JPH0577102A - 自動穿孔機 - Google Patents
自動穿孔機Info
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- JPH0577102A JPH0577102A JP22051591A JP22051591A JPH0577102A JP H0577102 A JPH0577102 A JP H0577102A JP 22051591 A JP22051591 A JP 22051591A JP 22051591 A JP22051591 A JP 22051591A JP H0577102 A JPH0577102 A JP H0577102A
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- Japan
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- drilling
- work
- cpu
- setting
- movement amount
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- Drilling And Boring (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】穿孔位置を罫書くことなく穿孔できるととも
に、その加工時間の短縮を図ることができ、さらには、
穿孔時に穿孔工具に付着した切削屑を取り除いて作業効
率の向上を図ることを目的とする。 【構成】ワークWの穿孔を行うホールカッタKを左右前
後及び上下に移動させ、その移動量を予め任意に設定す
ることができるようにするとともに、1つの穿孔切削が
行われるごとにホールカッタKに嵌まり込んだ切削屑を
排除するように構成した。
に、その加工時間の短縮を図ることができ、さらには、
穿孔時に穿孔工具に付着した切削屑を取り除いて作業効
率の向上を図ることを目的とする。 【構成】ワークWの穿孔を行うホールカッタKを左右前
後及び上下に移動させ、その移動量を予め任意に設定す
ることができるようにするとともに、1つの穿孔切削が
行われるごとにホールカッタKに嵌まり込んだ切削屑を
排除するように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばH鋼の所定位置
に自動でボルトを挿通する挿通孔を穿孔可能な自動穿孔
機に関するものである。
に自動でボルトを挿通する挿通孔を穿孔可能な自動穿孔
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばH鋼のフランジに、ボルト
を挿通するボルト挿通孔を穿孔する場合には、予め作業
者がボルト挿通孔を穿孔する位置を測定し、その測定し
た所定位置にトースカン等を使用して罫書いた後、ポン
チングを行う。そして、そのポンチした位置にボール盤
等を使用してボルト挿通孔を穿孔する。
を挿通するボルト挿通孔を穿孔する場合には、予め作業
者がボルト挿通孔を穿孔する位置を測定し、その測定し
た所定位置にトースカン等を使用して罫書いた後、ポン
チングを行う。そして、そのポンチした位置にボール盤
等を使用してボルト挿通孔を穿孔する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ボ
ルト挿通孔を穿孔する方法では、ボルト挿通孔を穿孔す
る前工程として穿孔位置を罫書く必要があり、特に複数
穿孔する場合には、この罫書き作業が非常に面倒であっ
た。また、ボルト挿通孔を穿孔する際、ポンチングした
位置にボール盤のドリルを正確にセットしなければなら
ないため、このドリルの位置決めに要する時間が長くな
り、ここでも作業効率が悪かった。また、切削時におい
て、切削屑がドリルに付着し、切削の障害となり、切削
作業の効率を低下させていた。
ルト挿通孔を穿孔する方法では、ボルト挿通孔を穿孔す
る前工程として穿孔位置を罫書く必要があり、特に複数
穿孔する場合には、この罫書き作業が非常に面倒であっ
た。また、ボルト挿通孔を穿孔する際、ポンチングした
位置にボール盤のドリルを正確にセットしなければなら
ないため、このドリルの位置決めに要する時間が長くな
り、ここでも作業効率が悪かった。また、切削時におい
て、切削屑がドリルに付着し、切削の障害となり、切削
作業の効率を低下させていた。
【0004】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的は穿孔位置を罫書き及び
ポンチングすることなく穿孔できるとともに、その加工
時間の短縮を図ることができ、さらには、穿孔時に穿孔
工具に付着した切削屑を取り除いて作業効率の向上を図
ることができる自動穿孔機を提供することにある。
されたものであって、その目的は穿孔位置を罫書き及び
ポンチングすることなく穿孔できるとともに、その加工
時間の短縮を図ることができ、さらには、穿孔時に穿孔
工具に付着した切削屑を取り除いて作業効率の向上を図
ることができる自動穿孔機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、フレームに対して前後に移動可能
な第1のテーブルと、前記第1のテーブルの上側に設け
られ、フレームに対して左右に移動可能な第2のテーブ
ルと、前記第2のテーブルの上側に設けられ、フレーム
に対して上下に移動可能な第3のテーブルと、前記第1
のテーブルを前後方向に案内するガイド部材の下側に設
けられ、ワークを挟持する挟持手段と、前記第1のテー
ブルを前後移動させる第1のテーブル駆動手段と、前記
第2のテーブルを左右移動させる第2のテーブル駆動手
段と、前記第3のテーブルを上下移動させる第3のテー
ブル駆動手段と、前記各テーブルの移動量を検出するテ
ーブル移動量検出手段と、前記第3のテーブルに回転可
能に取着され、前記ワークの穿孔を行う穿孔工具と、第
3のテーブルに設けられ、前記穿孔工具を駆動するため
の切削用モータと、前記第1及び第2のテーブルの移動
量を設定する移動量設定手段と、前記ワークに穿孔する
穿孔数を設定する穿孔数設定手段と、前記各設定手段よ
り設定された移動量及び穿孔数に基づいて複数の穿孔位
置を割り出すとともに穿孔順序を決定し、前記各テーブ
ル駆動手段を介して穿孔工具を各穿孔位置に順次案内す
る案内制御手段と、前記案内制御手段によって穿孔工具
が穿孔位置に案内される毎に、その位置で第1及び第2
のテーブル移動手段を一旦停止させるとともに、第3の
テーブル駆動手段を駆動させて第3のテーブルを下降さ
せるとともに、前記切削用モータを駆動させてワークの
穿孔を行う穿孔制御手段とからなる自動穿孔機をその要
旨とする。
に、第1の発明では、フレームに対して前後に移動可能
な第1のテーブルと、前記第1のテーブルの上側に設け
られ、フレームに対して左右に移動可能な第2のテーブ
ルと、前記第2のテーブルの上側に設けられ、フレーム
に対して上下に移動可能な第3のテーブルと、前記第1
のテーブルを前後方向に案内するガイド部材の下側に設
けられ、ワークを挟持する挟持手段と、前記第1のテー
ブルを前後移動させる第1のテーブル駆動手段と、前記
第2のテーブルを左右移動させる第2のテーブル駆動手
段と、前記第3のテーブルを上下移動させる第3のテー
ブル駆動手段と、前記各テーブルの移動量を検出するテ
ーブル移動量検出手段と、前記第3のテーブルに回転可
能に取着され、前記ワークの穿孔を行う穿孔工具と、第
3のテーブルに設けられ、前記穿孔工具を駆動するため
の切削用モータと、前記第1及び第2のテーブルの移動
量を設定する移動量設定手段と、前記ワークに穿孔する
穿孔数を設定する穿孔数設定手段と、前記各設定手段よ
り設定された移動量及び穿孔数に基づいて複数の穿孔位
置を割り出すとともに穿孔順序を決定し、前記各テーブ
ル駆動手段を介して穿孔工具を各穿孔位置に順次案内す
る案内制御手段と、前記案内制御手段によって穿孔工具
が穿孔位置に案内される毎に、その位置で第1及び第2
のテーブル移動手段を一旦停止させるとともに、第3の
テーブル駆動手段を駆動させて第3のテーブルを下降さ
せるとともに、前記切削用モータを駆動させてワークの
穿孔を行う穿孔制御手段とからなる自動穿孔機をその要
旨とする。
【0006】第2の発明では、第1の発明に加え、穿孔
工具に対して、その切削時に溜まる切削屑を排除する排
除手段と、前記排除手段を作動させる排除駆動手段と、
案内制御手段にてワークに穿孔されるたびごとに、前記
排除駆動手段を駆動制御する排除制御手段とを備えた自
動穿孔機をその要旨とする。
工具に対して、その切削時に溜まる切削屑を排除する排
除手段と、前記排除手段を作動させる排除駆動手段と、
案内制御手段にてワークに穿孔されるたびごとに、前記
排除駆動手段を駆動制御する排除制御手段とを備えた自
動穿孔機をその要旨とする。
【0007】
【作用】従って、本発明によると、フレームに対して前
後に移動可能な第1テーブルは第1のテーブル用駆動手
段によって前後に駆動する。また、フレームに対して左
右に移動可能な第2のテーブルは第2のテーブル用駆動
手段によって左右に駆動する。さらに、フレームに対し
て上下に移動可能な第3のテーブルは第3のテーブル用
