JPH0578964A - バイアスリボン材及びバイアスリボン材により作成した衣服、服飾用品 - Google Patents
バイアスリボン材及びバイアスリボン材により作成した衣服、服飾用品Info
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- JPH0578964A JPH0578964A JP26276691A JP26276691A JPH0578964A JP H0578964 A JPH0578964 A JP H0578964A JP 26276691 A JP26276691 A JP 26276691A JP 26276691 A JP26276691 A JP 26276691A JP H0578964 A JPH0578964 A JP H0578964A
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- Knitting Of Fabric (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バイアスリボン材を用いて従来にないファッ
ション性に富んだ服飾、編物材料を得るものである。 【構成】 リール２に巻回したバイアスリボン材４を押
え具６の端部に一体に形成した送りパイプ８の通過孔１
０を通して押え具６の下に導き、上糸２２付針棒２０を
上下動し、作業台１２の下方に設けたボビン３０より引
き出した下糸３２と上糸２２とで、バイアスリボン材４
の中心部に長手方向の経糸２７に沿って本縫い３４を形
成する。バイアスリボン材４のバイアス状横糸２６の縁
部はほつれてファッショナブルな服飾編物材料となる。
ション性に富んだ服飾、編物材料を得るものである。 【構成】 リール２に巻回したバイアスリボン材４を押
え具６の端部に一体に形成した送りパイプ８の通過孔１
０を通して押え具６の下に導き、上糸２２付針棒２０を
上下動し、作業台１２の下方に設けたボビン３０より引
き出した下糸３２と上糸２２とで、バイアスリボン材４
の中心部に長手方向の経糸２７に沿って本縫い３４を形
成する。バイアスリボン材４のバイアス状横糸２６の縁
部はほつれてファッショナブルな服飾編物材料となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この出願の発明は衣服その他服飾
品を作成するための材料並びにこの材料により作成した
衣服その他の服飾品に関する。
品を作成するための材料並びにこの材料により作成した
衣服その他の服飾品に関する。
【０００２】
【従来の技術並びに発明が解決しようとする課題】従来
より衣服を製作する生地としては布地又は毛糸等を用い
ており、織布地を切断して所定の衣服に仕立てたり、毛
糸を用いて編機又は手編により衣服その他の服飾品等を
作成していた。近来ファッション性を高めるために従来
例の織布地や毛糸以外でファッショナブルな衣服その他
を仕立てたり作成したりする要望が強くなり、衣料業界
においては、種々のファッショナブルな織布地や毛糸類
の開発が行われている。この様な業界の要望に答える織
布地や毛糸類を得ることは困難であった。特に材料自体
にファッショナブル性を持たせたものは少ない。そこ
で、この出願の発明に係るバイアスリボン材は近来の流
行に応ずるために開発されたもので、リボン材自体にフ
ァッション性を持たせたものである。
より衣服を製作する生地としては布地又は毛糸等を用い
ており、織布地を切断して所定の衣服に仕立てたり、毛
糸を用いて編機又は手編により衣服その他の服飾品等を
作成していた。近来ファッション性を高めるために従来
例の織布地や毛糸以外でファッショナブルな衣服その他
を仕立てたり作成したりする要望が強くなり、衣料業界
においては、種々のファッショナブルな織布地や毛糸類
の開発が行われている。この様な業界の要望に答える織
布地や毛糸類を得ることは困難であった。特に材料自体
にファッショナブル性を持たせたものは少ない。そこ
で、この出願の発明に係るバイアスリボン材は近来の流
行に応ずるために開発されたもので、リボン材自体にフ
ァッション性を持たせたものである。
【０００３】
