JPH0577448A - インパクトドツトヘツド - Google Patents

インパクトドツトヘツド

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JPH0577448A
JPH0577448A JP24364091A JP24364091A JPH0577448A JP H0577448 A JPH0577448 A JP H0577448A JP 24364091 A JP24364091 A JP 24364091A JP 24364091 A JP24364091 A JP 24364091A JP H0577448 A JPH0577448 A JP H0577448A
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JP
Japan
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return spring
wire
print
dot head
impact dot
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Pending
Application number
JP24364091A
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English (en)
Inventor
Toshio Kuriyama
利夫 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インパクトドットヘッドの耐久性向上と高速
化を両立する。 【構成】 印字ワイヤ14とレバー6とアマチュアより
なる駆動部を駆動後、一定位置に復帰させる復帰バネ1
5のたわみ量Δx1を意図的に規制する凸部1bを設け
る。 【効果】 復帰バネ15のたわみ量Δx1を復帰バネ1
5の保持部に配置した凸部1bの長さL1により規制す
る事で、復帰バネ15の応力を規制すると同時に、復帰
バネ15の不均一な密着状態による応力集中を回避し、
さらに印字ワイヤ14の飛行距離Δx1を短く規制する
ことで一印字行程が短くできるため耐久性と高速性の向
上の両立が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインパクトドットマトリ
ックスプリンタの印字ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、特開昭58ー45
965公報第1図に示されているものが知られている。
その内容は、図5に示されるようコイル状の復帰バネ1
5のたわみ量△x2を意図的に規制するものは無く、復
帰バネ15のたわみ量△x2は印字14の先端部がイン
クリボン22及び印字媒体23に衝突して進行をはばま
れなければ図5に示される待機状態での長さL0と復帰
バネ15の密着状態での長さL2により決まるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、駆動部を構成
する印字ワイヤ14の先端に図2に示されている印字媒
体23が何らかの理由で無い場合やインパクトドットヘ
ッドとプラテン24のギャップが不適切に広い場合に、
印字ワイヤ14の先端が印字媒体23に届かないという
現象が発生する。従来のインパクトドットヘッドの構成
では、このような状態において復帰バネ15のたわみ量
△x2が大きくなるため、復帰バネ15の応力が大きく
なり、繰り返し駆動しているうちに復帰バネ15が破損
する。または、復帰バネ15が密着状態になる場合に
は、その過程で復帰バネ15は均一に密着が進行せずに
部分的に密着が進行するために、最後に密着する部分に
応力が集中して復帰バネ15が破損し、耐久性がなくな
るという問題点がある。
【0004】一方、何らかの理由で印字媒体23が無い
場合やインパクトドットヘッドとプラテン24のギャッ
プが不適切に広い場合においても、復帰バネ15が極力
密着状態にならないように密着長L2を短くする方法が
ある。しかし、この方法では、図5(b)に示すL2が
短くなることにより△x2が大きくなり、印字ワイヤ1
4の最大到達飛行距離が大きくなる。この場合の印字ワ
イヤ14の飛行状態を図4のxbに示す。図4の縦軸は
印字ワイヤ14の変位とマグネットコイル7に流れる電
流値を示し、横軸は時間軸を示している。図4において
印字ワイヤ14の最大到達飛行距離はxbpeakで示
されるが、最大到達飛行距離xbpeakが大きくなる
ため、電磁石部に通電しマグネットコイル7に電流iが
流れ始めてから印字ワイヤ14が突出し元の位置に戻る
までの一印字行程がxbのようになり、一印字周期tb
が長くなる。このため印字ワイヤ14が元の位置に戻り
きらないうちに次の通電が始まることがある。そのため
印字ワイヤ14が飛び出したままの状態となり、印字ワ
イヤ14がインクリボン22に引掛り、印字ワイヤ14
の破損を招くことがあるため高速化ができないという問
題点がある。
【0005】本発明は、これらの欠点を補い、耐久性能
にすぐれた高速なインパクトドットヘッドを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるインパクトドットヘッドは、印字ワイ
