP23783091A
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Kazunori Ouchi
和紀 大内
Masahide Nomura
政英 野村
Akira Sugano
彰 菅野
Toru Kimura
木村  亨
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Hitachi Ltd
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ボイラ負荷設定器1,変化率制限器2,変化率
制限器出力よりボイラ先行制御信号を求める手段21,
先行制御継続期間を出力する手段22,変化率制限器出
力を補正する手段18,先行制御信号と補正された変化
率制限器出力の和を求める加算器3′,加算器出力より
ボイラ燃焼量を操作する燃焼量制御装置8よりなるボイ
ラ制御装置において、変化率制限器出力よりボイラ先行
制御信号を求める手段21は、微分器14と、微分器出
力を入力とし、微分器出力を補正する他の手段18′と
からなり、先行制御継続期間を出力する手段22は変化
率制限器2出力が負荷設定器1出力に達するむだ時間前
に先行制御継続期間を終了する。 【効果】ボイラ制御装置において、負荷設定値変更時に
おける主蒸気温度,主蒸気圧力など制御量の変動を最小
限に抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火力発電所のボイラ自動
制御装置、特に、ボイラとタービンを協調的に制御する
ボイラ・タービン協調制御方式において、燃料流量,空
気流量,給水流量などの先行制御を行い起動停止時にお
ける主蒸気温度変化,主蒸気圧力変化などを最小限に抑
制することのできるボイラの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ主蒸気温度の変化はタービンに熱
応力等の悪影響を与えるため、常に一定値となるように
制御されることが好ましい。しかし、実際には起動停止
時や負荷調整時に主蒸気温度は大きく変動する。このた
めボイラ燃焼量(燃料流量及び空気流量)の先行制御に
よりこれらを抑制することが行われる。すなわち、現時
点でボイラ静特性から要求される燃焼量の他に、さらに
ボイラの応答性や蓄熱容量など動特性をも考慮した燃焼
量をボイラに先行的に供給する。この先行制御を実施す
ることにより、負荷調整時における主蒸気温度変化は最
小限に抑制され、過渡時の応答性を一段と向上させるこ
とができる。また、ボイラ主蒸気圧力はボイラの破壊を
防止するため許容範囲内に保持することが必要である。
このため、ボイラ本体には安全弁が装備してあり、主蒸
気圧力が最高使用圧力をこえると蒸気を大気中に放出す
るようになっている。しかし、安全弁の作動は大きな熱
損失となるため安全弁を用いずに主蒸気圧力を許容範囲
内に保つことが必要となる。このため、ボイラへの給水
流量の先行制御により起動停止時や負荷調整時における
主蒸気圧力の変動を抑制することが行われる。以下、ボ
イラ燃焼量の先行制御技術を中心に従来技術を説明す
る。
【0003】代表的なボイラ制御装置、および、それに
用いられる先行制御技術に関する従来技術1を図1およ
び図2により説明する。図1は一般的なボイラ制御装置
を示した回路図である。同図において1は遠方の中央給
電指令所に設置される負荷設定器、2は変化率制限器、
3は加算器、4はタービン加減弁制御装置、5は主蒸気
圧力制御装置、6は主蒸気温度制御装置である。負荷設
定器1よりステップ関数として出力される負荷指令信号
は変化率制限器2によりランプ状信号に変換され、さら
に発電機出力11との偏差をとられる。さらにタービン
加減弁制御装置4によりこの偏差に応じたタービン加減
弁操作量を出力する。また、主蒸気圧力制御装置5及び
主蒸気温度制御装置6は、主蒸気圧力9及び主蒸気温度
10の各出力値をもとに給水量制御装置7,燃焼量(燃
料量及び空気量)制御装置8の各目標値(負荷変化に伴
い必要となる給水量及び燃焼量を補正)を出力する。さ
らに、給水量制御装置7及び燃焼量制御装置8はこの目
標値,変化率制限器2によりランプ状信号に変換された
負荷指令信号,給水量12,燃焼量13の各出力値をも
とに給水量操作装置及び燃焼量操作装置の各操作量を出
力する。この構成により、負荷設定器1の負荷設定値変
化に対しボイラはタービンとの協調をとるように制御さ
れる。
【0004】図2はこのようなボイラ・タービン協調制
御方式におけるボイラ燃焼量の先行制御方法を示した従
来技術1の一例回路である。同図において(a)は従来