駆動手段によって上下に移動する。挟持手段は第1のテ
ーブルを前後方向に案内するガイド部材の下側に設けら
れ、穿孔するワークを挟持する。そして、第3のテーブ
ルに取着された穿孔工具は穿孔用モータによって回転さ
れ、ワークの穿孔を行う。
後に移動可能な第1テーブルは第1のテーブル用駆動手
段によって前後に駆動する。また、フレームに対して左
右に移動可能な第2のテーブルは第2のテーブル用駆動
手段によって左右に駆動する。さらに、フレームに対し
て上下に移動可能な第3のテーブルは第3のテーブル用
駆動手段によって上下に移動する。挟持手段は第1のテ
ーブルを前後方向に案内するガイド部材の下側に設けら
れ、穿孔するワークを挟持する。そして、第3のテーブ
ルに取着された穿孔工具は穿孔用モータによって回転さ
れ、ワークの穿孔を行う。
【0008】移動量設定手段は各テーブルの移動量を設
定し、穿孔数設定手段はワークに穿孔する穿孔数を設定
する。案内制御手段は各設定手段より設定された移動量
及び穿孔数に基づいて前記第1及び第2のテーブル駆動
手段を駆動制御し、順次穿孔位置に穿孔工具を案内す
る。
定し、穿孔数設定手段はワークに穿孔する穿孔数を設定
する。案内制御手段は各設定手段より設定された移動量
及び穿孔数に基づいて前記第1及び第2のテーブル駆動
手段を駆動制御し、順次穿孔位置に穿孔工具を案内す
る。
【0009】穿孔制御手段は案内された穿孔位置で第1
及び第2のテーブル移動手段を一旦停止させるととも
に、第3のテーブル駆動手段を駆動させて第3のテーブ
ルを下降させ、さらに、切削用モータを駆動させてワー
クの穿孔を行う。
及び第2のテーブル移動手段を一旦停止させるととも
に、第3のテーブル駆動手段を駆動させて第3のテーブ
ルを下降させ、さらに、切削用モータを駆動させてワー
クの穿孔を行う。
【0010】第2の発明によると、その穿孔が行われる
毎に、排除制御手段は排除駆動手段を介して排除手段を
作動させて切削屑を排除する。
毎に、排除制御手段は排除駆動手段を介して排除手段を
作動させて切削屑を排除する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜
16図に基づいて説明する。図1は自動H鋼穿孔機の一
部正断面図、図2は自動H鋼穿孔機の右側面図、図3は
自動H鋼孔開機の左側面図であって、フレーム1の左右
の前部フレーム1と後部フレーム1間には、それぞれ断
面略逆L字形のレール支持部材2a,2bがそれぞれ対
向した状態で取着されている。両レール支持部材2a,
2bの上面にはY軸用リニアレール3がそれぞれ取付固
定されている。同両Y軸用リニアレール3には各2つの
Y軸用レール係合部材4が図2及び図3において、左右
方向へ移動可能に係合されている。
16図に基づいて説明する。図1は自動H鋼穿孔機の一
部正断面図、図2は自動H鋼穿孔機の右側面図、図3は
自動H鋼孔開機の左側面図であって、フレーム1の左右
の前部フレーム1と後部フレーム1間には、それぞれ断
面略逆L字形のレール支持部材2a,2bがそれぞれ対
向した状態で取着されている。両レール支持部材2a,
2bの上面にはY軸用リニアレール3がそれぞれ取付固
定されている。同両Y軸用リニアレール3には各2つの
Y軸用レール係合部材4が図2及び図3において、左右
方向へ移動可能に係合されている。
【0012】前記各Y軸用レール係合部材4の上面に
は、第1のテーブル5が取付固定され、同第1のテーブ
ル5の右側面及び左側面にはX軸方向ストッパ固定部材
6a,6bがそれぞれ取付固定されている。そして、右
側面に取付固定されたX軸方向ストッパ固定部材6aの
内側面には、図7に示すように、雌ネジを螺設した連動
部材7が取付固定されている。
は、第1のテーブル5が取付固定され、同第1のテーブ
ル5の右側面及び左側面にはX軸方向ストッパ固定部材
6a,6bがそれぞれ取付固定されている。そして、右
側面に取付固定されたX軸方向ストッパ固定部材6aの
内側面には、図7に示すように、雌ネジを螺設した連動
部材7が取付固定されている。
【0013】前記右側のY軸用リニアレール3の前端側
及び後端側のレール支持部材2a上には、図2に示すよ
うに、シャフト支持部材8,9がそれぞれ取付固定さ
れ、両シャフト支持部材8,9間には外周に雄ネジを螺
設したシャフト10が回動可能に支持されている。そし
て、シャフト10は前記連動部材7の雌ネジと螺合され
ている。従って、シャフト10が回転すると、前記第1
のテーブル5はY軸用リニアレール3に沿って移動す
る。
及び後端側のレール支持部材2a上には、図2に示すよ
うに、シャフト支持部材8,9がそれぞれ取付固定さ
れ、両シャフト支持部材8,9間には外周に雄ネジを螺
設したシャフト10が回動可能に支持されている。そし
て、シャフト10は前記連動部材7の雌ネジと螺合され
ている。従って、シャフト10が回転すると、前記第1
のテーブル5はY軸用リニアレール3に沿って移動す
る。
【0014】前記シャフト10の前端には小径ハンドル
11が取着され、同小径ハンドル11を図1において時
計方向へ回転操作した場合、前記第1のテーブル5は、
前記Y軸用リニアレール3に沿って前方(図2において
左方)へ移動し、反時計方向へ回転操作した際には、後
方へ移動するようになっている。
11が取着され、同小径ハンドル11を図1において時
計方向へ回転操作した場合、前記第1のテーブル5は、
前記Y軸用リニアレール3に沿って前方(図2において
左方)へ移動し、反時計方向へ回転操作した際には、後
方へ移動するようになっている。
【0015】また、シャフト10後端にはシャフト用プ
ーリ12が取着されている。図4に示すように、前記シ
ャフト用プーリ12はフレーム1の後部に取付固定され
ている第1のテーブル移動手段としてのテーブル移動用
モータ13に取着されたモータ用プーリ14とベルト1
5を介して連結されている。
ーリ12が取着されている。図4に示すように、前記シ
ャフト用プーリ12はフレーム1の後部に取付固定され
ている第1のテーブル移動手段としてのテーブル移動用
モータ13に取着されたモータ用プーリ14とベルト1
5を介して連結されている。
【0016】前記テーブル移動用モータ13は、時計方
向及び反時計方向への回転が可能となっており、その回
転方向を図1において時計方向とした場合には、前記シ
ャフト10がテーブル移動用モータ13と連動して時計
方向に回転する。即ち、前記第1のテーブル5がY軸用
リニアレール3に沿って前方へ、また、その回転方向を
反時計方向とした場合には、第1のテーブル5が後方へ
移動するようになっている。つまり、前記第1のテーブ
ル5は、小径ハンドル11の回転操作及びテーブル移動
用モータ13の回転駆動のどちらにおいてもY軸方向
(図2及び図3において左右方向)へ移動させることが
できるようになっている。
向及び反時計方向への回転が可能となっており、その回
転方向を図1において時計方向とした場合には、前記シ
ャフト10がテーブル移動用モータ13と連動して時計
方向に回転する。即ち、前記第1のテーブル5がY軸用
リニアレール3に沿って前方へ、また、その回転方向を
反時計方向とした場合には、第1のテーブル5が後方へ
移動するようになっている。つまり、前記第1のテーブ
ル5は、小径ハンドル11の回転操作及びテーブル移動
用モータ13の回転駆動のどちらにおいてもY軸方向
(図2及び図3において左右方向)へ移動させることが
できるようになっている。
【0017】また、図2及び図4に示すように、前記シ
ャフト10に取着されたシャフト用プーリ12には、テ
ーブル移動量検出手段としての第1のロータリエンコー
ダ16が連結され、同第1のロータリエンコーダ16は
前記シャフト10の回転量に対するパルスを発生して前
記第1のテーブル5のY軸方向位置を検出するようにな
っている。
ャフト10に取着されたシャフト用プーリ12には、テ
ーブル移動量検出手段としての第1のロータリエンコー
ダ16が連結され、同第1のロータリエンコーダ16は
前記シャフト10の回転量に対するパルスを発生して前
記第1のテーブル5のY軸方向位置を検出するようにな
っている。
【0018】図6に示すように、第1のテーブル5上面
前後側には、X軸用リニアレール19がそれぞれ取付固
定されている。また、前記第1のテーブル5の上面右側
中央には、第2のテーブル駆動手段としてのテーブル用
エアシリンダ18が取付固定されている。
前後側には、X軸用リニアレール19がそれぞれ取付固
定されている。また、前記第1のテーブル5の上面右側
中央には、第2のテーブル駆動手段としてのテーブル用
エアシリンダ18が取付固定されている。
【0019】両X軸用リニアレール19には図5に示す
ように、各2つのX軸用レール係合部材20が、図6に
おいて左右方向(X軸方向)へ移動可能に係合されてい
る。前記X軸用レール係合部材20上面には、第2のテ
ーブル21が取付固定されている。図7及び図8に示す
ように、第2のテーブル21はその上面に後述する第3
のテーブル30が下降したことを検知するリミットスイ
ッチ21aを取着している。
ように、各2つのX軸用レール係合部材20が、図6に
おいて左右方向(X軸方向)へ移動可能に係合されてい
