JPH0579235A - 回転窓等の障子の開き量調整器 - Google Patents

回転窓等の障子の開き量調整器

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JPH0579235A
JPH0579235A JP26889891A JP26889891A JPH0579235A JP H0579235 A JPH0579235 A JP H0579235A JP 26889891 A JP26889891 A JP 26889891A JP 26889891 A JP26889891 A JP 26889891A JP H0579235 A JPH0579235 A JP H0579235A
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Japan
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shoji
sash
sleeve
mounting bracket
bracket
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JP26889891A
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Satoru Hara
悟 原
Keiko Katayama
恵子 片山
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Howa Machinery Ltd
Shibutani Co Ltd
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Howa Machinery Ltd
Shibutani Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火災等の非常時に外部からの進入口として使
用される回転窓等の障子を、非常時に内部に装着してあ
る障子開き角度の調整器と無関係に自由に開放できるよ
うにする。 【構成】 通常使用時、取付ブラケット20と操作体3
6とは、スリーブ39により係止ボール34を嵌入軸2
2の環状溝24に係止して下框26に一体取付される。
火災時、室外側の操作体36を手前に引き、スリーブ3
9による係止ボール34と環状溝24の係合を解除し、
次いで回転窓の障子25を回転させる。これにより嵌入
軸22はガイドブラケット31の中心孔33から抜け、
取付ブラケット20は障子25から離脱し、障子25は
調整器46と無関係に開放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は窓枠に障子を回転自在
に設けた回転窓や、ドアのように室内、外へ開く開き窓
又は竪すべり出し窓等の、障子の開き角度の調整器に関
する。
【0002】
【従来の技術】建築基準法により、建築物が31m以下
で3階以上の階には火災時の消火活動のために、外部か
らの進入口を設けることが義務づけられているが、進入
口として例えば窓枠2に障子25を竪軸52で回転自在
とした回転窓1を使用しようとする場合には、図2に示
すように障子25の室外側に、室内側の施錠ハンドル5
1と連動するハンドル50を設けて、室外側から施錠を
解除できる形式の回転窓1を用いるのが一般的である。
【0003】ところで、このような回転窓1には図1〜
3に示すように室内側に障子25の開き角度を調整する
調整器46aが取付けてある。調整器46aは窓枠2の
下枠3に固着した支持板4と一体のベース7に回転自在
に設けたストッパ9に調整ロッド10が軸方向摺動自在
に挿通され、調整ロッド10の先端は、取付ブラケット
20に回動自在に枢着され、この取付ブラケット20が
障子25の下框26にネジで一体固着されていた。そし
て、調整ロッド10には下面に障子25の開き角度、例
えば30度、45度、90度と対応して係止孔11,1
2,13が穿設され、ストッパ9から上方へ突出したボ
タン14をばね15の力に抗して押すと係止ピン16が
係止孔11から外れてこの状態で障子25の開度が調整
されるような構造を持つものが主流である。勿論調整器
として実開昭54−9549号に示されているように、
前記ストッパに締付ネジを有し、調整ロッドを締付けて
固定するものなどもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記係止孔11〜13
と係止ピン16を持つ調整器46aでは、障子25が閉
鎖されている時、係止ピン16は、どの係止孔11〜1
3にも係止していない。この状態で、火災時に室外から
進入しようとする時、外部のハンドル50で施錠解除