の一例回路を、また(b)はその各部波形を示してい
る。次にその動作について説明する。まず、1は複数の
火力発電所を遠方より一括制御する中央給電指令所の負
荷設定器である。1の出力は同図b1に示すような矩形
状のものであるから変化率制限器2を介して任意の負荷
変化率の台形状信号を得る(b2)。14は微分回路で
ある。14の出力は2の出力を微分したものであるか
ら、同図b14に示すような負荷変化時間Tの矩形波と
なる。この矩形波は2の出力が変化している時間(t1
−t0)あるいは(t3−t2)、つまり、ボイラの負
荷指令変化時間を表している。2′は2と同様な負荷変
化率制限器で14の出力の変化率を設定する。この2′
の出力値がボイラ燃焼量の先行制御量として用いられ、
加算器3′で主蒸気温度制御装置の出力値と加算され
る。この制御により、主蒸気温度の変動が防止できる。
【0005】先行制御技術に関する従来技術2を図3に
より説明する。同図において(a)は従来の先行制御方
式の一例回路を、また(b)はその各部の波形を示して
いる。同図において、1は負荷設定器、2及び2′は変
化率制限器、15は乗算器、14は微分器である。1
6,16′及び16″は関数発生器であり、変化率制限
器2を介して得られる負荷の値に応じた関数値を出力す
る。負荷設定器1の出力(b1)は変化率制限器2で変
化率が制限され(b2)加算器3に与えられる。一方、制
限器2の出力値は微分器14及び関数発生器16〜1
6″に与えられる。微分器は同図b14のような変化期
間を出力する。乗算器15は関数発生器16と微分器1
4の出力値を乗算する。乗算器出力は変化率制限器2′
で変化率を制限され、先行制御信号となる。変化率制限
器2′の変化率は、関数発生器16′及び16″によ
り、負荷の大きさが大なるほど負荷変化期間経過後の継
続時間を短く制限される。同図b2′は負荷大の場合及
び負荷小の場合の先行制御信号である。この制御によ
り、負荷の大小にかかわらず主蒸気温度の変動が防止で
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1によれば、
先行制御を行うことにより負荷増時あるいは負荷減時の
過渡時における主蒸気温度を最小限に抑制することがで
きる。さらに、従来技術2によれば、負荷指令の大きさ
に応じて先行制御の継続時間が変えられるので、どのよ
うな負荷領域でも負荷変動に対する主蒸気温度を抑制す
ることができる。しかし、両技術ともその調整(従来技
術1では変化率制限器2′の変化率設定。従来技術2で
は関数発生器16〜16″の設定。)は現場での調整員
の経験に大きく依存するものであり最適とは言い難い。
また、これらの調整は現場における調整員の大きな負担
となる。
【0007】本発明の目的は、プラント(例えば燃焼量
を操作量とする主蒸気温度系)の動特性試験時に得られ
るプラントモデルから逆モデルを導出し、この逆モデル
をもとに先行制御信号を発生させること及び先行制御継
続時間の最適化により、最適な先行制御信号を得ると共
に、調整の必要の無い先行制御装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボイラ負荷設
定器、前記ボイラ負荷設定器出力変更の際にこの出力を
時間の経過と共に変化する信号とするための変化率制限
器、前記変化率制限器出力より前記ボイラの先行制御信
号を求める手段、前記先行制御信号が前記ボイラに与え
られる先行制御信号継続期間を出力する手段、前記変化
率制限器出力を補正する手段、前記先行制御信号と前記
補正された変化率制限器出力とよりその和を求める加算
器、前記加算器出力によりボラの燃焼量(あるいは給水
量)を操作する燃焼量(あるいは給水量)操作装置より
なるボイラ制御装置において、前記ボイラの先行制御信
号を求める手段は、前記負荷変化率制限器出力が変化を
持続している期間を検出する第一の手段と、第一の手段
の出力を入力とし、第一の手段の出力を補正する第二の
手段とよりなり、前記先行制御信号継続期間を出力する
手段は、前記変化率制限器出力が前記負荷設定器出力に
達するボイラ応答特性のむだ時間前に先行制御信号継続
期間を終了することにより達成される。
【0009】
【作用】以上の構成をとることにより、ボイラ制御装置
において負荷設定値変更時に主蒸気温度及び主蒸気圧力
の変動を最小限に抑制する作用がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例1を図4から図7を用
いて説明する。
【0011】図4は本発明に依るボイラ制御装置の先行
制御方法を示した回路図、図5は本発明に依るボイラ制
御装置の先行制御方法における各部波形図、図6は本発
