JPH057949Y2 - - Google Patents

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JPH057949Y2
JPH057949Y2 JP1988127056U JP12705688U JPH057949Y2 JP H057949 Y2 JPH057949 Y2 JP H057949Y2 JP 1988127056 U JP1988127056 U JP 1988127056U JP 12705688 U JP12705688 U JP 12705688U JP H057949 Y2 JPH057949 Y2 JP H057949Y2
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は理美容用等として使用され、被施術者
の後頭部を支持してこれを安ませることができる
ヘッドレストを、昇降可能に支持すると共に、背
凭れを後方に伏倒させて洗髪等を行う際には、ヘ
ツドレストを背凭れ後方に伏倒できる椅子のヘツ
ドレスト装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のヘツドレストを背凭れ後方に伏
倒できる椅子としては、実公昭56−43085号公報
記載の椅子、特に理美容椅子に於ける枕構造が知
られている。
この枕構造は、背凭れ背部の左右に固定された
ブラケツトに回動軸の両端を回動、且つ軸方向に
摺動可能に軸承させ、この回動軸の外周部には一
方のブラケツトとの間に弾発コイルばねを架設
し、その付勢によつて回動軸に固定された係止杆
を他方のブラケツトの係止用溝に係入させるよう
にし、この回動軸に枕を取付けたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の枕構造は、回動軸を軸承するブラケツト
が直接に背凭れ背部に固定されているため、枕は
背凭れに対して、上下することができなかつた。
しかし、理美容椅子に腰掛ける被施術者の座高
はさまざまであり、又腰掛け方によつても被施術
者の頭の高さ位置は変つて来るのに対し、枕の位
置が上下に調節できないので、ヘツドレストとし
ての機能を完全に果すことはできなかつた。
又、その回動軸に弾発コイルばねが嵌装されて
いるので、弾発コイルばねが外面に露出してい
る。
従つて、弾発コイルばねとブラケツト、或いは
回動軸のばね受部との間に被施術者の髪を挟み込
んで、これを抜毛し、或いは施術者の指を挟み込
む等で痛い思いをさせる欠点がある。
本考案は、従来のこのような枕構造の問題点を
解消するためのもので、ヘツドレストを上下に調
節可能として、被施術者の頭の位置にヘツドレス
トを合せることを可能にすると共に、被施術者の
髪や施術者の指を挟み込むおそれのない椅子のヘ
ツドレスト装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記目的を達成するために、背凭れ
に設けたガイド枠に昇降可能に挿入され、該ガイ
ド枠に設けた係止手段によつて係止される昇降板
を設け、該昇降板の上端に水平方向の軸杆を固定
し、該軸杆の一端に回転自在に回動筒を嵌合する
と共に、該回動筒には、ヘツドレストの一方の支
板を固定し、且つ回動筒と軸杆との間の内部にス
プリングを介在させ、前記軸杆の他端に回転自在
に係止筒を嵌合すると共に、該係止筒には、ヘツ
ドレストの他方の支板を固定し、且つ係止筒と軸
杆との間に、その回動位置を係止する係止手段を
設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の椅子のヘツドレスト装置は、昇降板を
ガイド枠に対して上下し、係止手段によつてその
位置に係止することで、ヘツドレストの上下位置
を調節する。
そして、ヘツドレストをスプリングの付勢に抗
して押すことにより係止筒と軸杆との間の係止手
段による回動係止を解除し、ヘツドレストの起伏
を行い、その後スプリングの付勢によつて係止手
段を係合させ、ヘツドレストを起伏した位置に係
止するものである。
前記の付勢を行うスプリングは、回動筒と軸杆
との間の内部に収容されているので、外面には露
呈せず、髪や指を挟むおそれがないと共に、これ
