JPH0577220U - 入浴剤製品 - Google Patents

入浴剤製品

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JPH0577220U
JPH0577220U JP2714692U JP2714692U JPH0577220U JP H0577220 U JPH0577220 U JP H0577220U JP 2714692 U JP2714692 U JP 2714692U JP 2714692 U JP2714692 U JP 2714692U JP H0577220 U JPH0577220 U JP H0577220U
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JP
Japan
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bag
bath
water
printed
thermochromic ink
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Pending
Application number
JP2714692U
Other languages
English (en)
Inventor
清 前野
一郎 小林
昇 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0577220U publication Critical patent/JPH0577220U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用が簡便で、安価に製造でき、しかも湯加
減を知ることのできる入浴剤製品を提供する。 【構成】 通気性を有する袋3に入浴剤2が密封収容さ
れ、この袋3の表面に熱変色性インキによる印刷が施さ
れ、上記印刷が施された袋3の全体がポリビニルアルコ
ール膜4で一体的に被覆されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、使用が簡便で、安価に製造することのできる入浴剤製品に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、入浴剤には、浴湯自体に芳香を付与したり、浴湯を温泉等に近似した 香,色に着色したりする物等があり、特に浴湯に芳香を付与するものは、浴湯の 表面に浮かんで香を発散するようになっている。このような芳香成分を含有させ た入浴剤は、図3に示すように、不織布製の袋3に密封収容され、上記芳香成分 が外部に揮散したり、外部から吸湿したりして芳香効果を損なうことがないよう に、アルミニウムをラミネートした包装材6で包装されて(いわゆる、アルミパ ックされて)入浴剤製品化されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記アルミパックしたものでは、使用時には、包装材6を破ら なければ内部の入浴剤2入り袋3を取り出すことができず手間がかかるという問 題がある。しかも、アルミパックにすると高価になるという問題もある。また、 上記のような入浴剤製品は、芳香の揮散等を主目的とするものであり、浴湯の湯 加減を表示するものではないため、浴湯の湯加減を知るためには、手を湯の中に 入れたり温度計を用いて温度を計ったりしなければならない。したがって、上記 のような入浴剤製品を用いて、浴湯に対する芳香の付与と同時に、浴湯の温度を も知ることができれば、極めて有用である。
【0004】 この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、使用に際し手間がかから ず、安価に製造することができ、しかも湯加減等を知ることのできる入浴剤製品 を提供することを目的とする。
【0005】 上記の目的を達成するため、この考案の入浴剤製品は、通気性を有する袋に入 浴剤が密封収容され、上記袋の表面に熱変色性インキによる印刷が施され、上記 印刷が施された袋の全体が水溶性合成樹脂膜で一体的に被覆されているという構 成をとる。
【0006】
【作用】
すなわち、この考案の入浴剤製品は、入浴剤が密封収容された袋の全体を水溶 性合成樹脂膜で一体的に被覆しているため、不使用時には、上記合成樹脂膜によ り入浴剤中の各種成分が上記袋を通って外部に揮散したり、外部から吸湿したり することを防止することができる。また、上記合成樹脂膜が水溶性であるため、 使用時には、そのまま浴湯に漬けるだけで合成樹脂膜が溶解して入浴剤袋が露呈 するようになるため、従来例のようにアルミパックをいちいち破いて中身を取り 出す必要がなく使用が簡便であり、また、アルミパックが不要となることからコ ストも下げうるようになる。しかも、露呈した上記入浴剤袋の表面に熱変色性イ ンキによる印刷が施されているため、使用時に、入浴剤自体が芳香を発散したり 、または、浴湯を温泉のような色,香にしうるほか、上記袋の表面の印刷物の変 色により、適度な湯加減、例えば38〜42℃の湯加減を報知等するものであり 、それによって、適度な湯加減を知ることができるようになる。
【0007】 つぎに、この考案を詳しく説明する。
【0008】 この考案の入浴剤製品は、通気性を有する袋と、この袋に密封収容される入浴 剤と、上記袋の全体を一体的に被覆する水溶性合成樹脂膜と、熱変色性インキと を用いて得られる。
【0009】 上記通気性を有する袋としては、一般に合成繊維ないし天然繊維からなる不織 布が用いられる。また、多孔質状のプラスチック袋も使用することが可能である 。
【0010】 上記袋に密封収容される入浴剤としては、温泉湯の芳香成分である各種の香料 ,無機質成分等が用いられる。上記無機質成分としては、温泉湯の湯成分である 無水硫酸ナトリウム,炭酸水素ナトリウム,塩化ナトリウム等からなる温泉成分 組成物等があげられる。
【0011】 上記袋の表面に一体的に被覆される水溶性合成樹脂膜の形成材料としては、水 溶性およびガスバリヤー性を有する合成樹脂が用いられ、特に、ポリビニルアル コールが好ましい。