し、障子25を開くと、その途中で係止ピン16がばね
15の力で開度30度に対応する係止孔11と係止して
しまい、狭い開口部Aしか得られない。そこでそれ以上
開くために図2に示すせまい開口部Aから手を入れてボ
タン14を押しつつ90度位置まで障子25を開くか、
あるいはガラスを割って調整器を操作しているのが実情
であるが、このような操作は火災時において煩しい上に
ガラスの厚みが増すとガラスを割るのも困難となり、消
火、救出活動の遅れともなる問題があった。
【0005】また、調整ロッド10を締付ける方式の調
整器でも障子25の施錠と共に調整ロッド10を締付け
ておいた場合には、施錠を解除した後、大きな力で障子
25を開かなくてはならず、3階以上の高所においては
危険であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点を
解決するために、障子框の室内側面に、調整ロッドの一
端を枢着した取付ブラケットを取付けるようにした回転
窓等の障子の開き量調整器において、障子框から離脱自
在な取付ブラケットに嵌入軸を室外側へ突設し、この嵌
入軸先端部外周に環状溝を形成し、この嵌入軸が嵌入す
る中心孔を備えたガイドブラケットを障子框の室外側に
固着し、この中心孔に室外側に把手を有する操作体を室
内外方向に摺動自在に嵌装し、この操作体と、前記ガイ
ドブラケット外周に室内外方向に摺動自在に嵌装したス
リーブを一体連結すると共にスリーブを室内側へ付勢す
るばねを設け、更に前記ガイドブラケットには係止ボー
ルを半径方向に取外し自在に装着し、前記スリーブ内周
によって係止ボールを環状溝と係止して取付ブラケット
を障子框に取付けるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】火災時、室外側の把手を握って手前に引くと、
スリーブが移動し、係止ボールの押えが解除され、更に
この状態で施錠を解除した障子を室内外方向へ開くこと
で、嵌入軸が係止ボールをガイドブラケットから落下さ
せて嵌入軸がガイドブラケットの中心孔から抜け、取付
ブラケットが障子框から離脱し、障子は自由に開放され
る。
【0008】
【実施例】図4,5において第1実施例を説明する。回
転窓1の窓枠2の下枠3にL字状の支持板4が、下枠3
の室外側に設けた当て板5と共にねじ6で固着してあ
る。支持板4上にはベース7がねじ8で固着され、この
ベース7にストッパ9が回動自在に支持してある。スト
ッパ9には断面矩形の調整ロッド10が軸方向摺動自在
に嵌装してある。調整ロッド10の位置決め構造は前記
従来の技術で説明したので、ここでは省略する。
【0009】調整ロッド10の先端は断面L字状の取付
ブラケット20に枢支ピン21を介して回動自在に支持
してある。取付ブラケット20には図4の上下方向(左
右開口方向)中央に嵌入軸22が室外側に向けて一体に
カシメ付けされ、その両側には位置決め用のガイドピン
23が一対カシメ付けされている。嵌入軸22の先端付
近には円弧状の環状溝24が形成してある。前記ガイド
ピン23は回転窓1の障子25の下框26室内側片に穿
設した位置決め孔27に嵌合され、取付ブラケット20
の水平を保つ。また嵌入軸22は位置決め孔27の中間
に設けた孔28から下框26内へ突出される。
【0010】次に障子25の下框26室外側面にはフラ
ンジ30を備えた円筒状のガイドブラケット31が前記
嵌入軸22の軸心上にねじ止めされている。ガイドブラ
ケット31は室内外方向中間に長孔32を有している。
ガイドブラケット31の中心孔33には前記嵌入軸22
が嵌入される。また、嵌入軸22の環状溝24と対応し
て係止ボール34がブラケット31の半径方向に取外し
自在にボール孔35内に嵌入してある。ガイドブラケッ
ト31の中心孔33には室外側に把手36bを有する操
作体36の軸部37が室内外方向に摺動自在に案内さ
れ、この操作体36の軸部37先端近傍にピン38が一
体嵌着され、このピン38の両端は前記長孔32から突
出して、ガイドブラケット31の外周に摺動自在に嵌装
したスリーブ39と一体に連結してある。スリーブ39
はばね40により室内側へ付勢されている。スリーブ3
9の室内側端は操作体36の軸段部36aがフランジ3
0と当接した状態で前記ボール34の位置よりも室内側
に位置しており、係止ボール34を外側から抑えて嵌入
軸22の環状溝24に係止させ、操作体36と取付ブラ
ケット20とを、下框26をはさんで係脱自在に連結し
ている。この実施例では、前記操作体36と一体のスリ
ーブ39、係止ボール34、及び環状溝24によって操
作体36の操作で取付ブラケット20を障子25から離
脱可能とする係脱機構45が構成される。
【0011】このようにして取付ブラケット20が障子
25に取付られる調整器46では、通常の使用において