る。前記X軸用レール係合部材20上面には、第2のテ
ーブル21が取付固定されている。図7及び図8に示す
ように、第2のテーブル21はその上面に後述する第3
のテーブル30が下降したことを検知するリミットスイ
ッチ21aを取着している。
【0020】また、第2のテーブル21はその左側面中
央にロッド固定部材22を下側に向けて取付固定してい
る。同ロッド固定部材22には、前記第1のテーブル5
に取付固定されたテーブル用エアシリンダ18のピスト
ンロッド23先端が連結されている。
央にロッド固定部材22を下側に向けて取付固定してい
る。同ロッド固定部材22には、前記第1のテーブル5
に取付固定されたテーブル用エアシリンダ18のピスト
ンロッド23先端が連結されている。
【0021】そして、図7に示すように、前記テーブル
用エアシリンダ18にエアが供給されてピストンロッド
23が伸長した際は、前記第2のテーブル21がX軸用
リニアレール19に沿って左側に移動するようになって
いる。また、ピストンロッド23が収縮した際は、第2
のテーブル21がX軸用リニアレール19に沿って右側
に移動するようになっている。即ち、第2のテーブル2
1はX軸方向に往復移動するようになっている。
用エアシリンダ18にエアが供給されてピストンロッド
23が伸長した際は、前記第2のテーブル21がX軸用
リニアレール19に沿って左側に移動するようになって
いる。また、ピストンロッド23が収縮した際は、第2
のテーブル21がX軸用リニアレール19に沿って右側
に移動するようになっている。即ち、第2のテーブル2
1はX軸方向に往復移動するようになっている。
【0022】そして、このテーブル用エアシリンダ18
の伸縮量、即ち第2のテーブル21の移動量は、前記各
X軸方向ストッパ固定部材6a,6bに螺合されている
移動量設定手段としてのストローク調整用ハンドル24
によって決定される。つまり、図6及び図7に示すよう
に、第2のテーブル21下面両側に取着されたストッパ
25と前記ストローク調整用ハンドル24の先端とが当
接した位置にて第2のテーブル21の移動が規制される
ようになっている。
の伸縮量、即ち第2のテーブル21の移動量は、前記各
X軸方向ストッパ固定部材6a,6bに螺合されている
移動量設定手段としてのストローク調整用ハンドル24
によって決定される。つまり、図6及び図7に示すよう
に、第2のテーブル21下面両側に取着されたストッパ
25と前記ストローク調整用ハンドル24の先端とが当
接した位置にて第2のテーブル21の移動が規制される
ようになっている。
【0023】そして、前記ストローク調整用ハンドル2
4を時計方向に回転操作することによってその先端と前
記ストッパ25との距離が短くなり、第2のテーブル2
1の移動量を小さくすることができるようになってい
る。
4を時計方向に回転操作することによってその先端と前
記ストッパ25との距離が短くなり、第2のテーブル2
1の移動量を小さくすることができるようになってい
る。
【0024】図8に示すように、前記第2のテーブル2
1上には4本のガイドピン26を介してモータ支持板2
7が連結固定されている。同モータ支持板27上面には
第3のテーブル駆動手段としてのテーブル昇降用モータ
28が取付固定され、その回転軸29はネジが螺設され
ているとともに、前記モータ支持板27から下方へ突出
している。
1上には4本のガイドピン26を介してモータ支持板2
7が連結固定されている。同モータ支持板27上面には
第3のテーブル駆動手段としてのテーブル昇降用モータ
28が取付固定され、その回転軸29はネジが螺設され
ているとともに、前記モータ支持板27から下方へ突出
している。
【0025】また、前記第2のテーブル21とモータ支
持板27との間には、前記ガイドピン26に沿って昇降
可能に第3のテーブル30が配設されている。同第3の
テーブル30には、前記モータ支持板27から突出した
テーブル昇降用モータ28の回転軸29が螺合されてい
る。そして、テーブル昇降用モータ28を図9において
時計方向へ回転させた場合、前記第3のテーブル30は
ガイドピン26に沿って下降し、また、反時計方向へ回
転させた場合、第3のテーブル30はガイドピン26に
沿って上昇するようになっている。
持板27との間には、前記ガイドピン26に沿って昇降
可能に第3のテーブル30が配設されている。同第3の
テーブル30には、前記モータ支持板27から突出した
テーブル昇降用モータ28の回転軸29が螺合されてい
る。そして、テーブル昇降用モータ28を図9において
時計方向へ回転させた場合、前記第3のテーブル30は
ガイドピン26に沿って下降し、また、反時計方向へ回
転させた場合、第3のテーブル30はガイドピン26に
沿って上昇するようになっている。
【0026】前記テーブル昇降用モータ28の上部に
は、第2のロータリエンコーダ31が連結されている。
同第2のロータリエンコーダ31は前記回転軸29の回
転量に対応するパルスを発生して第3のテーブル30の
昇降位置を検出するようになっている。
は、第2のロータリエンコーダ31が連結されている。
同第2のロータリエンコーダ31は前記回転軸29の回
転量に対応するパルスを発生して第3のテーブル30の
昇降位置を検出するようになっている。
【0027】前記第3のテーブル30の後部には、切削
用モータ32が取付固定され、その回転軸にはモータ側
プーリ33が取着されている。また、第3のテーブル3
0の前部には、筒状のスピンドル34が軸受35によっ
て回転可能に支持されている。前記スピンドル34の上
部外周にはカッタ側プーリ36が取着され、ベルト37
を介して前記モータ側プーリ33と連結されている。
用モータ32が取付固定され、その回転軸にはモータ側
プーリ33が取着されている。また、第3のテーブル3
0の前部には、筒状のスピンドル34が軸受35によっ
て回転可能に支持されている。前記スピンドル34の上
部外周にはカッタ側プーリ36が取着され、ベルト37
を介して前記モータ側プーリ33と連結されている。
【0028】図10に示すように、前記スピンドル34
の空洞部には排除手段としてのセンタピン38が上下動
可能に挿通され、その先端はスピンドル34下面から突
出している。そして、同センタピン38の上部に排除手
段としての第1のプッシュロッド39a、同第1のプッ
シュロッド39aの上部に排除手段としてのスプリング
40を介して排除手段としての第2のプッシュロッド3
9bが挿通され、また、スピンドル34上側開口部は前
記第2のプッシュロッド39bを突出させたキャップ3
4aによって閉口されている。従って、前記センタピン
38はスプリング40によって常時下方へ付勢されてい
る。
の空洞部には排除手段としてのセンタピン38が上下動
可能に挿通され、その先端はスピンドル34下面から突
出している。そして、同センタピン38の上部に排除手
段としての第1のプッシュロッド39a、同第1のプッ
シュロッド39aの上部に排除手段としてのスプリング
40を介して排除手段としての第2のプッシュロッド3
9bが挿通され、また、スピンドル34上側開口部は前
記第2のプッシュロッド39bを突出させたキャップ3
4aによって閉口されている。従って、前記センタピン
38はスプリング40によって常時下方へ付勢されてい
る。
【0029】前記スピンドル34下部外周には雄ネジが
形成され、そのネジには穿孔工具としてのホールカッタ
Kが連結されている。即ち、このホールカッタKは前記
切削用モータ32を回転させることによって両プーリ及
びスピンドル34を介して回転するようになっている。
そして、前記スピンドル34下面から突出したセンタピ
ン38がホールカッタKの空洞部に入り込んでいる。
形成され、そのネジには穿孔工具としてのホールカッタ
Kが連結されている。即ち、このホールカッタKは前記
切削用モータ32を回転させることによって両プーリ及
びスピンドル34を介して回転するようになっている。
そして、前記スピンドル34下面から突出したセンタピ
ン38がホールカッタKの空洞部に入り込んでいる。
【0030】また、前記第2のプッシュロッド39bの
上端には、前記第3のテーブル30上面に配設された排
除駆動手段としてのカッタ用エアシリンダ41のピスト
ンロッド41aが連結されている。そして、ワークの穿
孔を行った際に発生する切削屑がホールカッタKの空洞
部に嵌まり込んだ場合には、前記カッタ用エアシリンダ
41を伸長させることによって、前記第2のプッシュロ
ッド39bが第1のプッシュロッド39aを押圧すると
ともに、第1のプッシュロッド39aがスプリング40
を介してセンタピン38を下方へ押圧するようなってい
る。従って、ワークを穿孔加工した際、ホールカッタK
の空洞部に嵌まり込んだ切削屑が取り除かれるようにな
っている。
上端には、前記第3のテーブル30上面に配設された排
除駆動手段としてのカッタ用エアシリンダ41のピスト
ンロッド41aが連結されている。そして、ワークの穿
孔を行った際に発生する切削屑がホールカッタKの空洞
部に嵌まり込んだ場合には、前記カッタ用エアシリンダ
41を伸長させることによって、前記第2のプッシュロ
ッド39bが第1のプッシュロッド39aを押圧すると
ともに、第1のプッシュロッド39aがスプリング40
