JP3159844U - 理美容椅子における背凭れ寝起こし装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特にガスシリンダを使用する背凭れ傾動装置にあっては実用新案登録第3156135号がある。
背凭れの寝起こしの構造としては、実用新案登録第3156135号の公報によれば、座部基板11にピストン側が軸支され、シリンダ側は下部背凭れ41の背凭れ基板41aに取付けられた固定板41bに軸支されるガスシリンダが設けられている。
回転軸82にはアーム82aの一端が固定されており、該アーム82aの先端にはリンク84が軸支されており、前記座部基板11には回転自在にガスシリンダ81内のガスを膨張させるための突起81aを操作する突起操作板84が軸支され、該突起操作板84の他端と前記アーム82aの先端とは連結リンク85によって連結されている。
また前記バネはガスシリンダの中心軸線上に設けられているため、ガスシリンダの動作方向に負荷が掛かることがなくスムースにガスシリンダを動作させることができる。
またガスシリンダ内にバネが設けられているものにあってはさらにコンパクトに構成することができ、美観を損なうこともない。
図1は本考案に係る背凭れが起立した状態を示す斜視図、図2は本考案に係る背凭れが起立した状態の傾動機構部を示す断面図、図3は本考案に係る背凭れが寝た状態を示す斜視図、図4は本考案に係る背凭れが寝た状態の傾動機構部を示す断面図である。
2は後述する座部基板4を昇降させるための昇降用ペダルであり、3は座部基板4が取り付けられる昇降用ラムである。
4は座部基板、4aは座部基板4に設けられる背凭れ取付基板、4bは後述するガスシリンダのラム先端部が軸支されるブラケットである。
前記背凭れ基板5は前記座部基板4に設けられる背凭れ取付基板4aに背凭れ基板5の回動軸6により軸支され傾動動作を行なうようになっている。
8はガスシリンダを構成するシリンダ、8aはシリンダ基部で、背凭れ基板作動軸7で背凭れ基板5とに軸支され、背凭れ基板5を起立また伏倒させるように構成されている。
8bは該シリンダ8の前方突端側に設けられるガイド杆であり、8cはガイド杆8bのシリンダ8本体側に設けられる突起杆である。
9bはラム9の先端部に設けられるガイド杆であり、9cはガイド杆9bに設けられる突起杆である。
10はバネであり前記シリンダ8側に設けられるガイド杆8bとラム側ガイド杆9bに設けられ、突起杆9cに係止されており、該バネ10はシリンダ8先端部とガイド杆8bに設けられる突起杆9cとの間で伸縮するように設けられている。
12は前記ロックピン11を押圧するためのリンクであり、13はブラケット9aに設けられるリンク12の回転軸である。
14は回転軸、15はリンク、16は回転軸であり、17は操作レバーであり、17aは操作レバー17に設けられる回動板である。
また19は前記したように、ラム9が軸支されるピンであり、ガスシリンダはシリンダ8とラム9の伸縮動作によってピン19で回動自在になっている。
以上のことより、ガスシリンダを伸長動作または収縮動作させる場合は、ロックピン11を押圧することによりエアーをシリンダ8内に導入し、前記操作レバー17を放すことよりガスシリンダのエアー導入が封止(ロック)され、伸長動作または収縮動作が停止するようになっている。
これによりリンク15が後方側に引っ張られて回動すると、回転軸14で軸支されているリンク12が前記ロックピン11を押し、ガスシリンダのロックは解除され、該ガスシリンダはフリーの状態となる。
以上の構成から、背凭れの動作を説明する。通常は背凭れ基板5が起立した状態、この場合はガスシリンダが伸長した状態で、背凭れ基板5を寝かす場合の動作を説明すると、操作レバー17を反時計方向に回動させると、前記した如くガスシリンダはフリーとなり、被施術者の荷重によって背凭れ5は寝る方向に動作する。
この場合、ラム9はシリンダ8内に嵌挿され、収縮し、前記バネ10は背凭れ基板5が起立する方向に付勢されている。
背凭れ基板5が終端まで寝る間に前記バネ10が押圧されラム9は前記バネ10によって収縮する速度が緩和されるようになっている。
これにより、背凭れ基板5の終端近傍での背凭れ基板5のゆっくりとした伏倒状態が得られ、ガスシリンダをロックさせた際もショックのない伏倒動作が実現できる。
また背凭れ基板5が寝た状態から起立させる際において、被施術者の荷重が背凭れ基板5に掛かっている状態であっても、該バネ10により背凭れ基板5が起立する方向に付勢されているため施術者はあまり力を必要とせずに背凭れを起こすことができ、施術者に対して負担を強いることはない。
図5は第2の実施例の背凭れが起立した状態の傾動機構部を示す断面図であり、図6は第2の実施例の背凭れが寝た状態の傾動機構部を示す断面図である。
図5、図6に示す構造は前記した図2、図4の構造と多少異なるが原理的には同じ構造であるため、図2、図4と部材は同じ符号で示し説明は省略する。
シリンダ8の基部側内部にはシリンダ8内を摺動自在に設けられるバネ10が設けられており、該バネ10がシリンダ8内のラム底部に設けられる押圧板9dによりシリンダ8の中心軸線と平行して伸縮するようになっている。
この場合、ラム9はシリンダ8内に嵌挿され、収縮する。
