JPH0576828U - 車両用開閉扉 - Google Patents

車両用開閉扉

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JPH0576828U
JPH0576828U JP2603292U JP2603292U JPH0576828U JP H0576828 U JPH0576828 U JP H0576828U JP 2603292 U JP2603292 U JP 2603292U JP 2603292 U JP2603292 U JP 2603292U JP H0576828 U JPH0576828 U JP H0576828U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
vehicle
conductive
conductive rubber
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP2603292U
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English (en)
Inventor
卓也 宮前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Publication date
Application filed by Iwasaki Denki KK filed Critical Iwasaki Denki KK
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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電気による衝撃を防止することができる車
両用開閉扉を提供する。 【構成】 本考案の自動車用ドアは、金属製のドア本体
1と、ドア本体の内側に張られた内張り2と、内張り2
のほぼ中央部に設けられた把手3と、把手3の内部に設
けられた導電性部材である板状の導電性ゴム4と、導電
性ゴム4とドア本体1とを電気的に接続する接続線10
により構成されている。導電性ゴム4を手で触りながら
降車することにより、降車の際に衣服と座席との摩擦に
よって発生した電荷は手を通して車体に発生した反対極
の電荷とすぐさま打ち消し合う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両、例えば普通乗用自動車の開閉扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在の自動車、特に箱型の軽、小型もしくは普通乗用自動車の人が乗り降りす るドアの内側に設けられている把手は、その装飾性が重視されいるため、樹脂製 、革製など主として絶縁物の部類に含まれる素材を以て構成されている。 図3は従来の自動車用開閉扉(以下単に、ドアとも称する。)の概略裏面図で ある。図4はその概略断面図である。図3及び図4に示す自動車用ドアは、金属 製のドア本体1と、ドア本体の内側に張られた樹脂製あるいは繊維等の内張り2 と、内張り2のほぼ中央部に設けられた樹脂製の把手53とにより構成されてい る。通常、自動車の運転者等は、自動車から下りる際、図5に示すようにドアの 把手の部分を片手で握り、その手でドアを開いて車外に降り立つ。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図6は、人が車の座席から立ち上がるときに擦れる方向を示す図である。図6 に示すように人6が座席5から立ち上がるときには、同図の矢印の方向に身体、 すなわ衣服を座席に擦るようにして移動し、車外へと降り立つ。このとき、人の 衣服と座席とが擦れ合うため、図7に示すように衣服と座席との間に摩擦により 静電気が発生する。図7では、衣服に正の電荷が、座席に負の電荷が発生した場 合を示しているが、この極性は摩擦する物の材質により、逆になる場合がある。
【0004】 このようにして発生した電荷のうち、衣服に発生したものは、やがてその一部 が人体へと移動し、人体全体が電荷を帯びることになる。また、座席5に発生し た電荷も同様な移動が起こり、車体全体が電荷を帯びることとなる。したがって 、車体と人体との間にはしばらくの間、高い電位差が発生している状態が続く。 このように両者が極性の異なる電荷を帯びた状態のまま、たとえば下車した人が ドアを開閉するなどの目的で車体に触れようとすると、両者に蓄えられた電荷は 最も接近した場所、たとえば指先などを通して瞬間的に放電し、電位差をお互い に打ち消そうとする。
【0005】 仮に、車体の電荷をアースへ放電するために、車体にワイヤ等が取り付けられ ていても、人体が帯びた電荷を取り除かない限り、図8に示すように、人が車体 の金属部分に触れる瞬間、放電による非常に大きな電気的衝撃が加えられること になる。この衝撃は、実害は殆どないものの、人に不快感を与え、またときには 人に大きな恐怖を与えることがある。このような静電気による衝撃は、自動車に 乗ったことのある者の殆どが体験しているが、従来の自動車には、抜本的な対策 が施されておらず、問題となっている。
【0006】 本考案は上記事情に基づいてなされたものであり、静電気による衝撃を防止す ることができる車両用開閉扉を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案は、金属製の車体枠と電気的に接続された 導電性部材を内側に設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
