JPH0578951A - 織機の給糸体交換装置 - Google Patents

織機の給糸体交換装置

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JPH0578951A
JPH0578951A JP23906791A JP23906791A JPH0578951A JP H0578951 A JPH0578951 A JP H0578951A JP 23906791 A JP23906791 A JP 23906791A JP 23906791 A JP23906791 A JP 23906791A JP H0578951 A JPH0578951 A JP H0578951A
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JP
Japan
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bobbin
yarn
weft
yarn feeder
feeder
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Pending
Application number
JP23906791A
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English (en)
Inventor
Hiromi Kosaku
弘美 小作
Kimimasa Onishi
公正 大西
Shuichi Kojima
修一 小島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 織機の給糸体交換装置から取り外されるボビ
ンの回収を容易にする。 【構成】 織機の搬送装置70から取り外される空ボビ
ン175と非使用給糸体176とを、分離装置140で
分離し、この分離された非使用給糸体176を図外の篭
に排出し、分離された空ボビン175をトレイ151上
に貯留する。そして、トレイ151に空ボビン175
が、ある程度溜まったところで、スクレーパ152が空
ボビン175を装置外に置かれた篭170または図外の
ロボットの収納部に排出する。なお、空ボビン175を
篭170に排出した場合には、篭170を上記ロボット
で回収する。また、図外の篭に排出された非使用給糸体
176は、作業者がその場で緯糸の不良部分を除去した
後、給糸体交換装置に供給して、再使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機において、現在使
用中の給糸体に緯糸消尽または給糸異常が発生した際
に、搬送搬送装置から取り外された空ボビンと非使用給
糸体とを自動的に分離するようにした給糸体交換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の織機の給糸体交換システムとして
は、例えば特開平1−317965号公報に開示された
ものがある。これは、図4に示すように、給糸体Aを搬
送装置Bに載置し、この給糸体Aから図外の織機に給糸
している。そして、織機で不要になったボビンCは、織
機の緯糸給糸ステーションにロボットDを走行させて回
収するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、織機で不要
となったボビンには、例えば、給糸体と測長装置との間
で緯糸切れが発生して、非使用給糸体と判定されたもの
と、完全に緯糸が消費し尽くされた空ボビンとが混在す
るのが一般的である。そこで、回収した不要ボビン中の
非使用給糸体は、織機に再使用することが得策である
が、前述のように、空ボビンと非使用給糸体とを同じよ
うに回収してしまうと、分離に多大な労力と時間がかか
り、コスト的には、あまり有利ではない。
【0004】そこで本発明は、搬送装置から取り外され
た空ボビンと非使用給糸体とを分離し、空ボビンのみを
自動的に回収し、非使用給糸体は作業者がその場で不良
巻き部分除去などの適切な処置を行った後、予備の給糸
体として搬送装置に供給できるようにすることを課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、現在使用中の
給糸体と予備の給糸体とを搬送装置に載置し、使用中の
給糸体に緯糸消尽または給糸異常が発生した際、搬送装
置を駆動して、予備の給糸体を給糸位置に移動させる一
