JPH0986568A - 簡易包装袋 - Google Patents
簡易包装袋Info
- Publication number
- JPH0986568A JPH0986568A JP7284295A JP28429595A JPH0986568A JP H0986568 A JPH0986568 A JP H0986568A JP 7284295 A JP7284295 A JP 7284295A JP 28429595 A JP28429595 A JP 28429595A JP H0986568 A JPH0986568 A JP H0986568A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- gas barrier
- mat
- bag
- insect repellent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防虫忌避剤や昇華性薬剤や芳香剤用包装袋に
おいて、成型品が不要でかつ簡易、簡便な包装袋を提供
する 【構成】 ガスバリア性フィルムを外面フィルムとし、
内面フィルムとして有孔フィルムまたは不織布またはそ
の両方をラミネートしたフィルム構成とする
おいて、成型品が不要でかつ簡易、簡便な包装袋を提供
する 【構成】 ガスバリア性フィルムを外面フィルムとし、
内面フィルムとして有孔フィルムまたは不織布またはそ
の両方をラミネートしたフィルム構成とする
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば和ダンスや洋
ダンスにおいて衣類等を保存する際の防虫剤の包装袋や
昇華性薬剤あるいは芳香剤の包装袋に関するもので、簡
易、低コスト化、省資源の簡易包装袋に関する
ダンスにおいて衣類等を保存する際の防虫剤の包装袋や
昇華性薬剤あるいは芳香剤の包装袋に関するもので、簡
易、低コスト化、省資源の簡易包装袋に関する
【０００２】
【従来の技術】従来、昇華性の物質用包装としては単な
る袋に固形の昇華物質を入れたり、プラスチック樹脂成
型品の中に昇華性薬剤マットが入れられた構造のものな
どが主として用いられてきた。
る袋に固形の昇華物質を入れたり、プラスチック樹脂成
型品の中に昇華性薬剤マットが入れられた構造のものな
どが主として用いられてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これらについては以下
のような欠点があった。単なる袋に固形の昇華物質を入
れた場合、成分の滲み出しといった問題が生じ、成型品
を利用するとコストが上がり、一方で省資源に反し、そ
の上簡便ではないという欠点があった。また、効果期限
の表示については成型品側に物理的な指示部を設けてわ
かるようにしていたが、防虫忌避剤マット等の色の経時
的な変化によって効果期限を示すことができるようにな
り、今後の簡易化の方向に合致するため、この方法を利
用していく必要があった。本考案はこのような簡易包装
を提供することを目的とする。
のような欠点があった。単なる袋に固形の昇華物質を入
れた場合、成分の滲み出しといった問題が生じ、成型品
を利用するとコストが上がり、一方で省資源に反し、そ
の上簡便ではないという欠点があった。また、効果期限
の表示については成型品側に物理的な指示部を設けてわ
かるようにしていたが、防虫忌避剤マット等の色の経時
的な変化によって効果期限を示すことができるようにな
り、今後の簡易化の方向に合致するため、この方法を利
用していく必要があった。本考案はこのような簡易包装
を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためにガスバリア性フィルムを外面フィルムとし、
内面フィルムとして有孔フィルムまたは不織布またはそ
の両方をラミネートしたフィルム構成とする。ラミネー
トは有孔フィルムの穴がつぶれないようにし、通常の取
扱いでは剥がれないようなラミネート強度をもたせた。
これを使用するにあたっては外面のガスバリアー性フィ
ルムをラミネートからはがすことによって有孔フィルム
面を表面に露出し、これによりたとえば防虫、防ダニ効
果を有する忌避剤や昇華性薬剤、芳香剤といったものの
有効成分が袋内より開放されることとなる。
するためにガスバリア性フィルムを外面フィルムとし、
