JPH0577913A - モータ駆動のキヤリアボールを備えるテーブル - Google Patents

モータ駆動のキヤリアボールを備えるテーブル

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JPH0577913A
JPH0577913A JP4058277A JP5827792A JPH0577913A JP H0577913 A JPH0577913 A JP H0577913A JP 4058277 A JP4058277 A JP 4058277A JP 5827792 A JP5827792 A JP 5827792A JP H0577913 A JPH0577913 A JP H0577913A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上流から到着する加工物を左方向又は右方向
に向けて横方向に移動させ、かつ横方向の移動を伴って
調節可能な連続的な方法にて行う機械であって、長手方
向及び横方向の移動を組み合わせ、より一般的な方法で
は、加工物を機械内の加工物の搬送方向に対して任意の
方向に移動させ、その加工物をある装置により取り上
げ、その後の加工が所望の位置にて確実に為されるよう
にする機械を提供すること。 【構成】 十字状に作動するキャリアボールを備えるテ
ーブルは、トレー６の両側部で突出する回転自在のキャ
リアボール７を有する水平方向トレー６を備えている。
キャリアボール７には、キャリアボール７に接触する上
方部分を有する無端ベルト４及びトレー６の側部９に取
り付けられ、トレー６を無端ベルト４に対して移動させ
得るようにした無端チェーン８によりこの方法又は別の
方法で、第１の方向及び第２の方向に向けて回転動作が
付与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、平坦な加工物を直交状
に仕分けし得るようにしたモータ駆動の十字状に移動す
るキャリアボールを備えるテーブルに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】工業的工程は、例えば、製造機械とパレ
ット装置との間で加工物を１つの箇所から別の箇所に直
交状に移動させなければならない場合が多い。
【０００３】かかる搬送は、従来、ウェブコンベア、モ
ータ駆動のローラ等により行われていた。
【０００４】一般に、かかる加工物は、例えば、次々と
連続的に移動する厚紙板のバッチのような平行四辺形の
形状をしている。
【０００５】かかる工程の終了時に、加工物を相互に平
行にかつ長手方向に組み立て、幾つかのバッチの層を形
成することが必要な場合に、バッチをグループ化するこ
とが出来ないにも拘わらず、この工程は、一般に採用さ
れている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特
に、上流から到着する加工物を左方向又は右方向に向け
て横方向に移動させ、かつ横方向の移動を伴って調節可
能な連続的な方法にて行う機械であって、長手方向及び
横方向の移動を組み合わせ、より一般的な方法では、加
工物を機械内の加工物の搬送方向に対して任意の方向に
移動させ、その加工物をある装置により取り上げ、その
後の加工が所望の位置にて確実に為されるようにする機
械を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、平坦な加工物を直交状に仕分けし得るよ
うにしたモータ駆動のキャリアボールを備えるテーブル
にして、水平方向トレーであって、該トレー内に配置さ
れ、上側部及び底側部にて突出し得るようにした回転自
在のキャリアボールを備えるトレーと、該トレーの下方
に配置されかつ上記キャリアボールを支持する手段と、
キャリアボールが上記支持手段に接触する箇所にて、キ
ャリアボールに対し第１の水平方向に向けて最初の回転