を介してセンタピン38を下方へ押圧するようなってい
る。従って、ワークを穿孔加工した際、ホールカッタK
の空洞部に嵌まり込んだ切削屑が取り除かれるようにな
っている。
【0031】図1及び図7に示すように、前記フレーム
1に取着された右側のレール支持部材2aには挟持手段
としての油圧シリンダ43が取着されている。この油圧
シリンダ43のピストンロッド44先端にはワーク固定
部材45が取付固定され、オイルポンプからオイルを供
給した際にピストンロッド44が伸長し、ワーク固定部
材45と左側のレール支持部材2bによってワークを挟
持するようになっている。
1に取着された右側のレール支持部材2aには挟持手段
としての油圧シリンダ43が取着されている。この油圧
シリンダ43のピストンロッド44先端にはワーク固定
部材45が取付固定され、オイルポンプからオイルを供
給した際にピストンロッド44が伸長し、ワーク固定部
材45と左側のレール支持部材2bによってワークを挟
持するようになっている。
【0032】図1に示すように、前記フレーム1前面上
部には制御ボックス46が取着されている。図11に示
すように、前記制御ボックス46前面には自動穿孔機に
電源を投入するメインスイッチ47、手動モード及び自
動モードの切換を行うモード切換スイッチ47a、作業
完了を知らせるブザー48、穿孔するワークの板厚を設
定する板厚設定スイッチ49、自動モードで穿孔作業を
開始する際に操作する自動起動スイッチ50、ワークに
穿孔する穴のピッチ寸法を設定する移動量設定手段とし
てのピッチ設定スイッチ51、ワークに透設する穴数を
設定する移動量設定手段としての穴数設定スイッチ52
及び手動で各テーブルの移動や油圧シリンダ43の伸縮
動作を行うためのキーボード53等が配設されていると
ともに、ボックス内には後述する案内制御手段及び排除
制御手段としてのコントローラ54が内蔵されている。
部には制御ボックス46が取着されている。図11に示
すように、前記制御ボックス46前面には自動穿孔機に
電源を投入するメインスイッチ47、手動モード及び自
動モードの切換を行うモード切換スイッチ47a、作業
完了を知らせるブザー48、穿孔するワークの板厚を設
定する板厚設定スイッチ49、自動モードで穿孔作業を
開始する際に操作する自動起動スイッチ50、ワークに
穿孔する穴のピッチ寸法を設定する移動量設定手段とし
てのピッチ設定スイッチ51、ワークに透設する穴数を
設定する移動量設定手段としての穴数設定スイッチ52
及び手動で各テーブルの移動や油圧シリンダ43の伸縮
動作を行うためのキーボード53等が配設されていると
ともに、ボックス内には後述する案内制御手段及び排除
制御手段としてのコントローラ54が内蔵されている。
【0033】次に、以上のように構成された自動穿孔機
の電気的構成を図13に示すブロック図に基づいて説明
する。前記コントローラ54は、種々の演算処理を行う
中央処理装置(以下CPUという)55、制御用プログ
ラム等を予め記憶した読出専用のメモリ(以下ROMと
いう)56及び前記CPU55の演算結果等を一時記憶
するメモリ(以下RAMという)57とから構成され、
前記CPU55はROM56に記憶された制御用プログ
ラムに従って動作するようになっている。
の電気的構成を図13に示すブロック図に基づいて説明
する。前記コントローラ54は、種々の演算処理を行う
中央処理装置(以下CPUという)55、制御用プログ
ラム等を予め記憶した読出専用のメモリ(以下ROMと
いう)56及び前記CPU55の演算結果等を一時記憶
するメモリ(以下RAMという)57とから構成され、
前記CPU55はROM56に記憶された制御用プログ
ラムに従って動作するようになっている。
【0034】前記CPU55の入力側にはメインスイッ
チ47が接続され、同メインスイッチ47をオンした場
合にはCPU55にオン信号が入力され、自動穿孔機に
電源が投入されるようになっている。また、CPU55
にはモード切換スイッチ47aが接続され、同モード切
換スイッチ47aは、CPU55にそのとき作業者によ
って選択されたモード(手動又は自動)に対応するモー
ド信号(手動モード信号又は自動モード信号)を出力す
るようになっている。
チ47が接続され、同メインスイッチ47をオンした場
合にはCPU55にオン信号が入力され、自動穿孔機に
電源が投入されるようになっている。また、CPU55
にはモード切換スイッチ47aが接続され、同モード切
換スイッチ47aは、CPU55にそのとき作業者によ
って選択されたモード(手動又は自動)に対応するモー
ド信号(手動モード信号又は自動モード信号)を出力す
るようになっている。
【0035】そして、CPU55は前記モード切換スイ
ッチ47aから手動モード信号を入力した場合、同CP
U55の入力側に接続されたキーボード53の各種キー
よりオン信号を入力できるようになっている。このと
き、CPU55はキーボード53の「←1」キー58か
らオン信号を入力した場合、エア用コントロールバルブ
17の伸長側経路を開動作させてコンプレッサからのエ
アをテーブル用エアシリンダ18に供給するようになっ
ている。即ち、ピストンロッド23を伸長させて第2の
テーブル21を図1において左側へ移動させるようにな
っている。
ッチ47aから手動モード信号を入力した場合、同CP
U55の入力側に接続されたキーボード53の各種キー
よりオン信号を入力できるようになっている。このと
き、CPU55はキーボード53の「←1」キー58か
らオン信号を入力した場合、エア用コントロールバルブ
17の伸長側経路を開動作させてコンプレッサからのエ
アをテーブル用エアシリンダ18に供給するようになっ
ている。即ち、ピストンロッド23を伸長させて第2の
テーブル21を図1において左側へ移動させるようにな
っている。
【0036】また、CPU55は「2→」キー59から
オン信号を入力した場合、前記エア用コントロールバル
ブ17の収縮側経路を開動作させてコンプレッサからの
エアをテーブル用エアシリンダ18に供給するようにな
っている。即ち、ピストンロッド23を収縮させて第2
のテーブル21を図1において右側へ移動させるように
なっている。
オン信号を入力した場合、前記エア用コントロールバル
ブ17の収縮側経路を開動作させてコンプレッサからの
エアをテーブル用エアシリンダ18に供給するようにな
っている。即ち、ピストンロッド23を収縮させて第2
のテーブル21を図1において右側へ移動させるように
なっている。
【0037】CPU55は前記「←1」キー58及び
「+」キー60から同時にオン信号を入力した場合、テ
ーブル移動用モータ13を時計方向へ回転駆動させて第
1のテーブル5を図2において左側に移動させるように
なっている。また、CPU55は前記「2→」キー59
及び「−」キー61から同時にオン信号を入力した場
合、テーブル移動用モータ13を反時計方向に回転駆動
させて第1のテーブル5を図2において右側に移動させ
るようになっている。
「+」キー60から同時にオン信号を入力した場合、テ
ーブル移動用モータ13を時計方向へ回転駆動させて第
1のテーブル5を図2において左側に移動させるように
なっている。また、CPU55は前記「2→」キー59
及び「−」キー61から同時にオン信号を入力した場
合、テーブル移動用モータ13を反時計方向に回転駆動
させて第1のテーブル5を図2において右側に移動させ
るようになっている。
【0038】CPU55は「SP入」キー62からオン
信号を入力した場合、切削用モータ32を回転駆動、即
ちホールカッタKを回転させる。また、「SP切」キー
63からオン信号を入力した場合、その回転を停止させ
るようになっている。そして、CPU55は「SP↓」
キー64からオン信号を入力した場合、テーブル昇降用
モータ28を反時計方向へ回転駆動させて第3のテーブ
ル30を下降させるようになっている。また、CPU5
5は「SP↑」キー65からオン信号を入力した場合、
テーブル昇降用モータ28を反時計方向へ回転駆動させ
て第3のテーブル30を上昇させるようになっている。
信号を入力した場合、切削用モータ32を回転駆動、即
ちホールカッタKを回転させる。また、「SP切」キー
63からオン信号を入力した場合、その回転を停止させ
るようになっている。そして、CPU55は「SP↓」
キー64からオン信号を入力した場合、テーブル昇降用
モータ28を反時計方向へ回転駆動させて第3のテーブ
ル30を下降させるようになっている。また、CPU5
5は「SP↑」キー65からオン信号を入力した場合、
テーブル昇降用モータ28を反時計方向へ回転駆動させ
て第3のテーブル30を上昇させるようになっている。
【0039】そして、CPU55は「CL ON」キー
66からオン信号を入力した場合、油圧用コントロール
バルブ42の伸長側経路を開動作させてオイルポンプか
らのオイルを油圧シリンダ43に供給し、ピストンロッ
ド44を伸長させるようになっている。即ち、ワークを
クランプするようになっている。
66からオン信号を入力した場合、油圧用コントロール
バルブ42の伸長側経路を開動作させてオイルポンプか
らのオイルを油圧シリンダ43に供給し、ピストンロッ
ド44を伸長させるようになっている。即ち、ワークを
クランプするようになっている。