明に依るボイラ制御装置先行制御方法シミュレーション
に用いた回路図、図7は本発明による制御装置先行制御
方法のシミュレーション結果を示した図である。
【0012】図4において、1から13の各装置は図1
に示したボイラ制御装置におけるものと同様である。ま
た、14は微分器、18′は微分器14の出力にある倍
率を乗じる倍率器、15は乗算器であり、これらは先行
制御信号発生器21を構成する。さらに、15′は乗算
器、19は常時ある定数を出力する定数発生器、17及
び17′は減算器、20はその入力が正の時1を負の時
0を出力するスイッチであり、これらは先行制御継続時
間発生器22を構成する。18はその入力にある倍率を
乗じる倍率器である。
【0013】次にその動作について説明する。最初に、
先行制御信号発生器21の動作について説明する。負荷
設定器1は、図5の1に示したようにステップ状の負荷
指令信号を発生する。次に、負荷設定器1の出力を入力
とし変化率制限器2より変化率を制限された負荷指令信
号(図5の2)が出力される。変化率制限器2の出力は
タービン加減弁制御装置4に与えられ、発電機出力と比
較のうえタービン加減弁を制御する。また、変化率制限
器2出力は加算器3において主蒸気圧力制御装置5の出
力と加算され、主蒸気圧力を制御する。一方、変化率制
限器2出力は微分器14に与えられる。微分器14は図
5の14のような変化期間を出力する。さらに、微分器
14の出力は倍率器18′によりゲインを補正された
後、乗算器15に与えられる。乗算器15は、先行制御
継続時間のみ1を発生する先行制御継続時間設定器22
中のスイッチ20の出力(図5の20)とゲイン補正さ
れた微分器出力とを乗算し、その出力は先行制御信号と
して加算器3′に加算される。
【0014】次に、先行制御継続時間設定器22の動作
について説明する。先行制御継続時間設定器22は負荷
設定器1より負荷指令信号が出力された後、先行制御を
継続する期間のみ1を出力し、負荷増あるいは負荷減期
間の終了する時刻(図5,t1あるいはt4)の任意時
間前(図5,t5あるいはt6)に0を出力し先行制御
を終了する機能を持つ。先行制御を終了する時刻は、負
荷増あるいは負荷減期間の終了する時刻の何分前(図
5,T2)かを指定し定数設定器19に設定する。乗算
器15′は定数設定器19の出力と変化率設定器2の変
化率設定値とを乗算し、減算器17に与える。減算器1
7は負荷設定器1の出力から乗算器15′の出力を減
じ、先行制御を終了する負荷を算出して出力する。減算
器17′は減算器17の出力から変化率設定器2の出力
を減じて出力する。スイッチ20はその入力である減算
器17′出力が正の時1を負の時0を出力するスイッチ
であり、先行制御を終了する負荷に達した時点で0を出
力する。
【0015】次に、倍率器18,18′及び定数発生器
19の設定方法を図6により説明する。図6は主蒸気温
度を比例積分(PI)制御する系に負荷指令信号による
燃焼量が先行的に加えられる場合を示したものである。
同図において、24はラプラス変換された制御対象の伝
達関数であり、操作量、すなわち、燃焼量に対する主蒸
気温度の応答を表す。25は同じくラプラス変換された
制御対象の伝達関数であり、外乱、すなわち、負荷変更
に対する主蒸気温度の応答を表す。今、変化率制限器2
を介した負荷指令値をラプラス変換した値をDで表し、
18,21及び22を表す伝達関数をまとめラプラス変
換しFで表すとき、伝達関数Fは次式を満足するように
導出するのが望ましい。
【0016】
【数1】
【0017】したがって、数1より関数Fは次式のよう
に求められる。
【0018】
【数2】
【0019】今、24及び25で表される伝達関数がそ
れぞれ数3及び数4のように表されるとき、数2は数5
で表される。
【0020】
【数3】
【0021】
【数4】
【0022】
【数5】
【0023】ここに、数3は制御対象を一次遅れ+むだ
時間系で近似することを示し、Kは係数、Tは時定数、
Lはむだ時間、sはラプラス演算子を表す。さらに、数
5は近似的に次式で表される。
【0024】
【数6】
【0025】したがって、数6で表される伝達関数Fを
実現するためには、倍率器18は1/K、倍率器18′
は(T+L)/Kのように設定すれば良いことが分か
る。ここで問題となるのは制御対象の伝達関数の導出、
すなわち数3の導出であるが、これはステップ応答法な
ど従来手法により達成できる。
【0026】次に、定数発生器19の設定方法、すなわ
ち先行制御継続時間の設定であるが、これは負荷変化期
間終了時刻のむだ時間L前に数6中の微分を含む項を0
とすると良いことがシミュレーションにより明らかにな