【課題を解決するための手段】ミシンの布押え具に一体
に形成した送りパイプを経て、布押え具の下へ巾の狭い
バイアス布地（以下バイアスリボンという）を送りこ
み、上糸付き針及び天びんの上下作動に同調して押え具
の下方に設けたボビンより繰り出す下糸と針に取り付け
た上糸とによりバイアスリボンの中心部経糸方向に本縫
いを形成してなるバイアスリボン材である。
に形成した送りパイプを経て、布押え具の下へ巾の狭い
バイアス布地（以下バイアスリボンという）を送りこ
み、上糸付き針及び天びんの上下作動に同調して押え具
の下方に設けたボビンより繰り出す下糸と針に取り付け
た上糸とによりバイアスリボンの中心部経糸方向に本縫
いを形成してなるバイアスリボン材である。
【０００４】
【作用】バイアスリボン材のバイアス状横糸の縁部はほ
つれを生じ、適宜な形状の独特の風味を持つファッショ
ナブルな装飾用材として用いられる。従ってこのバイア
スリボン材を用いて種々服飾品等を製作することができ
る。製作に当っては、かぎ針、棒針やメリヤス編機を用
いて所望の形状の風味ある形状に仕立てるものである。
つれを生じ、適宜な形状の独特の風味を持つファッショ
ナブルな装飾用材として用いられる。従ってこのバイア
スリボン材を用いて種々服飾品等を製作することができ
る。製作に当っては、かぎ針、棒針やメリヤス編機を用
いて所望の形状の風味ある形状に仕立てるものである。
【０００５】
【実施例】以下添付図面を参照して、本発明に係る一実
施例を説明する。図１は本発明に係るバイアスリボン材
を作成するための装置である。リール２に巻回したバイ
アスリボン材４は押え具６の端部に一体に形成した送り
パイプ８の通過孔１０を通して、作業台１２に設けた針
板１４上にセットした押え具脚部１６の下へ導かれる。
押え具６は縦溝１８により上下動自在の押え棒（図示せ
ず）に固着される。上下動可能な針棒２０には上糸２２
を針孔２２へ挿通した針２４が取り付けてある。図２
（Ａ）に図示のように、バイアスリボン材４は、バイア
ス状横糸２６と経糸２７とを用いて織った布地である。
このバイアスリボン材４はリール２より送りパイプ８の
通過孔１０を通して引き出され、押え具脚部１６の下へ
導かれ、針棒２０と共に上下動する上糸２２付き針２４
が押え具脚部１６の孔２８、針板１４の孔１５を通過し
て下降し、作業台１２の下方に設置したボビン３０より
引き出した下糸３２と上糸２２とがからみあって、バイ
アスリボン材４に本縫い３４を形成する。本縫い３４は
バイアスリボン材４の経糸２７に沿って長手方向へ走る
ようにバイアス材４の中心部に形成され、その横糸２６
の縁部３６はほつれ状態となる（図２（Ｂ））。
施例を説明する。図１は本発明に係るバイアスリボン材
を作成するための装置である。リール２に巻回したバイ
アスリボン材４は押え具６の端部に一体に形成した送り
パイプ８の通過孔１０を通して、作業台１２に設けた針
板１４上にセットした押え具脚部１６の下へ導かれる。
押え具６は縦溝１８により上下動自在の押え棒（図示せ
ず）に固着される。上下動可能な針棒２０には上糸２２
を針孔２２へ挿通した針２４が取り付けてある。図２
（Ａ）に図示のように、バイアスリボン材４は、バイア
ス状横糸２６と経糸２７とを用いて織った布地である。
このバイアスリボン材４はリール２より送りパイプ８の
通過孔１０を通して引き出され、押え具脚部１６の下へ
導かれ、針棒２０と共に上下動する上糸２２付き針２４
が押え具脚部１６の孔２８、針板１４の孔１５を通過し
て下降し、作業台１２の下方に設置したボビン３０より
引き出した下糸３２と上糸２２とがからみあって、バイ
アスリボン材４に本縫い３４を形成する。本縫い３４は
バイアスリボン材４の経糸２７に沿って長手方向へ走る
ようにバイアス材４の中心部に形成され、その横糸２６
の縁部３６はほつれ状態となる（図２（Ｂ））。
【０００６】次にバイアスリボン材４に連続的に本縫い
３４を形成するミシンについて説明する。本発明に係る
バイアスリボン材４に本縫い３４を形成するためには特
に上糸２２と下糸３２のロック状態を円滑且つ確実にパ
ッカリングを生じないように実行せねばならない。その
ために糸調子制御装置を採用している。以下糸調子制御