内面フィルムとして有孔フィルムまたは不織布またはそ
の両方をラミネートしたフィルム構成とする。ラミネー
トは有孔フィルムの穴がつぶれないようにし、通常の取
扱いでは剥がれないようなラミネート強度をもたせた。
これを使用するにあたっては外面のガスバリアー性フィ
ルムをラミネートからはがすことによって有孔フィルム
面を表面に露出し、これによりたとえば防虫、防ダニ効
果を有する忌避剤や昇華性薬剤、芳香剤といったものの
有効成分が袋内より開放されることとなる。
【０００５】
【作用】上記の構成によれば、防虫忌避剤や昇華性薬剤
や芳香剤の包装において成型品が不用になり、その結果
簡易な包装となり、よって廃棄物が少なくてすみ、さら
にはコストダウンにつながる。
や芳香剤の包装において成型品が不用になり、その結果
簡易な包装となり、よって廃棄物が少なくてすみ、さら
にはコストダウンにつながる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面に基づいて説明する。 実施例１ 図１は本発明の一実施例である袋の斜視図で、１は袋、
２はガスバリアー性フィルム、３はヒートシール部、４
は開封用端部、５は有孔フィルム、６は防虫忌避剤マッ
トである。適当な穴の大きさおよびピッチをつけられた
有孔フィルム５にガスバリアー性フィルム２をラミネー
トしたフィルム構成となっている。このフィルム構成の
ラミネートフィルムを用いて、防虫忌避剤マットを縦ピ
ロー包装にてヒートシール包装した。ガスバリアー性フ
ィルム２には光を透過しないように色つきフィルムの使
用や印刷することができる。
面に基づいて説明する。 実施例１ 図１は本発明の一実施例である袋の斜視図で、１は袋、
２はガスバリアー性フィルム、３はヒートシール部、４
は開封用端部、５は有孔フィルム、６は防虫忌避剤マッ
トである。適当な穴の大きさおよびピッチをつけられた
有孔フィルム５にガスバリアー性フィルム２をラミネー
トしたフィルム構成となっている。このフィルム構成の
ラミネートフィルムを用いて、防虫忌避剤マットを縦ピ
ロー包装にてヒートシール包装した。ガスバリアー性フ
ィルム２には光を透過しないように色つきフィルムの使
用や印刷することができる。
【０００７】ラミネート強度としてはこのガスバリアー
性フィルム２をはがしたときに、有孔フィルム５の穴が
つぶれずにかつ穴から引きちぎれない程度に容易にはが
せ、また通常の取扱い時には剥がれたりしないようにあ
る程度以上の粘着力をもたせた接着剤を選択し、ラミネ
ートした。また有孔フィルムの穴より防虫忌避剤成分の
しみだしといった間題があるときには有孔フィルム５の
表面に不織布を貼り合わせたフィルムまたは不織布を用
いることができる。
性フィルム２をはがしたときに、有孔フィルム５の穴が
つぶれずにかつ穴から引きちぎれない程度に容易にはが
せ、また通常の取扱い時には剥がれたりしないようにあ
る程度以上の粘着力をもたせた接着剤を選択し、ラミネ
ートした。また有孔フィルムの穴より防虫忌避剤成分の
しみだしといった間題があるときには有孔フィルム５の
表面に不織布を貼り合わせたフィルムまたは不織布を用
いることができる。
【０００８】これを使用するにあたっては、開封用端部
４よりガスバリアー性フィイルム２をはがして使用す
る。その際、全面にわたってはがすのが困難なときや蒸
散量を制限したいときは全面にわたってはがさずに局所
的に一部分をはがすことによっても目的を達成すること
が可能である。またこの防虫忌避剤マット６の代わりに
昇華性の薬剤や芳香剤といったものを含浸させたマット
を包装しても利用することができる。
４よりガスバリアー性フィイルム２をはがして使用す
る。その際、全面にわたってはがすのが困難なときや蒸
散量を制限したいときは全面にわたってはがさずに局所
的に一部分をはがすことによっても目的を達成すること
が可能である。またこの防虫忌避剤マット６の代わりに
昇華性の薬剤や芳香剤といったものを含浸させたマット
を包装しても利用することができる。
【０００９】第２図は第１図におけるＡ−Ａ断面を示し
たもので、外面フィルムとしてガスバリアー性フィルム
２に接着剤層７によりポリエチレン樹脂性有孔フィルム
５をラミネートしたフィルム構成となっている。ラミネ
ートした端部において外面フィルムのガスバリアー性フ
ィルム２と内面フィルムである有孔フィルム５のどちら