動作を付与する一次的手段と、キャリアボールが上記支
持手段に接触する箇所にて、上記第１の方向に垂直に、
キャリアボールに対し上記第２の水平方向に向けて第２
の回転動作を付与する二次的手段と、前記第１及び第２
の回転動作の付与及び強さを制御しかつ点検し、前記第
１及び第２の方向により画成された基準面の任意の方向
に可変の大きさの回転動作をキャリアボールの接触点に
て該キャリアボールに付与する手段と、処理するため、
加工物をトレーのボール上に運ぶ手段と、加工後、加工
物をトレーの出口にて集める手段とを備えることを特徴
とするテーブルを提供するものである。
【０００８】本発明により具体化されたボールテーブル
の第１の使用方法によれば、キャリアボールを支持する
上記手段は、それ自体適当な支持手段により支持された
無端ベルトから成り、これにより、上記第１の方向に向
けてキャリアボールに対し上記第１の回転動作を付与す
る上記一次的手段は、その上部がキャリアボールに接触
する上記無端ベルトと、該ベルトをこの方法又は別の方
法で駆動する手段とから成り、これにより、上記第２の
方向に向けてキャリアボールに対し上記第２の回転動作
を付与する二次的手段は、トレーとベルトとの間で上記
ベルトの移動方向に直交する相対的動作を生じさせるの
に適した手段である。
【０００９】トレーとベルトとの間のかかる相対的動作
を生じさせる手段は、例えば、固定された中心軸上で回
転するローラ上を移動するベルト上でトレーを移動させ
る手段と、トレーを案内し得るようにした手段とから成
る。
【００１０】ベルトをブラシ、スクレーパ、又はその他
の適当な装置により掃除し、塵埃及び板紙の残物を除去
し得るようにすることが有利である。
【００１１】本発明により具体化される装置の第２の使
用方法によれば、上記キャリアボールを支持する手段
は、並べて配置され、トレーのキャリアボールを支持す
る水平方向ローラから成り、上記第１の方向に向けてキ
ャリアボールに対し上記第１の回転動作を付与する上記
一次的手段は、一方法又は別の方法で上記ローラの同期
状回転を保証する手段から成る一方、上記の第２の方向
に向けてキャリアボールに対し上記第２の回転動作を付
与する上記二次的手段は、一方法又は別の方法でトレー
を上記ローラに対して平行に移動させる手段から成り、
ローラ中心軸は固定されている。
【００１２】この第２の使用方法の別の形態によれば、
キャリアボールを支持しかつ駆動するローラは、独立的
に制御される群毎に配置され、その各群は、トレーの全
幅を覆う一定数のローラから成る。
【００１３】又、キャリアボールを支持しかつ駆動する
ローラの各々は、並べて配置されかつ独立的に制御され
るローラの各種の部分から成り、これら幾つかの平行し
かつ隣接する部分は、同期状態で制御され、トレー上に
並置部分を形成し、キャリアボールがこの並置部分内で
テーブルの上に置かれた加工物に対して移動又は回転動
作或はその２つの動作の組み合わせ動作を付与するのに
必要な方向に回転させ、同一又は同一でない加工物の所
定の組立体内で加工物を正確に位置決めし得るようにす
る。
【００１４】
【実施例】本発明の別の特徴及び利点は、単に一例とし
てのみ記載した本発明の実施例に関する以下の詳細な説
明及び添付図面から明らかになるであろう。
【００１５】図１乃至図３に示すような本発明による仕
分け動作を保証するボールテーブルは、モータ３を備え
るローラ２を支持するフレーム１を備え、該フレーム１
は、方向ａ−ｂ（図１）に沿って走行し、上方部分の下
側がフレーム１により保持された水平面支持体５の上に
着座するエラストマー被覆の水平方向無端ベルト４を駆
動する。ベルト４の上方部分の上側は、穴が設けられた
水平方向の剛性トレー６の着座装置として機能し、上記
穴内には、公知の方法にて、硬質な材料から成るキャリ
アボール７が配置されており、該ボール７は、回転自在
であり、トレー６の上方及び下方側で突出し、かかるキ
ャリアボール７は、トレー６のそれぞれ長さ（方向ａ−