った。これにより、定数発生器19はむだ時間Lと設定
すれば良いことが分かる。
【0027】本発明によるボイラ制御装置の先行制御方
法のシミュレーション結果を図7に示した。(a)はP
I制御のみによる主蒸気温度変動のシミュレーション結
果を、(b)はPI制御に加え数6で表される先行制御
を行った場合における主蒸気温度変動のシミュレーショ
ン結果を、(c)はPI制御に加え数6で表される先行
制御を行い、さらに負荷変化期間終了時刻のむだ時間L
前に数6中の微分を含む項を0とした場合の主蒸気温度
変動のシミュレーション結果を示したものである。全図
を通し、横軸は時間を、縦軸は負荷指令(A)、燃焼量
(B)及び主蒸気温度(C)の各値を示している。図
(a)よりPI制御のみの場合、負荷変化期間開始時及
び負荷変化期間終了時において主蒸気温度が大きく変動
することが分かる。また、図(b)よりPI制御に加え
数6で表される先行制御を行った場合には、負荷変化期
間開始時及び負荷変化期間終了時における主蒸気温度変
動は図(a)に比較して低減されることが分かる。さら
に、図(c)よりPI制御に加え数6で表される先行制
御を行い、負荷変化期間終了時刻のむだ時間L前に数6
中の微分を含む項を0とした場合、主蒸気温度変動は図
(a)及び(b)に比較し大幅に低減されることが分か
る。
【0028】以上、実施例1に示したボイラ制御方式に
よれば、負荷変化時における主蒸気温度変動を大幅に抑
制することができる。
【0029】次に、図8及び図9により本発明の実施例
2について説明する。図8は本発明に依るボイラ制御装
置の別の先行制御方法を示した回路図、図9は本発明に
依るボイラ制御装置の別の先行制御方法における各部波
形図を示したものである。
【0030】図8において、163及び164は負荷の
大きさに応じた信号を出力する関数発生器である。
【0031】実施例1に示したように、倍率器18及び
18′の倍率はステップ応答法等の方法により求めた制
御対象の伝達関数から求められる。しかし、制御対象の
伝達関数中の係数K,T及びLは負荷の高低により変化
する。このため、これを定数とし固定した場合、全ての
負荷領域で十分な制御性を得ることは困難である。そこ
で、本例では関数発生器163及び164により負荷指
令信号の高低に応じ倍率器18及び18′の倍率を補正
し(図9)全ての負荷領域で十分な制御性を確保した例
である。
【0032】次に、図10により本発明の実施例3につ
いて説明する。図10は本発明に依るボイラ制御装置の
さらに別の先行制御方法における先行制御信号発生器を
示したものである。本例において、14は微分器、1
5′,15″及び15′′′は乗算器、18′及び1
8″は倍率器、164及び164′は関数発生器、2
7,27′は信号制限器であり、27は入力が正の時の
み、27′は入力が負の時のみその入力をそのまま出力
する。実施例2に示したように、制御対象の伝達関数中
の係数K,T及びLは負荷の高低により変化する。さら
に、これらの係数は負荷上げ時と負荷下げ時では異なる
場合がある。そこで、本例では関数発生器164及び16
4′により負荷上げ時と負荷下げ時で別々に、負荷指令
信号の高低に応じ倍率器18′及び18″の倍率を補正
し全ての負荷領域で十分な制御性を確保した例である。
また、図10に示した回路と同様の方法により図4及び
図8中に示した倍率器18の倍率も負荷上げ時と負荷下
げ時で別々に補正できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、負荷変化時における主
蒸気温度変動を大幅に抑制することができる。また、本
先行制御方法は主蒸気温度制御のみならず蒸気圧力制
御,空燃費制御等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なボイラ制御装置を示したブロック図。
【図2】(a)ボイラ制御装置における従来の先行制御方
法を示した回路図、及び(b)その各部波形図。
【図3】ボイラ制御装置における従来の別の先行制御方
法を示した回路図、及び(b)その各部波形図。
【図4】本発明に依るボイラ制御装置の先行制御方法を
示した回路図。
【図5】本発明に依るボイラ制御装置の先行制御方法に
おける各部波形図。
【図6】本発明に依るボイラ制御装置先行制御方法シミ
ュレーションに用いた回路図。
【図7】本発明による制御装置先行制御方法のシミュレ
ーション結果を示した説明図。
【図8】本発明に依る別のボイラ制御装置の先行制御方
法を示した回路図。
【図9】本発明に依るボイラ制御装置の別の先行制御方
法における各部波形図。
【図10】本発明にさらに依る別のボイラ制御装置の先