か一方を少し短くし、かつ未ラミネート部分８を設ける
ことによって、開封用端部４を形成し、外面フィルムを
はがしやすくしている。内容物としては防虫忌避剤マッ
ト６が入れられ、縦ピロー包装形態に包装されヒートシ
ールされている。
たもので、外面フィルムとしてガスバリアー性フィルム
２に接着剤層７によりポリエチレン樹脂性有孔フィルム
５をラミネートしたフィルム構成となっている。ラミネ
ートした端部において外面フィルムのガスバリアー性フ
ィルム２と内面フィルムである有孔フィルム５のどちら
か一方を少し短くし、かつ未ラミネート部分８を設ける
ことによって、開封用端部４を形成し、外面フィルムを
はがしやすくしている。内容物としては防虫忌避剤マッ
ト６が入れられ、縦ピロー包装形態に包装されヒートシ
ールされている。
【００１０】実施例２ 図３は本発明の他の実施応用例である袋の斜視図で、１
は袋、２はガスバリアー性フィルム、３はヒートシール
部、４は開封用端部、５は有孔フィルム、６は防虫忌避
剤マット、９はハンガー、１０は引っかけ爪、１１は穴
である。これは洋ダンス内のハンガーポストを利用して
吊り下げられる方式のもので、概略は実施例の１の袋を
大型にしたもので、このヒートシール部３にハンガー９
の引っかけ爪１０に引っかけるための穴１１を設けたも
のである。この穴１１はＵ字切り込みのようなものでも
可能である。
は袋、２はガスバリアー性フィルム、３はヒートシール
部、４は開封用端部、５は有孔フィルム、６は防虫忌避
剤マット、９はハンガー、１０は引っかけ爪、１１は穴
である。これは洋ダンス内のハンガーポストを利用して
吊り下げられる方式のもので、概略は実施例の１の袋を
大型にしたもので、このヒートシール部３にハンガー９
の引っかけ爪１０に引っかけるための穴１１を設けたも
のである。この穴１１はＵ字切り込みのようなものでも
可能である。
【００１１】本実施例においては袋に設けた穴とハンガ
ーに設けた引っかけ爪を利用したものを例示したが、ハ
ンガーを二つ折タイプとし、間に粘着剤を塗布しておく
ことによりこの粘着力を利用して袋を挟み込んで固定す
る方法でもよい。これを使用するにあたっては実施例１
と同様に、ガスバリアー性フィルム２をはがしこの袋を
ハンガー９の引っかけ爪１０に袋にあらかじめ設けた穴
１１を利用して取り付ける。その後、洋ダンスのハンガ
ーポストにハンガー９により引っかける。
ーに設けた引っかけ爪を利用したものを例示したが、ハ
ンガーを二つ折タイプとし、間に粘着剤を塗布しておく
ことによりこの粘着力を利用して袋を挟み込んで固定す
る方法でもよい。これを使用するにあたっては実施例１
と同様に、ガスバリアー性フィルム２をはがしこの袋を
ハンガー９の引っかけ爪１０に袋にあらかじめ設けた穴
１１を利用して取り付ける。その後、洋ダンスのハンガ
ーポストにハンガー９により引っかける。
【００１２】
【発明の効果】本発明に従えば、内容物として防虫忌避
剤や蒸散性薬剤や芳香剤を包装する際の成型容器が不要
となり、簡易簡便、低コストで実施することができる。
外面フィルムのラミネートをはがすだけで、内面の有孔
フィルムが表面に出て上記内容物の有効成分の蒸散が達
成される。また衣類への防虫忌避剤の成分しみ出しを原
因とする衣類への成分の付着によって変色の可能性があ
る場合は、有孔フィルムとして不織布を利用することが
できる。またこの不織布によって高級感を高めることが
できる。さらにこの簡易包装袋のヒートシール部に穴や
Ｕ字切り込みを入れることによりハンガーなどに引っか
けて使用することも可能となる。
剤や蒸散性薬剤や芳香剤を包装する際の成型容器が不要
となり、簡易簡便、低コストで実施することができる。
外面フィルムのラミネートをはがすだけで、内面の有孔
フィルムが表面に出て上記内容物の有効成分の蒸散が達
成される。また衣類への防虫忌避剤の成分しみ出しを原
因とする衣類への成分の付着によって変色の可能性があ
る場合は、有孔フィルムとして不織布を利用することが
できる。またこの不織布によって高級感を高めることが
できる。さらにこの簡易包装袋のヒートシール部に穴や
Ｕ字切り込みを入れることによりハンガーなどに引っか
けて使用することも可能となる。
【００１３】
【図１】実施例１の簡易包装袋の斜視図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ拡大断面図である。
