JPH0578398U - 粉末加圧成形機の2段式ポンチユニット - Google Patents

粉末加圧成形機の2段式ポンチユニット

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JPH0578398U
JPH0578398U JP1602292U JP1602292U JPH0578398U JP H0578398 U JPH0578398 U JP H0578398U JP 1602292 U JP1602292 U JP 1602292U JP 1602292 U JP1602292 U JP 1602292U JP H0578398 U JPH0578398 U JP H0578398U
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JP
Japan
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punch
punch holder
outer punch
holder
inner punch
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Pending
Application number
JP1602292U
Other languages
English (en)
Inventor
昌彦 足立
晴彦 竹井
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Publication of JPH0578398U publication Critical patent/JPH0578398U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外ポンチと内ポンチとの隙間に原料粉末が入
り込んで、両者間の摩擦が増大しても、成形工程および
成形品の排出工程での内ポンチの動きを良好に保つ。 【構成】 内ポンチホルダ9から側方に突設された操作
部16、ローラ軸17が外ポンチホルダ7およびユニッ
トベース6に形成された長穴11、18を通ってベース
側部に突出しており、ローラ軸17の突出端にカムホロ
アローラ19が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、セラミックスやフェライトなどの原料粉末を金型で加圧成形する ロータリー式粉末加圧成形機に用いる2段式ポンチユニットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、この考案の対象となる粉末加圧成形機の2段式ポンチユニットの基本と なる機能および動作を図1に従って説明する。図1において、1はストレートな 穴が上下に貫通形成されたダイスであり、このダイス1の下方から2段式ポンチ ユニットの外ポンチ2と内ポンチ3とのセットが嵌合している。外ポンチ2はダ イス1内にぴったり嵌合する寸法の円筒体であり、内ポンチ3は外ポンチ2の筒 穴内に摺動自在にぴったりと嵌合する寸法のロッドである。
【0003】 図1(A)の状態では、ダイス1に対して外ポンチ2は最下方位置に位置決め され、内ポンチ3は最上方位置に位置決めされている。この状態でフェライトな どの原料粉末4がダイス1内に充填される。次の工程(B)では外ポンチ2が所 定の成形位置まで上昇する。このときダイス1内に充填された原料粉末4の余剰 分が上方に押し上げられ、さらにダイス1の上面を払拭するワイパによって排除 され、ダイス1内に一定量の原料粉末4が充填された状態となる。次の工程(C )が加圧成形工程である。つまりダイス1内に上方から下降してくる上ポンチ5 が貫入し、原料粉末4がダイス1内で加圧される。このとき上ポンチ5の下降と ともに内ポンチ3が所定の成形位置まで下降する。これによってダイス1内の原 料粉末4はカップを伏せた形の製品に加圧成形される。次の工程(D)では、上 ポンチ5が上方へ退去するとともに、外ポンチ2および内ポンチ3が図に示す最 上方位置まで上昇し、加圧成形された製品4をダイス1上に排出する。
【0004】 以上がこの考案の対象となる粉末加圧成形機の2段式ポンチユニットの機能と 動作である。このように外ポンチ2と内ポンチ3とを機能させる2段式ポンチユ ニットの従来の代表的な構成を図2と図3に示している。
【0005】 図2と図3に示す従来の2段式ポンチユニットは、ロータリー式粉末加圧成形 機の回転下テーブルに固定される筒形のユニットベース6と、このユニットベー ス6の筒穴内に貫通状態で摺動自在に挿入された筒形の外ポンチホルダ7と、こ の外ポンチホルダ7の上端部に同軸上に一体的に取り付けれられた前述した外ポ ンチ3と、外ポンチホルダ7の下端部に一体的に設けられたカムホロア8と、外 ポンチホルダ7の筒穴内に摺動自在に挿入された内ポンチホルダ9と、前述のよ うに外ポンチ2の筒穴内に摺動自在に挿入され下端部が内ポンチホルダ9に一体 化された内ポンチ3とを備えている。
【0006】 内ポンチホルダ9の基部からは軸に直交する方向に2本の操作ピン10が突設 されている。一方、外ポンチホルダ7には長穴11が形成されており、操作ピン 10はこの長穴を通ってユニットベース6の内側の凹所12に収まっている。こ れにより操作ピン10が外ポンチホルダ7および内ポンチホルダ9の摺動の妨げ にならないようになっている。
【0007】 内ポンチホルダ9の操作ピン10はユニットベース6の凹所12内において位 置決めプレート13とバネ受けプレート14との間に挟まれており、バネ15に よって常時上方へ付勢されている。また、内ポンチ3の上端を下方へ押すと、バ ネ15が圧縮され、バネ受けプレート14が凹所12の段部に当たる位置で内ポ ンチ3の最下方位置が決まる。
【0008】 図1に示したように外ポンチ2を上下させるのは、外ポンチホルダ7のカムホ ロア9に当接するカムホロアの働きである。一方、内ポンチ3はバネ15によっ て上方に常時付勢され、図1の(A)(B)(D)の最上方位置に位置決めされ るとともに、上ポンチ5によって押されて図1(C)に示す最下方位置まで下降 する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
前述したように内ポンチをバネ15の力で常時上方へ付勢している構造の2段 式ポンチユニットでは、使用するうちに外ポンチ2と内ポンチ3との隙間に原料 粉末4が入り込むと、バネ15による外ポンチ2に対する内ポンチ3の動きが疎 外されるという問題がある。図1において、加圧成形工程(C)から製品取出工 程(D)において、内ポンチ3の動きが悪いと外ポンチ2のみで成形品4を押し 上げる形になり、成形品4にクラックが入りやすくなる。また、加圧成形工程( C)においても、上ポンチ5の下降するときに内ポンチ3がスムーズに下降しな くなると、ダイス1内における原料粉末4の加圧力の及び方が狂い、成形品4の 密度分布が変化し、製品寸法のバラツキが大きくなる。