装置４４の構成について、図６、図７、図８、図９を参
照として説明する。図８、図９において、逆Ｕ字状の支
持枠４６の開口部に位置する脚部４８は、ミシンの上軸
５０に回転自在に嵌合する。前記支持枠４６のコ字状肩
部５２には、内部孔に圧縮ばね５４を収容した糸調子ナ
ット５６が螺合５８する。符号５７は係止ナットであ
る。作動棒６０は、Ｕ字状支持枠４６に架設固定したブ
ロック６２の孔部６４内を上下移動自在の本体６６と、
この本体よりも細い径を有する頭部６８とよりなる。本
体６６の肩部７０にはワッシャ７２を取り付ける。前記
頭部６８の上端部には一対のテンションディスク７４を
嵌着し、このテンションディスク７４とワッシャ７２と
の間の頭部６８には円錐形ばね７６を嵌着する。前記上
軸５０には偏心カム７８を嵌合固着する。前記偏心カム
７８の外周は常時作動棒６０の本体６６の端部に当接可
能である。符号８０は偏心カム７８の位置決めブロック
であり、又８２は本体６６に形成した平坦面で、本体６
６がブロック６２の孔部６４内での回動を阻止する。又
前記逆Ｕ字状支持枠４６の前面並びに後面にそれぞれ糸
ガイド８４，８６を取り付ける。前述の糸調子制御装置
４４は図６に図示のように一部を除いてミシン頭部１内
に収納できる。前述のように構成された糸調子制御装置
４４は、図７に図示のように、軸受メタル８８と回転バ
ランス１０２との間の上軸５０に装着する。今図７を参
照して一般的に使用されているリンク天びん方式のミシ
ンの上軸５０に関連する部材について概説する。上軸５
０の一端を軸受メタル８８を介して頭部１内に回動自在
に枢支し、上軸５０に固着した天びんバランス９０に、
一端を機枠に固着した支えピン９２に回動自在に取り付
けてなる天びん２５の他端と針棒クランク９４の一端を
回動自在に枢支するクランクピン９６を固着せしめ、針
棒２０下端には針２４を固着し、その上部に設けたメタ
ル９８を介して、頭部機枠１に摺動自在になるように嵌
挿されている。又針棒２０のほぼ中間部に設けた針棒だ
き１００は針棒クランク９４の他端とを回動自在に係合
せしめてなるものである。又上軸５０には回転バランス
１０２，及び前述のバランスホィール３８を設ける。
３４を形成するミシンについて説明する。本発明に係る
バイアスリボン材４に本縫い３４を形成するためには特
に上糸２２と下糸３２のロック状態を円滑且つ確実にパ
ッカリングを生じないように実行せねばならない。その
ために糸調子制御装置を採用している。以下糸調子制御
装置４４の構成について、図６、図７、図８、図９を参
照として説明する。図８、図９において、逆Ｕ字状の支
持枠４６の開口部に位置する脚部４８は、ミシンの上軸
５０に回転自在に嵌合する。前記支持枠４６のコ字状肩
部５２には、内部孔に圧縮ばね５４を収容した糸調子ナ
ット５６が螺合５８する。符号５７は係止ナットであ
る。作動棒６０は、Ｕ字状支持枠４６に架設固定したブ
ロック６２の孔部６４内を上下移動自在の本体６６と、
この本体よりも細い径を有する頭部６８とよりなる。本
体６６の肩部７０にはワッシャ７２を取り付ける。前記
頭部６８の上端部には一対のテンションディスク７４を
嵌着し、このテンションディスク７４とワッシャ７２と
の間の頭部６８には円錐形ばね７６を嵌着する。前記上
軸５０には偏心カム７８を嵌合固着する。前記偏心カム
７８の外周は常時作動棒６０の本体６６の端部に当接可
能である。符号８０は偏心カム７８の位置決めブロック
であり、又８２は本体６６に形成した平坦面で、本体６
６がブロック６２の孔部６４内での回動を阻止する。又
前記逆Ｕ字状支持枠４６の前面並びに後面にそれぞれ糸
ガイド８４，８６を取り付ける。前述の糸調子制御装置
４４は図６に図示のように一部を除いてミシン頭部１内
に収納できる。前述のように構成された糸調子制御装置
４４は、図７に図示のように、軸受メタル８８と回転バ
ランス１０２との間の上軸５０に装着する。今図７を参
照して一般的に使用されているリンク天びん方式のミシ
ンの上軸５０に関連する部材について概説する。上軸５
０の一端を軸受メタル８８を介して頭部１内に回動自在
に枢支し、上軸５０に固着した天びんバランス９０に、
一端を機枠に固着した支えピン９２に回動自在に取り付