【図３】実施例２の簡易包装袋の斜視図である。
１：袋 ２：ガスバリアー性フィルム ３：ヒートシール部 ４：開封用端部 ５：有孔フィルム ６：防虫忌避剤マット ７：接着剤層 ８：未ラミネート部分 ９：ハンガー １０：引っかけ爪 １１：穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１２月２８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば和ダンスや洋
ダンスにおいて衣類等を保存する際の防虫剤の包装袋や
昇華性薬剤あるいは芳香剤の包装袋に関するもので、筒
易、低コスト化、省資源の簡易包装袋に関する
ダンスにおいて衣類等を保存する際の防虫剤の包装袋や
昇華性薬剤あるいは芳香剤の包装袋に関するもので、筒
易、低コスト化、省資源の簡易包装袋に関する
【０００２】
【従来の技術】従来、昇華性の物質用包装としては単な
る袋に固形の昇華物質を入れたり、プラスチック樹脂成
型品の中に昇華性薬剤マットが入れられた構造のものな
どが主として用いられてきた。
る袋に固形の昇華物質を入れたり、プラスチック樹脂成
型品の中に昇華性薬剤マットが入れられた構造のものな
どが主として用いられてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これらについては以下
のような欠点があつた。単なる袋に固形の昇華物質を入
れた場合、成分の滲み出しといった問題が生じ、成型品
を利用するとコストが上がり、一方で省資源に反し、そ
の上簡便ではないという欠点があった。また、効果期限
の表示については成型品側に物理的な指示部を設けてわ
かるようにしていたが、防虫忌避剤マット等の色の経時
的な変化によって効果期限を示すことができるようにな
り、今後の簡易化の方向に合致するため、この方法を利
用していく必要があった。本考案はこのような簡易包装
を提供することを目的とする。
のような欠点があつた。単なる袋に固形の昇華物質を入
れた場合、成分の滲み出しといった問題が生じ、成型品
を利用するとコストが上がり、一方で省資源に反し、そ
の上簡便ではないという欠点があった。また、効果期限
の表示については成型品側に物理的な指示部を設けてわ
かるようにしていたが、防虫忌避剤マット等の色の経時
的な変化によって効果期限を示すことができるようにな
り、今後の簡易化の方向に合致するため、この方法を利
用していく必要があった。本考案はこのような簡易包装
を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためにガスバリア性フィルムを外面フィルムとし、
内面フィルムとして有孔フィルムまたは不織布またはそ
の両方をラミネートしたフィルム構成とする。ラミネー
トは有孔フィルムの穴がつぶれないようにし、通常の取
扱いでは剥がれないようなラミネート強度をもたせた。
これを使用するにあたっては外面のガスバリアー性フィ
ルムをラミネートからはがすことによって有孔フィルム
面を表面に露出し、これによりたとえば防虫、防ダニ効
果を有する忌避剤や昇華性薬剤、芳香剤といったものの
有効成分が袋内より開放されることとなる。
するためにガスバリア性フィルムを外面フィルムとし、
内面フィルムとして有孔フィルムまたは不織布またはそ
の両方をラミネートしたフィルム構成とする。ラミネー
トは有孔フィルムの穴がつぶれないようにし、通常の取
扱いでは剥がれないようなラミネート強度をもたせた。
これを使用するにあたっては外面のガスバリアー性フィ
ルムをラミネートからはがすことによって有孔フィルム
面を表面に露出し、これによりたとえば防虫、防ダニ効
果を有する忌避剤や昇華性薬剤、芳香剤といったものの
有効成分が袋内より開放されることとなる。
【０００５】
【作用】上記の構成によれば、防虫忌避剤や昇華性薬剤
や芳香剤の包装において成型品が不用になり、その結果
簡易な包装となり、よって廃棄物が少なくてすみ、さら
にはコストダウンにつながる。
や芳香剤の包装において成型品が不用になり、その結果
簡易な包装となり、よって廃棄物が少なくてすみ、さら
にはコストダウンにつながる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面に基づいて説明する。 実施例１ 図１は本発明の一実施例である袋の斜視図で、１は袋、
