JPH0579339U - ランドリキャビネットの設置構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランドリキャビネットからの湿気や熱気を容
易に屋外に排出できるようにする。 【構成】 キッチン１０のレンジフード１８に隣接して
ランドリキャビネット１２を設置する。ランドリキャビ
ネット１２の排気装置２４をレンジフード１８に対面す
るように設置する。 【効果】 洗濯機２０、乾燥機２２を収容したランドリ
キャビネット１２から排出される湿気や熱気を帯びた排
気が、直接にレンジフード１８に供給され、屋外に排出
される。ランドリキャビネット専用の排気機構が不要で
あり、設置工事が簡単になると共に、設備コストが低減
される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、洗濯機及び乾燥機を収納するランドリキャビネットの屋内設置構造 の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

洗濯機及び乾燥機を収納したランドリキャビネットを屋内に設置すると、乾燥 機から排出される湿気が室内に充満することになる。そこで、特開平１−２８５ ２０８号において、ランドリキャビネットの湿気を帯びた排気を直接に屋外に排 出することが提案された。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このような屋外への直接排気システムを既存の住宅に設けるには、住宅の外壁 に大きな孔をあけることが必要になり、工事が大掛りとなる。また、一旦ランド リキャビネットを設置してしまうと、このランドリキャビネットを動かして掃除 したりすることが殆ど不可能になってしまう。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のランドリキャビネットの設置構造は、排気装置を有したランドリキャ ビネットを屋内に設置した構造において、該排気装置の排気を直接に又はダクト を介してレンジフード等の強制換気設備に導くようにしたことを特徴とするもの である。

【０００５】

【作用】

本考案のランドリキャビネットの設置構造においては、ランドリキャビネット から排出される湿った排気が、レンジフード等の住宅用強制換気設備を利用して 屋外へ排出される。従って、住宅内に湿気や熱気がこもることが防止される。ま た、ランドリキャビネット専用の排気機構を住宅に設けることが不要である。

【０００６】

【実施例】

以下図面を参照して実施例について説明する。第１図は本考案の実施例に係る ランドリキャビネットの設置構造を示す正面図である。なお、第１図においては 、ランドリキャビネットの構成を明瞭とするために、該ランドリキャビネットを 内部透視した状態にて示している。

【０００７】 本実施例においては、住宅のキッチン１０内にランドリキャビネット１２が設 置されている。キッチン１０内にはシステムキッチン１４が設置され、天井１６ の近傍にはレンジフード１８が設けられている。このレンジフード１８に隣接し て前記ランドリキャビネット１２が設置されている。

【０００８】 このランドリキャビネット１２は、その前面が開閉自在な扉となっており、そ の内部に洗濯機２０及び乾燥機２２が設置されている。

【０００９】 本実施例では、このランドリキャビネット１２の正面向かって左側の側面に排 気装置２４が設置されており、ランドリキャビネット１２内において発生した湿 気や熱気がこの排気装置２４を通って該ランドリキャビネット１２の側面方向に 排出される。

【００１０】 この排気装置２４の排気口部分は、レンジフード１８の直下の部分に配置され ている。

【００１１】 このように構成されたランドリキャビネットの設置構造にあっては、ランドリ キャビネット１２から排出される熱気や湿気を帯びた排気は、レンジフード１８ にそのまま吸い込まれ、屋外に排出される。従って、住宅内に湿気や熱気がこも ることが防止される。また、ランドリキャビネット専用の排気機構を住宅に設け ることが不要であり、ランドリキャビネットの設置工事が簡単になる。また、ラ ンドリキャビネット専用の排気機構が不要であるから、設備コストが安くなる。 さらに、ランドリキャビネット１２を動かしてその部分の掃除を行なったりする こともきわめて容易である。

【００１２】 上記実施例では、レンジフード１８に隣接してランドリキャビネット１２を設 置しているが、もしレンジフード１８とランドリキャビネット１２とが離れてい る場合には、壁面や天井等に沿ってダクトを設け、排気装置２４からの排気を該 ダクトを介してレンジフード１８に導くようにすれば良い。

【００１３】 なお、第１図に示した実施例にあっては、排気装置２４から排出される排気方 向が、レンジフード１８の吸い込み口方向を指向するように適宜のガイドベーン 等を設けても良い。

【００１４】

【考案の効果】

以上の通り、本考案のランドリキャビネットの設置構造によると、ランドリキ ャビネットから排出される湿気や熱気を、レンジフード等の設備を介して屋外に 排出することができ、住宅内に湿気や熱気がこもることを確実に防止できる。ま た、ランドリキャビネット専用の排気機構が不要であり、設置工事が簡単になる 、設備コストが安価になる、ランドリキャビネットを動かして掃除することがで きる等の種々の優れた効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例構造を示す正面図である。

【符号の説明】

１０ キッチン １２ ランドリキャビネット １８ レンジフード ２０ 洗濯機 ２２ 乾燥機 ２４ 排気装置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 排気装置を有したランドリキャビネット
   を屋内に設置した構造において、該排気装置の排気を直
   接に又はダクトを介してレンジフード等の強制換気設備
   に導くようにしたことを特徴とするランドリキャビネッ
   トの設置構造。