JPH0577590A - 伝達情報を隠蔽した重合紙片 - Google Patents

伝達情報を隠蔽した重合紙片

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JPH0577590A
JPH0577590A JP21166791A JP21166791A JPH0577590A JP H0577590 A JPH0577590 A JP H0577590A JP 21166791 A JP21166791 A JP 21166791A JP 21166791 A JP21166791 A JP 21166791A JP H0577590 A JPH0577590 A JP H0577590A
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Harumi Nakamura
春美 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隠蔽すべき伝達情報部分の占有面積を大きく
することができる伝達情報を隠蔽した葉書等の重合紙片
を提供する。 【構成】 上紙片6の表面に宛名13が印字され、中紙
片7の表面に隠蔽すべき伝達情報14が印字され、上紙
片6と中紙片7の裏面同士、中紙片7と下紙片8の表面
同士が対向するよう三つ折りされ、対向面同士が接着さ
れてなるとともに、前記中紙片7と前記下紙片8の隠蔽
すべき伝達情報14を有する対向面は、全面が透明なフ
ィルム10を介して剥離可能に接着されてなる葉書15
であって、中紙片7と下紙片8の連接部側と反対側の辺
側から剥離すると、中紙片7と下紙片8とが連接部で連
接した展開状態となり、中紙片7の表面に印字した隠蔽
すべき伝達情報14をフィルム10を通して視認でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝達情報が隠蔽された
通知書片となる重合紙片に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、連続する2枚あるいは3
枚の紙片に、電子計算機に連動した印字装置によって宛
名をはじめとする各種の伝達情報を印字あるいは印刷
し、これを重合して封書を作成することにより、所望の
伝達情報を隠蔽することは公知である。しかし、封書の
場合には葉書と比較して郵送料が高く、大量の封書を郵
送しなければならない場合には、その差額は膨大なもの
になってしまう。このため、葉書として使用し得るとと
もに、所望の伝達情報を隠蔽し得る重合紙片として、実
公昭59−1832号公報及び実公昭59−1833号公報で開示さ
れた連続フォームが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来提案されている連続フォームでは、隠蔽できる情報量
が極めて少ないという欠点がある。この欠点は、重合す
る一方の紙片に印字あるいは印刷した隠蔽すべき伝達情
報部分を、他方の紙片と接着してしまうと、この伝達情
報を直接的に人間の目では知覚できないため、前記伝達
情報部分には接着剤を塗布することができないことに起
因している。すなわち、2枚以上の紙片を重合一体化し
て、1枚の葉書として使用するには、重合面の大部分を
確実に接着する必要があるが、従来例では、隠蔽すべき
伝達情報部分を広く設定すると、非接着部分の占有面積
が大となるために、重合一体化が不完全となるので、必
然的に隠蔽すべき伝達情報部分は小面積にならざるを得
ないのである。
【0004】本発明は、このような従来例における欠点
を解消し、隠蔽すべき伝達情報部分の占有面積を大きく
することができる伝達情報を隠蔽した重合紙片を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために、上紙片、中紙片、下紙片の3紙片が連
接され、上紙片の表面に宛名が、中紙片、下紙片の少な
くとも一方の表面に隠蔽すべき伝達情報が印字され、上
紙片と中紙片の裏面同士、中紙片と下紙片の表面同士が
対向するよう折り畳まれ接着されてなる伝達情報を隠蔽
した重合紙片であって、前記中紙片と前記下紙片の連接
部側の対向面を含む対向面の略全面が剥離可能に一体化
されてなる伝達情報を隠蔽した重合紙片である。
【0006】中紙片と下紙片を剥離可能に一体化する手
段としては、たとえば透明あるいは半透明なフィルムの
一面を前記各紙片の対向面の一方に対して剥離可能に接
着し、その他面を前記各紙片の対向面の他方に対して剥
離不能に接着する構成がある。透明あるいは半透明なフ
ィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリエステルフィルム等のフィルム、また
はトレーシングペーパー、グラシンペーパー等の加工紙
等のフィルムを用いると好適である。また、前記フィル
ムと前記各紙片の対向面の一方とを剥離可能に接着する
手段としては、たとえば一時的に接着可能な粘着剤のよ
うな接着力の弱い接着剤等を用いると好適である。さら
に、前記フィルムと前記各紙片の対向面の他方とを剥離
不能に接着する手段としては、たとえば透明な感圧性接
着剤や感熱性接着剤等の永久接着剤等を用いると好適で
ある。
【0007】
【作用】上紙片、中紙片、下紙片の3紙片が連接された
紙片からなり、宛名及び伝達情報が、この紙片に設けら
れて構成されており、前記中紙片と前記下紙片の連接部
側の対向面を含む対向面の略全面が剥離可能に一体化さ
れてなるので、前記中紙片と前記下紙片の対向面を剥離
するのに、これらの片の連接部側と反対側の辺側から連
接部側に剥離し、前記中紙片と前記下紙片とが連接部で
連接した展開状態で剥離することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明により葉書を構成する場合の好