【0040】また、CPU55は「CL OFF」キー
67からオン信号を入力した場合、油圧用コントロール
バルブ42の収縮側経路を開動作させてオイルポンプか
らのオイルを油圧シリンダ43に供給し、ピストンロッ
ド44を収縮させるようになっている。即ち、クランプ
していたワークを開放するようになっている。
67からオン信号を入力した場合、油圧用コントロール
バルブ42の収縮側経路を開動作させてオイルポンプか
らのオイルを油圧シリンダ43に供給し、ピストンロッ
ド44を収縮させるようになっている。即ち、クランプ
していたワークを開放するようになっている。
【0041】さらに、CPU55は「EX」キー68か
らオン信号を入力した場合、エア用コントロールバルブ
42のカッタ側経路を開動作させてコンプレッサからの
エアをカッタ用エアシリンダ41へ供給し、ピストンロ
ッド41aを伸長させるようになっている。即ち、ホー
ルカッタK内に挿通されているセンタピン38をホール
カッタKの空洞部から突出させるようになっている。
らオン信号を入力した場合、エア用コントロールバルブ
42のカッタ側経路を開動作させてコンプレッサからの
エアをカッタ用エアシリンダ41へ供給し、ピストンロ
ッド41aを伸長させるようになっている。即ち、ホー
ルカッタK内に挿通されているセンタピン38をホール
カッタKの空洞部から突出させるようになっている。
【0042】つまり、CPU55は、手動モード信号を
入力している場合、そのときに作業者が押操作したキー
に対応する制御(シリンダやモータの駆動)を行うよう
になっている。
入力している場合、そのときに作業者が押操作したキー
に対応する制御(シリンダやモータの駆動)を行うよう
になっている。
【0043】また、CPU55には穿孔するワークの板
厚寸法を設定する板厚切換スイッチ49が接続されてい
る。そして、板厚切換スイッチ49は作業者によって設
定された板厚寸法に対応する板厚設定パルス数データを
CPU55を介してRAM57へ出力するようになって
いる。なお、本実施例においては、前記設定可能な板厚
寸法(図16参照)は15mm及び25mmの2種となって
いる。従って、CPU55を介してRAM57へ出力さ
れる板厚設定パルス数データは、15mm又は25mmに対
応するいずれかの板厚設定パルス数データが出力される
ようになっている。
厚寸法を設定する板厚切換スイッチ49が接続されてい
る。そして、板厚切換スイッチ49は作業者によって設
定された板厚寸法に対応する板厚設定パルス数データを
CPU55を介してRAM57へ出力するようになって
いる。なお、本実施例においては、前記設定可能な板厚
寸法(図16参照)は15mm及び25mmの2種となって
いる。従って、CPU55を介してRAM57へ出力さ
れる板厚設定パルス数データは、15mm又は25mmに対
応するいずれかの板厚設定パルス数データが出力される
ようになっている。
【0044】さらに、CPU55の入力側にはワークに
穿孔する穴の間隔(本実施例ではY軸方向の穴の間隔。
図16参照)の寸法を設定するためのピッチ設定スイッ
チ51が接続されている。そして、ピッチ設定スイッチ
51は作業者によって設定されたピッチ寸法に対応する
ピッチ設定パルス数データをCPU55を介してRAM
57へ出力するようになっている。
穿孔する穴の間隔(本実施例ではY軸方向の穴の間隔。
図16参照)の寸法を設定するためのピッチ設定スイッ
チ51が接続されている。そして、ピッチ設定スイッチ
51は作業者によって設定されたピッチ寸法に対応する
ピッチ設定パルス数データをCPU55を介してRAM
57へ出力するようになっている。
【0045】また、CPU55にはワークに穿孔する穴
数(本実施例ではY軸方向に穿孔する穴数のことをい
う。図16参照)を設定するための穴数設定スイッチ5
2が接続されている。そして、穴数設定スイッチ52は
作業者によって設定された穴数に対応する穴数設定カウ
ント値をCPU55を介してRAM57へ出力するよう
になっている。また、CPU55には自動起動スイッチ
50が接続され、CPU55は前記自動起動スイッチ5
0から自動モード信号を入力した場合のみ、その自動起
動スイッチ50のオン信号を有効なオン信号として入力
する。
数(本実施例ではY軸方向に穿孔する穴数のことをい
う。図16参照)を設定するための穴数設定スイッチ5
2が接続されている。そして、穴数設定スイッチ52は
作業者によって設定された穴数に対応する穴数設定カウ
ント値をCPU55を介してRAM57へ出力するよう
になっている。また、CPU55には自動起動スイッチ
50が接続され、CPU55は前記自動起動スイッチ5
0から自動モード信号を入力した場合のみ、その自動起
動スイッチ50のオン信号を有効なオン信号として入力
する。
【0046】そして、CPU55は前記自動起動スイッ
チ50からオン信号を入力した場合、前記RAM57に
記憶されているワークの板厚、ピッチ寸法、穴数に対応
する各設定信号に基づいて、各モータ13,28及びシ
リンダ18,41,43を駆動制御するようになってい
る。
チ50からオン信号を入力した場合、前記RAM57に
記憶されているワークの板厚、ピッチ寸法、穴数に対応
する各設定信号に基づいて、各モータ13,28及びシ
リンダ18,41,43を駆動制御するようになってい
る。
【0047】また、CPU55の入力側には第1のロー
タリエンコーダ16が接続され、同第1のロータリエン
コーダ16はシャフト10の回転量に対応するパルスを
発生してCPU55へ出力するようになっている。そし
て、CPU55は自動モードで各モータやシリンダを駆
動制御している際に、前記第1のロータリエンコーダ1
6からのパルスのカウント値が前記RAM57へ記憶さ
れたピッチ設定パルス数に達した場合、前記テーブル移
動用モータ13の駆動を停止させるようになっている。
タリエンコーダ16が接続され、同第1のロータリエン
コーダ16はシャフト10の回転量に対応するパルスを
発生してCPU55へ出力するようになっている。そし
て、CPU55は自動モードで各モータやシリンダを駆
動制御している際に、前記第1のロータリエンコーダ1
6からのパルスのカウント値が前記RAM57へ記憶さ
れたピッチ設定パルス数に達した場合、前記テーブル移
動用モータ13の駆動を停止させるようになっている。
【0048】さらに、CPU55には第2のロータリエ
ンコーダ31が接続され、同第2のロータリエンコーダ
31はテーブル昇降用モータ28の回転軸29の回転量
に対応するパルスを発生してCPU55へ出力するよう
になっている。CPU55は前記第2のロータリエンコ
ーダ31からパルスを入力し、そのパルスのカウント値
が前記RAM57へ記憶された板厚設定パルス数に達し
た場合には、テーブル昇降用モータ28を逆回転させる
ようになっている。
ンコーダ31が接続され、同第2のロータリエンコーダ
31はテーブル昇降用モータ28の回転軸29の回転量
に対応するパルスを発生してCPU55へ出力するよう
になっている。CPU55は前記第2のロータリエンコ
ーダ31からパルスを入力し、そのパルスのカウント値
が前記RAM57へ記憶された板厚設定パルス数に達し
た場合には、テーブル昇降用モータ28を逆回転させる
ようになっている。
【0049】また、CPU55には第2のテーブル21
上面に取着されたリミットスイッチ21aが接続され、
同リミットスイッチ21aは第3のテーブル30が下降
してその下面と当接する毎に、CPU55へオン信号を
出力するようになっている。そして、CPU55はリミ
ットスイッチ21aからのオン信号を図示しないカウン
タによってカウントし、そのカウント値が前記穴数設定
スイッチ52よりRAM57に入力された穴数設定カウ
ント値に達した場合、テーブル用エアシリンダ18を収
縮させるようになっている。さらに、CPU55は前記
ブザー48を、穿孔作業が終了した際、一定時間鳴らす
ようになっている。
上面に取着されたリミットスイッチ21aが接続され、
同リミットスイッチ21aは第3のテーブル30が下降
してその下面と当接する毎に、CPU55へオン信号を
出力するようになっている。そして、CPU55はリミ
ットスイッチ21aからのオン信号を図示しないカウン
タによってカウントし、そのカウント値が前記穴数設定
スイッチ52よりRAM57に入力された穴数設定カウ
ント値に達した場合、テーブル用エアシリンダ18を収
縮させるようになっている。さらに、CPU55は前記
ブザー48を、穿孔作業が終了した際、一定時間鳴らす
ようになっている。
【0050】そして、上記のように構成された自動穿孔
機は図12に示すように、ワーク積載用基台70上に配
置されるようになっている。このワーク積載用基台70
のフレーム71には、図示しない昇降駆動装置によって
昇降用テーブル72が上下動可能に配設され、同昇降用
テーブル72上にはワークWをY軸方向へ転動させるた
めのローラ73が取着されている。
機は図12に示すように、ワーク積載用基台70上に配
置されるようになっている。このワーク積載用基台70
のフレーム71には、図示しない昇降駆動装置によって
昇降用テーブル72が上下動可能に配設され、同昇降用
テーブル72上にはワークWをY軸方向へ転動させるた