は操作体36と取付ブラケット20とは係脱機構45を
介して障子25と一体であるから、ストッパ9のボタン
14を押して、予め設定してある開度に障子25を位置
決めできる。
【0012】また、火災時には、室外側に突出している
把手36bを握り操作体36を手前に引くと、ピン38
を介して一体のスリーブ39が室外側へばね40の力に
抗して移動し、ガイドブラケット31内でスリーブ39
の内周面に抑えられて環状溝24と係止していた係止ボ
ール35より室外側位置にスリーブ39の室内側端を位
置させ、把手36bで、ひき続き予め室外側のハンドル
(従来技術と同じ)50で施錠を解除しておいた障子2
5を室内外方向へ回転させる。これにより係止ボール3
4をボール孔35から押し出しつつ嵌入軸22がガイド
ブラケット31の中心孔33から抜け、取付ブラケット
20が障子25から離脱する。従って、障子25は調整
器46と無関係となり、自由な開度に開放できることに
なり、広い進入口が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上のようにこの発明の障子の開き量調
整器によれば、通常はガイドブラケットに装着した係止
ボールを外周側からスリーブが押え込んで取付ブラケッ
トに設けた嵌入軸の環状溝に係止しているので取付ブラ
ケットを障子と一体にすることができ、ネジ止めされて
いた従来と全く変わることなく、障子の開き量を調整で
きる。そして、火災時等には、操作体の室外側にある把
手を握り、手前に引くことで、スリーブが係止ボールの
押え込みを解除して係止ボールがガイドブラケットから
落下自在となるので、この状態で障子を開けばガイドブ
ラケットから取付ブラケットの嵌入軸が外れて取付ブラ
ケットが障子から離脱するため、障子は調整器と無関係
に自由に開放でき、大きな進入口を得ることができる。
しかも、操作体を手前に引いて係止ボールの押え込みを
解除するようにしたので、予め障子の施錠ハンドルを解
錠しておけば、係止ボールの押え込み解除後、引き続き
握った把手を手前に引くことで障子も開くことができ、
一層迅速な救出、消火活動を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転窓の正面図である。
【図2】回転窓を開いた状態を示す平面図である。
【図3】調整器の位置決め機構を示す図である。
【図4】実施例の要部平面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【符号の説明】
1 回転窓、 10 調整ロッド、 20 取付ブラケ
ット、22 嵌入軸、 24 環状溝、 25 障子、
31 ガイドブラケット、33 中心孔、 34 係
止ボール、 36 操作体、 36b 把手、39 ス
リーブ、 40 ばね、 46 調整器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子框の室内側面に、調整ロッドの一端
    を枢着した取付ブラケットを取付けるようにした回転窓
    等の障子の開き量調整器において、障子框から離脱自在
    な取付ブラケットに嵌入軸を室外側へ突設し、この嵌入
    軸先端部外周に環状溝を形成し、この嵌入軸が嵌入する
    中心孔を備えたガイドブラケットを障子框の室外側に固
    着し、この中心孔に室外側に把手を有する操作体を室内
    外方向に摺動自在に嵌装し、この操作体と、前記ガイド
    ブラケット外周に室内外方向に摺動自在に嵌装したスリ
    ーブを一体連結すると共にスリーブを室内側へ付勢する
    ばねを設け、更に前記ガイドブラケットには係止ボール
    を半径方向に取外し自在に装着し、前記スリーブ内周に
    よって係止ボールを環状溝と係止して取付ブラケットを
    障子框に取付けるようにしたことを特徴とする回転窓等
    の障子の開き量調整器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008029A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Sanwa Shutter Corp シャッター錠の取付構造
CN102287094A (zh) * 2011-09-09 2011-12-21 无锡益投金属制品有限公司 平推式防火锁的锁紧装置
JP2012026153A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Miwa Lock Co Ltd 錠箱のケース素体とダルマ用受け座との組み立て構造

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