方、緯糸消尽による空ボビンまたは給糸異常による非使
用給糸体を、搬送装置から取り外すようにした織機の給
糸体交換装置において、前記搬送装置から取り外された
空ボビンと非使用給糸体とを区分けする空ボビン・非使
用給糸体分離装置を設けてある。
【0006】
【作用】搬送装置から取り外される空ボビンと非使用給
糸体とを給糸体交換装置の所で自動的に分離する。
【0007】
【実施例】図3は、織物工場の織機エリアに設置される
織機のうちの1台の織機10への給糸体の交換システム
の一実施例の全体を示している。この図3に示すした交
換システムは、大まかには、自走キャリア50が、緯糸
Wの先端部が中空状のボビン2内に挿入された給糸体1
を、図外の給糸体ストックエリアから織機10の緯糸給
糸ステーション14に運搬し、この緯糸給糸ステーショ
ン14に設置された給糸体交換装置60の上面に設定さ
れた載置位置61で、搬送装置70のボビンホルダ80
に移載供給する。この自走キャリア50から給糸体1を
受け取った給糸体交換装置60は、搬送装置70の働き
により、給糸体1を、給糸体交換装置60の前面上下方
向中間部に設定された給糸位置62に移動した後、給糸
体1の緯糸Wを、空気流により、給糸体1の下流側装置
としての緯糸測長貯留装置16を経て緯入れノズル11
に引き通してある。そして、給糸位置62における給糸
体1の緯糸Wが消尽されたり、あるいは、緯糸Wの巻き
が悪かったりして緯糸Wが切れたりした場合には、織機
10の駆動を停止し、緯糸測長貯留装置16や緯入れノ
ズル11などに残存している緯糸Wを除去し、搬送装置
70を駆動して、搬送装置70のボビンホルダ80が取
り付けられた搬送体72を給糸体交換装置60の載置位
置61側から給糸位置62側に向けて移動し、上記自走
キャリア50から供給された給糸体1を、載置位置61
側から給糸位置62に搬送し、給糸体1が給糸位置62
に到着した所で、搬送体72の移動を停止する。そし
て、給糸位置62において、ボビンホルダ80内から噴
射される空気流により、給糸体1の緯糸Wの先端部を、
ボビン2内から吹き出して、給糸体1の下流側装置とし
ての複数の緯糸測長貯留装置16や緯入れノズル11な
どに順次引き通す一方、上記緯糸Wが消尽された図1に
仮想線で示す空ボビン175あるいは緯糸切れによって
使用中止とした図1に仮想線で示す非使用給糸体176
を、空ボビン・非使用給糸体取り外し装置130によ
り、搬送装置70のボビンホルダ80から取り外し、こ
の取り外した空ボビン175または非使用給糸体176
を、空ボビン・非使用給糸体分離装置140で分離し、
分離された空ボビン175を空ボビン一時貯留装置15
0に排出し、分離した非使用給糸体176を装置外に配
置した図1に示す給糸体篭177に排出する。
【0008】なお、図3中の符号30は、織機10の緯
入れノズル11近傍に設けた牽引除去装置であって、こ
の牽引除去装置30は、カッタガイド31と吹き上げノ
ズル32と案内アーム33とエアムーバ36と巻き取り
ローラ37,38と吸い取りパイプ41とを備え、給糸
体交換装置60から新しい緯糸Wを引き通した際の織機
10の運転開始前に緯入れノズル11から経糸Y側に位
置する緯糸Wを除去したり、図外の緯入れ不良糸を除去
したりするものである。
【0009】図1は、給糸体交換装置60の側面を示し
ている。この図1において、搬送装置70は、多数のロ
ーラと多数のリンクプレートとからなる無端状のチェー
ンになる搬送体72を備えている。この搬送体72は、
給糸体交換装置60の縦長な長方体に構成されたフレー
ム64の上部前後と上下方向中間部前後とに回転自在に
装着されたシャフト73に取り付けられたスプロケット
74に、側面視ほぼ方形状を描くように、巻き掛けてあ
る。そして、上部前側のシャフト73には、モータ71
の出力軸が、ギヤのような動力伝達機構76を介して連
結してある。しかも、このモータ71に連結されたシャ
フト73のスプロケット74は、電磁クラッチ75を介
して、当該シャフト73に取り付けられている。したが
って、搬送装置70は、電磁クラッチ75のオン動作と
オフ動作とにより、モータ71の動力を、上部前側に位
置するスプロケット74に伝達,遮断し、以て、搬送体
72を移動,停止させ、複数の搬送体72それぞれに等
分配置しつつ取り付けられた複数のボビンホルダ80の
うちのいくつかを給糸体交換装置60の載置位置61と
給糸位置62とに順次位置させるようになっている。