めのローラ73が取着されている。
【0051】さて、続いて上記のうように構成された自
動穿孔機を使用してワーク(本実施例ではH鋼)にボル
ト挿通孔を穿孔する際の作用を図14及び図15のフロ
ーチャートに従って説明する。なお、本実施例では図1
6に示すように、H鋼Wに穿孔するボルト挿通孔数は合
計6孔穿孔する。(H1 〜H6 ) まず、自動穿孔機を起動させる前にワーク積載用基台7
0のローラ上にH鋼Wを積載し、昇降用テーブル72の
高さを予め設定しておく。そして、その位置にてキーボ
ード53上の「CL ON」キー66を押操作して油圧
シリンダ43のピストンロッド44を伸長させ、H鋼W
をクランプする。
動穿孔機を使用してワーク(本実施例ではH鋼)にボル
ト挿通孔を穿孔する際の作用を図14及び図15のフロ
ーチャートに従って説明する。なお、本実施例では図1
6に示すように、H鋼Wに穿孔するボルト挿通孔数は合
計6孔穿孔する。(H1 〜H6 ) まず、自動穿孔機を起動させる前にワーク積載用基台7
0のローラ上にH鋼Wを積載し、昇降用テーブル72の
高さを予め設定しておく。そして、その位置にてキーボ
ード53上の「CL ON」キー66を押操作して油圧
シリンダ43のピストンロッド44を伸長させ、H鋼W
をクランプする。
【0052】また、第1のテーブル5の両側面に設けら
れたストローク調整用ハンドル24で第2のテーブル2
1のX方向の移動量を設定しておく(図16参照)。さ
らに、キーボード53の各キーを操作し、原点(ボルト
挿通孔H1 を穿孔する位置)Oとなる位置にホールカッ
タKを移動させる。従って、このとき、テーブル用エア
シリンダ18は伸長されている。
れたストローク調整用ハンドル24で第2のテーブル2
1のX方向の移動量を設定しておく(図16参照)。さ
らに、キーボード53の各キーを操作し、原点(ボルト
挿通孔H1 を穿孔する位置)Oとなる位置にホールカッ
タKを移動させる。従って、このとき、テーブル用エア
シリンダ18は伸長されている。
【0053】次にモード切換スイッチ47aを「手動モ
ード位置」から「自動モード」位置に切換操作し、板厚
設定スイッチ49、ピッチ設定スイッチ51及び穴数設
定スイッチ52より所定のピッチ設定パルス数、穴数設
定パルス数及び板厚設定パルス数をRAM57へ入力す
る。そして、それらがRAM57へ入力された後、CP
U55はステップ101において、自動起動スイッチ5
0が押操作されると、ステップ102において切削用モ
ータ32を駆動させる。
ード位置」から「自動モード」位置に切換操作し、板厚
設定スイッチ49、ピッチ設定スイッチ51及び穴数設
定スイッチ52より所定のピッチ設定パルス数、穴数設
定パルス数及び板厚設定パルス数をRAM57へ入力す
る。そして、それらがRAM57へ入力された後、CP
U55はステップ101において、自動起動スイッチ5
0が押操作されると、ステップ102において切削用モ
ータ32を駆動させる。
【0054】続いて、ステップ103においてCPU5
5は、テーブル昇降用モータ13を時計方向に回転駆動
させ、第3のテーブル30を下降させる。即ち、その位
置にてボルト挿通孔H1 の穿孔を開始する。そして、次
のステップ104においてCPU55は第2のロータリ
エンコーダ31から出力されたパルスのカウント値が前
記RAM57に記憶された板厚設定パルス数に達したか
否かを判別する。
5は、テーブル昇降用モータ13を時計方向に回転駆動
させ、第3のテーブル30を下降させる。即ち、その位
置にてボルト挿通孔H1 の穿孔を開始する。そして、次
のステップ104においてCPU55は第2のロータリ
エンコーダ31から出力されたパルスのカウント値が前
記RAM57に記憶された板厚設定パルス数に達したか
否かを判別する。
【0055】CPU55は第2のロータリエンコーダ3
1から出力されたパルスのカウント値が板厚設定パルス
数に達したと判断した場合、即ちH鋼WのフランジF1
へボルト挿通孔H1 が貫通したと判断した場合、ステッ
プ105において前記テーブル昇降用モータ28を時計
方向から反時計方向に逆回転させ、第3のテーブル30
を上昇させる。このとき、リミットスイッチ21aがオ
ン、オフする。
1から出力されたパルスのカウント値が板厚設定パルス
数に達したと判断した場合、即ちH鋼WのフランジF1
へボルト挿通孔H1 が貫通したと判断した場合、ステッ
プ105において前記テーブル昇降用モータ28を時計
方向から反時計方向に逆回転させ、第3のテーブル30
を上昇させる。このとき、リミットスイッチ21aがオ
ン、オフする。
【0056】そして、ステップ106においてCPU5
5はカッタ用エアシリンダ41のピストンロッド41a
を伸長させてスピンドル34に挿通されたセンタピン3
8を突出させる。センタピン38を突出させたことによ
ってホールカッタKの空洞部に嵌まり込んだ切削屑が取
り除かれる。従って、次の穿孔切削がスムースに行われ
る。
5はカッタ用エアシリンダ41のピストンロッド41a
を伸長させてスピンドル34に挿通されたセンタピン3
8を突出させる。センタピン38を突出させたことによ
ってホールカッタKの空洞部に嵌まり込んだ切削屑が取
り除かれる。従って、次の穿孔切削がスムースに行われ
る。
【0057】次にCPU55はステップ107におい
て、リミットスイッチ21aから出力されたオン信号の
カウント値が前記RAM57に入力された穴数設定カウ
ント値に達したかを判別する。そして、そのカウント値
が穴数設定カウント値に達していない場合には、ステッ
プ108に移りテーブル移動用モータ13を反時計方向
へ回転駆動させる。
て、リミットスイッチ21aから出力されたオン信号の
カウント値が前記RAM57に入力された穴数設定カウ
ント値に達したかを判別する。そして、そのカウント値
が穴数設定カウント値に達していない場合には、ステッ
プ108に移りテーブル移動用モータ13を反時計方向
へ回転駆動させる。
【0058】即ち、CPU55は、まだフランジF1 の
Y軸方向へボルト挿通孔H2 ,H3を穿孔する必要があ
ると判断し、第1のテーブル5を図2において右側へ移
動させる。つまり、ホールカッタKを後方へ移動させ
る。そして、CPU55は次のステップ109において
第1のロータリエンコーダ16から出力されたパルス数
がRAM57に記憶されたピッチ設定パルス数に到達し
たと判断すると、ステップ110においてテーブル移動
用モータ13の回転駆動を停止させる。次に、CPU5
5はステップ103へリターンしてボルト挿通孔H2 の
穿孔を行う。そして、CPU55はこの動作をボルト挿
通孔H3 が穿孔されるまで行う。
Y軸方向へボルト挿通孔H2 ,H3を穿孔する必要があ
ると判断し、第1のテーブル5を図2において右側へ移
動させる。つまり、ホールカッタKを後方へ移動させ
る。そして、CPU55は次のステップ109において
第1のロータリエンコーダ16から出力されたパルス数
がRAM57に記憶されたピッチ設定パルス数に到達し
たと判断すると、ステップ110においてテーブル移動
用モータ13の回転駆動を停止させる。次に、CPU5
5はステップ103へリターンしてボルト挿通孔H2 の
穿孔を行う。そして、CPU55はこの動作をボルト挿
通孔H3 が穿孔されるまで行う。
【0059】また、前記ステップ107においてCPU
55は、リミットスイッチ21aから入力したオン信号
のカウント値が穴数設定カウント値に達したと判断した
場合、左側のフランジF1 のボルト挿通孔H1 〜H3 の
穿孔が終了したと判断する。そして、CPU55はステ
ップ111において、テーブル用エアシリンダ18の伸
縮状態を判別し、この時点ではテーブル用エアシリンダ
18が伸長しているので、ステップ112へ移る。
55は、リミットスイッチ21aから入力したオン信号
のカウント値が穴数設定カウント値に達したと判断した
場合、左側のフランジF1 のボルト挿通孔H1 〜H3 の
穿孔が終了したと判断する。そして、CPU55はステ
ップ111において、テーブル用エアシリンダ18の伸
縮状態を判別し、この時点ではテーブル用エアシリンダ
18が伸長しているので、ステップ112へ移る。
【0060】ステップ112においてCPU55は、エ
ア用コントロールバルブ17の収縮側経路を開動作させ
てテーブル用エアシリンダ18のピストンロッド23を
収縮、即ち第2のテーブル21を図7において右側へ移
動させる。次に、CPU55はステップ113におい
て、前記カウントした穴数カウン値をリセットしてその
カウント値を0とする。
ア用コントロールバルブ17の収縮側経路を開動作させ
てテーブル用エアシリンダ18のピストンロッド23を
収縮、即ち第2のテーブル21を図7において右側へ移
動させる。次に、CPU55はステップ113におい
て、前記カウントした穴数カウン値をリセットしてその
カウント値を0とする。
【0061】そして、CPU55はステップ103へリ
ターンして右側のフランジF2 へボルト挿通孔H4 の穿
孔を開始する。そして、CPU55はステップ108〜
110において、即ちボルト挿通孔H4 を穿孔した後、
前記左側のフランジF1 へのボルト挿通穴H1 〜H3 穿
孔時とは逆回転にテーブル移動用モータ13を回転させ