背凭れ基板5が終端まで寝る間に前記バネ10が、ラム9底部に設けられる押圧板9dによって押圧され、ラム9はシリンダ8内に設けられるバネ10によって収縮する速度が緩和されるようになっている。
背凭れ基板5が寝た状態から起立させる際において、被施術者の荷重が背凭れ基板5に掛かっている状態であっても、該バネ10により背凭れ基板5が起立する方向に付勢されているため施術者はあまり力を必要とせずに背凭れを起こすことができ、施術者に対して負担を強いることはない。
また前記したようにバネ10がガスシリンダ内の中心軸線上に設けられているため、座部下面部に取付けスペースを取ることもなく、嵩張らずにコンパクトに仕上げることができる。
1a ベース
2 昇降用ペダル
3 昇降用ラム
4 座部基板
4a 背凭れ取付基板
4b ブラケット
5 背凭れ基板
6 回動軸
7 背凭れ作動軸
8 シリンダ
8a シリンダ基部
8b ガイド杆
8c 突起杆
9 ラム
9a ブラケット
9b ガイド杆
9c 突起杆
9d 押圧板
10 バネ
11 ロックピン
12 リンク
13、14 回転軸
15 リンク
16 回転軸
17 操作レバー
Claims (3)
- 座部に対して背凭れが傾動自在に設けられる理美容椅子において、シリンダ基部が背凭れ基板に軸支され、前記シリンダに対して前後方向に摺動自在に設けられるラムの先端部が座部基板に支持されるガスシリンダと、前記ラム先端に設けられるロックピンと、ラム先端側に軸支されかつ前記ロックピンを押圧また離脱させるリンクと、該ラム先端部側と前記シリンダ突端側に設けられるガイド杆と、前記ガイド杆に対して摺動自在に設けられるバネと、該バネがシリンダ中心軸線と平行して伸縮することにより背凭れ基板の伏倒動作または停止動作を軽減かつ背凭れ基板の起立動作を補助することを特徴とする理美容椅子における背凭れ寝起こし装置。
- 座部に対して背凭れが傾動自在に設けられる理美容椅子において、シリンダ基部が背凭れ基板に軸支され、前記シリンダ部に対して前後方向に摺動自在に設けられるラムの先端部が座部基板に支持されるガスシリンダと、前記ラム先端に設けられるロックピンと、ラム先端側に軸支されかつ前記ロックピンを押圧また離脱させるリンクと、シリンダ基部側内部に設けられ、シリンダ内を摺動自在に設けられるバネと、該バネがシリンダ内のラム底部に設けられる押圧板によりシリンダ中心軸線と平行して伸縮することにより背凭れ基板の伏倒動作または停止動作を軽減かつ背凭れ基板の起立動作を補助することを特徴とする理美容椅子における背凭れ寝起こし装置。
- 前記リンクは、前記座部基板に回動自在に取り付けられた操作レバーの回動によって回動して、前記ロックピンを押圧してガスシリンダのロックを解除またロックピンに離脱させてロックさせることを特徴とする請求項1または2に記載の理美容椅子における背凭れ寝起こし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001769U JP3159844U (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | 理美容椅子における背凭れ寝起こし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010001769U JP3159844U (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | 理美容椅子における背凭れ寝起こし装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3159844U true JP3159844U (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=54863079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010001769U Expired - Lifetime JP3159844U (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | 理美容椅子における背凭れ寝起こし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3159844U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170115282A (ko) * | 2016-04-07 | 2017-10-17 | 금오공과대학교 산학협력단 | 가스실린더와 탄성체를 이용한 기립보조의자 |
-
2010
- 2010-03-18 JP JP2010001769U patent/JP3159844U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20170115282A (ko) * | 2016-04-07 | 2017-10-17 | 금오공과대학교 산학협력단 | 가스실린더와 탄성체를 이용한 기립보조의자 |
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