に髪のくずや塵埃の付着による作動不良を来すお
それもないものである。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の実施の一例を、第1図〜第3図
について説明する。
1は理美容椅子の背凭れで、その背面にはガイ
ド枠2が内蔵されており、その内部に昇降板3が
上下動可能に挿通され、その上端には軸杆4が固
定されている。
前記ガイド枠2に固定されているブラケツト5
には、一端を昇降板3の一列に穿設されている複
数の係合孔3aに係合可能な係合爪6aとした係
合片6が軸支され、その押圧部6bとブラケツト
5の支片5aとの間にスプリング7が装架されて
いる。
前記の押圧部6bは、背凭れ1の背面から押圧
可能で、押圧部6bが押圧されていない時は、ス
プリング7の付勢によつて、係合爪6aが係合孔
3aに係入し、昇降板3の下降を防止している。
軸杆4の一端には、ヘツドレスト8の一方の支
板9が固着されると共に、頭部10を螺合した回
動筒11が回動可能に嵌合され、軸杆4の軸心孔
4aと頭部10との間にはスプリング12が装架
されており、従つてこのスプリング12は外部に
露呈していない。
軸杆4の他方の端面にはピン13が立設され、
該ピン13に嵌合する孔14aが2ケ所に穿設さ
れている頭部14を螺合し、回転止めピン15で
頭部14の回転を阻止し、且つヘツドレスト8の
他方の支板16を固着した係止筒17が軸杆4の
他端に、回動自在に嵌合されている。
そして、支板9と支板16は連結板18で連結
され、支板9,16の上部と連結板18はヘツド
レスト8で覆われている。
従つて、スプリング12の付勢力によつて、頭
部10を介して支板9、回動筒11は外方に押さ
れ、支板16は連結板18を介して内方に押され
るため、頭部14の孔14aがピン13に係合す
る方向に押されることゝなる。
このヘツドレスト装置は、ヘツドレスト8を持
つて昇降板3を引き上げると、係合孔3aがスプ
リング7の付勢に抗して係合片6の係合爪6aか
ら抜脱しながら引き上げることができる。
そして、ヘツドレスト8の引き上げを中止して
ヘツドレスト8を押し下げると、スプリング7の
付勢によつて係合爪6aが係合孔3aに係入し、
その高さにヘツドレスト8は保たれる。
又、押圧部6bをスプリング7の付勢に抗して
押すと、係合爪6aが係合孔3aから抜脱して、
昇降板3は下降可能となるので、ヘツドレスト8
を押し下げて、これを下降することができる。
一方、ヘツドレスト8は、ピン13が一方の孔
14aに係入して第1図実線の状態にあると、背
凭れ1の前面の延長上より僅かに前に前面が位置
し、被施術者の頭部を支承することができる。
この状態で、支板9の側からヘツドレスト8を
支板16の側に向つて、スプリング12の付勢に
抗して押すと、孔14aがピン13から抜脱する
ので、ヘツドレスト8は軸杆4を中心として、第
1図点線の位置に回動することができる。
従つて、背凭れ1を後方に伏倒し、被施術者の
後頭部を洗髪ボールに支承させて洗髪を行う際に
ヘツドレスト8をこの位置に回動、退避させれば
ヘツドレスト8が邪魔になることはない。
洗髪の終了後、再びヘツドレスト8を前記と同
様に側方に押しながら、第1図の実線位置に回動
すれば、スプリング12の付勢でピン13が孔1
4aに係入し、ヘツドレスト8はその位置に保持
されるものである。
軸杆4に対するヘツドレスト8の回動の係止を
このようにして行わさせる機構では、この係止手
段が露呈しないため、係止手段に指や髪を挟む心
配がなくなる。
次に、本考案のヘツドレスト8の係止手段の他
の実施例を第4図、第5図について説明するが、
この係止手段以外の部分は、前実施例と同一であ
る。
この実施例においては、軸杆4の他端部には、
2つの平行な面4c,4dが刻設されている。
そして、他方の支板16を固着して、軸杆4上
を回転できる係止筒20には、前記面4c,4d
に嵌まりこむピン21が貫通されている。
前実施例と同様に、ヘツドレスト8をスプリン
グ12の付勢に抗して側方に押すと、ピン21は
面4c、又は4dから退避する方向に移動するの
で、ヘツドレスト8は軸杆4に対して回動可能と
なる。
そこで、ヘツドレスト8を回動して、側方への