本考案は前記の構成によって、たとえば降車する人が導電性部材を手で触りな がら降車することにより、降車の際に衣服と座席との摩擦によって発生した電荷 は手を通して車体に発生した反対極の電荷とすぐさま打ち消し合い、人体が車体 に対して高い電圧の電荷を帯びることはない。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図1及び図2を参照して説明する。図1は本考案 の一実施例である自動車用ドアの概略断面図である。図1に示す本実施例の自動 車用ドアは、金属製のドア本体1と、ドア本体1の内側に張られた樹脂製の内張 り2と、内張り2のほぼ中央部に設けられた樹脂製の把手3と、把手3の内部に である握りの部分に設けられた導電性部材である板状の導電性ゴム4と、導電性 ゴム4とドア本体1とを電気的に接続する接続線10により構成されている。な お、本実施例において従来のものと同様な機能を有するものには同一の符号を付 することによりその詳細な説明を省略する。
【0010】 本実施例の自動車用ドアを備えた自動車では、把手3の握りの部分に車体枠と 同電位の部分を露出したことにより、人が降車する際に、衣服と座席との摩擦で 発生した電荷は、人の手から導電性ゴム4に移動し、接続線10を介して車体側 に発生した電荷と打ち消し合う。完全に衣服が座席から離れた後に、手を導電性 ゴム4から離せば、もはや人体と車体との間に衝撃を感じさせるような高い電位 差は生じない。また、本実施例によれば、導電性ゴムを使用したことにより、ド アの開閉の際の操作性を損なうことなく、静電気による衝撃を除去することがで きる。
【0011】 上記の実施例では、導電性ゴム4を把手3の握りの部分に設けたが、導電性ゴ ム4を設ける位置は人が降車する際に、触りやすい又は掴みやすい箇所であれば どこでもい。また、導電性ゴム4を、たとえば両面テープ等を用いてドアに着脱 自在に取り付けるようにしてもよい。これにより、ドア内の任意の部分にこの導 電性ゴム4を張りつけることができ、運転車等は、自分の好みの位置に、また自 身が降車する際に、習慣で触る部分に導電性ゴム4を張り付けておくことにより 、確実に静電気による衝撃を防止することができる。
【0012】 図2は本考案の変形例を示す図である。図2に示す本変形例では、把手13自 体が導電性部材、たとえば導電性プラスチックのように比較的電気抵抗の小さい 樹脂で形成されており、且つドア本体1に直接取着されている。本変形例によれ ば導電性樹脂を用いたことにより、外観を損なうことなく、上記と同様に静電気 による衝撃を防止することができる。
【0013】 本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の 変形が可能である。たとえば上記の実施例では導電性部材として導電性ゴムや導 電性樹脂を用いた場合について説明したが、導電性部材は金属等であってもよい 。また、上記の実施例では、ドアの一部に導電性部材を設けた場合について説明 したが、ドアの内面全体に導電性部材を設けてもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、金属製の車体枠と電気的に接続された導 電性部材を内側に設けたことにより、車両内で摩擦によって衣服等に発生した静 電気を導電性部材を介して車体側に戻すことができるので、静電気による衝撃を 防止することができる車両用開閉扉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である自動車用ドアの概略断
面図である。
【図2】本考案の変形例を示す図である。
【図3】従来の自動車用ドアの概略裏面図である。
【図4】従来の自動車用ドアの概略断面図である。
【図5】降車するときの状態を説明するための図であ
る。
【図6】降車するときの状態を説明するための図であ
る。
【図7】静電気の発生原因を説明するための図である。
【図8】静電気による衝撃を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ドア本体 2 内張り 3,13 把手 4 導電性ゴム 10 接続線

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の車体枠と電気的に接続された導
    電性部材を内側に設けたことを特徴とする車両用開閉
    扉。
  2. 【請求項2】 前記導電性部材は、着脱自在に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両用開閉扉。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材を内側の把手部に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用開閉扉。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材は、導電性樹脂、導電性
    ゴム又は金属であることを特徴とする請求項1,2又は
    3記載の車両用開閉扉。
JP2603292U 1992-03-27 1992-03-27 車両用開閉扉 Pending JPH0576828U (ja)

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JP2603292U JPH0576828U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 車両用開閉扉

Applications Claiming Priority (1)

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JP2603292U JPH0576828U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 車両用開閉扉

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JPH0576828U true JPH0576828U (ja) 1993-10-19

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JP2603292U Pending JPH0576828U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 車両用開閉扉

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