ｂ）及び幅（方向ｃ−ｄ）寸法に対応する垂直方向の整
合状態に従って等間隔に配置される。
【００１６】トレー６は、該トレー６の縦方向側部９に
取り付けられたチェーン８により、ベルト４の移動方向
に対して直交する方向ｃ−ｄに駆動され、アイドラーピ
ニオン１０の作動により、ベルト４に沿って走行し、フ
レーム１に恒久的に取り付けられたジャッキ１２のロッ
ドに固定された取付具１１により駆動される。
【００１７】トレー６の幅寸法（方向ｃ−ｄ）は、ベル
ト４の幅より狭く、トレーは、フレーム１に取り付けら
れた摺動レール１４内を走行するローラ１３によりその
側部に沿って支持されかつ案内される。
【００１８】ガイドレール１４の目的は、トレー６をベ
ルト４から十分な距離に保持し、キャリアボール７が上
方及び下方側部の双方でトレーから突出し得るようにす
ることであり、キャリアボールはその適正な重量のた
め、ベルト４の上に着座している。
【００１９】トレー６、キャリアボール７及びベルトを
形成する材料は、その耐摩耗性を基準に選択される。
【００２０】これとは別に、トレー６には、キャリアボ
ール７を案内するために使用される互換可能なブッシュ
を設けることが出来る。
【００２１】ベルト４は、調整可能な速度にて一方法又
は別の方法で移動させることが出来る。
【００２２】同様に、トレー６は、調整可能な速度に
て、この方法又は別の方法にて移動させることが出来
る。
【００２３】トレー６が移動距離Ｘ（図３）だけ移動す
ることにより、トレー６上に位置する加工物１５が移動
する距離が２Ｘとなり、それは、キャリアボール７の回
転により増幅されることによるものである。
【００２４】加工物１５は、平坦な物体、即ち、例えば
厚紙素材のような相互に連結し又は連結しない平坦な物
体、又は平面状の正面を有するその他の物体の積み重ね
体と見なすことが出来る。
【００２５】上述の装置の作用は、次の通りである。
【００２６】ベルト４を作動させると、方向ａ−ｂ（又
はｂ−ａ）に向けて縦方向から到着する加工物１５は、
ボールトレー６が静止している限り、直線に沿ってボー
ルテーブルを横断する。加工物をテーブルの軸線の上に
配置する必要はない。上記加工物１５が実際にキャリア
ボール７により運ばれる領域にて方向ａ−ｂに向けた任
意の直線状の動作が可能である。テーブル４の動作によ
りボールテーブルの領域内に運ばれた加工物１５は、ボ
ールトレー６を方向ｃ−ｄに向けて片側からその反対側
に動かすことにより、片側からその反対側に十字状に移
動させることが出来る。この横方向の移動は、ベルト４
が静止し、又は移動中の何れかにて行うことが出来る。
ベルト４とトレー６との組み合わせ動作により、加工物
１５は斜めに、但し、トレー６の端縁９に対して平行に
駆動される。かかる動作により、ベルト４は、各キャリ
アボール７に対し加工物１５を方向ａ−ｂに向けて移動
させる回転動作、及び加工物を方向ｃ−ｄに向けて移動
させる回転動作を付与し、その結果、キャリアボールの
各々は、ベルト４によりベルト４とキャリアボール７と
の接触点でキャリアボール７の各々に付与される２つの
回転動作に起因する動作を受ける。加工物１５は、テー
ブル上でトレー６の一方の端縁又は他方の端縁９に向け
てテーブル上を移動するため、回転動作は、各キャリア
ボール７に対して、その方向及び大きさ共に等しい。
【００２７】キャリアボール７に付与される回転動作の
大きさに依存し、加工物１５は、２つの水平方向ａ−
ｂ、及び垂直方向ｃ−ｄにより画成される基準系の任意
の方向に向けて前進することが可能となる。
【００２８】ベルト４が単独で作動する場合、加工物１
５は、方向ａ−ｂ（図１の二重矢印１６を参照）に向け
この方法又は別の方法で上述のように移動する一方、ジ
ャッキ１２は、単独で作動し、ベルト４が静止している
場合、加工物１５は、方向ｃ−ｄ（二重矢印１７を参
照）に向けてこの方法又は別の方法で走行する。
【００２９】ベルト４及びトレー６の組み合わせた動作