【0010】 この考案の前述した従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、外ポン チに対する内ポンチの動作不良を生じないようにした粉末加圧成形機の2段式ポ ンチユニットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこでこの考案では、前述したような基本構成の2段式ポンチユニットにおい て、内ポンチホルダから側方に突設された操作部を外ポンチホルダおよびユニッ トベースに形成された長穴を通してユニットベース側部に突出させ、この操作部 の突出端にカムホロアを一体的に設けた。
【0012】
【作用】
外ポンチホルダをカム駆動によって上下動させるだけでなく(これは従来と同 じ)、内ポンチホルダも前記ベース側部に突出して設けた前記カムホロアにより カム駆動で上下動させる。
【0013】
【実施例】
図4と図5にこの考案の一実施例による2段式ポンチユニットの詳細な構成を 示している。基本的な構成は従来のものと同様で、粉末加圧成形機の回転下テー ブルに固定される筒形のユニットベース6と、ユニットベース6の筒穴内に貫通 状態で摺動自在に挿入された筒形の外ポンチホルダ7と、外ポンチホルダ7の上 端部に同軸上に一体的に取り付けられたつ形の外ポンチ2と、外ポンチホルダ7 の下端部に一体的に設けられたカムホロア8と、外ポンチホルダ7の筒穴内に摺 動自在に挿入された内ポンチホルダ9と、外ポンチ2の筒穴内に摺動自在に挿入 されて下端側が内ポンチホルダ9に一体化された内ポンチ3とを備えている。
【0014】 内ポンチホルダ9の基部にはユニットベース6の直径方向に2本の操作部16 が突設されている。操作部16の中心部にはローラ軸17が貫通するように取り 付けられている。この操作部16とローラ軸17は外ポンチホルダ7およびユニ ットベース6に形成された長穴11と18を通って外側に突出している。そのロ ーラ軸17の突出端部にカムホロアローラ19が取付けられている。また、従来 と同様に操作部16は、ユニットベース6の内側の凹所12内において位置決め プレート13とバネ受けプレート14に挟まれており、バネ15によって常時上 方に付勢されている。このバネ15による付勢機構は本考案の必須要件ではなく 、内ポンチホルダ9(内ポンチ3)を上下動させるのは、カムホロアローラ19 とカムとの組合わせによるカム駆動機構である。バネ付勢機構はカム駆動機構の 遊びを除去するための予圧機構として作用する。
【0015】 ロータリ式粉末加圧成形機では、2段式ポンチユニットはロータリテーブルと ともに回転し、外ポンチ駆動用のカムホロア8がカムホロアにそって上下の動し 、外ポンチ2を上下動させる。この考案の2段式ポンチユニットでは、内ポンチ 3駆動用のカムホロアローラ19の回転軌跡にそって溝カムを設け、その溝カム によってカムホロアローラ19、内ポンチホルダ9、内ポンチ3を上下動させる 。この2つのカム駆動機構によって外ポンチ2と内ポンチ3とを図1に示すよう に上下動させる。
【0016】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案による2段式ポンチユニットでは、外ポ ンチの上下動だけでなく内ポンチの上下動もカム駆動式としたので、外ポンチと 内ポンチの間に原料粉末が入り込んで、両者間の摩擦が増大しても、強力なカム 駆動機構によって常に正しく外ポンチと内ポンチを動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の対象となる粉末加圧成形機の2段式
ポンチユニットの基本機能と動作を示す説明図である。
【図2】従来の2段式ポンチユニットの半断面図であ
る。
【図3】図2におけるA−A線半断面図である。
【図4】この考案の一実施例による2段式ポンチユニッ
トの半断面図である。
【図5】図4におけるB−B線半断面図である。
【符号の説明】
1 ダイス 2 外ポンチ 3 内ポンチ 4 原料粉末 5 上ポンチ 6 ユニットベース 7 外ポンチホルダ 8 カムホロア 9 内ポンチホルダ 10 操作ピン 11 長穴 12 凹所 13 位置決めプレート 14 バネ受けプレート 15 バネ 16 操作部 17 ローラ軸 18 長穴 19 カムホロアローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形のユニットベースと、ユニットベー
    スの筒穴内に貫通状態で摺動自在に挿入された筒形の外
    ポンチホルダと、この外ポンチホルダの一端部に同軸上
    に一体的に設けられた筒形の外ポンチと、前記外ポンチ
    ホルダの他端部に一体的に設けられたカムホロアと、前
    記外ポンチホルダの筒穴内に摺動自在に挿入された内ポ
    ンチホルダと、前記外ポンチの筒穴内に摺動自在に挿入
    されて内端側が前記内ポンチホルダに一体化された内ポ
    ンチとを備え、前記内ポンチから側方に突設された操作
    部が前記外ポンチホルダおよび前記ユニットベースに形
    成された長穴を通って前記ベース側部に突出しており、
    前記操作部の突出端にカムホロアが一体的に設けられて
    いることを特徴とする粉末加圧成形機の2段式ポンチユ
    ニット。
JP1602292U 1992-03-26 1992-03-26 粉末加圧成形機の2段式ポンチユニット Pending JPH0578398U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444146A (en) * 1977-09-09 1979-04-07 Continental Group Brush mounting apparatus for rotary electric coupling

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444146A (en) * 1977-09-09 1979-04-07 Continental Group Brush mounting apparatus for rotary electric coupling

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