JP5669772B2 - 髪巻き込み防止クッション - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑み、幼児座席に装着して幼児の髪を背もたれ部と支持脚との間に巻き込むのを防止できる髪巻き込み防止クッションを提供することを目的としている。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、座席本体6の背もたれ部7にヘッドレスト9が支持脚10を介して取り付けられた幼児座席11に装着される髪巻き込み防止クッションであって、
背もたれ部7の上部から支持脚10に亘ってその前面側を覆うクッション本体3と、クッション本体3から突出されていてクッション本体3を背もたれ部7及び支持脚10の前面側に保持すべく支持脚10又は背もたれ部7に装着される装着部材4とを備えている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記左右の連結帯体37,38の突出端側に、背もたれ部7の上部に後方突設されたヘッドレスト固定用の固定具28に外嵌して引っ掛けることが可能な長孔43,44が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記左右連結帯体37,38の突出端側に互いに接着される第1面ファスナー53と第2面ファスナー54とがそれぞれ設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記左右連結帯体37,38のうちの一方の連結帯
体の突出端側に第3面ファスナー59が設けられ、前記中間連結体39の突出端側に、前記第3面ファスナー59に着脱自在に接着される第4面ファスナー60が設けられている点にある。
図1〜図6は本発明の第1実施形態を示している。図1〜図6において、髪巻き込み防止クッション1は、座席本体6の背もたれ部7にヘッドレスト9が支持脚10を介して取り付けられた幼児座席11に装着されるクッションであって、背もたれ部7の上部から支持脚10に亘ってその前面側を覆うクッション本体3と、クッション本体3から突出されていてクッション本体3を背もたれ部7及び支持脚10の前面側に保持すべく支持脚10又は背もたれ部7に装着される装着部材4とを備えている。
支持脚10に長孔21が上下方向に設けられると共に支持脚10の背面側に左右一対の凹凸列22が上下方向に設けられ、弾性支持片19に凹凸列22に係脱自在に係合する左右一対の係合部23が設けられている。保持筒部17の前壁に弾性支持片19に対向して開口孔25が設けられ、開口孔25を塞ぐ蓋体26が設けられている。
図1及び図2において、クッション本体3は、円形状に形成され、柔軟性及びクッション性を有するスポンジ等を内蔵していて布等の柔軟な生地で覆われており、その前面側には人の顔等のキャラクターが施されて幼児の興味を起こさせるようになっている。
左右連結帯体37,38のうちの一方の連結帯体37の突出端側に、ボタン45が設けられ、ボタン45は一方の連結帯体37の前面側であって長孔43よりも基部側に配置されている。一方の連結帯体37の長孔43は、固定具28に外嵌して引っ掛けることが可能であると共にボタン45を挿入して係止することが可能に構成されている。
而して、図4及び図5に示すように、左右の連結帯体37,38を、支持脚10の左右外側を通して支持脚10の背面側に取り出し、支持脚10の背面側で、左右の連結帯体37,38の突出端側の長孔43,44を固定具28に外嵌して引っ掛けることにより、左右の連結帯体37,38の突出端側が背もたれ部7(又は支持脚10)の背面側に着脱自在に連結可能とされている。
前記中間連結体39の突出端側に長孔47が突出方向に間隔をおいて複数(図例では2つ)設けられている。これら長孔47は中間連結体39に切り込みにより幅方向に形成され、背もたれ部7の上部に後方突設された固定具28に外嵌して引っ掛けることが可能になっている。
上記第1実施形態によれば、髪巻き込み防止クッション1を幼児座席11に装着する場合、クッション本体3を背もたれ部7の上部から支持脚10に亘ってその前面側を覆うように配置し、この状態で、図4に示すように、左右の連結帯体37,38を、支持脚10の左右外側を通して支持脚10の背面側に取り出し、支持脚10の背面側で、左右の連結帯体37,38の突出端側の長孔43,44を固定具28に外嵌して引っ掛ける。また、中間連結体39を、支持脚10の開口窓15を通して支持脚10の背面側に取り出し、支持脚10の背面側で、中間連結体39の突出端側のいずれかの長孔47を固定具28に外嵌して引っ掛ければよい。なお、このとき、図4に示すように、中間連結体39の突出端側を左右の連結帯体37,38の突出端側よりも背面側に配置しておくことにより、その後にヘッドレスト9を高さ調整する際に、中間連結体39のみを固定具28から取り外せば、ヘッドレスト9を高さ調整することが可能になり、ヘッドレスト9を高さ調整する際に左右の連結帯体37,38を固定具28から取り外す手間が省けて便利である。