により、テーブル上を移動する加工物１５に任意の方向
を付与することが出来る。テーブルには、ベルト４及び
トレー６の移動速度をプログラム化し、これにより、加
工物１５が占める所望の位置に対するパラメータを設定
する手段を設けることが有利である。
【００３０】更に、該テーブルには、トレー６の端縁に
対して平行に配置されかつトレーがその下方を自由に通
過するのを許容し得るように取り付けられた反らせ板
（図示せず）が設けられる。これら反らせ板の横方向位
置は、テーブルの出口における加工物の排出を確実にす
る装置により設定される。
【００３１】図４乃至図６には、図１乃至図３に示した
ものと同様であるが、キャリアボール７が並べて平行に
配置されたモータ駆動のローラ１８上に着座する点が異
なるトレー６の別の実施例が示してある。これらローラ
１８は、モータ１８′により、１又は別の方向に同期化
状態にてかつ調整可能な速度により駆動され、キャリア
ボール７との接触点にて、キャリアボール７に対し、図
１乃至図３に示したテーブルのベルト４により付与され
る方向と同一の方向、即ち、二重矢印１６（図４）で示
す方向に回転動作を付与する。
【００３２】トレー６の動作は、２つのローラ１８の間
を通る垂直板１９（図５、図６）の動作により行われる
ため、かかる動作は簡略化される。トレー６を適当な高
さに保持するこれら垂直板１９は、フレーム１に取り付
けられかつ適当なリンクにより上記垂直板１９に接続さ
れたジャッキ２０の作用により、該トレー６を案内しか
つ駆動し、組立体は、固定した摺動バー２２内を回転す
るローラ２１の系により案内される。
【００３３】この実施例の作用原理は、図１乃至図３に
よる実施例の１つと同一である。トレーにより、方向ｃ
−ｄに向けて移動する間、それぞれのローラ１８と対向
状態に配置された各列のキャリアボール７は、上記ロー
ラに沿って動く。
【００３４】ローラ１８は、エラストマーで被覆し、こ
れにより、ボールの接着性を向上させることが出来る。
特に、図１乃至図３による実施例と比較して、この実施
例は、特に、塵埃及び厚紙廃物の除去を促進させるとい
う利点がある。その結果、キャリアボールへの回転動作
の伝達を保証する装置は、図１乃至図３に示した実施例
の場合のように塵埃を蓄積させず、又は塵埃を少なくと
もそれほど急速に蓄積させないということにより、該装
置の作動を向上させることが可能となる。
【００３５】図７乃至図１０に示した別の実施例におい
て、キャリアボールを支持しかつ駆動するローラ１８
は、４つの部分Ｓ１乃至Ｓ４に分割されている。実際
上、キャリアボール７を支持しかつ駆動する各ローラ
は、共に共通の中心軸２３に取り付けられかつ独立的に
駆動される２つの小さいローラ１８ａ、１８ｂ（図１
０）から成る。
【００３６】ローラ１８ａ、１８ｂの各々は、ピニオン
及びチェーン２４の系により、又はフレーム１に取り付
けられたモータ自体により駆動される接線方向ベルトに
より駆動される。部分Ｓ１乃至Ｓ４の各々は、これらそ
れぞれの部分の全てのローラを同期化状態に駆動するモ
ータ（Ｍ１−Ｍ４）に接続される。
【００３７】ローラ１８ａ、１８ｂは、その発生線が実
質的に連続的な軌道を形成するような箇所まで接近さ
れ、キャリアボール７がローラ１８ａからローラ１８ｂ
に、又はその逆にローラ１８ｂからローラ１８ａに移動
するとき、ジャーク動作を阻止する。
【００３８】加工物をトレー６上で所望通り確実に移動
させるため、モータＭ１−Ｍ４の作動を制御し、又はプ
ログラム化する自動装置の採用が考えられる。
【００３９】４つのモータＭ１−Ｍ４が同一の速度でか
つ同一方向に回転するならば、トレーの全てのキャリア
ボール７は、ベルト４又はローラ１８と同様に駆動され
（図７の二重矢印１６を参照）、これにより、トレー６
は静止していると考えられる。
【００４０】モータＭ１−Ｍ４が静止しており、トレー
が線ｃ−ｄの方向に移動しつつあるときは、加工物１５
は方向ｃ−ｄに向けて搬送される。