適な実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。図は重
合紙片たる葉書が三つ折り状態の場合を示し、図1に示
すように、紙片1の両側には移送用ピンホール2が透設
されたマージナル部3が設けられており、前記紙片1
は、折り用ミシン目4,5で区画連接された上紙片6、
中紙片7、下紙片8の3部分からなる。そして、前記紙
片1は、図1上、上下方向に連続状態にある。
【0009】上述の紙片1は、図2に示すように、前記
中紙片7の表面には、たとえば、天然ゴム、合成ゴム、
酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体等を主剤とし、ロジン
誘導体、テルピン樹脂等の粘着付与剤及び充填剤や老化
防止剤等を添加してなる粘着剤9が全面的に塗布されて
いる。この粘着剤9は通常の状態で常時粘着性を有して
おり、接着力は弱いものである。前記粘着剤9上には、
たとえばポリエチレンフィルムからなる、中紙片7と同
一大の透明なフィルム10が、所定以上の離反力を付与
すれば剥離可能に接着されている。また、前記フィルム
10の表面には、粘着剤9と比較して接着力が強固であ
る透明な永久接着剤、たとえば通常の状態では接着する
ことなく、強圧が付与されると接着する透明な感圧性接
着剤11を全面的に塗布されている。さらに、中紙片7
の裏面には、同じく感圧性接着剤12が全面的に塗布さ
れている。
【0010】図1において、上紙片6の表面に宛名1
3、下紙片8の表面に隠蔽すべき伝達情報14を示して
いるが、これら宛名13、隠蔽すべき伝達情報14は、
中紙片7に粘着剤9、フィルム10、感圧性接着剤11
および感圧性接着剤12を設ける前または後において電
子計算機に連動した印字装置により設ければよく、前記
伝達情報14は、たとえば預金残高や定期預金の金額お
よび満期通知等宛名固有の伝達情報である。
【0011】次に、上述した連続状態にある紙片1を、
図3に示すように、上紙片6の裏面と中紙片7の裏面と
を、また、中紙片7の表面と下紙片8の表面とを、それ
ぞれ対向するよう三つ折り状態に折り重ねたうえ、各接
着剤11,12の接着条件である所定以上の圧力を付与
して、各紙片6,7,8を全面接着し、一体化して重合
紙片とすることにより、葉書15が形成される。
【0012】なお、三つ折り状態に折り重ねる前、また
は三つ折り状態とした後において、単位片毎に分離した
り、マージナル部分3を切り離しておくとよい。
【0013】したがって、この図3図示状態において通
常の葉書と同様に使用することが可能であり、上述の隠
蔽すべき伝達情報14は外部から見ることができない状
態にある。
【0014】このような状態で葉書15を受領した宛名
人が、隠蔽された伝達情報14を見る場合には、中紙片
7と下紙片8の連接部側と反対側の辺側から連接部側に
順次剥離すれば、感圧性接着剤11の接着力は粘着剤9
より強いから、図4に示すごとく、フィルム10ととも
に下紙片8は中紙片7から剥離され、連接部で連接した
展開状態となりそれぞれ透明な前記フィルム10及び前
記感圧性接着剤11を通して、前記下紙片8に印字され
た宛名人に関する隠蔽すべき伝達情報14を読み取るこ
とができる。
【0015】なお、本発明においては、接着力の強固な
永久接着剤として感圧性接着剤11を用いたが、本発明
においてはこれに限定されず、感熱性接着剤等の通常の
状態では接着せず一定の条件が付与されると接着する他
の接着剤を用いることもでき、また、中紙片7と下紙片
8との対向面の剥離構成は、上述したものに限定される
ことはない。さらに、上紙片6と中紙片7の所定の裏面
に隠蔽すべき伝達情報を設け、上紙片6と中紙片7の連
接部側の対向面を含む対向面の略全面を剥離可能に構成
してもよい。さらにまた、折り重ねた際の表出面に重合
紙片の剥離の指示を印刷により設けてもよく、あるいは
所定コーナに未接着部分を形成するか、または、スリッ
トを形成し剥離作業が容易に行えるよう構成してもよい
ものである。またさらに、本発明における重合紙片が葉
書に限らないことはもちろんである。
【0016】
【発明の効果】以上の如くこの発明によれば、中紙片と
下紙片とが連接部側で連接した展開状態で剥離すること
ができるので、中紙片と下紙片との対向面の少なくとも
一面の全面に隠蔽すべき伝達情報を印字して通知するこ
とを可能とし、しかも剥離展開後、中紙片と下紙片は展
開状態で連接一体であるとともに上紙片も一体であるの
で、産業上大変有益な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙片に印字した状態を示す平面図。
【図2】フィルムを中紙片に設けた状態を示す側面図。
【図3】葉書の側面図。
【図4】葉書を剥離した状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 紙片 6 上紙片 7 中紙片 8 下紙片 9 粘着剤 10 フィルム 11 感圧性接着剤 13 宛名 14 伝達情報 15 葉書

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上紙片、中紙片、下紙片の3紙片が連接
    され、上紙片の表面に宛名が、中紙片、下紙片の少なく
    とも一方の表面に隠蔽すべき伝達情報が印字され、上紙
    片と中紙片の裏面同士、中紙片と下紙片の表面同士が対
    向するよう折り畳まれ接着されてなる伝達情報を隠蔽し
    た重合紙片であって、前記中紙片と前記下紙片の連接部
    側の対向面を含む対向面の略全面が剥離可能に一体化さ
    れてなる伝達情報を隠蔽した重合紙片。
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