るようになっている。即ち、CPU55は第1のテーブ
ル5を図2において左側へ移動させ、残りのボルト挿通
孔H5,H6 の穿孔を行う。
ターンして右側のフランジF2 へボルト挿通孔H4 の穿
孔を開始する。そして、CPU55はステップ108〜
110において、即ちボルト挿通孔H4 を穿孔した後、
前記左側のフランジF1 へのボルト挿通穴H1 〜H3 穿
孔時とは逆回転にテーブル移動用モータ13を回転させ
るようになっている。即ち、CPU55は第1のテーブ
ル5を図2において左側へ移動させ、残りのボルト挿通
孔H5,H6 の穿孔を行う。
【0062】そして、CPU55は前記ステップ107
においてリミットスイッチ21aからのオン信号が穴数
設定ウント値に達し、さらにステップ111においてテ
ーブル用エアシリンダ18が収縮していると判断する
と、全てのボルト挿通孔H1 〜H6が穿孔されたと判断
する。そして、CPU55はステップ114において穿
孔作業が終了したことを作業者へ知らせるためにブザー
48を鳴らす。
においてリミットスイッチ21aからのオン信号が穴数
設定ウント値に達し、さらにステップ111においてテ
ーブル用エアシリンダ18が収縮していると判断する
と、全てのボルト挿通孔H1 〜H6が穿孔されたと判断
する。そして、CPU55はステップ114において穿
孔作業が終了したことを作業者へ知らせるためにブザー
48を鳴らす。
【0063】以上詳述したように、本実施例の自動穿孔
機によれば、ワークWのボルト挿通孔を行うホールカッ
タKを左右前後及び上下に移動させることができ、その
移動量を予め任意に設定することができる。従って、従
来のようにワークWの穿孔を行う前にその穿孔位置を罫
書く必要がなく、また、穿孔する毎にその穿孔位置にド
リルをセットする必要もないため孔を穿孔するまでに要
する作業時間を大幅に短縮することが可能になる。
機によれば、ワークWのボルト挿通孔を行うホールカッ
タKを左右前後及び上下に移動させることができ、その
移動量を予め任意に設定することができる。従って、従
来のようにワークWの穿孔を行う前にその穿孔位置を罫
書く必要がなく、また、穿孔する毎にその穿孔位置にド
リルをセットする必要もないため孔を穿孔するまでに要
する作業時間を大幅に短縮することが可能になる。
【0064】しかも、1つの穿孔切削が行われるごとに
確実にホールカッタKに嵌まり込んだ切削屑が排除され
るので、次の穿孔切削が支障なくスムースに行え、作業
効率ひいては作業時間の短縮を図ることができる。
確実にホールカッタKに嵌まり込んだ切削屑が排除され
るので、次の穿孔切削が支障なくスムースに行え、作業
効率ひいては作業時間の短縮を図ることができる。
【0065】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例ではワークとしてH鋼Wで具体化した
がこのH鋼Wに代えて、例えばL鋼やI鋼または、金属
ボックス等を穿孔してもよい。
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例ではワークとしてH鋼Wで具体化した
がこのH鋼Wに代えて、例えばL鋼やI鋼または、金属
ボックス等を穿孔してもよい。
【0066】(2)上記実施例では、移動量検出手段と
しての板厚設定スイッチ49によって設定できる板厚寸
法は15mm及び25mmの2寸法のいずれしか設定すること
ができなったが、この板厚設定スイッチ49によって設
定できる板厚寸法を2寸法以上設定できるように構成し
てもよい。
しての板厚設定スイッチ49によって設定できる板厚寸
法は15mm及び25mmの2寸法のいずれしか設定すること
ができなったが、この板厚設定スイッチ49によって設
定できる板厚寸法を2寸法以上設定できるように構成し
てもよい。
【0067】(3)上記実施例では、第2のテーブル2
1をX軸方向へ移動させるために第2のテーブル駆動手
段としてのテーブル用エアシリンダ18を使用し、左右
のストローク調整用ハンドル24によって第2のテーブ
ル21の移動量を調整していたため、その停止位置を2
位置としか設定することができなかった。
1をX軸方向へ移動させるために第2のテーブル駆動手
段としてのテーブル用エアシリンダ18を使用し、左右
のストローク調整用ハンドル24によって第2のテーブ
ル21の移動量を調整していたため、その停止位置を2
位置としか設定することができなかった。
【0068】従って、穿孔できるボルト挿通孔も左右に
1穴ずつしか穿孔することができなかったが、前記テー
ブル用エアシリンダ18に代えて、第1のテーブル5の
駆動手段のようにモータを使用した駆動手段で構成して
もよい。即ち、その場合には第2のテーブル21の停止
位置を2位置以上とできる。つまり、ワークのX軸方向
へ穿孔できるボルト挿通穴を2列以上穿孔することがで
きる。
1穴ずつしか穿孔することができなかったが、前記テー
ブル用エアシリンダ18に代えて、第1のテーブル5の
駆動手段のようにモータを使用した駆動手段で構成して
もよい。即ち、その場合には第2のテーブル21の停止
位置を2位置以上とできる。つまり、ワークのX軸方向
へ穿孔できるボルト挿通穴を2列以上穿孔することがで
きる。
【0069】(4)上記実施例では、穿孔工具として軸
方向に空洞部を有するホールカッタKで具体化したが、
このホールカッタKに代えて螺旋状の溝を形成したドリ
ル等で穿孔工具を具体化してもよい。
方向に空洞部を有するホールカッタKで具体化したが、
このホールカッタKに代えて螺旋状の溝を形成したドリ
ル等で穿孔工具を具体化してもよい。
【0070】(5)上記実施例では、ワークとしてのH
鋼Wに穿孔したボルト挿通孔は左右対称のフランジにそ
れぞれ穿孔したが、これを左側又は右側いずれかのフラ
ンジのみに穿孔するようにしてもよい。なお、この場合
には予め作業者が左右いずれかのストローク調整用ハン
ドル24の先端と第2のテーブル21とを当接させ、第
2のテーブル21の片側の移動を規制しておく。
鋼Wに穿孔したボルト挿通孔は左右対称のフランジにそ
れぞれ穿孔したが、これを左側又は右側いずれかのフラ
ンジのみに穿孔するようにしてもよい。なお、この場合
には予め作業者が左右いずれかのストローク調整用ハン
ドル24の先端と第2のテーブル21とを当接させ、第
2のテーブル21の片側の移動を規制しておく。
【0071】(6)上記実施例では、ワークとしてのH
鋼Wに穿孔した孔は貫通孔(ボルト挿通孔)で具体化し
たが、この貫通孔に代えて盲孔で具体化してもよい。こ
の場合、穿孔する孔の深さを設定するスイッチを設け、
そのスイッチより孔の深さまでのパルス数データをRA
M57に入力できるように構成する。
鋼Wに穿孔した孔は貫通孔(ボルト挿通孔)で具体化し
たが、この貫通孔に代えて盲孔で具体化してもよい。こ
の場合、穿孔する孔の深さを設定するスイッチを設け、
そのスイッチより孔の深さまでのパルス数データをRA
M57に入力できるように構成する。
【0072】(7)上記実施例では、ワーク積載用基台
70の昇降用テーブル72の高さは昇降駆動装置によっ
て行われたが、この昇降駆動装置と自動穿孔機のコント
ローラ54とを接続し、それを昇降させるためのスイッ
チを設けて、昇降駆動装置を自動穿孔機側で制御するよ
うに構成してもよい。
70の昇降用テーブル72の高さは昇降駆動装置によっ
て行われたが、この昇降駆動装置と自動穿孔機のコント
ローラ54とを接続し、それを昇降させるためのスイッ
チを設けて、昇降駆動装置を自動穿孔機側で制御するよ
うに構成してもよい。
【0073】(8)上記実施例では、穴数設定カウント
値をカウントする手段として第2のテーブル21上面に
リミットスイッチ21aを取着し、第3のテーブル30
の下面がそのリミットスイッチ21aへ当接する毎にC
PU55は1カウントするように構成したが、これを第
3のテーブル駆動手段としてのテーブル昇降用モータ2
8の回転方向が時計方向から反時計方向へ切り換わる毎
にCPU55が1カウントするように構成してもよい。
即ち、テーブル昇降用モータ28の回転量(第3のテー
ブル30の下降量)が板厚設定パルス数に達する毎にC
PU55が1カウントするような構成としてもよい。
値をカウントする手段として第2のテーブル21上面に
リミットスイッチ21aを取着し、第3のテーブル30
の下面がそのリミットスイッチ21aへ当接する毎にC
PU55は1カウントするように構成したが、これを第
3のテーブル駆動手段としてのテーブル昇降用モータ2
8の回転方向が時計方向から反時計方向へ切り換わる毎
にCPU55が1カウントするように構成してもよい。
即ち、テーブル昇降用モータ28の回転量(第3のテー
ブル30の下降量)が板厚設定パルス数に達する毎にC
PU55が1カウントするような構成としてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明の自動
穿孔機によれば、穿孔位置を罫書き及びポンチングする
ことなく穿孔できるとともに、その加工時間の短縮を図
ることができるという優れた効果を奏する。
穿孔機によれば、穿孔位置を罫書き及びポンチングする
ことなく穿孔できるとともに、その加工時間の短縮を図
ることができるという優れた効果を奏する。