行制御方法を示した回路図。
【符号の説明】
1…負荷設定器、2…変化率制限器、3…加算器、4…
タービン加減弁制御装置、5…主蒸気圧力制御装置、6
…主蒸気温度制御装置、7…給水量制御装置、8…燃焼
量制御装置、9…主蒸気圧力、10…主蒸気温度、11
…発電機出力、12…給水量、13…燃焼量、14…微
分器、15…乗算器、16,163,164…関数発生
器、17…減算器、18…倍率器、19…定数発生器、
20…スイッチ、21…先行制御信号発生器、22…先
行制御継続時間設定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 亨 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラ負荷設定器、前記ボイラ負荷設定器
    の出力変更の際にこの出力を時間の経過と共に変化する
    信号とするための変化率制限器、前記変化率制限器の出
    力より前記ボイラの先行制御信号を求める手段、前記先
    行制御信号が前記ボイラに与えられる先行制御信号継続
    期間を出力する手段、前記変化率制限器出力を補正する
    手段、前記先行制御信号と前記補正された変化率制限器
    出力とよりその和を求める加算器、前記加算器の出力に
    よりボイラの操作量を操作する制御装置よりなるボイラ
    制御装置において、前記ボイラの先行制御信号を求める
    手段は、前記負荷変化率制限器出力が変化を持続してい
    る期間を検出する第一の手段と、前記第一の手段の出力
    を入力とし、前記第一の手段の出力を補正する第二の手
    段とよりなり、前記先行制御信号の継続期間を出力する
    手段は、前記変化率制限器の出力が前記負荷設定器出力
    に達する任意時間前に先行制御信号継続期間を終了する
    ことを特徴とするボイラの制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ボイラの先行制御
    信号を求める手段は、前記負荷変化率制限器出力が変化
    を持続している期間を検出する第一の手段と、前記第一
    の手段の出力を入力とし、前記第一の手段の出力を補正
    する第二の手段とよりなり、前記先行制御信号の継続期
    間を出力する手段は、前記変化率制限器の出力が前記負
    荷設定器出力に達するボイラ応答特性のむだ時間前に先
    行制御信号継続期間を終了するボイラの制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記変化率制限器の出
    力を補正する手段及び、前記第一の手段の出力を補正す
    る前記第二の手段の出力を負荷に応じて補正する手段を
    設けたボイラの制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記ボイラの先行制御
    信号を求める手段は、前記負荷変化率制限器の出力が変
    化を持続している期間を検出する第一の手段と、前記第
    一の手段の出力を入力とし、前記第一の手段の出力を補
    正する第二の手段とよりなり、前記第二の手段は負荷上
    昇時と負荷下降時で異なる補正を行うボイラの制御装
    置。
  5. 【請求項5】ボイラ負荷設定器、前記ボイラ負荷設定器
    出力変更の際にこの出力を時間の経過と共に変化する信
    号とするための変化率制限器、前記変化率制限器出力よ
    り前記ボイラの先行制御信号を求める手段、前記先行制
    御信号が前記ボイラに与えられる先行制御信号継続期間
    を出力する手段、前記変化率制限器出力を補正する手
    段、前記先行制御信号と前記補正された変化率制限器出
    力とよりその和を求める加算器、前記加算器出力により
    ボイラの操作量を操作する制御装置よりなるボイラ制御
    装置において、前記ボイラの先行制御信号を求める手段
    は、前記負荷変化率制限器出力が変化を持続している期
    間を検出する第一の手段と、前記第一の手段の出力を入
    力とし、前記第一の手段の出力を補正する第二の手段と
    よりなり、前記先行制御信号の継続期間を出力する手段
    は、前記変化率制限器の出力が前記負荷設定器の出力に
    達する任意時間前に先行制御信号継続期間を終了するこ
    とを特徴とするボイラの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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