ヤとレバーとアマチュアより構成される駆動部と、アマ
チュアに対向した位置に配設されたコアとこのコアに巻
線されたマグネットコイルより構成される電磁石部と、
電磁石部に通電することにより駆動部を駆動し印字媒体
に衝撃力によりドットを構成した後、駆動部を通電前の
一定位置に復帰させるコイル状復帰バネを有するインパ
クトドットヘッドにおいて、コイル状復帰バネの保持部
にコイル状復帰バネの内径より細く、かつコイル状復帰
バネの密着長より長い筒状の凸部を設け、この筒状の凸
部の中心部に印字ワイヤを通したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の実施例であるインパクトドット
ヘッドの正面及び側面図である。図2は図1のA−A’
断面図である。図2に示すフレーム2にはコア2aをほ
ぼ円周状に複数個配置し、コア2aの周囲にはマグネッ
トコイル7を巻線し電磁石部を構成している。マグネッ
トコイル7の巻線の両端は、フレーム2に設けられた
穴、もしくはスリットを通り基板17にハンダ接合して
いる。基板17の他端には、コネクター19が固着さ
れ、さらにFlexible Print Circu
it25(以後FPCと称する)の一端をコネクター1
9に接続し、FPC25の他端は図示していない駆動回
路に接続されている。
【0008】駆動部は、アマチュア5、レバー6、ワイ
ヤボタン13と印字ワイヤ14により構成されている。
アマチュア5は、一端がコア2aに対向し、他端はレバ
ー6の中央付近に固着されている。レバー6は、一端に
支点部6aを有し、支点押えバネ26によりスペーサ
4、コイル押え板3に押圧され回動できるよう保持され
ている。印字ワイヤ14には、根元に円柱状のワイヤボ
タン13の一端が固着され、コイル状の復帰バネ15の
内側を通るように配設されている。ノーズ1には復帰バ
ネ15の受け部に筒状の凸部1bが設けられ、凸部の内
側、すなわちガイド穴1aには印字ワイヤ14が通り、
凸部1bは、復帰バネ15の内側に位置する。印字ワイ
ヤ14は、ノーズ1のガイド穴1a、ワイヤガイド12
と先端ガイド11により案内保持されている。復帰バネ
15のバネ力を受けるためにワイヤボタン13の外径は
復帰バネ15の外径より大きく設定してある。復帰バネ
15のバネ力により、ワイヤボタン13の他端は、前述
したレバー6の先端部をダンパースペーサ18、ダンパ
ーゴム16に押圧保持するようにレバー6の先端部に接
触している。固定バネ8は、レバーホルダー27の背面
に配置され、ノーズ1に設けられた突起1cに掛けるこ
とにより、ノーズ1、基板17、フレーム2、コイル押
え板3、スペーサ4、レバーガイド21とレバーホルダ
ー27を押圧固定している。
【0009】図3は、本発明の実施例を示すノーズ1の
復帰バネ15の受け部に設けられた筒状の凸部1bと復
帰バネ15と印字ワイヤ14の組み込み状態を示す図で
ある。このうち図3(a)は待機状態を示す図であり、
図3(b)はレバー6と図示していないアマチュア5が
図示していないコア2aに吸引され、ワイヤボタン13
が凸部1bに衝突している状態を示す図である。凸部1
bは、筒状で、コイル状の復帰バネ15の内側に位置
し、内側を印字ワイヤ14が通る。凸部1bの外径は、
復帰バネ15の内径より小さく、凸部1bの内径は、印
字ワイヤ14の外径より大きい。従って、復帰バネ15
と印字ワイヤ14は、凸部1bがあっても自由に摺動で
きる。凸部1bの長さL1は、図5の(b)に示される
復帰バネ15の密着時の長さL2より長くし、かつ印字
ワイヤ14が動ける範囲の距離Δx1を0.5〜0.8
mm確保し、通常のインパクトドットヘッドとプラテン
24の適正ギャップ0.4〜0.5mmでは印字ワイヤ
14が十分動けるように設定している。
【0010】このため印字媒体23が何らかの理由によ
り無い場合やインパクトドットヘッドとプラテン24の
ギャップが不適切に広い場合には、図3の(b)に示さ
れるようにワイヤボタン13が凸部1bに衝突するので
復帰バネ15のたわみ量が常にΔx1以下に規制され
る。このため図5の(b)に示されるような復帰バネ1
5が密着状態となる事態が回避される。従って復帰バネ
15の応力が許容値を上回ることがないため復帰バネ1
5が破損しない。
【0011】次に図2を用いて正常な状態における印字
動作を説明する。マグネットコイル7に通電することに
より、コア2a、アマチュア5、コイル押え板3、フレ
ーム2を通る磁束が発生し、その磁束によりアマチュア
5とコア2a間に吸引力が働く。そして、アマチュア5
とレバー6は、レバー6の支点部6aを中心に回転し、
レバー6の先端部に接触しているワイヤボタン13と印
字ワイヤ14を印字媒体23に向け突出させる。この時
ワイヤボタン13の印字ワイヤ14の固着面とノーズ1
との間に位置している復帰バネ15を圧縮する。印字ワ
イヤ14は、ワイヤガイド12と先端ガイド11に案内
されながら直進し、印字ワイヤ14の先端部をインクリ
ボン22および印字媒体23に衝突させ印字媒体上にド
ットを形成する。ドット形成後、印字ワイヤ14の衝突
時の反発力と復帰バネ15の復帰力により、駆動部が動
作前の状態に戻り、一印字行程が終了する。