２ばガスバリアー性フィルム、３はヒートシール部、４
は開封用端部、５は有孔フィルム、６は防虫忌避剤マッ
トである。適当な穴の大きさおよびピッチをつけられた
有孔フィルム５にガスバリアー性フィルム２をラミネー
トしたフィルム構成となっている。このフィルム構成の
ラミネートフィルムを用いて、防虫忌避剤マットを縦ピ
ロー包装にてヒートシール包装した。ガスバリアー性フ
ィルム２には光を透過しないように色つきフィルムの使
用や印刷することができる。
面に基づいて説明する。 実施例１ 図１は本発明の一実施例である袋の斜視図で、１は袋、
２ばガスバリアー性フィルム、３はヒートシール部、４
は開封用端部、５は有孔フィルム、６は防虫忌避剤マッ
トである。適当な穴の大きさおよびピッチをつけられた
有孔フィルム５にガスバリアー性フィルム２をラミネー
トしたフィルム構成となっている。このフィルム構成の
ラミネートフィルムを用いて、防虫忌避剤マットを縦ピ
ロー包装にてヒートシール包装した。ガスバリアー性フ
ィルム２には光を透過しないように色つきフィルムの使
用や印刷することができる。
【０００７】ラミネート強度としてはこのガスバリアー
性フィルム２をはがしたときに、有孔フィルム５の穴が
つぶれずにかつ穴から引きちぎれない程度に容易にはが
せ、また通常の取扱い時には剥がれたりしないようにあ
る程度以上の粘着力をもたせた接着剤を選択し、ラミネ
ートした。また有孔フィルムの穴より防虫忌避剤成分の
しみだしといった問題があるときには有孔フィルム５の
表面に不織布を貼り合わせたフィルムまたは不織布を用
いることができる。
性フィルム２をはがしたときに、有孔フィルム５の穴が
つぶれずにかつ穴から引きちぎれない程度に容易にはが
せ、また通常の取扱い時には剥がれたりしないようにあ
る程度以上の粘着力をもたせた接着剤を選択し、ラミネ
ートした。また有孔フィルムの穴より防虫忌避剤成分の
しみだしといった問題があるときには有孔フィルム５の
表面に不織布を貼り合わせたフィルムまたは不織布を用
いることができる。
【０００８】これを使用するにあたっては、開封用端部
４よりガスバリアー性フィイルム２をはがして使用す
る。その際、全面にわたってはがすのが困難なときや蒸
散量を制限したいときは全面にわたってはがさずに局所
的に一部分をはがすことによっても目的を達成すること
が可能である。またこの防虫忌避剤マット６の代わりに
昇華性の薬剤や芳香剤といったものを含浸させたマット
を包装しても利用することができる。
４よりガスバリアー性フィイルム２をはがして使用す
る。その際、全面にわたってはがすのが困難なときや蒸
散量を制限したいときは全面にわたってはがさずに局所
的に一部分をはがすことによっても目的を達成すること
が可能である。またこの防虫忌避剤マット６の代わりに
昇華性の薬剤や芳香剤といったものを含浸させたマット
を包装しても利用することができる。
【０００９】第２図は第１図におけるＡ−Ａ断面を示し
たもので、外面フィルムとしてガスバリアー性フィルム
２に接着剤層７によりポリエチレン樹脂性有孔フィルム
５をラミネートしたフィルム構成となっている。ラミネ
ートした端部において外面フィルムのガスバリアー性フ
ィルム２と内面フィルムである有孔フィルム５のどちら
か一方を少し短くし、かつ未ラミネート部分８を設ける
ことによって、開封用端部４を形成し、外面フィルムを
はがしやすくしている。内容物としては防虫忌避剤マッ
ト６が入れられ、縦ピロー包装形態に包装されヒートシ
ールされている。
たもので、外面フィルムとしてガスバリアー性フィルム
２に接着剤層７によりポリエチレン樹脂性有孔フィルム
５をラミネートしたフィルム構成となっている。ラミネ
ートした端部において外面フィルムのガスバリアー性フ
ィルム２と内面フィルムである有孔フィルム５のどちら
か一方を少し短くし、かつ未ラミネート部分８を設ける
ことによって、開封用端部４を形成し、外面フィルムを
はがしやすくしている。内容物としては防虫忌避剤マッ
ト６が入れられ、縦ピロー包装形態に包装されヒートシ
ールされている。
【００１０】第４図乃至は第７図は防虫忌避剤としても
っとも一般的に使用されている蒸散性ピレスロイド系防
虫忌避剤マットを包装した時に包装材料からの成分透過
が見られるかどうかを試験した結果を従来包装と今回包