【００４１】他方、例えば、Ｍ１ーＭ４を一方とし、Ｍ
２、Ｍ３を他方として、モータＭ１−Ｍ４の回転方向の
命令を選択した場合、２つの加工物１５を軸線ａ−ｂの
両側で平行に送り込んだ後、モータＭ１、Ｍ４、又はＭ
２、Ｍ３、或はその逆に停止させることにより、これら
加工物を縦方向に分離させることが可能となる。
【００４２】予めプログラム化するか否かに拘わらず可
変速度で回転するモータを使用することが望ましい。
【００４３】モータローラ部分を非関係状態にする原理
により、新しい搬送方向を付与する無数の組み合わせ及
び方法が可能となる。加工物１５を二重矢印２５で示す
ように回転させることは、トレー６を移動させずに実現
可能である。
【００４４】原則として、トレー６を軸線ｃ−ｄに沿っ
て移動させるとき、部分Ｓ１乃至Ｓ４は全ての同一の方
法で作動し、トレー６が静止し、各種の基準軸線ａ−
ｂ、ｃ−ｄ上に中心決めされたときに限り、これら部分
は機能的に非関係状態となる。加工物の動作は、例え
ば、特別な自動装置（図示せず）に作用し得るよう機能
する光電気センサ（図示せず）又はその他の装置により
制御することが出来、トレー６を横方向に移動させるの
と連動して加工物を確実に分配することが出来る。
【００４５】４つの部分Ｓ１乃至Ｓ４を備えるテーブル
について説明したが、これら部分の数は上記数から増減
させることが可能である。従って、例えば、部分Ｓ１、
Ｓ２は、単一の部分に代え、又、部分Ｓ３、Ｓ４、テー
ブルの全てのローラ１８は、図４乃至図６に示すような
同一形状とすることが出来る。
【００４６】より大きい寸法の機械において、各ローラ
１８は配置した２つ以上の部分から成るようにすること
さえ可能である。従って、必要であれば、第３の独立的
な中央部分は、例えば、接線方向のベルトにより下方か
ら駆動してもよい。
【００４７】図１１乃至図１５には、本発明により具体
化され、特に多層バッチに隣接して組み立てられる装置
内に一体化された図１乃至図３に示した型式のテーブル
が示してある。
【００４８】この装置は、加工すべきバッチがローラ供
給テーブル２６により供給される本発明によるキャリア
ボール作動の仕分けテーブル２６を備えている。
【００４９】該仕分けテーブル２６は、バッチを層状に
積み重ねるのを確実にする装置２９と共に横方向に作用
する整合テーブル２８にバッチを送る。
【００５０】図１乃至図３によるテーブルと構造及び機
能的に同一であるテーブル２６の機構は、同一の参照符
号で示してある。
【００５１】バッチはトレー６の上に連続的に運ばれ、
該トレーは、静止しているときに中心決めされ、その縦
軸線が供給テーブル２７の１つの伸長部分内に配置され
る。該装置は、例えば、バッチを並べて配置するために
使用される。この目的上、トレー６は、上記中心位置に
あるとき、図１１に符号３０で示したバッチは、ベルト
４により、仕分けテーブル２６の中心に運ばれ、トレー
６は静止状態を維持する。バッチ３０の適正な配置位置
は、それ自体トレー６の上方にかつ該トレーに対して横
方向に配置された２つの横方向整合板３１、３２により
支持された光電気センサにより判断される。かかる整合
板３１、３２（図１乃至図９のテーブルには、図示せ
ず）は、固定されているが、所望に応じて配置し、トレ
ー６を横方向に移動させることが可能である。これら整
合板３１、３２は、テーブル２７、２８により制限され
た作用領域内にバッチを保持する反らせ板として機能す
る。
【００５２】バッチ３０が、依然、トレー６の中心に位
置する場合、該トレー６は、ジャッキ１２により整合板
３１、３２の一方又はその他方に向けて横方向に移動さ
れる。ジャッキ１２は、ベルト４の上方部分と下方部分
との間のその中心領域内でトレー６の下方に水平方向に
配置される。そのロッドは、固定具１２′によりトレー
６の端縁の１つに接続される。整合板が移動する間、キ
ャリアボール７は、トレーの速度の２倍の速度でバッチ
３０をそれぞれの整合板に向けて押し出す。バッチが整