【0012】図4に印字ワイヤ14の印字媒体23が無
い場合もしくはインパクトドットヘッドとプラテン24
とのギャップが不適切に広い場合の飛行状態をxa,x
bとして示す。マグネットコイル7に通電することによ
りマグネットコイル7に電流iが流れ、印字ワイヤ14
が飛行を始める。xaは本発明のインパクトドットヘッ
ドの印字ワイヤ14の飛行であり、xbは従来のインパ
クトドットヘッドの印字ワイヤ14の飛行を示す。ま
た、xcは、印字ワイヤ14が印字媒体23に適切に衝
突した場合の印字ワイヤ14の飛行を示している。この
印字行程において、印字ワイヤ14の最大到達飛行距離
をxpeakとすると、xpeakが大きいものほど、
一印字周期tが長くなる。すなわち xcpeak<x
apeak<xbpeak,tc<ta<tbの関係と
なる。
【0013】この最大到達飛行距離xpeakは、印字
媒体23が無い場合やインパクトドットヘッドとプラテ
ン24とのギャップが不適切に広い場合には、図3のΔ
x1や図5のΔx2により決まり、さらにΔx1は凸部
1bの長さL1により、Δx2は密着長L2により決ま
るものである。従って本発明のインパクトドットヘッド
では、印字ワイヤ14の最大到達飛行距離xapeak
は凸部の長さL1により決まる。このため印字ワイヤ1
4が印字媒体23に届かない状態でも、印字ワイヤ14
の一印字周期を図4のtaに示すように従来の復帰バネ
15の密着状態で制御する場合の一印字周期tbより短
くでき、さらに復帰バネ15の密着状態を回避できる。
従って耐久性能の優れた高速なインパクトドットヘッド
を提供できる。
【0014】実際に応答性と耐久性を調査したところ、
印字ワイヤ14の飛行距離が1.0mmの従来のインパ
クトドットヘッドでは、応答性能が1.08KHz、耐
久性能が2.0億ストロークであった。しかし、印字ワ
イヤ14の飛行距離を0.75mmとなるようにノーズ
1の復帰バネ15の受け部に凸部1bを配置した本発明
実施例のインパクトドットヘッドでは、応答性能が1.
5KHz,耐久性能が3.0億ストロークまで延び、3
9%の高速化と50%の耐久性能の向上を実現すること
ができた。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のインパクト
ドットヘッドは、復帰バネのたわみ量を規制する部材を
配置する構成にしたので、復帰バネのたわみ量を小さく
し復帰バネの応力を低減できるので、復帰バネに繰り返
し応力が加えられても破損しなくなり、また、密着状態
を回避できるので密着過程の不均一さによる応力集中を
なくし復帰バネの破損を回避できる。さらに印字ワイヤ
の飛行距離を規制することにより、印字媒体が何らかの
理由でない場合やインパクトドットヘッドとプラテン間
のギャップが不適切に広い場合でも、一印字行程にかか
る時間を短縮することができるので、耐久性の向上と印
字速度の向上の両立を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のインパクトドットヘッドの正面
及び側面図である。 (a)はインパクトドットヘッドの正面図である。 (b)はインパクトドットヘッドの側面図である。
【図2】本発明実施例のインパクトドットヘッドの断面
図である。
【図3】本発明実施例の凸部の設置状態を示した部分拡
大断面図である。 (a)は復帰バネが待機時の状態を示した部分拡大断面
図である。 (b)はワイヤボタンが凸部に衝突している状態を示し
た部分拡大断面図である。
【図4】本発明実施例のインパクトドットヘッドの印字
ワイヤ飛行状態を示した説明図である。
【図5】従来技術の復帰バネの状態を示した部分拡大断
面図である。 (a)は復帰バネが待機時の状態を示した部分拡大断面
図である。 (b)は復帰バネが密着状態を示した部分拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ノーズ 1a ガイド穴 1b 凸部 2a コア 5 アマチュア 6 レバー 6a 支点部 7 マグネットコイル 13 ワイヤボタン 14 印字ワイヤ 15 復帰バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ワイヤとレバーとアマチュアより構
    成される駆動部と、前記アマチュアに対向した位置に配
    設されたコアと該コアに巻線されたマグネットコイルよ
    り構成される電磁石部と、該電磁石部に通電することに
    より前記駆動部を駆動し印字媒体に衝撃力によりドット
    を構成した後、前記駆動部を通電前の一定位置に復帰さ
    せるコイル状復帰バネを有するインパクトドットヘッド
    において、前記コイル状復帰バネの保持部に前記コイル
    状復帰バネの内径より細く、かつ前記コイル状復帰バネ
    の密着長より長い筒状の凸部を設け、該筒状の凸部の中
    心部に前記印字ワイヤを通したことを特徴とするインパ
    クトドットヘッド。
JP24364091A 1991-09-24 1991-09-24 インパクトドツトヘツド Pending JPH0577448A (ja)

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