けてなる天びん２５の他端と針棒クランク９４の一端を
回動自在に枢支するクランクピン９６を固着せしめ、針
棒２０下端には針２４を固着し、その上部に設けたメタ
ル９８を介して、頭部機枠１に摺動自在になるように嵌
挿されている。又針棒２０のほぼ中間部に設けた針棒だ
き１００は針棒クランク９４の他端とを回動自在に係合
せしめてなるものである。又上軸５０には回転バランス
１０２，及び前述のバランスホィール３８を設ける。
【０００７】次に糸調子制御装置の上糸調子設定方法に
ついて説明する。上軸５０の回動に応じて天びん２５が
次第に上昇し上死点に達した際は、上軸５０に取り付け
た偏心カム７８の偏心外輪も上軸５０の回転に伴い最も
高い上昇位置にあるように、両部材２５、７８の位置を
予め設定しておく。すなわち両部材が前記の位置にある
際は、上糸２２は、糸ガイド群を介して針２４の針孔２
３と天びん２５の孔１３及び糸調子制御装置４４の一対
のテンションディスク７４との間で最も緊張した状態に
ある。この状態で上糸２２は、前記部材７４，２５，２
４の間で強い力で引っ張られ、たるみを生じない。次に
この状態より天びん２５と針２４が下降して、ミシンベ
ッド３９の下方に配設したボビン３０よりの下糸３２と
からみ合い布地に本縫い目を形成しつつ針２４と天びん
２５が上昇し始めると、糸調子制御装置４４の偏心カム
７８も上昇位置より下降し、その外周に接している作動
棒６０の本体６６もこれに応じて下降するから円錐形ば
ね７６を介しての一対のテンションディスク７４相互の
接触度が解除され、上糸２２の糸抜けが容易となり、針
２４と天びん２５とで上糸２２をテンションディスク７
４を経て引き出しつつ天びん２５が上死点に達すると上
糸２２の引き出しは中止され、既に説明した緊張状態と
なる。この様にして天びん２５の運動に同調して一対の
テンションディスク７４の接触度が変化するので、上糸
２２の引き出しは極めて容易に実施され、前記関係部材
である天びん２５、偏心カム７８の同調位置を予め設定
しておけば、上糸２２の糸調子の自動的設定が可能であ
る。と同時に縫い目形成に必要とする上糸の供給が自動
的に行われる。勿論前記天びん２５と偏心カム７８の配
置状態と共に予めテンションディスク７４の接触度を規
制しておくことが必要である。この場合には糸調子ナッ
ト５６と係止ナット５７の操作をして行うものである。
図１０に図示のように、予め所望のテンションディスク
７４接触度の設定を容易とするために係止ナット５７の
外周に目盛板５９を設け、糸調子ナット５６に突設した
突起５５を目盛板５９の目盛に合わせて設定しておけば
よい。
ついて説明する。上軸５０の回動に応じて天びん２５が
次第に上昇し上死点に達した際は、上軸５０に取り付け
た偏心カム７８の偏心外輪も上軸５０の回転に伴い最も
高い上昇位置にあるように、両部材２５、７８の位置を
予め設定しておく。すなわち両部材が前記の位置にある
際は、上糸２２は、糸ガイド群を介して針２４の針孔２
３と天びん２５の孔１３及び糸調子制御装置４４の一対
のテンションディスク７４との間で最も緊張した状態に
ある。この状態で上糸２２は、前記部材７４，２５，２
４の間で強い力で引っ張られ、たるみを生じない。次に
この状態より天びん２５と針２４が下降して、ミシンベ
ッド３９の下方に配設したボビン３０よりの下糸３２と
からみ合い布地に本縫い目を形成しつつ針２４と天びん
２５が上昇し始めると、糸調子制御装置４４の偏心カム
７８も上昇位置より下降し、その外周に接している作動
棒６０の本体６６もこれに応じて下降するから円錐形ば
ね７６を介しての一対のテンションディスク７４相互の
接触度が解除され、上糸２２の糸抜けが容易となり、針
２４と天びん２５とで上糸２２をテンションディスク７
４を経て引き出しつつ天びん２５が上死点に達すると上
糸２２の引き出しは中止され、既に説明した緊張状態と
なる。この様にして天びん２５の運動に同調して一対の
テンションディスク７４の接触度が変化するので、上糸
２２の引き出しは極めて容易に実施され、前記関係部材
である天びん２５、偏心カム７８の同調位置を予め設定
しておけば、上糸２２の糸調子の自動的設定が可能であ
る。と同時に縫い目形成に必要とする上糸の供給が自動
