JPH0577014U - 合成樹脂製壜体 - Google Patents

合成樹脂製壜体

Info

Publication number
JPH0577014U
JPH0577014U JP2644892U JP2644892U JPH0577014U JP H0577014 U JPH0577014 U JP H0577014U JP 2644892 U JP2644892 U JP 2644892U JP 2644892 U JP2644892 U JP 2644892U JP H0577014 U JPH0577014 U JP H0577014U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
synthetic resin
recess
hand
fingertip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2644892U
Other languages
English (en)
Inventor
伸治 嶋田
顕穂 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2644892U priority Critical patent/JPH0577014U/ja
Publication of JPH0577014U publication Critical patent/JPH0577014U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 壜体胴部を軽く把持した片手の指先の微体胴
部表面に対する引っ掛かりを充分に強くすることを技術
的課題とし、もって片手で把持しての取扱いが安定した
状態で容易であるようにすることを目的とする。 【構成】 胴部2の略中央高さ位置の前後に対向した箇
所に、凹部3をそれぞれ陥没設して構成され、凹部3に
侵入した胴部2を把持した片手の指先の凹部3に対する
引っ掛かりにより、片手で壜体1を持ち上げての取扱い
が安定かつ容易となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、合成樹脂製壜体、特に2軸延伸ブロー成形された大型壜体の胴部の 筒壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂製壜体、特に大型の合成樹脂製壜体は、成形が容易で大量生産に適し ていること、耐内容物性に優れていること、機械的強度が高いこと、収納容積の わりには軽量であること等の理由により、液体収納容器として広い分野で多量に 利用されている。
【0003】 このように、合成樹脂製壜体は、数多くの優れた特性を有するのであるが、表 面が平滑で滑り易いこと、および主体部である胴部の肉厚が薄いため、胴部を把 持しての取扱い時に、指先の当たる部分が撓み変形することにより、把持しての 取扱いが不安定となり易いと云う不都合があった。
【0004】 この不都合を解消すべく、従来のこの種の壜体にあっては、壜体本体に別個に 成形した把手体を組付け固定するとか、壜体胴部の後半部分の左右部分を陥没さ せて陥没部を成形し、この陥没部の底面部と後半部分の胴部筒壁部分とにより、 片手での把持がし易い把手部を形成するとかの手段が採られていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術の内、壜体胴部の後半部分に陥没部を設けて把手部を形成する手 段にあっては、成形が容易で、安価に製造することができると云う利点を有する ものの、把手部を形成する陥没部が、壜体の外観として強く視覚されるため、必 ずしも壜体の外観体裁が良いとは云い難いと云う問題があった。
【0006】 また、把手部が壜体胴部の後半部分に形成されることから、壜体に方向性が与 えられることになり、このため壜体胴部へのラベル装着とか、壜体持ち上げ時等 において、壜体胴部の周方向に沿った姿勢を設定もしくは確認する必要があり、 壜たいの取扱いが面倒となると云う問題があった。
【0007】 そこで、本考案は、上記した従来技術における問題点を解消すべく考案された もので、壜体胴部を軽く把持した片手の指先の壜体胴部表面に対する引っ掛かり を充分に強くすることを技術的課題とし、もって片手で把持しての取扱いが安定 した状態で容易であるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決する本考案の手段は、 有底筒形状をした胴部の略中央高さ位置の前後に対向した箇所に、それぞれ陥没 設された凹部を有すること、 両凹部は、胴部を把持した片手の指先が充分に余裕をもって侵入できる高さ幅と 横幅とを有し、かつこの侵入した指先が強く引っ掛かることのできる深さを有す ること、 にある。
【0009】 両凹部を、胴部の中心軸心を対称軸として配置するのが良く、また胴部を有底 長方形筒形状とし、この胴部の長手辺筒壁部に凹部を設けるのが効果的であり、 さらに胴部の略中央高さ位置に、補強用の中央周溝を周設し、この中央周溝の一 部を共有した構成で凹部を設けるのが有効である。
【0010】
【作用】
壜体の胴部中央部分を、前後方向から挟み付ける形態で、片手で把持する。こ の片手による胴部の把持の際に、この片手の指先、具体的には親指および人指し 指または中指の指先を、両凹部内に侵入させた形態で把持する。
【0011】 凹部は、指先が余裕をもって侵入することのできる、高さ幅と横幅とを持って 構成されているので、この指先の凹部内への侵入は、瞬間的な触感により簡単に かつ確実に達成できる。
【0012】 凹部に指先を侵入させた把持状態で壜体を持ち上げると、壜体の荷重により、 指先と壜体表面との間に滑りが発生しようとするが、凹部は、侵入した指先が強 く引っ掛かることのできる深さとなっているので、凹部内に侵入した指先は、壜 体の荷重に充分に打ち勝つ強さで凹部の周縁部に引っ掛かり、これにより壜体の 片手での持ち上げ動作を安定した状態で達成できる。
【0013】 両凹部は、指先が余裕をもって侵入できる程度の大きさで陥没設されたもので あるので、この凹部の、壜体の胴部外表面全体に占める大きさの割合は極めて小 さく、それゆえ凹部の陥没形態が、壜体の外観として目立つことはない。
【0014】 また、両凹部は、壜体の胴部表面に、単純で小さい陥没部を形成するだけであ るので、この凹部により壜体の方向性が特定されることが少ない。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、図面を参照しながら説明する。 図示実施例の壜体1は、ポリエチレンテレフタレート樹脂製の大型2軸延伸ブ ロー成形壜体で、有底長方形筒形状をした胴部2の上端に、角筒錐台形状をした 肩部5を介して、外周面に螺条を刻設した短円筒形状の口部6を一体に立設して 構成されている。
【0016】 胴部2の略中央高さ位置には、補強用の中央周溝4が、胴部2全周にわたって 陥没周設されており、前後に対向した胴部2の長手辺筒壁部分の中央には、上半 分を中央周溝4内に位置させた構成で凹部3が陥没設されている。
【0017】 この凹部3は、中央周溝4の溝幅よりも大きい高さ幅を有している(図1、図 2、図3そして図4参照)ので、この凹部3が位置している中央周溝4部分の溝 幅が、下方に膨らんで大きくなった外観となっている。
【0018】 また、凹部3は、比較的大きな横幅を有しており、両側方の何方から胴部2を 片手で把持しても、この片手の指先が凹部3内に侵入することのできる箇所(図 1および図5参照)に、その側端縁部を位置させている。
【0019】 さらに、凹部3は、中央周溝4よりも大きい深さ(図2参照)を有しており、 この凹部3内に侵入した指先の側方への引っ掛かりを確実なものとしている。
【0020】 図示実施例の場合、凹部3は補強用の中央周溝4と一体的に設けられているの で、凹部3の設けられた胴部2部分が、平坦壁構造となって押圧力に対して撓み 変形し易い長手辺筒壁部分であっても、片手での把持時に、中央周溝4の補強作 用により、凹部3が設けられた胴部2の筒壁部分が、片手での把持動作を劣化さ せる程、撓み変形することがなく、これにより凹部3に指先を侵入させての、片 手による壜体1の取扱いをより安定したものとすることができる。
【0021】 また、有底長方形筒形状の胴部2の長手片筒壁部分に凹部3を設けたので、片 手での胴部2の把持の際に、短手片筒壁部分を掴むことになり、これにより例え 壜体1が大型壜体であっても、片手での把持を安定して良好なものとすることが できる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。 凹部は、単純で比較的小さいものであるので、壜体の外観として目立つことが なく、もって凹部を付形することによる壜体の外観体裁の劣化を生じる恐れがな く、壜体の違和感のない外観体裁を得ることができる。
【0023】 凹部は、単純な陥没構造であり、胴部の把持方向を両側方の一方に特定するこ とがないので、壜体の取扱いに方向性の規制を生じることがなく、もって壜体の 取扱いに不便を生じることがない。
【0024】 凹部は、単純な陥没構造であり、かつ比較的小さいものであるので、既設、新 設を問わず、成形金型への凹部成形部分の付形が容易であり、もって容易にかつ 簡単に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、全体正面図。
【図2】図1に示した実施例の全体側面図。
【図3】図1に示した実施例における凹部を設けた部分
の部分拡大縦断面図。
【図4】図1に示した実施例における中央周溝部分の部
分拡大縦断面図。
【図5】図1中、A−A線に沿って切断矢視した平断面
図。
【符号の説明】
1 ; 壜体 2 ; 胴部 3 ; 凹部 4 ; 中央周溝 5 ; 肩部 6 ; 口部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒形状をした胴部(2) の略中央高さ
    位置の前後に対向した箇所に、指先が充分に余裕をもっ
    て侵入できる高さ幅と横幅とを有し、かつ該侵入した指
    先が強く引っ掛かることのできる深さを有する凹部(3)
    を、それぞれ陥没設して成る合成樹脂製壜体。
  2. 【請求項2】 前後に対向した両凹部(3) を、胴部(2)
    の中心軸心を対称軸として配置した請求項1に記載の合
    成樹脂製壜体。
  3. 【請求項3】 胴部(2) を有底長方形筒形状とし、該胴
    部(2) の長手辺筒壁部に凹部(3) を設けた請求項1また
    は2に記載の合成樹脂製壜体。
  4. 【請求項4】 胴部(2) の略中央高さ位置に、補強用の
    中央周溝(4) を周設し、該中央周溝(4) の一部を共有し
    た構成で凹部(3) を設けた請求項1または2または3に
    記載の合成樹脂製壜体。
JP2644892U 1992-03-30 1992-03-30 合成樹脂製壜体 Pending JPH0577014U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2644892U JPH0577014U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 合成樹脂製壜体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2644892U JPH0577014U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 合成樹脂製壜体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0577014U true JPH0577014U (ja) 1993-10-19