【0010】ボビンホルダ80は、基端から先端に向け
て外形が徐々に小さくなる截頭円錐形になっている。ボ
ビンホルダ80の大径な基端には、その基端外径よりも
小径な軸部81を形成してある。この軸部81は、複数
の搬送体72のリンクプレートの外側縁に組み付けられ
た基板82に、一体的に立設されている。また、ボビン
ホルダ80の大径な基端外周面には、図2に示す面取り
部83を搬送体72の移動方向両側に位置して形成して
ある。この面取り部83は、軸部81の直径よりも少し
大きい寸法を以て、ボビンホルダ80の軸心および搬送
体72の移動方向それぞれに平行な平面になっている。
さらに、ボビンホルダ80と軸部81と基板82との中
心部には、縦孔101が貫通形成してある。
【0011】また、給糸体交換装置60には、給糸噴射
装置120と、空ボビン・非使用給糸体取り外し装置1
40と、空ボビン・非使用給糸体分離装置140と、空
ボビン一時貯留装置150とを設けてある。
【0012】給糸噴射装置120は、給糸交換装置60
の給糸位置62において、ボビンホルダ80に装着され
た給糸体1の緯糸Wの先端部を、ボビンホルダ80内か
ら噴射される空気流により、ボビン2内から吹き出して
図3に示す緯糸W測長貯留装置16に受け渡すものであ
って、フレーム63に取り付けられたエアシリンダ12
1と、このエアシリンダ121の作動ロッドに取り付け
らかつ図外の加圧空気供給装置が接続された給糸ノズル
122とを備えている。給糸ノズル122は、給糸体交
換装置60の給糸位置62に待機している搬送体72の
ボビンホルダ80の縦孔101の後方で縦孔101と同
軸に配置され、エアシリンダ121の伸長動作により、
実線で示す待機位置から、仮想線で示す作動位置に向け
て移動され、搬送体72のリンクプレートを通って基板
82の縦孔101に挿入,停止された後、ボビンホルダ
80の縦孔101からボビン2の上端開口部6に向けて
空気を噴射し、以て、緯糸Wの先端部を、ボビン2の上
端開口部6から緯糸測長貯留装置16側に吹き出させ、
緯糸Wの先端部がボビン2から緯糸測長貯留装置16側
に吹き出される所定時間後に、空気の噴射が停止される
とともに、エアシリンダ121の縮小動作により、待機
位置に復帰するようになっている。
【0013】前記空ボビン・非使用給糸体取り外し装置
130は、空ボビン175または非使用給糸体176
を、複数の搬送体72の駆動に伴うボビンホルダ80の
移動を利用しつつ、ボビンホルダ80から抜き取る方向
に押し出すことにより、ボビンホルダ80から同時また
は個別に取り外すものであって、フレーム64に取り付
けられ、給糸位置62の下部近傍において、各搬送体7
2のボビンホルダ80基端両側の面取り部83と対応す
る位置に配置された上下に延びる除去部材になってお
り、この除去部材のボビン2側に位置する外側縁には、
図1に示すように、上部に位置する傾斜状の案内面13
1と、この案内面131の下部に連なる平坦状の押し出
し面132とを形成してある。
【0014】前記空ボビン・非使用給糸体分離装置14
0は、ボビンホルダ80から取り外された空ボビン17
5と非使用給糸体176とを分離し、分離された空ボビ
ン175を空ボビン一時貯留装置150に誘導排出し、
分離された非使用給糸体176を給糸体交換装置60外
側近傍に配置した給糸体篭177に誘導排出するもので
あって、空ボビン・非使用給糸体取り外し装置130の
下部からフレーム64より離れる方向へ斜め下方に向け
て延びる分離部材141と、この分離分離141の下部
からフレーム64内の空ボビン一時貯留装置150に向
けて傾斜された空ボビンシュータ142とを備えてい
る。分離部材141には、図2に示すように、空ボビン
175の大径な仮想線示の基端外径よりも幅が少し広い
落下空間部143を形成してある。したがって、この空
ボビン・非使用給糸体分離装置140においては、図1
および図2に仮想線で示すように、ボビンホルダ80か
ら取り外された空ボビン175が、分離部材141の落
下空間部143を自重で通り抜けた後、空ボビンシュー
タ142上を滑り、空ボビン一時貯留装置150に排出
される一方、非使用給糸体176が、図1に仮想線で示
し、かつ図2に一点鎖線で示すように、落下空間部14
3を通り抜けることなく分離部材141上を自重で滑っ
て図外の給糸体篭に排出される。
【0015】前記空ボビン一時貯留装置150は、給糸
体交換装置60の下部において、ボビンホルダ80から
取り外された空ボビン175を一時的に貯留した後、空