的に行われる。勿論前記天びん２５と偏心カム７８の配
置状態と共に予めテンションディスク７４の接触度を規
制しておくことが必要である。この場合には糸調子ナッ
ト５６と係止ナット５７の操作をして行うものである。
図１０に図示のように、予め所望のテンションディスク
７４接触度の設定を容易とするために係止ナット５７の
外周に目盛板５９を設け、糸調子ナット５６に突設した
突起５５を目盛板５９の目盛に合わせて設定しておけば
よい。
【０００８】前述のように糸調子制御装置は、上軸に回
転自在に固定した偏心カムの偏心外輪の最上位値と天び
んの上死点とを一致させてあるから、天びん上死点で上
糸は緊張状態となり、天びんの下降時には、偏心カムの
偏心外輪の変位に起因して、上糸のテンションディスク
よりの糸抜けが容易となり、上糸が下糸とからんで布地
への本縫い縫い目形成を容易且つ正確に実施できる等の
効果と共に従来例のように糸取りばね等を含む複雑な構
成の上糸調節装置についての微妙な調整を不要とし、更
に本縫い縫い目形成に必要とするだけの上糸を供給する
等の効果がある。以上説明の糸調子制御装置４４を設け
たミシンを用いて、本発明に係るバイアスリボン材４に
長手経糸２７方向へ本縫い縫い目３４を、円滑且つ上下
糸のしまり状態も正確にハッカリングを発生することな
く、形成することが可能となる。図３は本発明に係るバ
イアスリボン材を編機を用いてメリヤス編みを施した服
飾品である。図４は棒針を用いて作成した花瓶敷き等の
装飾品である。図５はかぎ針を用いて作成した服飾品で
ある。いずれの作品においてもバイアスリボン材４の縁
布３６は適妥なほつれを生じ、これが一種のファッショ
ナブルな装飾として役立つものである。
転自在に固定した偏心カムの偏心外輪の最上位値と天び
んの上死点とを一致させてあるから、天びん上死点で上
糸は緊張状態となり、天びんの下降時には、偏心カムの
偏心外輪の変位に起因して、上糸のテンションディスク
よりの糸抜けが容易となり、上糸が下糸とからんで布地
への本縫い縫い目形成を容易且つ正確に実施できる等の
効果と共に従来例のように糸取りばね等を含む複雑な構
成の上糸調節装置についての微妙な調整を不要とし、更
に本縫い縫い目形成に必要とするだけの上糸を供給する
等の効果がある。以上説明の糸調子制御装置４４を設け
たミシンを用いて、本発明に係るバイアスリボン材４に
長手経糸２７方向へ本縫い縫い目３４を、円滑且つ上下
糸のしまり状態も正確にハッカリングを発生することな
く、形成することが可能となる。図３は本発明に係るバ
イアスリボン材を編機を用いてメリヤス編みを施した服
飾品である。図４は棒針を用いて作成した花瓶敷き等の
装飾品である。図５はかぎ針を用いて作成した服飾品で
ある。いずれの作品においてもバイアスリボン材４の縁
布３６は適妥なほつれを生じ、これが一種のファッショ
ナブルな装飾として役立つものである。
【０００６】
【効果】本発明に係るバイアスリボン材は、その縫い目
の両側の横糸の縁がほつれを生じて、ファッショナブル
な装飾用として役立つので、このバイアスリボン材を使
用して従来品に存在しない柔らかい風味を有するファッ
ショナブルな服飾品その他を作成することが可能であ
り、服飾品、装飾品材料として種々の広い用途に用いら
れる等の利点がある。
の両側の横糸の縁がほつれを生じて、ファッショナブル
な装飾用として役立つので、このバイアスリボン材を使
用して従来品に存在しない柔らかい風味を有するファッ
ショナブルな服飾品その他を作成することが可能であ
り、服飾品、装飾品材料として種々の広い用途に用いら
れる等の利点がある。
【図１】本発明に係るバイアスリボン材を作成する装置
の略線側面図。
の略線側面図。
【図２】バイアスリボン材の平面図で、同（Ａ）は横
糸、経糸の中心に本縫いを形成した平面図。同（Ｂ）は
横糸の縁部がほつれ状態となった平面図。
糸、経糸の中心に本縫いを形成した平面図。同（Ｂ）は
横糸の縁部がほつれ状態となった平面図。
【図３】編機を用いて作成した服飾品の平面図。
【図４】棒針を用いた製品の平面図。
【図５】かぎ針を用いた製品の平面図。
【図６】糸調子制御装置を組み込んだミシンの斜視図。
【図７】糸調子制御装置の取付け位置を示すミシンの頭