装について異なる４つの温度条件（１０℃、２０℃、３
０℃、４０℃）についてそれぞれ図に示した。試験の方
法としては従来包装品および今回包装品を５００ｍｌガ
ラス瓶に入れて密封し、恒温槽にて保存した。各温度条
件で７２時間保存後、内部ガスを５ｍｌサンプリング
し、ガスクロマトグラフィーにて測定した。
っとも一般的に使用されている蒸散性ピレスロイド系防
虫忌避剤マットを包装した時に包装材料からの成分透過
が見られるかどうかを試験した結果を従来包装と今回包
装について異なる４つの温度条件（１０℃、２０℃、３
０℃、４０℃）についてそれぞれ図に示した。試験の方
法としては従来包装品および今回包装品を５００ｍｌガ
ラス瓶に入れて密封し、恒温槽にて保存した。各温度条
件で７２時間保存後、内部ガスを５ｍｌサンプリング
し、ガスクロマトグラフィーにて測定した。
【００１１】試験の結果はそれぞれ第４図乃至第７図に
見られるように、左側に従来包装、右側に今回発明の包
装について表示した。リテンションタイム０．７から
２．５分の間に５成分を検出したが両者について５成分
とも透過量に顕著な差は見られず、今回発明による包装
で十分実用可能であることが確認された。
見られるように、左側に従来包装、右側に今回発明の包
装について表示した。リテンションタイム０．７から
２．５分の間に５成分を検出したが両者について５成分
とも透過量に顕著な差は見られず、今回発明による包装
で十分実用可能であることが確認された。
【００１２】実施例２ 図３は本発明の他の実施応用例である袋の斜視図で、１
は袋、２はガスバリアー性フィルム、３はヒートシール
部、４は開封用端部、５は有孔フィルム、６は防虫忌避
剤マット、９はハンガー、１０は引っかけ爪、１１は穴
である。これは洋ダンス内のハンガーポストを利用して
吊り下げられる方式のもので、概略は実施例の１の袋を
大型にしたもので、このヒートシール部３にハンガー９
の引っかけ爪１０に引っかけるための穴１１を設けたも
のである。この穴１１はＵ字切り込みのようなものでも
可能である。
は袋、２はガスバリアー性フィルム、３はヒートシール
部、４は開封用端部、５は有孔フィルム、６は防虫忌避
剤マット、９はハンガー、１０は引っかけ爪、１１は穴
である。これは洋ダンス内のハンガーポストを利用して
吊り下げられる方式のもので、概略は実施例の１の袋を
大型にしたもので、このヒートシール部３にハンガー９
の引っかけ爪１０に引っかけるための穴１１を設けたも
のである。この穴１１はＵ字切り込みのようなものでも
可能である。
【００１３】本実施例においては袋に設けた穴とハンガ
ーに設けた引っかけ爪を利用したものを例示したが、ハ
ンガーを二つ折タイプとし、間に粘着剤を塗布しておく
ことによりこの粘着力を利用して袋を挟み込んで固定す
る方法でもよい。これを使用するにあたっては実施例１
と同様に、ガスバリアー性フィルム２をはがしこの袋を
ハンガー９の引っかけ爪１０に袋にあらかじめ設けた穴
１１を利用して取り付ける。その後、洋ダンスのハンガ
ーポストにハンガー９により引っかける。
ーに設けた引っかけ爪を利用したものを例示したが、ハ
ンガーを二つ折タイプとし、間に粘着剤を塗布しておく
ことによりこの粘着力を利用して袋を挟み込んで固定す
る方法でもよい。これを使用するにあたっては実施例１
と同様に、ガスバリアー性フィルム２をはがしこの袋を
ハンガー９の引っかけ爪１０に袋にあらかじめ設けた穴
１１を利用して取り付ける。その後、洋ダンスのハンガ
ーポストにハンガー９により引っかける。
【００１４】
【発明の効果】本発明に従えば、内容物として防虫忌避
剤や蒸散性薬剤や芳香剤を包装する際の成型容器が不要
となり、簡易簡便、低コストで実施することができる。
外面フィルムのラミネートをはがすだけで、内面の有孔
フィルムが表面に出て上記内容物の有効成分の蒸散が達
成される。また衣類への防虫忌避剤の成分しみ出しを原
因とする衣類への成分の付着によって変色の可能性があ
る場合は、有孔フィルムとして不織布を利用することが
できる。またこの不織布によって高級感を高めることが
できる。さらにこの簡易包装袋のヒートシール部に穴や
Ｕ字切り込みを入れることによりハンガーなどに引っか
けて使用することも可能となる。
剤や蒸散性薬剤や芳香剤を包装する際の成型容器が不要
となり、簡易簡便、低コストで実施することができる。
外面フィルムのラミネートをはがすだけで、内面の有孔