また、図6に示すように、ヘッドレスト固定用の固定具28が背もたれ部7の上部に後方突設されていないような場合等には、髪巻き込み防止クッション1を幼児座席11に装着するには、クッション本体3を背もたれ部7の上部から支持脚10に亘ってその前面側を覆うように配置し、この状態で、中間連結体39を使用せずにクッション本体3側に残したままにし、左右の連結帯体37,38を、支持脚10の左右外側を通して支持脚10の背面側に取り出し、支持脚10の背面側で、一方の連結帯体37の突出端側を、他方の連結帯体38の長孔44に挿通して折り返しその折り返した突出端側の長孔43にボタン45を挿入して係止すればよい。
従って、図4〜図6に示すように、装着部材4を支持脚10又は背もたれ部7に装着して、クッション本体3を背もたれ部7及び支持脚10の前面側に保持しておけば、幼児を座席本体6に乗せると、幼児の首等がクッション本体3に前側から当たり、幼児の首等をクッション本体3でソフトに受けることができる。しかも、クッション本体3が背もたれ部7の上部から支持脚10に亘ってその前面側を覆うため、幼児の髪が背もたれ部7とヘッドレスト9の支持脚10との間に巻き込むのを、クッション本体3で確実に防止することができる。
図13は第3実施形態を示し、左右の連結帯体37,38と連結帯体37,38間の基部連結体41とを一体に有する左右方向に長い1本の帯状部材51が具備され、帯状部材
51の基部連結体41が縫着等によりクッション本体3の裏面側に取り付けられている。帯状部材51の基部連結体41から中間連結体39が上方に突設されている。
而して、左右の連結帯体37,38を、支持脚10の左右外側を通して支持脚10の背面側に取り出し、支持脚10の背面側で、左右の連結帯体37,38の突出端側同士を第1面ファスナー53と第2面ファスナー54とを介して接着することにより、左右の連結帯体37,38の突出端側同士が支持脚10(又は背もたれ部7)の背面側で着脱自在に連結可能とされている。
第3実施形態の場合と同様に、一方の連結帯体37の突出端側の裏面側に第1面ファスナー53が縫着等により設けられ、他方の連結帯体38の突出端側の表面側に、第1面ファスナー53に着脱自在に接着される第2面ファスナー54が縫着等により設けられている。また、中間連結体39は省略されている。
クッション本体3の上下方向の中央部にその左右両端から左右一対の連結帯体37,38がそれぞれ左右方向外方に突出されている。左右連結帯体37,38のうちの一方の連結帯体37の突出端側の表面側に第1面ファスナー53が縫着等により設けられ、他方の連結帯体38の裏面側に第1面ファスナー53に着脱自在に接着される第2面ファスナー54が縫着等により設けられている。また、他方の連結帯体38の突出端側の表面側に第3面ファスナー59が縫着等により設けられている。
而して、装着部材4は左右の連結帯体37,38と中間連結体39とで構成され、左右の連結帯体37,38を、支持脚10の左右外側を通して支持脚10の背面側に取り出し、支持脚10の背面側で、左右の連結帯体37,38の突出端側同士を第1面ファスナー53と第2面ファスナー54とを介して接着することにより、左右の連結帯体37,38の突出端側同士が支持脚10(又は背もたれ部7)の背面側で着脱自在に連結可能とされている。また、中間連結体39を、支持脚10の開口窓15を通して支持脚10の背面側に取り出し、中間連結体39の突出端側を第3面ファスナー59と第4面ファスナー60とを介して他方の連結帯体38の突出端側に接着することにより、中間連結体39の突出端側が他方の連結帯体38の突出端側に連結可能とされている。
なお、髪巻き込み防止クッション1が装着される幼児座席11は、自転車に取り付けられる自転車用幼児座席に限定されず、幼児が座るための幼児座席であればよい。また、幼児座席11は、ヘッドレスト9が支持脚10を介して上方突出するように取り付けられていればよく、ヘッドレスト9が座席本体6の背もたれ部7に上下調整自在に取り付けられていなくてもよい。