【0012】 上記熱変色性インキとしては、特に限定するものではなく、従来公知品をその まま使用することができる。また、上記熱変色性インキは、湯の適正温度である 38〜42℃の温度範囲内で熱変色するもの、もしくは上記水溶性合成樹脂膜が 溶解する温度、すなわち、入浴剤中の芳香成分の溶出する温度で熱変色するもの 等が用いられる。
【0013】 上記袋の表面に水溶性合成樹脂膜を一体的に被覆する方法としては、上記袋の 表面にポリビニルアルコールを塗工する方法、あるいはポリビニルアルコールフ ィルムをラミネートする方法等があげられる。
【0014】 また、上記熱変色性インキを上記袋の表面に印刷を施す方法としては、スクリ ーン印刷等の印刷方法があげられる。
【0015】 つぎに、実施例について説明する。
【0016】 図1はこの考案の入浴剤製品の一実施例を示している。この入浴剤製品1は、 芳香成分や温泉成分組成物等からなる入浴剤2を青色に着色した通気性のある不 織布製の袋3に密封収容し、この不織布製の袋3の表面に青色の熱変色性インキ (松井色素化学工業社製,クロミックカラー)で、図2に示すような「快適温泉 」という文字を印刷して、さらにその上から上記袋3の全体にポリビニルアルコ ールを塗工してポリビニルアルコール膜を形成して構成されている。そして、3 8℃以下では上記印刷文字は袋3表面の地色に近い青色を呈しているため目立た ないが、38℃以上の温水になると上記印刷文字がピンク色で現れるようにして いる。
【0017】 上記入浴剤製品を使用する場合、この入浴剤製品をそのまま浴湯に入れる。こ のとき、ポリビニルアルコール膜は浴湯が冷水の状態でも水に溶解する。そのの ち、浴湯の温度が38℃に達すると、「快適温泉」という文字が現れ、浴湯が適 度な湯加減になったことがわかる。
【0018】 なお、図2に示す熱変色性インキの印刷像を、常温では黄色が現れ、38℃を 越えると赤色が現れる熱変色性インキで構成すると、浴湯が38℃を越えた段階 で不織布製の袋3の全面が黄色から赤色に変わり、したがって、この色の変化に より湯加減を知ることができるようになる。以上の場合において、上記熱変色性 インキがエポキシ樹脂に代表されるエポキシ系樹脂,尿素樹脂に代表される尿素 系樹脂等からなるマイクロカプセル内に密封収容され、その内部において熱変色 することから、熱変色が明瞭に現れ、また耐久性もよくなる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、この考案の入浴剤製品によれば、不使用時には、上記合成樹脂 膜により入浴剤中の各種成分が上記袋を通って外部に揮散したり、外部から吸湿 したりすることを防止することができる。また、上記合成樹脂膜が水溶性である ため、使用時には、そのまま浴湯に漬けるだけで合成樹脂膜が溶解して入浴剤袋 が露呈するようになるため、従来例のようにアルミパックをいちいち破いて中身 を取り出す必要がなく使用が簡便であり、また、アルミパックが不要となること からコストも下げられるようになる。しかも、露呈した上記入浴剤袋の表面に熱 変色性インキによる印刷が施されているため、使用時に、入浴剤自体が芳香を発 散したり、または、浴湯を温泉のような色,香にしうるほか、上記袋の表面の印 刷物の変色により、適度な湯加減、例えば38〜42℃の湯加減を報知等するも のであり、それによって、適度な湯加減を知ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の入浴剤製品を示す構成図
である。
【図2】上記入浴剤製品の袋の表面に印刷された文字を
示す図である。
【図3】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入浴剤製品 2 入浴剤 3 袋 4 ポリビニルアルコール膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を有する袋に入浴剤が密封収容さ
    れ、上記袋の表面に熱変色性インキによる印刷が施さ
    れ、上記印刷が施された袋の全体が水溶性合成樹脂膜で
    一体的に被覆されていることを特徴とする入浴剤製品。
JP2714692U 1992-03-30 1992-03-30 入浴剤製品 Pending JPH0577220U (ja)

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JP2714692U JPH0577220U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 入浴剤製品

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JP2714692U JPH0577220U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 入浴剤製品

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JPH0577220U true JPH0577220U (ja) 1993-10-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132280A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kao Corp 吸湿体及び吸収性物品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132280A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kao Corp 吸湿体及び吸収性物品
JP4657196B2 (ja) * 2006-11-29 2011-03-23 花王株式会社 吸収性物品

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