Family

ID=12193789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2644892U Pending JPH0577014U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 合成樹脂製壜体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0577014U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009046202A (ja) * 2002-12-27 2009-03-05 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器
JP2020183232A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 株式会社吉野工業所 角形ボトル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009046202A (ja) * 2002-12-27 2009-03-05 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器
JP2020183232A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 株式会社吉野工業所 角形ボトル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08230856A (ja) 合成樹脂製壜体
JPH0789523A (ja) 握持容易なボトル
US7080748B2 (en) Bottle-shaped container made of synthetic resin having grip portions
WO2013099573A1 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器及びそのブロー成形金型装置の可動入れ子
WO2008001643A1 (fr) Bouteille de résine synthétique
JP4702716B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JPH0423765Y2 (ja)
JP2005088973A (ja) 容器
JP4873222B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JP4692749B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JPH0577014U (ja) 合成樹脂製壜体
JP3138927U (ja) ペットボトル
JP2602240Y2 (ja) グリップ付きプラスチックびん
JP6020982B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器と、そのブロー成形金型装置の可動入れ子
JPH0239926Y2 (ja)
JP2527402Y2 (ja) プラスチックボトル
JP4786416B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JPH0333612Y2 (ja)
JP2000006938A (ja) プラスチックボトル
JPH0331691Y2 (ja)
JP2604807Y2 (ja) ボトル
JPH0245126Y2 (ja)
JP4025915B1 (ja) ペットボトル
JP5280037B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JP4697633B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器