部機枠を取外した斜視図。
部機枠を取外した斜視図。
【図８】糸調子制御装置の断面図。
【図９】糸調子制御装置の側面図。
【図１０】目盛板の平面図。
２ リール ４ バイアスリボン材 ６ 押え具 ２０ 針棒 ２２ 上糸 ２４ 針 ２６ 横糸 ２７ 経糸 ３２ 下糸 ３４ 本縫い縫い目 ３６ 縁部 ４４ 糸調子制御装置
Claims (4)
- 【請求項１】 バイアスリボンの中心部経糸方向に本縫
いミシンにより直線縫い目を形成してなるバイアスリボ
ン材。 - 【請求項２】 バイアスリボン材を用いてメリヤス編を
施して作成した衣服、又は服飾用品。 - 【請求項３】 バイアスリボン材をかぎ針により作成し
た服飾用品。 - 【請求項４】 ミシン頭部に組み込まれ、ミシン上軸回
転の際、偏心カム偏心外輪の最上昇位値と天びんの上死
点とが一致するように構成した糸調整制御装置よりの縫
い糸を用いて作成した請求項１記載のバイアスリボン
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26276691A JPH0578964A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | バイアスリボン材及びバイアスリボン材により作成した衣服、服飾用品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26276691A JPH0578964A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | バイアスリボン材及びバイアスリボン材により作成した衣服、服飾用品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578964A true JPH0578964A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17380294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26276691A Pending JPH0578964A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | バイアスリボン材及びバイアスリボン材により作成した衣服、服飾用品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0578964A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2865221A1 (fr) * | 2004-01-20 | 2005-07-22 | Rima | Procede de fabrication d'une etoffe a fibres dressees |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54132243A (en) * | 1978-04-04 | 1979-10-15 | Sunstar Inc | Skin coloring composition |
| JPS57161148A (en) * | 1981-03-30 | 1982-10-04 | Hitoshi Nishinaka | Production of glass short fiber product |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP26276691A patent/JPH0578964A/ja active Pending
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2865221A1 (fr) * | 2004-01-20 | 2005-07-22 | Rima | Procede de fabrication d'une etoffe a fibres dressees |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960326 |