JPH0578970U - リコイルスタータ付エンジン - Google Patents
リコイルスタータ付エンジンInfo
- Publication number
- JPH0578970U JPH0578970U JP2115692U JP2115692U JPH0578970U JP H0578970 U JPH0578970 U JP H0578970U JP 2115692 U JP2115692 U JP 2115692U JP 2115692 U JP2115692 U JP 2115692U JP H0578970 U JPH0578970 U JP H0578970U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recoil starter
- recoil
- tightening
- wall
- crankcase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リコイルスタータの防塵を兼ねた軽量な取付
構造を可能とした。 【構成】 クランクケース50のリコイルスタータ取付
側に、リコイルプーリ53の外径に接触しない範囲で可
能な限り小径の壁50cと該壁50cより外方に突設し
て、リコイルスタータ52の締付面52aに形成した締
付穴50bと整合し、且つ該壁50cと面一な取付面を
形成するリコイルスタータ取付用ボス部50bとを設け
る。このリコイルスタータ取付用ボス部50bと前記リ
コイルスタータ52の締付面52aとの間にプレート5
1を共締めしたことを特徴としている。
構造を可能とした。 【構成】 クランクケース50のリコイルスタータ取付
側に、リコイルプーリ53の外径に接触しない範囲で可
能な限り小径の壁50cと該壁50cより外方に突設し
て、リコイルスタータ52の締付面52aに形成した締
付穴50bと整合し、且つ該壁50cと面一な取付面を
形成するリコイルスタータ取付用ボス部50bとを設け
る。このリコイルスタータ取付用ボス部50bと前記リ
コイルスタータ52の締付面52aとの間にプレート5
1を共締めしたことを特徴としている。
Description
【0001】
本考案はリコイルスタータ付エンジンに関する。
【0002】
この種エンジンに関しては例えば実公平3−2703号公報に記載されたよう な考案が存在する。前記考案は図6及び図7に示すように、エンジンのクランク ケース1に設けたリコイルスタータの取付部2に、リコイルスタータのカバーケ ース6を取付けるには、該取付部2の取付用ボス4にカバーケース6の切込み溝 8を合わせ、カバーケス6をエンジン側、つまりクランクケース1側に押し込む と、カバーケース6の開口縁7が取付部2の係合縁3に係合すると同時に、取付 用ボス4の端面に取付用フランジ9が重なり、該取付用フランジ9のねじ挿通孔 10とボス4のねじ孔5とが合致するを以て、ここにボルトスクリュー等の止具 を使用して両者を固着する。
【0003】
前記の構造においてはクランクケースとリコイルスタータの係合部がそれぞれ の締付面と締付方向の位置が異なるため、前記係合部における、リコイルスター タ内部の気密確保が困難であり、防塵、防水性に対するリコイルスタータの不具 合の発生が懸念される。
【0004】 本考案は上記の懸念を排除し、軽量なリコイルスタータ取付構造を提供するこ とを目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1乃至図5を 用いて説明すると本考案はエンジンのクランクケース50側部にリコイルスター タ52を装着したリコイルスタータ付エンジンにおいて、前記クランクケース5 0のリコイルスタータ取付側に、リコイルプーリ53の外径に接触しない範囲で 可能な限り小径の壁50cと、該壁50cより外方に突設して前記リコイルスタ ータ52の締付面52aに形成した締付穴52bと整合し且つ該壁50cと面一 な取付面を形成するリコイルスタータ取付用ボス部50bとを設け、該リコイル スタータ取付用ボス部50bと前記リコイルスタータ52の締付面52aとの間 に板金又は樹脂製のプレート51を共締めしたことを特徴とする。
【0006】
そして本考案は前記の手段により、クランクケースのリコイルスタータ取付面 はリコイルスタータの締付面よりも小さくすることが可能となり、これによりク ランクケースの小形化、軽量化ができる。又リコイルスタータ締付け面とクラン クケースの取付けネジボス面の間にプレート(板金又は樹脂の薄板)を設けるこ とにより、リコイルスタータ内部との防塵、防水が可能となり、リコイルの耐久 性を損なうことがない。
【0007】
以下本考案の1実施例を図1〜図5により説明する。 図1はリコイルスタータ構造を有するエンジンの外観図であり、図2はクラン クケース50にリコイルスタータ52を装着した断面図を示し、図3はクランク ケース50のリコイルスタータ取付け面側から見た図2におけるB矢視図であり 、図4はプレート、図5はリコイルスタータの締付面側の図(図2におけC矢視 図)を示す。
【0008】 クランクケース50の壁50cの内径Aは、リコイルプーリ53の外径に接触 しない可能な限り小さく設け、リコイルスタータ52を締付けるためのネジ50 aを有するネジボス50bとを連結する様に構成し、その端面は面一となってい る一方リコイルスタータ52には始動用ロープ54aが巻付けられたリール54 が内蔵される構造であり、リコイルスタータ52のクランクケース50への締付 面は、リール54の外径によりその大きさが決められ図5に示す締付面となって おり52bは締付ネジ用のボスで穴52aが設けられている。