押圧を中止すれば、スプリング12の付勢でヘツ
ドレスト8は側方に戻り、ピン21は面4c、又
は4dに係止された状態となる。
このピン21が面4cで係止された時、ヘツド
レスト8は第1図の実線位置、面4dで係止され
た時は、同図点線位置となり、その作用効果は前
実施例と変る所はない。
第6図、第7図に示す他の係止手段は、軸杆4
の他端に軸心孔4fを穿設し、これに支板16を
ボルト22と座金23で角軸部24aに止着した
軸片24の軸部24bを回動自在に挿入する。
この軸部24bにピン25を立設し、これを軸
心孔4fに形成した窪部4gに、スプリング12
の付勢により系入されるもので、この実施例にお
いては、この係止手段が露呈する以外には、各実
施例と同一の作用、効果を生ずる。
更に、この係止手段は、第8図のように、軸杆
4の凹凸端部4hと、支板16に取付けられた係
止筒26の凹凸端部26aとの係合とで形成する
こともできる。
〔考案の効果〕
本考案は叙上のように、ヘツドレストの高さを
上下に調節できるため、ひげ剃りや顔面のマツサ
ージ、化粧等に際して、被施術者の頭の高さに合
わせ、これを支承させることができる。
従つて、これ等の施術に際し、頭を動かさない
ようにするための被施術者の頭の疲労、頭が動く
ための作業者の作業のやりにくさを解消できる。
そして、ヘツドレストは側方に押すことによつ
て、前記の頭を支承する位置と、背凭れ背面に伏
倒した退避位置とに転換できるため、背凭れを伏
倒させ、洗髪する際に、この退避位置とすれば被
施術者の後頭部を支障なく洗髪ボールで支えさせ
ることができる。
しかも、ヘツドレストが側方に付勢して係止手
段を係止状態とするスプリングは軸杆と回動筒内
に収容されていて露呈してないので、側方への移
動、戻りに際し、髪や指を挟み込む心配がない等
の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
はその軸杆部分の正面図、第3図はその側面図、
第4図は係止手段の他の実施例の正面からの断面
図、第5図はその側面からの断面図、第6図は係
止手段の更に他の実施例の正面図、第7図はその
側面図、第8図は更に他の係止手段の実施例の側
面図である。 1……背凭れ、2……ガイド枠、3……昇降
板、3a……係止孔、4……軸杆、4a,4b…
…平行な面、4g……窪部、6……係合片、6a
……係合爪、7……スプリング、8……ヘツドレ
スト、9,16……支板、11……回動筒、12
……スプリング、13……ピン、14a……孔、
17,20……係止筒、21……ピン、24……
軸片、25……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 背凭れに設けたガイド枠に昇降可能に挿入さ
    れ、該ガイド枠に設けた係止手段によつて係止さ
    れる昇降板を設け、該昇降板の上端に水平方向の
    軸杆を固定し、該軸杆の一端に回転自在に回動筒
    を嵌合すると共に、該回動筒には、ヘツドレスト
    の一方の支板を固定し、且つ回動筒と軸杆との間
    の内部にスプリングを介在させ、前記軸杆の他端
    に回転自在に係止筒を嵌合すると共に、該係止筒
    には、ヘツドレストの他方の支板を固定し、且つ
    係止筒と軸杆との間に、その回動位置を係止する
    係止手段を設けたことを特徴とする椅子のヘツド
    レスト装置。
JP1988127056U 1988-09-30 1988-09-30 Expired - Lifetime JPH057949Y2 (ja)

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JP1988127056U JPH057949Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30

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JPH0250240U JPH0250240U (ja) 1990-04-09
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