合板（３１、又は３２）に対して整合されたならば、ベ
ルト４を作動させ、バッチをテーブル２８上に搬送す
る。
【００５３】その後のバッチ３０は、トレー６により他
方の整合板（３２又は３１）に対して整合され、テーブ
ル２８の上まで搬送され得るようにし、２つのバッチ３
０は、整合板３３により整合され、並べて接続した２つ
のバッチ３０ａ、３０ｂの層を形成するようにする。
【００５４】フォーク３４を備える装置２９は、バッチ
層３５（図１２）を上昇させ、積み重ね体を形成するの
を許容する。
【００５５】関係する作動時間を削減するため、バッチ
３０がトレー６に十分に係合し、バッチを整合板３１又
は３２に向けて横向きに動かし得るようにした後、直ち
に、バッチがトレー６の縦軸線に沿って動く動作と、ト
レー６の十字状動作とを組み合わせることにより、テー
ブル２６上で各バッチ３０を整合させることが可能とな
る。
【００５６】バッチ３０をトレー６から完全に除去した
後、トレー６は、その中心位置に復帰する。
【００５７】トレー６が整合板３２に向けて反対方向に
動く最大距離は、図１１に実線で示してある。
【００５８】ベルト４は、整合板３１、３２との間の距
離に対応する有効長さのみをカバーする（図１３参
照）。更に、トレー６及びキャリアボール７は、固定さ
れた突出するトレーにより支持され、ベルト４及びその
支持体５の上方側からの伸長部分を提供する。ジャッキ
１２の側（図１１、図１４）にて、かかるトレー３６
は、その中心領域に凹所３６′を備えており、これによ
り、固定具１２′の通過を許容し、トレー３７の上に
は、凹所は全く存在しない。
【００５９】他方、ベルト４には、ブラシ、スクレー
パ、又はその他の任意の適当な装置のような清浄装置３
８（図１２）を効果的に設けることが出来る。
【００６０】この装置は、中心穴を設け又は設けずに、
各層のバッチを往復運動可能に配置する各種の方法にて
多層状の積み重ねを許容するものである。
【００６１】仕分けテーブル２６から上流の装置が、各
種の条件に従って、バッチを配置することを許容しない
場合、図７に示しかつ必要な整合機能を果たし得るよう
に設計した型式の仕分けテーブルを使用することが可能
である。
【００６２】次に、テーブル２８上に蓄積させた積み重
ね体は、パレット装置３９に搬出する。
【００６３】最後に、本発明は、勿論、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、特に、その支持体との接
触点にて、２つの垂直方向に向けてキャリアボール７に
対し回転動作を付与する手段、及び可動のトレー６の支
持、案内及び駆動手段に関してあらゆる変形例が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施例に従い本発明により具体化された
テーブルの平面図である。
【図２】図１に示したテーブルの正面図である。
【図３】図２に示したテーブルの左側面図である。
【図４】本発明により具体化されたテーブルの第２の実
施例の平面図である。
【図５】図４に示したテーブルの正面図である。
【図６】図５に示したテーブルの左側面図である。
【図７】図４乃至図６に示したテーブルの別の実施例の
平面図である。
【図８】図７に示したテーブルの正面図である。
【図９】図８に示したテーブルの左側面図である。
【図１０】図７乃至図９に示したテーブルを支持しかつ
駆動するローラの図である。
【図１１】図１乃至図３に示した使用方法に従い、多層
バッチに隣接して積み重ね、本発明により具体化された
テーブルを備える積み重ね装置の概略図的な平面図であ
る。
【図１２】図１１に示した積み重ね装置の正面図であ
る。
【図１３】図１１及び図１２に示したボールテーブルの
線XIII−XIIIに沿った断面図である。
【図１４】図１１乃至図１３に示したボールテーブルを
上方から見た斜視図である。
【図１５】図１１及び図１２に示した積み重ね装置の線