【0009】 そこでこれらを合せた際に、クランクケース50の壁50cの内部とリコイル スタータ52の内部の気密を確保するため、プレート51が共締めされる構造と なっている。 プレート51は外形形状はリコイルスタータ52の締付け面形状と同一で、リ コイルスタータ52の締付穴52aと同一位置に締付穴51aを有している。内 径はクランクケース50の壁50cの内径と同一になっている。(図示A) 従ってプレート51をクランクケース50とリコイルスタータ52との間に共 締めすることにより、クランクケース50のリコイルスタータ締付ボス50bを 含む面一形状と、リコイルスタータ52の締付面形状との相違による締付面にで きるスキマを塞ぐこととなり、リコイルスタータ52の内部の気密が保たれる。
【0010】 図2に於いて55aはリコイルプーリ53を締付けるためのクランク軸55の 端部に設けたネジであり、56はプーリ53のロックナットである。又57はオ イルシール、58はボールベアリングであり、59はリコイルスタータ52の締 けネジ、60はエアクリーナ、61はシリンダカバー、62は燃料タンクを示す 。
【0011】
このように本考案によるときはクランクケースのリコイルスタータ取付側に、 リコイルプーリの外径に接触しない範囲で可能な限り小径の壁と、該壁より外方 に突設して前記リコイルスタータの締付面に形成した締付穴と整合し、且つ該壁 と面一な取付面を形成するリコイルスタータ取付用ボス部とを設け、該リコイル スタータ取付用ボス部と前記リコイルスタータの締付面との間に板金又は樹脂製 のプレートを共締めしたものであるから、プレートはリコイルスタータの耐久性 能を左右する因子である防塵性、防水性を確保すると共にリコイルプーリの外径 に接触しない範囲で可能な限りの小径の壁はクランクケースの小形軽量化が図ら れ、その結果エンジン全体の重量軽減が可能となる等の効果を有する。
【図1】本考案の一実施例を示すエンジンの外観図であ
る。
る。
【図2】リコイルスタータ装着部の断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】プレートの平面図である。
【図5】図2のC矢視図である。
【図6】従来のクランクケースを示す斜視図である。
【図7】従来のリコイルスタータを示す斜視図である。
50 クランクケース 50b リコイルスタータ取付用ボス部 50c 壁 51 プレート 52 リコイルスタータ 52a 締付面 52b 締付穴 53 リコイルプーリ
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンのクランクケース側部にリコイ
ルスタータを装着したリコイルスタータ付エンジンにお
いて、前記クランクケースのリコイルスタータ取付側
に、リコイルプーリの外径に接触しない範囲で可能な限
り小径の壁と、該壁より外方に突設して前記リコイルス
タータの締付面に形成した締付穴と整合し、且つ該壁と
面一な取付面を形成するリコイルスタータ取付用ボス部
とを設け、該リコイルスタータ取付用ボス部と前記リコ
イルスタータの締付面との間に板金又は樹脂製のプレー
トを共締めしたことを特徴とするリコイルスタータ付エ
ンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992021156U JP2583419Y2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | リコイルスタータ付エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992021156U JP2583419Y2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | リコイルスタータ付エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578970U true JPH0578970U (ja) | 1993-10-26 |
JP2583419Y2 JP2583419Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=12047052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992021156U Expired - Fee Related JP2583419Y2 (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | リコイルスタータ付エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583419Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0219871U (ja) * | 1988-07-23 | 1990-02-09 | ||
JPH032703U (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-11 |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP1992021156U patent/JP2583419Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0219871U (ja) * | 1988-07-23 | 1990-02-09 | ||
JPH032703U (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2583419Y2 (ja) | 1998-10-22 |
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Legal Events
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