4を左右の連結帯体37,38で構成するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、クッション本体3を背もたれ部7及び支持脚10の前面側に保持すべく支持脚10又は背もたれ部7に装着される装着部材4は、左右の連結帯体37,38と中間連結体39とで構成され又は左右の連結帯体37,38で構成されているが、装着部材4はこのようなものに限定されず、例えば装着部材4をクッション本体3に突設した左右一対の紐部材により構成し、紐部材を支持脚10に括り付けてクッション本体3を背もたれ部7及び支持脚10の前面側に保持するようにしてもよい。また、装着部材4をクッション本体3に突設した左右一対のリング状の弾性バンドにより構成し、この一対の弾性バンドを固定具28に外嵌して引っ掛けることによりクッション本体3を背もたれ部7及び支持脚10の前面側に保持するようにしてもよい。
3 クッション本体
4 装着部材
6 座席本体
7 背もたれ部
9 ヘッドレスト
10 支持脚
11 幼児座席
28 固定具
37 連結帯体
38 連結帯体
39 中間連結体
43 長孔
44 長孔
45 ボタン
47 長孔
53 第1面ファスナー
54 第2面ファスナー
59 第3面ファスナー
60 第4面ファスナー
Claims (8)
- 座席本体(6)の背もたれ部(7)にヘッドレスト(9)が支持脚(10)を介して取り付けられた幼児座席(11)に装着される髪巻き込み防止クッションであって、
背もたれ部(7)の上部から支持脚(10)に亘ってその前面側を覆うクッション本体(3)と、クッション本体(3)から突出されていてクッション本体(3)を背もたれ部(7)及び支持脚(10)の前面側に保持すべく支持脚(10)又は背もたれ部(7)に装着される装着部材(4)とを備えていることを特徴とする髪巻き込み防止クッション。 - 前記装着部材(4)は、クッション本体(3)から突出された左右一対の連結帯体(37,38)を有し、左右の連結帯体(37,38)の突出端側が背もたれ部(7)の背面側に着脱自在に連結可能とされ又は左右の連結帯体(37,38)の突出端側同士が支持脚(10)の背面側で着脱自在に連結可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の髪巻き込み防止クッション。
- 前記左右の連結帯体(37,38)の突出端側に、背もたれ部(7)の上部に後方突設されたヘッドレスト固定用の固定具(28)に外嵌して引っ掛けることが可能な長孔(43,44)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の髪巻き込み防止クッション。
- 前記左右連結帯体(37,38)のうちの一方の連結帯体の突出端側に、ボタン(45)が設けられると共に該ボタン(45)を挿入して係止することが可能な長孔(43)が設けられ、他方の連結帯体の突出端側に、一方の連結帯体(37)の突出端側を挿通可能な長孔(44)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の髪巻き込み防止クッション。
- 前記左右連結帯体(37,38)の突出端側に互いに接着される第1面ファスナー(53)と第2面ファスナー(54)とがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の髪巻き込み防止クッション。
- 前記装着部材(4)は、前記左右一対の連結帯体(37,38)の他に、クッション本
体(3)から左右連結帯体(37,38)の中間位置に突出されて支持脚(10)の開口窓(15)からその背面側に挿通される中間連結体(39)を有し、中間連結体(39)の突出端側が背もたれ部(7)の背面側に着脱自在に連結可能とされ又は左右の連結帯体(37,38)うちの少なくとも一方の連結帯体の突出端側に連結可能とされていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の髪巻き込み防止クッション。 - 前記中間連結体(39)の突出端側に、背もたれ部(7)の上部に後方突設された固定具(28)に外嵌して引っ掛けるための長孔(47)が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の髪巻き込み防止クッション。
- 前記左右連結帯体(37,38)のうちの一方の連結帯体の突出端側に第3面ファスナー(59)が設けられ、前記中間連結体(39)の突出端側に、前記第3面ファスナー(59)に着脱自在に接着される第4面ファスナー(60)が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の髪巻き込み防止クッション。
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