XV−XVに沿った断面図である。
【符号の説明】
１ フレーム ２ ローラ ３ モータ ４ベルト ５ 支持体 ６トレー ７ キャリアボール ８ チェーン ９ 側部 １０ アイド
ラーピニオン １１ 取付具 １２ジャッキ １３ ローラ １４ガイドレ
ール １５ 加工物 １８ ローラ １８′モータ １９ 垂直板 ２０ ジャッキ ２１ ローラ ２２ 摺動バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｇ 45/12 47/80 Ｚ 8010−3Ｆ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 平坦な加工物（１５、３０）を直交状に
    仕分けし得るようにした十字状に作動するモータ駆動の
    キャリアボールを備えるテーブルにして、 水平方向トレー（６）であって、該トレー内（６）に配
    置され、該トレーの上側部及び底側部で突出し得るよう
    にした回転自在のキャリアボール（７）を備える水平方
    向トレー（６）と、 該トレー（６）の下方に配置されかつ前記キャリアボー
    ル（７）を支持する手段（４、５；１８）と、 キャリアボールが前記支持手段に接触する箇所にて、キ
    ャリアボールに対し第１の水平方向（ａ−ｂ）に向けて
    第１の回転動作を付与する一次的手段（４、１８）と、 キャリアボールが前記支持手段に接触する箇所にて、前
    記第１の方向に対して垂直に、キャリアボールに対し前
    記第２の水平方向（ｃ−ｄ）に向けて第２の回転動作を
    付与する二次的手段（１２、２０）と、 前記第１及び第２の回転動作の付与及び強さを制御しか
    つ点検し、前記第１及び第２の方向により画成された基
    準面の任意の方向に可変の大きさに起因する回転動作を
    キャリアボール（７）との接触点にて該キャリアボール
    に付与する手段と、 加工するため、加工物をトレー（６）のボール上に運ぶ
    手段（２７）と、 加工後、加工物をトレー（６）の出口にて集める手段
    （２８）とを備えることを特徴とするテーブル。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載のテーブルにして、キャ
    リアボール（７）を支持する前記手段が、それ自体適当
    な支持手段（５）により支持された無端ベルト（４）か
    ら成り、これにより、キャリアボールに対し、前記第１
    の方向（ａ−ｂ）に向けて前記第１の回転動作を付与す
    る前記一次的手段がキャリアボールに接触する上方部分
    を有する前記無端ベルト（４）と、前記ベルトをこの方
    法又は別の方法で駆動する手段（２、３）とから成り、
    これにより、キャリアボールに対して前記第２の方向
    （ｃ−ｄ）に向けて前記第２の回転動作を付与する二次
    的手段がトレー（６）とベルト（４）との間で前記ベル
    トの動作に直交する相対的動作を生じさせるのに適した
    手段（８、１１、１２）であることを特徴とするテーブ
    ル。
  3. 【請求項３】 請求項２に記載のテーブルにして、トレ
    ー（６）とベルト（４）との間で前記相対的動作を生じ
    させる手段が、固定された中心軸上にて回転するローラ
    （２）上を動くベルト上でトレーを移動させる手段
    （８、１１、１２）と、トレーを案内し得るようにした
    手段（１３、１４）とから成ることを特徴とするテーブ
    ル。
  4. 【請求項４】 請求項３に記載のトレーにして、トレー
    （６）を移動させる手段が、トレーの側部（９）に取り
    付けられかつベルト（４）に沿って走行する無端チェー
    ン（８）から成り、前記チェーン（８）がジャッキ（１
    ２）により駆動されることを特徴とするテーブル。
  5. 【請求項５】 請求項１に記載のテーブルにして、キャ