【0075】また、第2の発明の自動穿孔機によれば、
第1の発明に加え、穿孔時に穿孔工具に付着した切削屑
を排除して作業効率の向上を図ることができるという優
れた効果を奏する。
第1の発明に加え、穿孔時に穿孔工具に付着した切削屑
を排除して作業効率の向上を図ることができるという優
れた効果を奏する。
【図1】本発明を具体化した実施例の自動穿孔機の正面
図である。
図である。
【図2】自動穿孔機の右側面図である。
【図3】自動穿孔機の左側面図である。
【図4】シャフト及びテーブル移動用モータの連結機構
を示す要部拡大図である。
を示す要部拡大図である。
【図5】第1のテーブルの移動機構を示す一部側断面図
である。
である。
【図6】第1及び第2のテーブルの位置関係を示す一部
平面図である。
平面図である。
【図7】第2のテーブルの移動機構を示す一部正断面図
である。
である。
【図8】第3のテーブルの昇降機構を示す一部側断面図
である。
である。
【図9】ホールカッタの駆動機構を示す一部平断面図で
ある。
ある。
【図10】ホールカッタの断面図である。
【図11】制御ボックスの正面図である。
【図12】自動穿孔機にワーク送りローラを取り付けた
状態の正面図である。
状態の正面図である。
【図13】自動穿孔機の電気的構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図14】自動モードにおけるCPUの作用を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図15】自動モードにおけるCPUの作用を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図16】各設定値に対応するH鋼の位置を示す斜視図
である。
である。
1…フレーム、5…第1のテーブル、13…第1のテー
ブル駆動手段としての…テーブル移動用モータ、16…
テーブル移動量検出手段としての第1のロータリエンコ
ーダ、18…第2のテーブル駆動手段としてのテーブル
用エアシリンダ、21…第2のテーブル、28…第3の
テーブル駆動手段としてのテーブル昇降用モータ、30
…第3のテーブル、31…テーブル移動量検出手段とし
ての第2のロータリエンコーダ、32…切削用モータ、
38…排除手段としてのセンタピン、39a…排除手段
としての第1のプッシュロッド、39b…排除手段とし
ての第2のプッシュロッド、40…排除手段としてのス
プリング、51…移動量設定手段としてのピッチ設定ス
イッチ、52…穿孔数設定手段としての穴数設定スイッ
チ、54…案内制御手段及び排除制御手段としてのコン
トローラ、K…穿孔工具としてのホールカッタ、W…ワ
ークとしてのH鋼
ブル駆動手段としての…テーブル移動用モータ、16…
テーブル移動量検出手段としての第1のロータリエンコ
ーダ、18…第2のテーブル駆動手段としてのテーブル
用エアシリンダ、21…第2のテーブル、28…第3の
テーブル駆動手段としてのテーブル昇降用モータ、30
…第3のテーブル、31…テーブル移動量検出手段とし
ての第2のロータリエンコーダ、32…切削用モータ、
38…排除手段としてのセンタピン、39a…排除手段
としての第1のプッシュロッド、39b…排除手段とし
ての第2のプッシュロッド、40…排除手段としてのス
プリング、51…移動量設定手段としてのピッチ設定ス
イッチ、52…穿孔数設定手段としての穴数設定スイッ
チ、54…案内制御手段及び排除制御手段としてのコン
トローラ、K…穿孔工具としてのホールカッタ、W…ワ
ークとしてのH鋼
Claims (2)
- 【請求項1】フレーム(1)に対して前後に移動可能な
第1のテーブル(5)と、 前記第1のテーブル(5)の上側に設けられ、フレーム
(1)に対して左右に移動可能な第2のテーブル(2
1)と、 前記第2のテーブル(21)の上側に設けられ、フレー
ム(1)に対して上下に移動可能な第3のテーブル(3
0)と、 前記第1のテーブル(5)を前後方向に案内するガイド
部材(3)の下側に設けられ、ワーク(W)を挟持する
挟持手段(43)と、 前記第1のテーブル(5)を前後移動させる第1のテー
ブル駆動手段(13)と、 前記第2のテーブル(21)を左右移動させる第2のテ
ーブル駆動手段(18)と、 前記第3のテーブル(30)を上下移動させる第3のテ
ーブル駆動手段(28)と、 前記各テーブル(5,21,30)の移動量を検出する
テーブル移動量検出手段(16,31)と、 前記第3のテーブル(30)に回転可能に取着され、前
記ワーク(W)の穿孔を行う穿孔工具(K)と、 第3のテーブル(30)に設けられ、前記穿孔工具
(K)を駆動するための切削用モータ(32)と、 前記第1及び第2のテーブル(5,21)の移動量を設
定する移動量設定手段(24,51)と、 前記ワークに穿孔する穿孔数を設定する穿孔数設定手段
(52)と、 前記各設定手段(24,51,52)より設定された移
動量及び穿孔数に基づいて複数の穿孔位置を割り出すと
ともに穿孔順序を決定し、前記各テーブル駆動手段(1
3,18)を介して穿孔工具(K)を各穿孔位置に順次
案内する案内制御手段(54)と、 前記案内制御手段(54)によって穿孔工具(K)が穿
孔位置に案内される毎に、その位置で第1及び第2のテ
ーブル移動手段(13,18)を一旦停止させるととも
に、第3のテーブル駆動手段(28)を駆動させて第3
のテーブル(30)を下降させるとともに、前記切削用
モータ(32)を駆動させてワーク(W)の穿孔を行う
穿孔制御手段(54)とからなることを特徴とする自動
穿孔機。 - 【請求項2】請求項1記載の自動穿孔機は前記穿孔工具
(K)に対して、その切削時に嵌まり込んだ切削屑を排
除する排除手段(38,39a,39b,40)と、 前記排除手段(38,39a,39b,40)を作動さ
せる排除駆動手段(40)と、 前記案内制御手段(54)にてワーク(W)に穿孔され
るたびごとに、前記排除駆動手段(41)を駆動制御す
る排除制御手段(54)とを備えたことを特徴とする自
動穿孔機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22051591A JPH0577102A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動穿孔機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22051591A JPH0577102A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動穿孔機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577102A true JPH0577102A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=16752231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22051591A Pending JPH0577102A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 自動穿孔機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0577102A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104889456A (zh) * | 2015-05-22 | 2015-09-09 | 蚌埠市金林数控机床制造有限公司 | 一种自排屑的机床 |
CN105921782A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-09-07 | 金锢电气有限公司 | 一种基于plc控制系统的自动化钻床 |
CN110405247A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-05 | 重庆光明消防设备厂 | 一种防火夹板同步打孔装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP22051591A patent/JPH0577102A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104889456A (zh) * | 2015-05-22 | 2015-09-09 | 蚌埠市金林数控机床制造有限公司 | 一种自排屑的机床 |
CN105921782A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-09-07 | 金锢电气有限公司 | 一种基于plc控制系统的自动化钻床 |
CN110405247A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-11-05 | 重庆光明消防设备厂 | 一种防火夹板同步打孔装置 |
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