フィルムが表面に出て上記内容物の有効成分の蒸散が達
成される。また衣類への防虫忌避剤の成分しみ出しを原
因とする衣類への成分の付着によって変色の可能性があ
る場合は、有孔フィルムとして不織布を利用することが
できる。またこの不織布によって高級感を高めることが
できる。さらにこの簡易包装袋のヒートシール部に穴や
Ｕ字切り込みを入れることによりハンガーなどに引っか
けて使用することも可能となる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【００１５】
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１の簡易包装袋の斜視図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ拡大断面図である。
【図３】実施例２の簡易包装袋の斜視図である。
【図４】防虫剤成分透過性実験結果を示す図（１０℃）
である。
である。
【図５】防虫剤成分透過性実験結果を示す図（２０℃）
である。
である。
【図６】防虫剤成分透過性実験結果を示す図（３０℃）
である。
である。
【図７】防虫剤成分透過性実験結果を示す図（４０℃）
である。
である。
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４、図５、図６、図７
【補正方法】追加
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
Claims (4)
- 【請求項１】 外面フィルムをガスバリアー性フィルム
とし、内面フィルムとして有孔フィルム乃至は不織布の
いずれか一方もしくは両者を用いて、外面フィルムと内
面フィルムとをラミネートしたフィルムで構成したこと
を特徴とする簡易包装袋 - 【請求項２】 内容物として防虫忌避剤マットを包装
し、ラミネートされた外面フィルムのガスバリアー性フ
ィルムをはがすことにより、防虫忌避剤の有効成分が蒸
散されることを特徴とする請求項１の簡易包装袋 - 【請求項３】 内容物として昇華性薬剤マットを包装
し、ラミネートされた外面フィルムのガスバリアー性フ
ィルムをはがすことにより、昇華性薬剤の有効成分が蒸
散されることを特徴とする請求項１の簡易包装袋 - 【請求項４】 内容物として芳香剤マットを包装し、ラ
ミネートされた外面フィルムのガスバリアー性フィルム
をはがすことにより、芳香剤の有効成分が蒸散されるこ
とを特徴とする請求項１の簡易包装袋
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7284295A JPH0986568A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 簡易包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7284295A JPH0986568A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 簡易包装袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0986568A true JPH0986568A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17676686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7284295A Pending JPH0986568A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 簡易包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0986568A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030017876A (ko) * | 2001-08-23 | 2003-03-04 | 동국제향주식회사 | 한약 방향제 및 그 제조방법 |