    リアボール（７）を支持する前記手段が、並べて水平に
    配置されかつトレー（６）のボールを支持するローラ
    （１８）から成り、ボールに対して前記第１の方向（ａ
    −ｂ）に向けて前記回転動作を付与する前記第１の手段
    が、この方法又は別の方法で前記ローラ（１８）を同期
    化状態に回転させる手段（１８′）から成り、ボールに
    対して前記第２の方向（ｃ−ｄ）に向けて第２の回転動
    作を付与する第２の手段が、この方法又は別の方法でト
    レー（６）を前記ローラ（１８）に対して平行に移動さ
    せる手段（１９、２０）から成り、ローラ（１８）の中
    心軸が固定されていることを特徴とするテーブル。
  6. 【請求項６】 請求項５に記載のテーブルにして、トレ
    ー（６）を移動させる手段が、トレーの下方に取り付け
    られ、キャリアボール（７）を支持しかつ駆動するロー
    ラ（１８）の間を通ると共に、ジャッキ（２０）により
    駆動される整合板（１９）から成り、前記板（１９）が
    ローラ（２１）及び摺動するバー（２２）の系により支
    持されかつ案内されることを特徴とするテーブル。
  7. 【請求項７】 請求項５に記載のテーブルにして、キャ
    リアボール（７）を支持しかつ駆動するローラ（１８）
    が、独立的に駆動される群毎に組み立てられ、前記群の
    各々が、トレー（６）の全幅を覆う所定の数のローラ
    （１８）を備えることを特徴とするテーブル。
  8. 【請求項８】 請求項５に記載のテーブルにして、キャ
    リアボール（７）を支持しかつ駆動するローラ（１８）
    の各々が、並べて配置されかつモータ（Ｍ１−Ｍ４）に
    より独立的に駆動されるローラ（１８ａ、１８ｂ）の一
    部から成り、幾つかの平行でかつ隣接する部分が同様
    に、同期化状に制御され、トレー（６）上に並置部分
    （Ｓ１−Ｓ４）を形成し、キャリアボール（７）が前記
    並置部分内で所定の方向に回転されることを特徴とする
    テーブル。
  9. 【請求項９】 請求項１乃至８の何れかに記載のテーブ
    ルにして、トレー（６）の上方にて、前記トレー（６）
    を移動方向（ｃ−ｄ）に十字状に調整可能であるが、所
    定の位置に設けられた整合板（３１、３２）を備えるこ
    とを特徴とするテーブル。
  10. 【請求項１０】 請求項９に記載のテーブルにして、前
    記整合板（３１、３２）が、キャリアボール（７）を駆
    動するのに使用される手段（４、１８）の端縁又は端部
    の略頂部にあり、前記キャリアボールが 、トレーに対
    して横方向の反対側の位置にあるとき、トレー（６）及
    びキャリアボール（７）を支持するトレー（３６、３
    ７）によりテーブルに対して横方向に伸長することを特
    徴とするテーブル。
  11. 【請求項１１】 請求項３及び１０に記載のテーブルに
    して、トレー（６）をベルト（４）上で十字状に移動さ
    せる手段が、ベルト（４）の上方部分と下方部分との間
    に配置されかつトレー端縁の１つに結合された固定した
    水平ジャッキ（１２）から成り、トレーに対して横方向
    の反対側の位置にあるとき、トレー（６）及びキャリア
    ボール（７）を支持する前記トレー（３６）の１つに
    は、凹所（３６′）が設けられ、これにより、前記ジャ
    ッキ（１２）の固定具（１２′）がトレー（６）上まで
    伸長するのを許容することを特徴とするテーブル。
  12. 【請求項１２】 請求項２乃至４及び１１に記載のテー
    ブルにして、ベルト（４）には、ブラシ又はスクレーパ
    のような清浄装置（３８）が設けられることを特徴とす
    るテーブル。
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