ボビン篭170に排出するものであって、フレーム64
に取り付けられたトレイ151と、スクレーパ152と
を備えている。トレイ151は、図1に示すように、上
下方向中間部の上げ底状の底壁上に空ボビン175を乗
せ、左右側壁で空ボビン175の転落を防止するととも
に、フレーム64の左右方向(図1の紙面表裏方向)に
延設されている。スクレーパ152は、トレイ151の
底壁上に配置されており、図外の駆動機構により、トレ
イ151の例えば右側から左側に向けて移動されて、空
ボビン175をトレイ151から図外の空ボビン篭に排
出するようになっている。
【0016】この一実施例によれば、給糸位置62にお
ける給糸体1の緯糸Wが消尽されたり、あるいは、給糸
体交換装置60と緯糸測長貯留装置16との間で、緯糸
Wが切れたりして、織機10の駆動が停止し、緯糸測長
貯留装置16や緯入れノズル11などに残存している緯
糸Wを除去し、搬送装置70が駆動して、搬送装置70
のボビンホルダ80が取り付けられた搬送体72を給糸
体交換装置60の載置位置61側から給糸位置62側に
向けて移動する過程において、搬送体72の移動方向が
下部のスプロケット74で方向転換されることにより、
ボビンホルダ80に装着されている図2に仮想線で示す
空ボビン175または図1に一点鎖線で示す非使用給糸
体176のボビン2の大径な後端(基端)が、搬送体7
2の移動に伴って、空ボビン・非使用給糸体取り外し装
置130の傾斜状の案内面131を越えて垂直状の押し
出し面132に到達し、そして、ボビンホルダ80が、
上記搬送体72の方向転換に伴って、空ボビン175ま
たは非使用給糸体176のボビン2から引き抜かれる方
向に移動し、空ボビン175または非使用給糸体176
のボビン2が押し出し面132に当接され、以て、空ボ
ビン175または非使用給糸体176のボビン2がボビ
ンホルダ80から取り外される。
【0017】そして、搬送装置70のボビンホルダ80
から取り外された空ボビン175または非使用給糸体1
76は、空ボビン・非使用給糸体分離装置140で分離
される。つまり、空ボビン175は、落下空間部143
を自重で通り抜けた後、空ボビンシュータ142上を滑
り、空ボビン一時貯留装置150のトレイ151上に排
出される。また、非使用給糸体176は落下空間部14
3を通り抜けることなく分離部材141上を自重で滑っ
て装置外の給糸体篭177に排出される。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、織機に緯
糸を自動的に給糸する装置の搬送装置から取り外された
空ボビンと非使用給糸体とを分離するようにしたので、
空ボビンのみを、例えば、装置から給糸体ストックエリ
ア側に回収し、非使用給糸体は作業者が不良巻き部分除
去などの適切な処置を行った後、予備給糸体として搬送
装置に供給することができ、人員による空ボビンと非使
用給糸体との分離作業が不要となり、コスト的に有利と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の給糸体交換装置を示す側面
図。
【図2】同実施例の空ボビン・非使用給糸体分離装置を
示す正面図。
【図3】同実施例の給糸体の交換システムの全体を示す
正面図。
【図4】従来の織機の給糸体の交換システムのボビンを
取り外す状態を示す概略構成図。
【符号の説明】
1…給糸体 140…空ボビン・非使用給糸体分離装置 175…空ボビン 176…非使用給糸体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在使用中の給糸体と予備の給糸体とを
    搬送装置に載置し、使用中の給糸体に緯糸消尽または給
    糸異常が発生した際、搬送装置を駆動して、予備の給糸
    体を給糸位置に移動させる一方、緯糸消尽による空ボビ
    ンまたは給糸異常による非使用給糸体を、搬送装置から
    取り外すようにした織機の給糸体交換装置において、 前記搬送装置から取り外された空ボビンと非使用給糸体
    とを区分けする空ボビン・非使用給糸体分離装置を設け
    たことを特徴とする織機の給糸体交換装置。
JP23906791A 1991-09-19 1991-09-19 織機の給糸体交換装置 Pending JPH0578951A (ja)

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