| JP2010120323A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Asahi Kasei Pax Corp | 高昇華性物質用積層フィルム、これを用いた包装袋、巻回体、及び高昇華性物質用積層フィルムの製造方法 |
| JP2016165386A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 株式会社アルビオン | 芳香具 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP7284295A patent/JPH0986568A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030017876A (ko) * | 2001-08-23 | 2003-03-04 | 동국제향주식회사 | 한약 방향제 및 그 제조방법 |
| JP2010120323A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Asahi Kasei Pax Corp | 高昇華性物質用積層フィルム、これを用いた包装袋、巻回体、及び高昇華性物質用積層フィルムの製造方法 |
| JP2016165386A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 株式会社アルビオン | 芳香具 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100655688B1 (ko) | 곤충 억제 파우치 | |
| US4804142A (en) | Pest repellent articles | |
| TWI273033B (en) | Atmosphere improving tape for package, package with atmosphere improving tape and method of manufacturing the package, package container with atmosphere improving tape, engaging device, and package with engaging device | |
| AU2001245586A1 (en) | Insect control pouch | |
| US4923745A (en) | Insect repellent clothing bag | |
| JP3817001B2 (ja) | 揮散性薬剤収納体 | |
| JPH0986568A (ja) | 簡易包装袋 | |
| WO1994019043A1 (en) | Medicament presentation | |
| JP4258252B2 (ja) | 芳香剤包装材料 | |
| CA2011744A1 (en) | Composite insecticice and package thereof | |
| JPS58213703A (ja) | 衣類包装材 | |
| JP2002205713A (ja) | シュリンク包装体及びその製法 | |
| JP2673014B2 (ja) | 虫害防止能を有する食品包装材及び該包装材を用いた食品用包装体 | |
| EP0753253B1 (en) | Sustained release pheromone-containing preparations | |
| JP4004633B2 (ja) | 揮散性物質収納体及び揮散性物質の薬剤移行防止方法 | |
| JP3028931U (ja) | 揮発性材料包装体 | |
| JP2002326613A (ja) | シュリンク包装体及びその製法 | |
| JP5355925B2 (ja) | 粘着ラベル付き包装体 | |
| JPS6197377A (ja) | インジケ−タ | |
| JP3039740U (ja) | 薬剤入れを備えた防塵カバーの構造 | |
| JP3001013U (ja) | 貼付製剤用袋体 | |
| JPH11170445A (ja) | 揮散性物質封入体 | |
| JPH0885577A (ja) | ガスを持続的に放出する袋体 | |
| JPH03187870A (ja) | 虫害防止食品包装方法 | |
| JPH0885578A (ja) | 持続的にガスを放出する袋体 |